札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

『韓国』タグの付いた投稿

映画 『牛の鈴音』

ushisuzu

韓国で大ヒットしたという、老牛と老夫婦の日常を
描いたドキュメンタリーをやっと観賞。

静かで地味ですが、じんわりと味わい深い作品。
老牛とお爺さんの絆に悲しくも温かい気持ちになりました。

毒舌で愚痴りまくるお婆さんがイイ味を出していて、
牛とお爺さんの関係に嫉妬する姿が微笑ましい(笑)

ボロボロの体でひたむきに働き続けるお爺さんの
「生きているうちは働く (中略)、死んでからゆっくり
休めば良い」というセリフが胸を打つ。

なんだか、生きることの意味を問いかけられている
ような作品でした。

牛の鈴音
79歳の農夫・チェ爺さんは、通常15年ほどの寿命しかない牛と30年もともに仕事を
している。周りの農家が耕作機械を使うなかで、チェ爺さんは頑固に牛と畑を耕し
続ける。ある日、獣医から牛の寿命が迫っていることを告げられたチェ爺さんは、
献身的に牛の面倒を見続け、遂には自分の体調まで崩してしまう。


監督・脚本・編集:イ・チュンニョル
出演:チェ・ウォンギュン/イ・サムスン
上映時間:1時間18分
「公式サイト」

■シアターキノ にて上映中

過去の映画レポはこちら★

映画 『渇き』



先月の 『霜花店(サンファジョム)』 に続き、またまた衝撃の
韓国映画を観てきました。

ストーリーはソン・ガンホ演じる信仰心あつい神父が
ワクチン開発の実験によってバンパイアになり、人妻との
愛に墜ちていくというもので、シリアスなホラーものを想像
していたら、あ~らビックリ。 これって、コメディ?

渇き=欲望 丸出しな姿は滑稽なのに、ラストは切ない。
そして流血やグロテスクなシーンはハンパない...。
※この手の作品が苦手な人にはおすすめできません!

やっぱりこんな映画を作る、『JSA』や復讐三部作
( 『復讐者に憐れみを』 『オールド・ボーイ』 『親切なクムジャさん』)
パク・チャヌク監督は只者じゃない!

いわゆるバンパイアには見えないけれど、役作りのために
10㎏減量し、スッキリ・セクシー?な牧師を体当たりで
演じるソン・ガンホも良いのですが、本作の魅力は
ヒロインを演じるキム・オクビンの美しさ!
はじめは冴えない感じの人妻が妖艶な女性へと変貌する
様は見事の一言。 これだから女は怖い...。
義母役キム・ヘスクの目の演技も見逃せません。怖っ。

渇き   「公式サイト」
アフリカで行われたワクチン開発の実験台となり、その際に輸血された血液のせいで
バンパイアとなってしまった神父サンヒョン。幼なじみの妻であるテジュと恋に落ちた
彼は、テジュから夫を殺害して欲しいと頼まれるが...。


原題:Bak-Jwi
監督:パク・チャヌク
出演:ソン・ガンホ/キム・オクビン/シン・ハギュン/キム・ヘスク ほか
上映時間: 2時間13分   <R-15>

■スガイシネプレックス札幌劇場 ほか全道で上映中


過去の映画レポはこちら★

映画 『霜花店(サンファジョム)-運命、その愛』



友人に誘われ、韓流シネマフェスティバルの中から、
何かと話題の作品 『霜花店(サンファジョム)』 を鑑賞。
予想通り?自分も含めた客層はオバチャン率が高いです(笑)

物語は、高麗時代末期の王宮を舞台にした歴史ロマン
なのですが、一筋縄ではいかないのが韓国映画の
面白いところ。

ザックリいうと「三角関係」で、高麗王と近衛部隊の隊長、
そして王妃の男女三人が絡み合うドロドロの愛憎劇。 

歴史モノだけに、絢爛豪華な宮廷シーンは見応えがあり
美しい衣装や調度品にうっとり。 フリルの立ち襟がツボ。
近衛部隊の制服がステキで、カッコ良さ2倍増しっ。
優雅な音楽や迫力のアクションシーンも美しい。

ストーリーはありがちなのですが、禁断の同性愛&異性愛を
描いているので、『ラストコーション』 並みに激しく、
生々しい絡みにビックリ。 大事なシーンではあるけれど、
そこまでやらなくてもねぇ...。チョ・インソンの背中と
お尻はキレイだったけど、ソン・ジヒョちゃんの
体当たり演技は、「宮」を見ていたオバチャンには衝撃的。

必見は、メインキャスト3人の目の演技。
無駄に多い絡みを除けば、一途な愛が切なく、痛い...
なかなか良い作品でした。

霜花店(サンファジョム)-運命、その愛】  「公式サイト
高麗王に幼い頃から仕えてきた近衛部隊のホンニムは、王が最も信頼する部下だった。
王は、元から迎え入れた王妃との間に世継ぎが生まれないのであれば、元の王族
を次期国王にするよう迫られていた。女性を愛することが出来ない王は、ホンニムに
王妃を身ごもらせるように命ずる。


原題:霜花店(サンファジョム)
英題:Frozen Flower
監督:ユ・ハ
出演:チョ・インソン/チュ・ジンモ/ソン・ジヒョ ほか
上映時間:2時間13分 <R-18>

スガイシネプレックス札幌劇場 にて上映中 


過去の映画レポはこちら★

映画 『母なる証明』



『殺人の追憶』や『グエムル』などのポン・ジュノ監督待望の
新作を観てきました。ウォンビン狙いじゃないですよ(笑)

女子高生殺人事件の容疑者となった息子の無実を信じて、
真犯人を追う母の姿を追ったサスペンスフルな人間ドラマ。
生々しく人間の本質を付いた重厚な作品に心揺さぶられた。

ポン・ジュノ監督らしく、演出や伏線の張り方が匠で
不思議な冒頭シーンから惹き込まれ、徐々に真相が
明らかになる展開に最後まで目が離せない。

母を演じるのは、韓国ドラマ「宮」で可愛い皇后様を
演じていたベテラン女優キム・ヘジャ
恐ろしくも素晴らしい演技はただただ圧巻。

5年ぶりの映画出演となるウォンビンがトジュンを好演。
今まで見たことのない表情や演技は必見。

衝撃的なラストシーン...じわりじわりくる作品です。

母なる証明   「公式サイト」
漢方薬店で働く母は、子供の心を持ったまま純粋無垢に育った一人息子トジュンと
静かに暮らしていた。ある日、街で女子高生が惨殺される事件が起こり、トジュンが
第一容疑者になってしまう。母は息子の無実を信じ、自分の手で真犯人を捜し出そうと
するのだが...


原題:Mother
監督・脚本:ポン・ジュノ
出演:キム・ヘジャ/ウォンビン/チン・グ/ユン・ジェムン/チョン・ミソン ほか
上映時間:2時間9分

■スガイシネプレックス札幌劇場にて上映中 


過去の映画レポはこちら★

映画 『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』



アンティーク~西洋骨董洋菓子店~】
甘いものが苦手で、実は財閥の御曹司であるジニョク(チュ・ジフン)は、
モテそうという理由で、突然会社を辞めて洋菓子店を始める。
パティシエとして採用したのは、腕がいいにも関わらず働く店ごとに
恋愛トラブルを起こしてしまう「魔性のゲイ」ソヌ(キム・ジェウク)。
ソンウのケーキに惚れ込んだ元ボクサーのキボム(ユ・アイン)が
見習いとして入り、ジンヒョクの幼馴染のスヨン(チェ・ジホ)も加わる。


実はミーハー丸出しで初日から観賞してきました。
ハイ、映画初主演のチュ・ジフンくん目当てです。
今年に入って韓国ドラマ『宮』『魔王』にハマった、
遅れてきた韓流です...。

よしながふみさんの原作は未読、日本のドラマもちょっと
見た程度で観賞。 洋菓子店を舞台に巻き起こる人間模様を
ミュージカル、サスペンスを織り交ぜコミカルに描いた本作。

見所は、美味しそうなケーキの数々と、魅力的な美しいメンズ!
女子の好きなものテンコ盛りです(笑)
コミカルな演技が新鮮なチュ・ジフンくんはもちろんのこと、
「魔性のゲイ」を演じたキム・ジェウクくんが魅惑的(笑)

こんなお店があったら毎日通いたくなる...妄想満載の映画です。

監督:ミン・ギュドン
原作:よしながふみ『西洋骨董洋菓子店』
出演:チュ・ジフン/キム・ジェウク/ユ・アイン/チェ・ジホ ほか
上映時間:1時間51分
「公式サイト」

6月26日(金)まで、スガイシネプレックス札幌劇場にでロードショー 


過去の映画レポはこちら★

pageTop