札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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映画 『ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~』 100マイル試写会

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ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ←本名は長いのねっ。
ドイツの文豪、また詩人・劇作家・哲学者・政治家・法律家と、
いくつもの顔を持ち 「天才」と呼ばれたゲーテ。

そんな偉人が恋に全てを捧げたドラマチックな青春。

出版から200年以上たった現在も読み継がれている
恋愛小説の名作「若きウェルテルの悩み」の誕生に
秘められた、ドイツの文豪ゲーテの熱く切ない恋の物語。

シャルロットの「時が来たわ...」など、ロマンティックな
台詞にうっとり。 秋にピッタリの珠玉のラブ・ストーリー。
人間くさいゲーテの魅力にハマること間違いなし。

監督は『アイガー北壁』のフィリップ・シュテルツェル

ゲーテを演じるのはドイツの若手俳優、アレクサンダー・フェーリング
カレがスクリーンに登場するなり、目がハート(笑)
衣装もお似合いで素敵すぎ...もうメロメロ!
大好きな 『イングロリアス・バスターズ』 に出演していたと
いうので、DVDで再チェック。
酒場のシーンで子供が生まれたドイツ兵士を演じているのが
彼だったのね。 あ~、スッキリした。

2011年10月29日(土)より、札幌シネマフロンティアにてロードショー 
ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~
自由奔放な若者ゲーテはある日、美しい少女シャルロッテと出会い恋に落ちる。
しかし、シャルロッテは父親の命令でゲーテの上司ケストナーと結婚することに
なり、失望したゲーテは自分の気持ちを伝えるため、ある物語をつづりはじめる。


原題:Goethe!
監督・脚本:フィリップ・シュテルツェル
出演:アレクサンダー・フェーリング/ミリアム・シュタイン
    モーリッツ・ブライブトロイ/フォルカー・ブルッフ
    ブルクハルト・クラウスナー/ヘンリー・ヒュプヒェン  ほか
上映時間:1時間45分
「公式サイト」 http://goethe.gaga.ne.jp/


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映画 『ソウル・キッチン』

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『愛より強く』 『そして、私たちは愛に帰る』 などの
ファティ・アキン監督による、ハンブルクの大衆
レストランを経営する弟と服役中の兄を中心に友情や
恋愛を描いた人生賛歌。

なんといっても音楽センスが抜群。
ノリとテンポが良く、ドイツ映画とは思えないファンキーな面白さ。

本作の共同脚本も手掛けた主演のアダム・ボウスドウコスは、
俳優の傍らレストランを経営するオーナーだとか。
さらに、兄のイリアスを 『ラン・ローラ・ラン』 『es(エス)』 の
モーリッツ・ブライブトロイが演じ、このダメダメ兄弟の
おバカなドタバタぶりが憎めなくて、ついつい応援したくなる(笑)

天才シェフを演じる 『愛より強く』 のビロル・ユーネル
イイ味を出していますが、出番が少なすぎだし、もっと
いろいろな料理を観たかったなぁ。

キャストが魅力的で、愛と笑いに溢れるハッピーな作品。
エンドロールもカッコイイし、サントラは買いでしょっ。

ソウル・キッチン
レストラン「ソウル・キッチン」を経営するジノスは、恋人とは遠距離恋愛になり
腰を痛め、仮出所してきた兄のイリアスに頼られるなど、うまくいかない日々を
過ごしていた。そんなある日、新しく雇ったシェフの料理が評判を呼び、店は
大繁盛となる。そこでジノは、店を兄に任せて上海へ向かおうとするが...


原題:Soul Kitchen
監督・脚本・プロデューサー:ファティ・アキン
出演:アダム・ボウスドウコス/モーリッツ・ブライブトロイ
    ビロル・ユーネル/アンナ・ベデルケ/フェリーネ・ロッガン
    ルーカス・グレゴロビッチ/ドルカ・グリルシュ
    ボータン・ビルケ・メーリング/デミール・ゲクゲル  ほか
上映時間:1時間39分
「公式サイト」 http://www.bitters.co.jp/soulkitchen/

■シアターキノ にて上映中

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映画 『アイガー北壁』



前人未踏のアルプス連峰の難所・アイガー北壁に
挑んだ、実在の若きドイツ・オーストリア人登山家達
4人の軌跡を描いたドイツ映画 『アイガー北壁』 を
オジサン達に混ざって観てきました。

正直なところ本格的な登山経験はないし、興味も
ないのですが、山岳映画はキライじゃありません。

映画は、アイガー北壁のリアルな映像に、
ただただ圧倒されました。 
自分も登攀しているような臨場感。
過酷な状況と緊張感に思わず力が入り、
観賞後は少々ぐったり。
寒くて痛々しくて観ているのが苦しかった。

なんで山に登るんだろう? 
「そこに山があるから」と言われても、
その心境は理解できないなぁ...。

見応えのある作品ですが、ヒロインの存在は余計だったかも。

アイガー北壁   「公式サイト」
1936年のナチス政権下、政府は国家の優越性を世界に示すため、ドイツ人が
アルプスの名峰・アイガーの北壁を初登頂することを熱望していた。そんな国家の
期待を背負い、4人のドイツ人青年とオーストリア人青年が北壁登頂に挑むが、
彼らを過酷な運命が待ち受けていた。


原題:Nordwand
監督:フィリップ・シュテルツェル
出演:ベンノ・フュルマン/フロリアン・ルーカス/ヨハンナ・ヴォカレク ほか
上映時間:2時間7分

■シアターキノ にて上映中


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映画 『縞模様のパジャマの少年』



縞模様のパジャマの少年
第2次大戦下のドイツ。ナチス将校を父に持つ、8歳の少年ブルーノ。
ブルーノはある日、行くことを禁じられた林を抜けて有刺鉄線のフェンスに囲まれた
「農場」を発見。そこで縞模様のパジャマを着た同い年の少年シュムエルと出会う。


ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を題材に少年の視点から描いた人間ドラマ。
セントアンナの奇跡』 に引き続き、少年が出てくる戦争ものですが...。

観賞後、ただただ絶句...放心状態。
予想もしなかった衝撃的な結末に言葉もでない。

主人公は、強制収容所指揮官を父に持ち、純粋無垢な
8歳の少年ブルーノ。(物語は彼の視点で描かれている)
幼い少年は、父の仕事も収容所の目的も知らぬまま、
偶然出会った同い年のユダヤ人少年シュムエルと
禁じられたフェンス越しの友情を築いていく。
ただ純粋に友達を求めるブルーノ。
その無垢ゆえの無知が、思いもよらぬことに...。

ホロコーストが題材ですが、これまでのホロコース関連の
映画とは違い、残虐なシーンはでてきません。
それだけに想像力が働いてしまうのですが...。

辛く悲しく衝撃的なラストですが、とても美しく素晴らしい映画です。
登場人物の心理描写やドイツ人の描き方にも注目。
ドイツなのに英語を話しているのは気にしない気にしない。

原題:The Boy in the Stripped Pyjamas
監督:マーク・ハーマン (『ブラス!』 『リトル・ヴォイス』)
原作:ジョン・ボイン
出演:エイサ・バターフィールド/ジャック・スキャンロン/デビッド・シューリス
    ベラ・ファーミガ/ルパート・フレンド  ほか
上映時間:1時間35分   <PG-12>
「公式サイト」

スガイシネプレックス札幌劇場 にて上映中


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映画 『ワルキューレ』



ワルキューレ
国家に忠誠を誓うもヒトラー政権に絶望していたシュタウフェンベルク大佐は
連合軍の爆撃で左眼を失うが一命をとりとめる。彼はその後、ヒトラー暗殺を
企てるレジスタンスに参加するが上層部と意見が食い違う。


40回以上あったアドルフ・ヒトラー暗殺計画の中でも最も大掛かりだった
「ワルキューレ作戦」をトム・クルーズ主演で、『ユージュアル・サスペクツ』
『スーパーマン リターンズ』などのブライアン・シンガー監督が映画化。

ヒトラーの結末を知っているし、ドイツが舞台の映画なのにセリフは英語で
英米俳優が多数出演していることに違和感を感じながらも、ドキドキハラハラ
楽しめた。良くも悪くもサスペンスやアクションを織り交ぜたハリウッド・エンタメ作品。

トム・クルーズがシュタウンフェンベルグを熱演。アイパッチを付け軍服に身を
包んだ姿はカッコイイが、『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』で演じた
ハゲデブのプロデューサーの方が好みかも(笑)
トムの脇を固めるケナス・ブラナー、ビル・ナイ、テレンス・スタンプ、
トム・ウイルキンソンといったイギリス人俳優の渋い演技も見所。

ヒトラー側はほとんど描かれていないが、祖国のために正義感を持って
行動した人々の勇気に心打たれた。

原題:Walküre/VALKYRIE
監督:ブライアン・シンガー
脚本:クリストファー・マッカリー/ネイサン・アレクサンダー
出演:トム・クルーズ/ケネス・ブラナー/ビル・ナイ/トム・ウィルキンソン
カリス・ファン・ハウテン
<公式サイト>   上映時間:2時間

スガイシネプレックス札幌劇場,ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア
ほか全道で公開中 


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