2008年05月19日 の投稿一覧
お肌の相談S様の場合
Posted by saera on 2008年5月19日(月) 19:27
お肌が敏感で紫外線にも弱い(日光湿疹が出るなど)方はUVカットを使いたいけれど、使えないという困ったことに・・。
最近、鍼灸院の先生のご紹介でみえたS様がそう。
UVカットクリーム、俗に言う「日焼け止め」でかぶれる人いますよね?
日焼け止めクリームはどうやって日焼けを止めるか・・。
サエラのHPのアドバイスのページのバックナンバーに分かりやすく(?)書いてありますので・・。
「正しい紫外線対策について」を読んでみて下さいね。
8年前に書いたものなので、既に読んでいる方や紫外線カットするには吸収剤タイプと散乱剤タイプがあるということをご存知の方はスルーしてください。m(_ _ )m
(^-^)/ 本題に入りま~す。
S様(60歳代前半)の場合は「首に日光湿疹が出るけれど、日焼け止めクリームにかぶれるので、どうしたらよいか分からない。」と言う相談だった。
確かに市販のUVカット商品は刺激の強いものが多いかも・・。
「では、紫外線吸収剤が使われていない日焼け止めをパッチテストしてみてはいかが。」と、鍼灸院のT先生にお伝えしてもらった。
そうして、半月も経ってからS様がご来店。
実は「日焼け止め」の他にも問題が・・。
1、 春は肌がヒリヒリする。(季節の変わり目はお肌も敏感に・・)
2、 特に唇の周りが荒れる。
1、よくお話を聞くと、最初に肌の調子が悪いと感じた時(春先)は、S様なりに考えて乳液がいけないのかも・・と思ったそう。
それで、乳液を止めて今の保湿はさっぱりタイプ(ほとんど水に近い)の化粧水だけつけている状態。
それでもあまり改善しないので、リキッドファンデーションを止めて粉おしろいだけにしてみた。
お肌の調子が悪い時は先ずはアブラを疑ってみる・・って、分かる気がする。 ( ̄▽ ̄)
でも、乾燥肌や加齢により皮脂の出が悪い場合は化粧水だけでは保湿が足りないですね。
更に粉(パウダーファンデ等も)は皮膚の脂分を吸ってしまうので、もっと乾燥してカサカサ肌にしてしまいます。
カサカサ肌は紫外線や空中の雑菌や色々な刺激からお肌を守れないので、ヒリヒリするのも無理はないです。
だからと言ってクリームなどの油分の多いものをプラスすれば良いというものでもないですよね。
2、唇と目の周りの皮膚は薄いので乾燥しがちな部分ですが・・。
S様の場合は唇の渕・・正確には唇に隣接している皮膚が荒れる・・のだそう。
こ
れも又、色々と質問しながらお話を聞くと、「唇が薄いので口紅は少しだけはみ出すように書くとバランスが取れる・・と誰かに言われたので・・。」との事。
分かるわー、私も口が小さいのがコンプレックスだった時がある。 (`ε´)゛
唇は皮膚と粘膜の中間的なもの。
口の中の粘膜は歯ブラシのような強い刺激にも強いし、血が出るくらい傷がついてもすぐに治るくらい丈夫。
(ただ粘膜の方が吸収力が強いので、口紅のタール色素等は吸収されやすいので、注意が必要。)
皮膚は粘膜に比べて弱いので、唇に口紅を付けて問題なくても皮膚に付けると荒れてしまうのが普通。
だから、口紅がついてしまった部分だけが荒れてしまったのね。(><;)
1の保湿の問題はアジュバンのAEローションとエマルジョンのサンプルを差し上げて試していただくことに♪♪
後ろの真ん中がローション 右がエマルジョン
そして、バー○ルのクレンジング用の2種類の石鹸の内、洗顔用の石鹸だけで洗ってもらうようアドバイス。
(ほとんどメークらしいメークをしていないから・・洗い過ぎも肌荒れしますよね。)
2については残念だけど、唇を厚く見せるような塗り方をやめてもらうことに。♪♪
そして、タール色素が怖くなったS様は口紅を買い換えることにしたみたいで、私の使っている口紅のメーカーを知りたいと。(;´▽`A``
早速それを帰りに買いに行くとのことでした。
ハーバーさん、人知れず販売促進強力してますよ~。私。☆-( ^-゚)v
肝心の日焼け止めについては・・アジュバンのP-プロテクトをパッチテスト。♪
次の日に反応がなければ日に当たりにくいフェイスラインの下につけて、それでも大丈夫なら顔全体や首に使ってみてください。と、サンプルを差し上げた。
数日後、「大丈夫だったので先ずはAEローションとエマルジョンで保湿して、P-プロテクトを使ってみます。」とお電話があり。
本日、ご来店の上購入していただきました。
お肌に合った化粧品選びと正しい化粧品の使い方をしていたら、お肌が弱くても問題ない場合があります。
でも、ずーっと大丈夫ではないかもしれないので、S様にはしばらくは様子を見ていただくことに・・。
何かあったら又連絡をいただくようお願いした。
敏感肌の方には「日々のお肌の観察と慎重なお手入れを・・」と、言わずにはいられない私です。