2007年09月 の投稿一覧
テイジロウが粘土で作品作り。
Posted by zooyoshida on 2007年9月26日(水) 08:04
文化祭も近づいて来たこともあり、何か新しい作品を作って貰おうと思い、動物の
足形をとるのに使った残りの粘土を渡してみました。最初、ちょっと食べてみて不味
かったらしく、変な顔をしていました。指で穴を開けたり歯型を付けたりしていました
が、何か閃いたのか、粘土の塊を持って、水のある二つ隣の部屋まで運びました。
そして、ドボンとまずは水に入れました。水の中で粘土をぐじゃぐじゃにしたり、床にこ
すりつけたりしていました。作品作りをしていると言うより、面白がって遊んでいるよう
に見えました。作品を貰おうとしましたが大事なオモチャです。そう簡単にはくれませ
ん。食事中に作品作りを依頼し、すぐに作業に取り掛かってくれたので、お腹が空い
ているはずです。僕はお客さんに貰った柿(テイジロウの柿)を持ってきて、粘土の作
品と交換することに成功しました。
粘土の塊を渡しました。さて、何をつくってくれるのでしょうか。
今度は水に入れました。
完成です。
円山動物園芸術祭 2007
10月6日(土)~10月28日(日)まで、動物園センター、第一レストハウス内で、動
物にちなんだ音楽、絵画、彫刻、写真を展示いたします。
オランウータンの「弟路郎」絵画展も見てくださいね。
京都にいるゴン
Posted by zooyoshida on 2007年9月25日(火) 17:48
元気ちゃんかな?
日中はこんな所にいるのだよ。草も木も生えていて、快適!琵琶湖の伏流水も流
れていており、冷たい水も飲めるし、時折水遊びもしているようです。
ゴンと元気は仲良くおやつを食べています。
何の話をしているのかな?
もしかしたら発情?
ゴンのベッドかな?
ゴンの夕食でしょうね。
これで発情がきたらべったりふっつきます。ゴンはヒロミや元気とラブラブで交尾も
しているのですが、なかなか赤ちゃんが授かりません。それでもゴンは幸せですよ。
好きな子二人と暮らしているのですからね。
この9枚の写真は、元円山動物園ボランティアの山本達也氏の撮影したものです。
オオムラサキの成長が鈍化
Posted by zooyoshida on 2007年9月23日(日) 19:40
3齢幼虫になっていますが、最近、成長が鈍化しているようです。今日は晴れてい
たので、朝、昼、夕と6匹を観察しました。そのうち1匹はよく動いていましたが、5匹
は殆ど移動せず、また、採食もしていませんでした。気温が低かったからでしょうか?
もうそろそろ4齢幼虫になり、越冬に入るのでしょうか。4齢になると体や突起類も変
化していきます。色彩は、はじめ3齢幼虫に似て緑色をもちますが、やがて褐色味が
まして黒褐色になります。そうなると、いよいよ食樹(木)からおりる訳です。
この子だけ元気に動き回っていました。
もう少し寒くなったら、4齢や木の下の越冬態の幼虫を探すことにします。オオムラ
サキは成虫や蛹では越冬しません。
新しい動物が仲間入り
Posted by zooyoshida on 2007年9月19日(水) 18:52
9月12日に新しい動物が入りました。スローロリスとアルマジロトカゲの2種類です
この動物達は、ワシントン条約違反により税関で摘発された動物で、経済産業省か
ら (社)日本動物園水族舘協会を通じて円山動物園に飼育を委託されたものです。
スローロリス(霊長目 ロリス科)
バングラデッシュからベトナム、マレーシア、スマトラ、ジャワを経てボルネオまでの
東南アジアに分布、原猿(下等な霊長類)の仲間で、ゆっくりした動きと大きな目が特
徴的です。餌は果実や虫を主食としており、夜行性で樹上の単独生活を営みます。
体長25cm、体重600g前後です。
アルマジロトカゲ(有鱗目 ヨロイトカゲ)
南アフリカに生息するヨロイトカゲの一種で、発達した大型のトゲ状の鱗(うろこ)で
覆われた特異な姿をしています。ほ乳類のアルマジロのように、危険が迫ると尾をく
わえて丸くなる姿勢をとることから名づけられたものです。体長は15~20cmくら
い。餌は主に昆虫などを食べ、昼行性で乾燥した岩場などに集団で生活していま
す。
しばらくの間、新入り動物の健康状態をチェックしなければなりません。毎日の食
い込みや便の状態を見たり、体調の悪い個体を回復させたりしています。このように
摘発された動物達は、健康状態が悪いのも多く、短い期間で全滅することもありま
す。
長くなりましたが、最後に美味しそうに水を飲んでいるところです。
ビリー2号(仮名)の調教進む
Posted by zooyoshida on 2007年9月18日(火) 17:21
今日も順調に調教が進んでいます。据え回しの後、飛行訓練にはいりましたが、も
う20メートルの距離の呼び戻しもできるようになりました。明日は師匠が休みなの
で、僕が訓練をしなければならず、今日もまた色々、注意を受けました。ちなみに昨
日は、据える時の鳥の足の位置に注意を受けました。
足の位置に注目!
腕は真っ直ぐにして止まらせます。足の位置にも注意。
落ち着いているのが分かりますか。
調教前に必ず体重測定を実施します。それによって運動量や餌の量が決まりま
す。
「据え回し」とは、皮の手袋を嵌めて、その上にタカを止まらせて(皮の紐でつなぐ)
色々な所を歩き回って環境に慣らせることです。たくさんのお客さんやカメラ、車、あ
らゆる物に慣らさせます。拳の上はタカにとって居心地の良い場所にしなければなり
ません。拳の上に止まれば餌があたる。(いい狩場)人とタカがお互いに利用するい
い場所、それが拳です。止まり木のように真っ直ぐにしなければなりません。
「呼び戻し」とは、拳からパーチ(止まり木等)に、行ったり来たりさせ、呼び戻します。
師匠の話では、あと一ヶ月もしたらデビューできると言っています。それまでに、お
客さんに分かりやすく説明できるようにしないといけないな。それと上手くコントロール
できるようにならねば。
もう少し待ってて下さいね。
テイジロウ画伯、水彩画を描く。2
Posted by zooyoshida on 2007年9月17日(月) 18:47
今日の夕方に水彩画を描いてもらったけど、絵の具が入ったバケツはひっくり返す
し、画板はぶっ壊すし、メチャメチャでした。一週間前に描いてもらった時は、けっこう
真面目に描いていたのだけどね。でも、楽しんでいたからいいのかな。
床に描くのが好きなのかな。描くというより塗っている感じですね。こんなこと書いた
らテイジロウ画伯に怒られるかな。
準備している間、気になるのか、覗き窓からずっとこちらを見ていました。この時す
でにやっちゃおうと思っていたりして。
円山動物園芸術祭2007に、たくさんの絵を出品する予定なので皆さん見に来てく
ださいね。 10月06日(土)~28日(日)まで。
鷹匠見習い奮闘中!
Posted by zooyoshida on 2007年9月13日(木) 19:01
鷹匠見習い奮闘中!
ビリー2号?の調教を開始して一週間たちますが、もう拳の上に乗って呼び戻しの訓
練をしています。師匠の休みの日は、僕が訓練をおこなっているので、注意事項に
気をつけて慎重にやっています。
呼び戻しとは、拳からパーチ(止まり木)や台の上に止まらせ。拳の上に肉片を置
いたりしてそこに飛び移らせます。(その時は、手を動かさないように注意する。手を
真っ直ぐにして、止まり木のようにする。)それを繰り返すのですが、2号はまだ拳が
好きじゃないのです。餌入れに肉を多めに入れて拳の上で与えたりして、拳を好きに
させるのです。居心地の良い所にするのです。
台のほうが安定しているからいいのかな。
ビリーを換羽にいれています。換羽とは一年間使った古い羽が抜けて、新しい羽に
抜け変るの事です。これが抜け始めている状態です。
抜け落ちていた羽根です。
ビリーは、ここで換羽しています。
君は女の子だから、じっくり換羽して、またその美しい姿を来園者に見せておくれ。
成長したピヨ★
Posted by zooyoshida on 2007年9月13日(木) 17:17
こんにちは☆
皆さん覚えていますか?
あの自然孵化したガチョウのヒナのことを・・・。
7月21日に孵化したのでもう少しで2ヶ月になるのです早いですよね(^^)
もう真っ白になって親と見分けがつかなくなってきました(笑)
この子があの可愛いヒヨコだった子です!!
名前はヒロ☆
もうすっかり大人の仲間入りです(^。^)V
8月17日に実はアヒルのヒナも孵化したのです!
新聞にも載って一躍☆有名人☆に(^▽^)
そのヒナの名前は・・・ノン★
ガチョウに育てられヒロとまるで兄弟のように仲良くご飯を食べる時も寝るときも何をするにも2人で行動してます。
ヒロが泳ぎ方を教えてあげたり、何かとリードしてくれているのでノンは生後3日後からすでに元気に泳いでました!
ガチョウといつも共に行動しているのでノンは自分のことをガチョウだと勘違いしてるのかもしれません(笑)
たくましく育っているみにくいアヒルの子のノン&ガチョウのヒナ ヒロの様子をぜひ見に来てください(^。^)/
オオムラサキの2令幼虫?
Posted by zooyoshida on 2007年9月11日(火) 19:51
一週間ほど出張に行って来ましたが、その間に幼虫がかなり大きく成長していまし
た。ブログでオオムラサキの卵と幼虫について、記事を載せてから2週間近く経ちま
すが、最初、3~5mmぐらいしかなかった幼虫も現在では13~15mmぐらいに成
長していました。北海道の短い夏の間に、エノキの葉っぱをたくさん食べて、早く大き
くならないといけないからね。
保護色なので見つけるのが大変でした。
この幼虫は18mmもありました。この幼虫が越冬するまでに、どのくらい大きくなる
のか楽しみです。
糞も見つけちゃいました。大きさは1mm以下でしょうか。来年は最終令幼虫の糞も
確認してみたいな。