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映画 『シーサイドモーテル』
Posted by bluestar on 2010年6月16日(水) 12:56
海もないのに「シーサイド」と名付けられた山奥の
さびれたモーテルに集まったワケあり男女11人が
4つの部屋で騙し合いを繰り広げられる群像コメディー。
豪華キャストに惹かれて観たのですが、
いまひとつパンチに欠ける作品でした。
一癖も二癖もあるキャラクターを楽しそうに演じる
俳優さんたちは見応えがあり、笑えるけど切ない
エピソードも悪くないのですが、群像劇らしい繋がり
の面白さや爽快感を味わえないのは非常に残念っ。
豪華キャストなのに、もったいなさすぎっ。
麻生久美子ちゃんのキャンディ可愛かったなぁ。
おまわりさんもツボですが、温水洋一さんと
古田新太さんはおいしいトコ持って行くねぇ。
そうそう、エンドクレジット後もお見逃しなく。
ちなみに主題歌はシャネルズの「ランナウェイ」。
懐かし~ってことで思い出したのが、小学生の頃に
なにかの余興で墨汁を顔に塗って歌って踊ったら
次の日かぶれました...。
【シーサイドモーテル】
午後6時。103号室のベッドでうたた寝していた亀田が目を覚ます。インチキ
美容クリームのセールスマン亀田はドサ回り営業の途中。そこへコールガールの
キャンディが部屋を間違えて亀田の部屋を訪ねてきた。「4万円で遊ばない?」と
言うキャンディに亀田は・・・。その5分前の5時55分。202号室のベッドの上では
ギャンブラーの朝倉が目を覚ました。
監督・脚本:守屋健太郎
原作:岡田ユキオ「MOTEL」(日本文芸社刊)
出演:生田斗真/麻生久美子/山田孝之/玉山鉄二/成海璃子
古田新太/温水洋一/小島聖/池太鉄洋/柄本時生
山崎真実 ほか
上映時間:1時間42分
「公式サイト」
■ユナイテッド・シネマ札幌 にて上映中
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映画 『マイ・ブラザー』
Posted by bluestar on 2010年6月13日(日) 21:26
デンマーク映画 『ある愛の風景』 のリメイク。
オリジナルは未見で観賞。
戦場で心に深い傷を負った兵士とその家族の
再生を描いた物語。
『マイ・レフト・フッド』 等のジム・シェリダン監督
だけに人間描写が秀逸。
兄弟とその兄嫁、家族を愛するが故の
心の葛藤を繊細に描いています。
優秀な兄・サム(トビー・マグワイヤ)
厄介者の弟・トミー(ジェイク・ギレンホール)
サムの美しい妻・グレース(ナタリー・ポートマン)
この3人の共演は見逃せません。
一番お驚いたのが、トビーの激ヤセぶり。
戦場から別人になって帰ってくる役柄通りに
『スパイダーマン』 シリーズとはまるで別人。
鬼気迫る演技に圧倒されました。
ナタリーの強さと美しさも良かったですが
自然な演技のジェイクと子役が素晴らしい。
長女・イザベル役のベイリーちゃんは本当にスゴイ。
出番は少ないですが、『17歳の肖像』 の
キャリー・マリガンもお見逃しなく。
※できれば 『ハート・ロッカー』 より先に観たかった...。
良作ですが、映画予告で良いシーンを見せすぎっ。
【マイ・ブラザー】
海兵隊員のサムは、よき夫でよき父。厄介者の弟トミーが出所するのと入れ替わりに、
妻のグレースと二人の娘を残し、アフガニスタンに出征する。しばらくしてグレースの
もとにサムの訃報が届く。悲しみに沈むグレースたちを慰めたのはトミーだった。
彼は兄嫁や姪たちを支える中で次第に更生していくが、ある日、死んだはずのサム
が別人のようになって生還する。
原題:Brothers
監督:ジム・シェリダン
出演:トビー・マグワイヤ/ジェイク・ギレンホール/ナタリー・ポートマン
サム・シェパード/キャリー・マリガン ほか
上映時間:1時間45分
「公式サイト」
■ディノスシネマズ札幌劇場 にて上映中
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カテゴリー: 映画 '10|タグ: ジェイク・ギレンホール, ジム・シェリダン, ディノスシネマズ札幌劇場, トビー・マグワイヤ, ナタリー・ポートマン, マイ・ブラザー, 中央区, 映画, 札幌, 邦画
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『カケラ』 安藤モモ子監督 トーク&ティーチイン!
Posted by bluestar on 2010年6月12日(土) 23:25
本日からシアターキノさんで公開の映画 『カケラ』 を観てきました。
初日から張り切って観に行った訳は、本作でデビューを飾った
安藤モモ子監督のトーク&ティーチインがあるから!
映画レビューは後日UPしますが、女子の赤裸々な日常を
繊細に描いた作品。 「カケラ」というタイトルが絶妙ですっ。
ジャーン、安藤モモ子監督です!
※写真OK、ブログOKといことで、UPさせていただきました。
安藤監督の妹は、『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』の安藤サクラちゃん。
そう、奥田瑛二さん・安藤和津さん夫妻の長女なんですねぇ。
サバサバとした気持ちの良いトークから、男前でパワフルな
印象を受けました。
イメージカラーでいうと 「赤」や「オレンジ」の情熱的で元気な
印象を受けたのですが、この日の服装が全身「黒」だったので
何色にも染まらない強さも感じる 魅力的な方でしたよぉ。
トーク時間が短かったのが本当に残念っ。
もっともっとお話を聞きたかったです。
今回の全国行脚?は自費とのこと!
北海道に長期滞在したこともあり、北海道が大好きなんですって。
ポストカードにも素敵なメッセージが書かれていて、道産子の
ハートをわしづかみです。 コレは応援しなくちゃでしょっ!
先週から映画はいろいろ観ているのですが、レビューが
追いつきません...。マイペースで頑張ります。
映画 『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』
Posted by bluestar on 2010年6月10日(木) 12:48
松田翔太くん×高良健吾くん×安藤サクラちゃん
勢いのある若手3人の共演に惹かれ、100マイル枠で観賞。
物語は、施設で兄弟同然に育ったケンタ(松田)と
ジュン(高良)が絶望的な日常から脱出しようと、
かすかな希望を求め、北へと向うロードムービー。
ハッキリ言ってワタシのように軽い気持ちで観ると
痛い目に合います。
現代の日本社会を生きる若者たちをリアルに描いて
いると思いますが、ケンタやジュンよりは恵まれた
ぬるま湯人生を送ってきた人間には、共感できず。
考えさせられる作品ですが、重すぎました...。
エンドロールで流れる阿部芙蓉美さんが歌う
岡林信康氏のカバー曲 「私たちの望むものは」は必聴。
深い歌詞がこの作品にピッタリで、映画の余韻に
どっぷり浸ってしまいました。
映画は骨太ですが、キャストの芸能一家のサラブレット
共演は華やかで見応えがありました。
ケンタ役の松田翔太くんは言わずと知れた松田優作氏の次男。
『愛のむきだし』など圧倒的な存在感で、イタいけど愛しいカヨちゃんを
見事に演じる安藤サクラちゃんは奥田瑛二氏&安藤和津さん
の次女。 さらに、柄本明氏&佑くん 父子が出演し、ケンタの兄
カズ役で迫力の演技を魅せる宮崎将くんが宮崎あおいちゃんの
お兄ちゃんだというからこれまたビックリ。
メガホンをとった大森立嗣監督の父親は麿赤兒氏。
そして弟は大森南朋氏なんですねぇ。華麗だ。
そんなメンバーの中で、ここ数年何本の映画に出演しているんだろう?
と思うくらい出まくっている高良健吾くんは、毎回違ったキャラを
演じる、まさにカメレオン俳優。 今後の活躍が益々楽しみですが、
先月まで「高良=こうら」を「たから」 と思い込んでいました...(汗)
【ケンタとジュンとカヨちゃんの国】
施設で育ち、工事現場で働くケンタとジュン。先輩にイジメられながらも現状を抜け出すことが
できずにいるケンタ。ケンタを兄のように慕いながらも、いつも自分の欲求のままに動い
てしまうジュン。ある日、2人がナンパしたブスな女の子カヨ。カヨは、ただ愛されたく
て誰とでもベッドをともにしていた。そんな3人が、すべてを放り投げて北へ向かう。
監督・脚本:大森立嗣
出演:松田翔太/高良健吾/安藤サクラ/宮崎将/柄本佑
河口依子/多部未華子/新井浩文/小林薫/柄本明 ほか
上映時間:2時間11分
「公式サイト」
■6月12日(土)より 札幌シネマフロンティア 他でロードショー
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映画 『告白』
Posted by bluestar on 2010年6月3日(木) 06:35
湊かなえさんの原作を読み、衝撃を受けた一人です。
その作品を アノ 中島哲也監督が映画化する
ということで、期待と不安を抱え試写会へ。
スゴイ、スゴイ!
原作をほぼ忠実に描いていて、期待以上に
クオリティの高い仕上がり。
原作もスゴイけど、映画は原作を越えてます!
ストーリーを知っているにもかかわらず、最後まで
緊張感が途切れることなく、グイグイ惹き込まれた。
正直、物語がショッキングな内容なだけに、ダークで
生々しく救いようがないし後味も悪い...。
『下妻物語』 『嫌われ松子の一生』 『パコと魔法の絵本』
のようなカラフルな中島哲哉監督作品を想像すると
痛い目にあうかもしれないけれど、是非観てもらいたいっ。
本当に中島監督&役者の皆さんがスゴイです!
【告白】 「公式サイト」
ある中学校の1年B組の担任を務める女性教師の森口は、愛娘を学校のプールで
殺害される。警察は事故死と判断するが、森口悠子は学年末の終業式の日に、
犯人はクラスの中にいると生徒たちに告げる。
監督・脚本:中島哲也
原作:湊かなえ (「告白」 双葉社刊)
出演:松たか子/岡田将生/木村佳乃 ほか
上映時間:1時間46分 <R-15>
■6月5日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー
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カテゴリー: 映画 '10|タグ: ユナイテッド・シネマ札幌, 中央区, 中島哲也, 告白, 岡田将生, 映画, 木村佳乃, 札幌, 札幌シネマフロンティア, 松たか子, 湊かなえ, 試写会, 邦画
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