札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『試写会』タグの付いた投稿

映画 『必死剣 鳥刺し』



藤沢周平の短編小説 「隠し剣」 シリーズの一編を
豊川悦司さんの主演で映画化した 『必死剣鳥刺し』。

原作は未読。 予備知識なしで観賞。

まず、「鳥刺し」って美味しそうなタイトルだなぁと
考えてしまった根っからの食いしん坊です(笑)

今年は 「まげメン(まげをつけたイケメン)」ブーム
らしいので、トヨエツ様の大人まげメンぶりを拝見と
ばかりに試写会へ。 (年齢層&オジサン率、高っ。)

スクリーンでトヨエツ様のまげ姿を見るのは、
『椿三十郎』 以来かなぁ?(痛い作品だったっけ )

物語は、いきなり トヨエツ扮する兼見が、藩主の
側室・連子(関めぐみちゃん)を刺し殺す、シリアスな
場面からスタート。 そこからクライマックスまでの
淡々とした流れが正直タルい。

クライマックスの殺陣シーンが最大の見せ場ですが、
そこに至るまでの主人公の心情や背景が見えて
こないため感情移入できず...。

今ひとつ物足りなさが残りました。

必死剣 鳥刺し   「公式サイト」
江戸時代、海坂藩の近習頭取・兼見三左ェ門(豊川悦司)は、藩主・右京太夫(村上淳)の
失政の元凶である愛妾(あいしょう)・連子(関めぐみ)を3年前に城中で刺し殺すものの、
寛大な処分によって再び藩主に仕えることに。亡妻・睦江(戸田菜穂)のめいであり、
身の周りの世話をしてくれる里尾(池脇千鶴)との日々の中で生きる力を取り戻が...。


監督:平山秀幸
原作:藤沢周平
出演:豊川悦司/池脇千鶴/戸田菜穂/吉川晃司/小日向文世
    村上淳/関めぐみ/岸部一徳 ほか
上映時間:1時間54分

■7月10日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 


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映画 『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』



松田翔太くん×高良健吾くん×安藤サクラちゃん
勢いのある若手3人の共演に惹かれ、100マイル枠で観賞。

物語は、施設で兄弟同然に育ったケンタ(松田)と
ジュン(高良)が絶望的な日常から脱出しようと、
かすかな希望を求め、北へと向うロードムービー。

ハッキリ言ってワタシのように軽い気持ちで観ると
痛い目に合います。

現代の日本社会を生きる若者たちをリアルに描いて
いると思いますが、ケンタやジュンよりは恵まれた
ぬるま湯人生を送ってきた人間には、共感できず。
考えさせられる作品ですが、重すぎました...。

エンドロールで流れる阿部芙蓉美さんが歌う
岡林信康氏のカバー曲 「私たちの望むものは」は必聴。
深い歌詞がこの作品にピッタリで、映画の余韻に
どっぷり浸ってしまいました。

映画は骨太ですが、キャストの芸能一家のサラブレット
共演は華やかで見応えがありました。
ケンタ役の松田翔太くんは言わずと知れた松田優作氏の次男。
愛のむきだし』など圧倒的な存在感で、イタいけど愛しいカヨちゃんを
見事に演じる安藤サクラちゃんは奥田瑛二氏&安藤和津さん
の次女。 さらに、柄本明氏&くん 父子が出演し、ケンタの兄
カズ役で迫力の演技を魅せる宮崎将くんが宮崎あおいちゃんの
お兄ちゃんだというからこれまたビックリ。
メガホンをとった大森立嗣監督の父親は麿赤兒氏。
そして弟は大森南朋氏なんですねぇ。華麗だ。

そんなメンバーの中で、ここ数年何本の映画に出演しているんだろう?
と思うくらい出まくっている高良健吾くんは、毎回違ったキャラを
演じる、まさにカメレオン俳優。 今後の活躍が益々楽しみですが、 
先月まで「高良=こうら」を「たから」 と思い込んでいました...(汗)


ケンタとジュンとカヨちゃんの国  
施設で育ち、工事現場で働くケンタとジュン。先輩にイジメられながらも現状を抜け出すことが
できずにいるケンタ。ケンタを兄のように慕いながらも、いつも自分の欲求のままに動い
てしまうジュン。ある日、2人がナンパしたブスな女の子カヨ。カヨは、ただ愛されたく
て誰とでもベッドをともにしていた。そんな3人が、すべてを放り投げて北へ向かう。


監督・脚本:大森立嗣
出演:松田翔太/高良健吾/安藤サクラ/宮崎将/柄本佑
    河口依子/多部未華子/新井浩文/小林薫/柄本明 ほか
上映時間:2時間11分
公式サイト
■6月12日(土)より 札幌シネマフロンティア 他でロードショー


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映画 『告白』



湊かなえさんの原作を読み、衝撃を受けた一人です。

その作品を アノ 中島哲也監督が映画化する
ということで、期待と不安を抱え試写会へ。

スゴイ、スゴイ!
原作をほぼ忠実に描いていて、期待以上に
クオリティの高い仕上がり。 
原作もスゴイけど、映画は原作を越えてます!

ストーリーを知っているにもかかわらず、最後まで
緊張感が途切れることなく、グイグイ惹き込まれた。

正直、物語がショッキングな内容なだけに、ダークで
生々しく救いようがないし後味も悪い...。
『下妻物語』 『嫌われ松子の一生』 『パコと魔法の絵本
のようなカラフルな中島哲哉監督作品を想像すると
痛い目にあうかもしれないけれど、是非観てもらいたいっ。 
本当に中島監督&役者の皆さんがスゴイです!

告白   「公式サイト」
ある中学校の1年B組の担任を務める女性教師の森口は、愛娘を学校のプールで
殺害される。警察は事故死と判断するが、森口悠子は学年末の終業式の日に、
犯人はクラスの中にいると生徒たちに告げる。


監督・脚本:中島哲也
原作:湊かなえ (「告白」 双葉社刊)
出演:松たか子/岡田将生/木村佳乃 ほか
上映時間:1時間46分   <R-15

■6月5日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 


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映画 『孤高のメス』



実は、4月末に試写会で観ました。
なんと、カッコイイ堤真一さん、美しい夏川結衣さん、
成島出監督の舞台挨拶付! キャー、感激っ。

舞台挨拶で 「クチコミで宣伝して下さい!」 と言われ
作品自体も大満足の試写会だったにもかかわらず、
UPが遅れてしまいました...ゴメンナサイ。

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現職医師・大鐘稔彦氏によるベストセラー小説を
映像化。 原作未読のため、医療サスペンス系を
想像していたのですが、医療問題と真摯に向き合う
一人の医師の姿を描いた素晴らしい作品でした。

医療ドラマにありがちの派手な演出はないものの
命の重さや、人と人とのつながりを丁寧に描いて
おり、役者さんの演技も見応えがありました。

なんといっても信念の医師・当麻先生を演じた
堤真一さんの好演に尽きます。 
「こんな先生がいたらイイのに」と思ってしまうくらい
魅力的でカッコイイ! メスさばきも素晴らしく、
リアルな手術シーンには息を呑みます。

夏川結衣さんや余貴美子さんの演技に泣かされも
しましたが、やさしく温かな気持ちになれる素敵な作品です。

このところ、『パーマネント野ばら』 『春との旅』 と邦画の
秀作続きでうれしいです。 ぜひスクリーンでご堪能下さい。

孤高のメス   「公式サイト」
1989年、ある地方の市民病院に外科医・当麻鉄彦が赴任する。そこは、大学病院に
依存しなくては運営できない悪しき体制の病院だった。そんな状況の中でも、当麻は
自分の信念を曲げずに目の前にいる患者を救うことに全身全霊を傾ける。ある日、
市長が病に倒れてしまう。彼を救う手立てはただひとつ。法律ではまだ認められて
いない脳死肝移植手術しかない。当麻はどう決断するのか... 。


監督:成島出
原作:大鐘稔彦 (「孤高のメス」) 
出演:堤真一/夏川結衣/吉沢悠/中越典子/松重豊/成宮寛貴
    矢島健一/平田満/余貴美子/生瀬勝久/柄本明 ほか
上映時間:2時間6分

■6月5日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 


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映画 『ボックス!』



高校のアマチュアボクシング部を舞台にした
青春映画 『ボックス!』 を試写会で観てきました。

いや~面白かった!
大阪が舞台なので、笑いあり、涙あり、人情あり。
李闘士男監督のデビュー作 『お父さんのバックドロップ』 を
思い出しちゃった。

根が体育会系なので、スカッと爽やかな青春映画は大好きっ。
2008年 『ガチ☆ボーイ
2009年 『風が強く吹いている
そして2010年は 『ボックス!』 で決まり。
これでお気に入りスポーツ青春映画三部作の誕生かも!

市原隼人くん&高良健吾くん演じる正反対キャラの
友情に胸が熱くなったし、ボクシングシーンがリアルっ。

谷村美月ちゃんはカワイイし、一見本人とは分からない
筧利夫さんのセリフはグッとくるし、宝生舞ちゃんは
役柄からツッコミどころ満載(笑) いちいちツボだから。

ちなみに、タイトルの 「ボックス!」 って、試合開始の
レフェリーのかけ声なんですねぇ。 
ずっと 「ファイト!」 だと思っていました...。

ボックス!   「公式サイト」
幼馴染みのやんちゃな天才ボクサー鏑矢義平の強さに憧れて、 成績優秀だが
気弱な高校生の木樽優紀はボクシング部に入部する。


監督:李闘士男
原作:百田尚樹(『ボックス!』太田出版刊)
出演:市原隼人/高良健吾/谷村美月/香椎由宇/筧利夫
    清水美沙/宝生 舞 ほか
上映時間:2時間6分

■5月22日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 


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