札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『シルヴィー・テステュー』タグの付いた投稿

映画 『冷たい雨を撃て、約束の銃弾を』



前作 『エグザイル/絆』 がとっても面白かった
ジョニー・トー監督の最新作は、フランス・香港合作の
ノワール・アクション。

異国の地で暮らす最愛の娘が襲われ、その家族を
何者かに殺された男が3人の殺し屋とともに復讐に
挑む物語。

主演は 『列車に乗った男』 のジョニー・アリディ
渋いっ、渋すぎる!
彼の娘役は 『サガン』 のシルヴィー・テステューじゃないの。
出番は少ないけれど存在感大。
殺し屋3人はジョニー・トー監督作品おなじみの常連、
アンソニー・ウォンラム・カートンラム・シュー

相変わらず、男たちがカッコ良すぎっ!

スタイリッシュで計算されつくした立ち位置やカメラアングル...
ジョニー・トー監督に「男」を撮らせたら天下一品ですね。

ストーリー的には、テンポの良い前半に比べ、中盤に
失速したのは残念ですが、いちいち渋カッコイイ男たちを
愛でるだけで大満足っ。 ジョニー・トー監督、ごちそうさまっ(笑)

冷たい雨に撃て、約束の銃弾を   
表向きはフランス料理店のオーナーだが、腕利きの殺し屋だった過去をもつ男、
コステロ。 彼は香港で暮らす最愛の娘と、その家族が何者かに惨殺されたことを
知らされ、総てを投げ打って単身香港へ乗りこむ。 異質な存在でしかない彼に
娘家族の襲撃者の正体を掴む術もなく、運命が巡り合わせた3人のマカオの
殺し屋達と手を組み、復讐劇が始まる。


原題:Vengeance 復仇
監督:ジョニー・トー
出演:ジョニー・アリディ/アンソニー・ウォン/ラム・カートン
    サイモン・ヤム/ラム・シュ/シルヴィー・テステュー ほか
上映時間:1時間48分   <R-15>
「公式サイト」

■シアターキノ にて上映中

過去の映画レポはこちら★

映画 『サガン-悲しみよ こんにちは-』



サガン-悲しみよ こんにちは-
わずか18歳で、処女作 『悲しみよ こんにちは』 がベストセラーとなり、ありあまる
富と名声を手にしたフランソワーズ・サガン。 アンドレ・マルローの娘フロランス、
作家ベルナール・フランク、ダンサー兼脚本家のジャック・シャゾらを親友とし、
自由奔放な社交生活を楽しむようになるが...


サガンの「悲しみよ こんにちは」といえば、タイトルに
惹かれて高校時代に読み、自分と同世代でこんな
大人っぽい小説を書いたサガンに驚いたことと、
文庫本がやけに薄かったことを覚えている。
本作は、その小説を読んだ時よりも衝撃的で波乱に満ちた
フランソワーズ・サガンの人生を描いた伝記映画。

大胆で繊細、才能と強運も持ち合わせたサガン。 
自分らしさを貫き通した生き方は、マネできないだけに魅力的。
そんな彼女の寂しさや孤独に満ちた晩年の姿が切ない。

サガンの18歳から69歳までを1人で演じるのは、
映画『エディット・ピアフ 愛の讃歌』でピアフに
成りきっていたシルヴィ・テステュー。
本作の熱演もさることながら、写真などで見るサガン本人に
とてもよく似ていて、これまたビックリ。

シンプルな黒ワンピースにパールや豹柄のコートなど
フランスをイメージさせるサガンのファッションにも注目。

改めて、ジーン・セバーグの 『悲しみよ こんにちは』 や
小説を読み返してみたい。

英題: SAGAN
監督・脚本:ディアーヌ・キュリス
出演:シルヴィー・テステュー/ピエール・パルマード/ジャンヌ・バリバール ほか
上映時間:1時間55分  PG-12
「公式サイト」

シアターキノにて上映中


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