2010年09月23日 の投稿一覧
エゾシカ角きり+α
Posted by zoozakki on 2010年9月23日(木) 23:50
こんにちは 色々載せようと思って報告が遅れていたものが多々ありますので
更新させて頂きますね。
今回のメインは勇(いさむ)です。
はい 勇さんですね。 ちょっと古い写真からの紹介になります(すいませんね)
変化に気がつきますか?
わからないですかね? そんなんではまだまだシカマニアにはなれませんよ!!
(なりたくもない)
じゃあこれでどうでしょうか?
きてますねぇ え? わからないんですか?
角ですよ角! 袋角がはがれてきているんです!
といってもこの写真は古いので今はもっとはがれています! というか角がないです!!(理由は最後までご覧いただければわかります)
枯れてきてますね こうなるとそろそろ危なくなってきますね。
そしてさっそくいたずらが始まりましたよ。
やらかしてますね わかりますかね? 電気柵がずらされているのが?
枯れ角は電気が流れないので角で電柵をこじ開けちゃうんですね。
困ったものです。
幸いにもこじ開けられた場所は育ちの悪い人参の場所だったので被害はなかったです。(雑草の方が生えています)
勇さんはしてやったり顔ですね。
さてそんなこともあったりで少し時間を進めて角の変化を見ましょうか。
だいぶはがれてきてますね。
完璧にきてますね。 いよいよ飼育員が刺されるのも時間の問題ですね。
そこで 最近動物園に来ていた方ならお気づきだと思いますが 角きりを行いました。
角を切る理由は人が危ないのと周りのシカも危ないから切ってしまいます。
切らないとシカがシカを刺し殺すこともあるんですよ!
切ってもかっこが悪くなる以外に影響は無いのでご安心くださいね。
奈良のシカ公園で角を切るのも同じ理由ですね。
さて 今回は角きりの様子を紹介しちゃいますよ!
まず勇さんを裏マスに移動します。 理由は麻酔をかけるからですね。
一日絶食してもらいました。
勇さんも感づいているのかそわそわしてます。
ちなみにこの時点でお客様側からは見ることができません。(すいませんね)
ただシカ舎二階のある場所から見ることが出来るのです!(何人か見てましたね)
はい 進みます
獣医さんと入念な打ち合わせです。 麻酔も少なめにして個体の負担を軽減しているので迅速な行動が必要なんですね。
麻酔は吹き矢で行います。 中に入ったら刺されますからね。
獣医さんは皆さん素晴らしい技術の持ち主ですね。
右側のフェンスから出てる筒が吹き矢の筒ですね。
この時点で勇さんはパニックです。
見事命中!! (この写真を撮った弓山さんも凄い技術です)
さてこれであとは麻酔が効くのを待つのみですね。
そして・・・・・・
はい 効きましたね。
ここからは素早く角を切りますよ。
獣医さん以外にも同じ班の飼育員に手伝って頂きました(ありがとうございました)
中には自分を超えるパーマネントの姿も!!
ガンガン切っていきますよ。 もちろん切るのはパーマネントですね。
(担当ですから)
はい 切れましたね。 すっかり枯れていたので血もほぼ出なかったですね。
こうして見ると本当に血が通っている事がわかりますね。
パーマネントも真剣な顔してやってますね。 (髪は巻いちゃってますね)
無事に角も切り終わったのでついでに色々測ってみましたよ。
腹回りは140センチもありましたよ!! 太いですね。
最後は
獣医さんに起こしてもらって終了ですね。
ずいぶん可愛くなっちゃいましたね。
切る前と比べると・・・・・・
はい
はい
丸くなりました。 ただしばらくは落ち込んでおとなしくなるらしいのですが
馴れてくるとまた気が荒くなるみたいですね。
皆と合流していつも通りの素晴らしい食欲を見せてくれました。
皆さんも角の無くなった勇さんを観察しに是非来てくださいね。
他の二頭のオスは角切りしないので。 角ありのシカも見れますよ。
さて今回はこれくらいで終わりましょう。
いよいよパーマネントを見ることができるのも一週間ですね。(残りは積極的にシカのポイントガイドもやります!)
もし勇の角を見たい触りたいという方が居たらパーマネントに声をかけてくださいね。
今回は洗わずにそのままの状態で保存していますので 本当にそのままのですよ。
かなり貴重な角ですね。
それではこのブログもあと何回更新できるかわかりませんが・・・
また長いシカブログでお会いしましょう・・・