札幌100マイル

冬プロレポート~冬の円山動物園から~

冬の動物園プロジェクト、略して冬プロのメンバーが冬の動物園の魅力を発信

冬プロレポート~冬の円山動物園から~

冬の動物園プロジェクト、略して冬プロのメンバーが冬の動物園の魅力を発信

2012年12月 の投稿一覧

ツルツル路面

みなさんこんばんは。毎日の通勤の渋滞にそろそろキレてもいい頃かと思ってきた、ダチョウ&新猛獣担当
(熱帯動物館)の柏ヴェチです。

ツルツル路面で難儀している車を見ていると、「やっぱりスパイクタイヤのほうが良かったんじゃない?」と思うのは私だけでしょうか?

ちなみに私の担当動物たちは、みんなスパイク派(?)です。でも実はこのスパイク、ツルツル路面用ではないんですね。だってアフリカにツルツル路面なんてないんだもん。

さて、ダチョウのスパイク(もう爪って言っていいですか?)は、


指は2本ですが爪は1つしかありません。でもとても立派なカギ爪です。これは早く走るためと、対肉食動物への一撃必殺の武器にもなります。

そしてライオンは?と言うとこんな爪です。

当たり前ですが凶器です。


この写真は爪が伸びすぎて切ってあげた時の写真です。


普段はここでバリバリと爪とぎするんですがたまに伸びすぎちゃうこともあるんですよ。


ライオンをまじかで見ることのできる熱帯動物館ですので、ぜひ爪(スパイク)を見に来てくださいね。



冬はガラスの近くで寝ていることが多いのでチャンスですよ。


アジアゾーンからこんにちは♡

 今日もシバレますが・・・
 
 アジアゾーンの熱帯雨林館は24℃でポカポカです♡

 というのも、アジアゾーンに移動した、麦ワラでした!

 担当はマレーバク、シシオ・クロ・テナガザル、カンムリシロムクです。

 



 ここ一月半、アジア、アジアの毎日。

 飼育員たちは、朝から深夜まで、まあまあ、色々とオープン準備に追われた日々!

 例えば、止まり木工事、飽きるほどに♡

 やって!やって!!

 作りまくりました♡♡


20121220-15.JPG

 まずは打ち合わせをして模型をつくり。




 これはテナガ屋外!




 せっせと、せっせと、ガッチリと作りこむ!


20121220-16.JPG

 室内展示場も同様に!

 立体的にテナガたちが動けるように♡

 そして、市民の皆様が擬似的に熱帯雨林が感じとれるように♡♡


20121220-17.JPG

 飼育員総出で10日間、

 クロ・シシオ・テナガ・シロムクの獣舎が完成!


20121220-19.JPG


 シンボルの止まり木で一休みのテナガ♡




        「いつも楽しい心のふるさと―札幌市円山動物園―」

20121220-20.JPG


        アジアゾーンの3名は、動物舎作りが終わると・・・

             新施設に動物たちが馴れるように、

         飼育馴致!飼育馴致!の日々を送っています。


              環境に馴らすという「馴致」は、

          まずは焦らずに、動物たちのペースに合わせて、

             そして、時には飼育員が誘導してあげたりと・・・。


20121221-00.JPG
 

            まだまだ、動物たちは緊張しています!

                  優しく見守ってほしいと思っています!!




      5年半ぶりに動物屋(野生動物担当)に戻った、麦ワラでした。

          ちょっと、目つきが動物屋にもどってきましたが・・・

              誤解のないようにお願い致します♡







これであなたも金運アップ

みなさんこんにちは♪

12月も後半にさしかかり、新年まであと10日ちょっととなりました。
毎年同じことを言っている気がしますが、1年というのは、本当にあっという間ですね~
辰年はみなさんにとってどんな1年だったでしょうか?


この時期になると忘年会が多くてお財布が寂しくなる方が多いのでは…(>_<)

ピンっ!ときた方に朗報です!!
正月三が日に金運アップの縁起物、ヘビの抜け殻をプレゼントします!

そのために、毎日着々と準備が進められています。
各日先着1,000名にプレゼントしますので、3,000枚作らなくてはなりません。


今回は、職員がヘビ皮と格闘している様子をお伝えしたいと思います。


袋の中にはヘビの抜け殻がウジャウジャ


これを職人が適度な大きさにカットしていきます

20121220-03.jpg
切り開いてもまだ大きいため、

20121220-11.jpg
ラミネートフィルムにはさみやすいよう、さらにカットして形を整えます

20121220-04.jpg
それを不器用な手つきでフィルムにはさみます^^;

20121220-05.jpg
うん、バッチリですね!!

20121220-06.jpg
ラミネーター(真ん中の黒い機械)に通します


20121220-07.jpg
ラミネーターを通るとあら変身!

20121220-09.jpg
何枚作っても仕上がったときはうれしいねっ(^-^)

20121220-10.jpg
こんなものも発見できますよ!左下は顔の部分です。


ひとつひとつ愛をこめて手作りしています。
お財布の中にヘビの抜け殻を忍ばせて金運アップにつなげて下さいね☆

正月三が日は入園料無料です。ヘビの抜け殻は各日先着1,000名にプレゼントします。その他にも、合格祈願のしおりプレゼントやホットドリンクの配布、干支の特別展示などもありますのでお楽しみに♪

みなさんのご来園心よりお待ちしております。




タツオと私

冬といえば!

カバと雪だるま!!




…なのですが。。

この話はまた今度どこかで…

別にカバの話を出したからと言ってカバ担当とは限らないのでご注意ください。。。






さて本題↓




ついに先日オープンしたアジアゾーン。

みなさんはもう来られましたか?

そんなアジアゾーンで僕のお気に入りは…

アムールトラのタツオさん。

そんな彼にまだおびひろ動物園から帰ってきてから会っていなかったもので、

3日ほど前に仕事がお休みの日に私服で会いにいってみたのです。

そしたらなんと!


私服でもめっちゃ遠くから人をよけてずっと見てくれたり、ついてきたり反応してくれたもので…まさか覚えてる?

…とついうれしくなってしまいましてね。

その後も何回か見に行ってみたのですよ。


そしたら網越しに鼻をブニブニさせたり…





すり寄ってきたり…





かわいい顔してくれたり




めっちゃ甘えてくるもんで、ますます可愛くなってですね。

この後、3回目、4回目と彼に会いに行ってみたんです。

そしたらですね。

3回目もめっちゃ反応してくれたんです。はい。

けどですねその日に4回目に会いに行ってみるとですね。

なんと!





最初は反応してくれたものの…
その後は見事な無視。


終いにはあくびまでする始末





ちょっとちょっと~っっ

う~ん…
慣れてしまうとこんなもんなんですね。。


そんなカバとタツオに是非会いに来てくださいね~

天国のようです。

 
 冬の動物園プロジェクト(略して冬プロ)が始動して今日で17日目です。

 動物園の全職員がこのブログを書くことになっていますが、とうとう僕の番がまわっ

て来ました。

 何を書こうかと言うとやっぱりアジアゾ~ンのことででしょうね。

 
 テナガザルの飼育を担当して二十数年、




 こんな施設で飼育していました。

 






 冬は天気のいい日には扉を開放して、自由に中と外を行き来できるようにしていま

した。


 彼らのためにもっと生活しやすいように色々と環境を変えてあげたいと思っていま

したが、なんせ施設が狭い。 彼らの命というべき「うんてい」をさせるには、中をゴチ

ャゴチャさせられないので、主に給餌に力を入れていました。


 でも彼らが生活するには決していい環境ではありませんでした。









 12月12日、テナガザル舎横にアジアゾ~ンができ、熱帯雨林館内のテナガザル

舎に引越しすることになりました。 ここは写真で見るように彼らにしたら「天国のよう

な所」です。 

 すごく広くなったし、冬でも暖かく、たくさんの木やロープが垂れ下がり、植物が生え

ている空間もあり、まるで別天地だね。





20121217-06.JPG
20121217-07.JPG

 タロウは最初、環境変化についていけなくて、2日間も食べ物も食べずに床に座っ

ていましたが、








20121217-08.JPG
20121217-09.JPG
20121217-10.JPG

 3日目(オープン日)からやっと慣れてきて、食事もできるようになりました。



 そして、





20121217-11.JPG
20121217-12.JPG
20121217-13.JPG

  だんだんと普段と同じような生活をするようになって来ました。

 それまでは、毎日気が気じゃなくて、さ、精神的に参りました。





20121217-14.JPG
20121217-15.JPG

 けっこう広いでしょう。

 
 もっとこの環境に慣れてきたら、彼らの特性を思う存分観察できるようになると思い

ます。 

 
 さらに生活環境の質を上げていくよう努力だね。





20121217-16.JPG

 こんな近くでも見れちゃうんだよ。


 寒い冬ですが、ここは別天地、暖かい所で動物たちを観察できるなんていいよね

~。

 レッサーパンダのとこなんて、靴を脱いで横になりながら、屋内や屋外で遊んでい

るレッサーパンダを見ることも出来るんだよ。

 素晴らしい!


 
 皆さんぜひ見に来てください。  

 そして、春になったら今度は屋外施設が待っています。

円山動物園の暖かい屋内施設から

 こんにちは。昨日からたくさんの雪が降り積もっておりますが、円山動物園は暖かい屋内からゆったりと動物たちを観察出来る施設がたくさんあるって知ってましたか?
 まずはわくわくアジアゾーンの高山館から…これは誰のしっぽかな?



 つづいて、寒帯館の屋内では、ユキヒョウの親子がおります。

20121216-06.JPG


 熱帯雨林館では、マレーグマが活発に動き回っております。





 他にも熱帯雨林館には、ワウワウテナガザルやアジアアロワナやほかにもたくさんの動物が生き生きとした姿をおみせしております。






アップ



20121216-27.JPG




 その少し坂を上がって行った先には、は虫類・両生類館があり、そこも室内からゆっくりと、観覧できます。
まずは、アルダブラゾウガメがお出迎えしてくれます。

ゾウズメ

 次に、ガビアルモドキが水中と水面にただよっています。


20121216-13.JPG
20121216-14.JPG
ホウシャガメ



 つぎに甲羅の模様のきれいなホウシャガメと、なが――い首のコウヒロナガクビガメです。

コウヒロナガクビガメ


 次は、鮮やかな警戒色を持つドクガエル3種。

キオビヤドクガエル

通称アデガエル

コバルトヤドクガエル


 は虫類・両生類館を後にして、もう少し坂をあがっていくと、エゾシカ・オオカミ舎があります。雪の中、キナコとルークが元気に動まきまわっておりました。

20121216-20.JPG


 そうそう、エゾシカ・オオカミ舎とは虫類・両生類館の間にある総合水鳥舎では、ここは屋内からでは無いですが、フンボルトペンギンたちが気持ちよさそうに泳いでいました。

20121216-21.JPG


 その他にも、ニホンザルの81頭もの群れがゆったりと見れるサル山レストハウスや、改修の終わったばかりのモンキーハウスや、オランウータン親子のいる類人猿館、チンパファミリーのチンパンジー館、フラミンゴの子どもがいる熱帯鳥類館、12日再オープンしたカンガルー館や、元気な羊がいるこども動物園の中では、どさん子の森やビーバーの森やリスザルドームや、ライオンやキリン、ハイエナがいる熱帯動物館と、中に入ってしまえば、真冬でも暖かく観覧できる施設がた―くさんありますよー。

 最後にもう一度高山館から

20121216-22.JPG

20121216-23.JPG

20121216-24.JPG

せいたくんもおまちしておりまーーす
先ほどのシッポはセイタくんでしたー。



 冬も楽しい円山動物園へ是非、おこしくださーーい!


 そうそう、この写真の中に、本物でない動物が2種類紛れ込んでいます、どこの施設にいる何の動物なのかを皆さんで実際に見つけに来てくださいねーー!


 先ほどのヒントは、新しく完成した新施設のどこかに2種類ですよーー。


20121216-26.JPG

NEWカンガルー館

皆さんこんにちは。
NEWカンガルー館です。


7月中旬からレッサーパンダ出産・熱源転換工事などがあり閉鎖していたカンガルー館が、
12月12日アジアゾーンオープンと同日開館しました。
(偶然同日オープンです。)
さて、なぜ「NEW」かといいますと、もちろん色々変わったところがあるからです。
あまり変わっていないんじゃない?
と思ったそこのあなた!外観だけで判断してはいけませんよー。

ではさっそく館内です。

・・・おっと、ここは前とほとんど同じですね;(ちょっと期待はずれかも?)

いえいえ期待はずれなんてことはありません!

動物舎の室内温度が表示されるようになりました!!


インコ・カンガルー・ロリスと室内の温度が違いますのでぜひ見比べてみてください。


ロリスも再登場です!!
皆さんお気づきですか?ここもNEWポイント!
すこーしだけリフォーム。木組みが変わりました!!

レッサーパンダがいた所はというと・・・
20121215-05.JPG
レッサーパンダがアジアゾーンの高山館に移動したため、空室になりました。
ちょっと寂しさがあります。
20121215-06.JPG
ココがいた部屋。・・・やっぱりいません。

20121215-07.JPG
ちょっと寂しくなったカンガルー館ですが、カンガルー館目玉イベント!!
「カンガルーのお散歩」の訓練をしています!!
20121215-08.JPG20121215-09.JPG
20121215-10.JPG20121215-11.JPG

準備できしだい再開しますのでこうご期待!!

それでは、新しいカンガルー館でお待ちしています!
20121215-12.JPG

次回予告「マレーグマとハイタッチ!」

何の予告かと申しますと、12月17日(月)発行の「円山動物園ブログペーパー」第4号の表紙の予告でございます。

写真は、12月12日にオープンした新施設「アジアゾーン」の熱帯雨林館に展示しているマレーグマです。




ブログペーパーについては、このブログを見ている方の中にはご存じの方も多いとは思いますが、ご存じない方のためにご説明いたします。

ブログペーパーとは、飼育員など動物園職員により日々更新されている動物の紹介ブログを抜粋し、あわせて動物に関する最新情報などを掲載したフリーペーパーです。
2012年11月に創刊し、現在第3号まで発行いたしました。
発行日は毎月第1・第3月曜日です。

配布場所は札幌市内の各区役所や区民センター、地区センター、図書館、札幌市内のセブンイレブン・TSUTAYAの一部店舗などです。

また、発行日当日は札幌駅前通地下歩行空間の北2条広場において、午後5時から6時までの間、動物園職員が手配りで配布を行っています。


北2条広場


さらに、12月17日(月)発行の第4号からは、配布場所として北洋銀行の国内全店舗が加わります。これにより、北は稚内市から南は松前町まで北海道内の多くの場所で、「円山動物園ブログペーパー」を手にすることができるようになりました。

特製の「ブログペーパーフォルダー」に収納すると、

ブログペーパーフォルダー


ブログペーパー1-2号


素敵な動物図鑑の出来上がりです。
今後とも飼育員ブログ共々よろしくお願いします。

なお、平成25年1月7日(月)に発行予定だった第5号は年末年始のため、発行日を変更し、平成24年12月26日(水)に発行いたします。
12月26日は、午後5時から札幌駅前通地下歩行空間の北2条広場において、マルヤマンとともにブログペーパーの配布を行います。

マルヤマン


また、ビデオジョッキーによる円山動物園の動物のPR映像なども放映する予定です。お仕事や学校の帰りなどにぜひお立ち寄りください。

大雪・・・

12月のこの時期にしてはびっくりするくらいの
大雪ですねぇ。。
札幌は例年の三倍の積雪だとか。

雪も寒さもなんのその!
円山動物園は今日も元気いっぱいです。

わくわくアジアゾーン・・・オープンしましたね~
ついにしましたね~
待ちに待ったこの日。

ここで見どころをご紹介!

・・・はしません。。

ご紹介したいんですよ、したいんです。
ところが先輩からキツーく言われておるんですよ。

「このスペースは『冬プロ』だからね。
わかってるよね。まさかだよね。」みたいな・・・

正論です。その通りです。

わくわくアジアゾーン、とっても魅力的。
それプラス、円山の魅力、お伝えします。
グスン。。


まずはこの子。





かわいいでしょ。アメリカワシミミズクのミミちゃん。
これ、今年の四月です。

今は立派になりました。





びっくりでしょ。
猛禽類のフリーフライトで活躍中です。
見にいらしてね。

次は大人気のは虫類・両生類館。
私のお気に入り。





貴重なアオホソオオトカゲ。寄り添ってます。。





パンサーカメレオン・・・逆さ編。
脚の形がたまりません。

あとは、やっぱりこの子ですよ。





ゼニガタアザラシのちはる。
くりくりおめめ。
いやされます。

新しい施設・仲間たちも加わり、
冬の円山動物園はますますパワーアップしています。
動物園の裏側探検などのイベントも満載。
ぜひ遊びにいらしてくださいね!!
お待ちしております。

冬が厳しければ厳しいほど、
春には満開の桜が咲くことでしょう。。



アジアゾーンオープン

こんにちは。

いよいよ本日アジアゾーンがオープンいたしました。

寒帯館



高山館



熱帯雨林館



それぞれの館に愛くるしい動物たちがいます。


美しさあふれる ユキヒョウ



威風堂々 アムールトラ



かわいすぎる レッサーパンダ



愛嬌ばつぐん マレーグマ



優雅に泳ぐ アジアアロワナ



などなど・・・


動物園の主役は動物。
当たり前すぎて体操の歌にもなりそうですが、
この方たちも動物園の主役ではないでしょうか。







アジアゾーン担当の飼育員です。

アジアゾーンの完成まで寝る間も惜しんで、一所懸命、動物のことを思って仕事をやりぬいた彼らは円山動物園が自信を持って自慢できる飼育員です。

妥協を許さない彼らの仕事を見ているとプロフェッショナルという言葉がどういう意味であるのかを感じとることができるのではないでしょうか。

もちろん担当以外の飼育員の力なしでは完成できなかったというのは言うまでもありません。

円山動物園の魅力のひとつである「飼育員」
仕事をしている彼らはもちろんかっこいいですが
仕事をやり終えた後の飼育員は、なまらかっこいいです。

20121212-11.JPG

pageTop