鷹匠見習いピンチ!
Posted by zooyoshida on 2007年11月18日(日) 17:33
いいことなんだけどね。
最近、足利君(骨がふっついた貴公子)もマミちゃんもだいぶ腕を上げてきて、僕の
立場が危うくなってきました。特にマミちゃんの成長は著しく、技術的には、僕を追い
抜いたように思えます。最近、マミちゃんも「鳶のフライト・デビュー」をしました。この頃
から急に上達したところをみると、お客さんの前で上手くコントロール出来るようにな
って、自分に自信がついたようです。
そこで、僕は一度、二人をじっくり観察する事にしました。動物飼育も基本は鋭い観
察です。ただ眺めていてはいけません。 ちょうど11月15日は師匠の本田鷹匠が
お休みなので、二人を観察するために、さっそくやって貰う事にしました。
まずは仕込からです。僕なんてこの時点から緊張しているんだよね。
まずはシロフクロウの「セーベル」のフライトです。二人とも息が合ってビシッと決ま
りました。やり取りもスムーズで、お客さんにきちんと説明もしています。
そして、いよいよマミちゃんのフリーフライトです。
ステージ裏で出番を待つデュークです。やる気満々ですよ。
一発目も成功ですね。見事に決まりました。なかな落ち着いています。これで声が
もっと大きければ言うことないんですがね。マイクをもっと近づければいいのかな。
やはり、にらんだとおり餌合子(えごうし・えごし)の使い方が良いんだよね。スムー
ズに使っているよ。
餌合子とは、餌入れの事を言います。この中に肉片を入れ、蓋を鳴らして拳に
止まらせます。この使い方が僕と違うんだな。
ルアーも落ち着いて行っており中々のものです。ちなみに僕は9割の確立で失敗し
ています。(いつも75点だな。)
あと一番のポイントは、瞬時に風の向きを知り、デュークを止まりやすいように誘導
しながら拳に止まらせています。
見事だぜ!!
飼育員には経験も大切ですが、鋭い観察力とセンスが必要です。年齢が高いと
か、低いとかは関係ありませんよ。彼女にはそれが備わっているようです。だけど僕
も負けてはいられません。ただの年寄りと言われない様に、色々努力しようと思いま
す。センスの問題があると思いますがね。
もそかしたら、デュークはこの笑顔に操られていたりして?
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