札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『映画 ’09』カテゴリーの投稿一覧

映画 『ココ・アヴァン・シャネル』



シャーリー・マクレーンの『ココ・シャネル』に続き、『アメリ』の
オドレイ・トトゥが、若き日のココ・シャネルを演じた作品を
試写会で観賞。

コネクションも財産も教育もない孤児院育ちの少女が、
2人の男性との出会いによって、徐々にその才能を
開花させていく...若き日のココに焦点をあてた
タイトル通り「(世界の)シャネルになる前のココ」の物語。

華やかでドラマチックに描かれた『ココ・シャネル』に
比べると、フランス映画らしく淡々と描かれているので
オドレイ・トトゥは頑張っていたけれど物足りない。 
ラストシーンの孤独な表情は印象的。

『ココ・シャネル』と見比べるのも面白いですが、
将校エティエンヌ・バルサン役の違いは大きすぎ(笑)

シャネルの作品を観る度に思うことは、ココの強い生き方は
カッコイイ! 真似できそうにないけれど憧れですっ。

そして来年公開の『シャネル&ストラヴィンスキー』も楽しみっ。

ココ・アヴァン・シャネル   「公式サイト」
フランスの片田舎の孤児院で姉とともに育てられたガブリエルは、施設を出た後、
ナイトクラブの歌手やお針子として働いていた。そこで貴族エティエンヌ・バルザンに
見初められ何不自由ない生活を手に入れるが、ありのままの自分を受け入れてくれる
ボーイ・カペルと運命的な恋に落ち、自らのファッション・スタイルを模索していく。


原題:Coco avant Chanel
監督:アンヌ・フォンテーヌ
出演:オドレイ・トトゥ/ブノワ・ポールブールド/エマニュエル・ドゥボス
    マリー・ジラン/アレッサンドロ・ニボラ ほか
上映時間:1時間50分

9月18日(金)より
スガイシネプレックス札幌劇場,ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア
ほか全道でロードショー 


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映画 『プール』/舞台挨拶付先行特別上映会



先日、舞台挨拶付先行特別上映会に参加してきました。
張りきって前方端の席をキープしてみたら、すぐ側の通路から
小林聡美さん&もたいまさこさんが登場。
本物ホンモノ...あまりの近さに嬉しビックリ(笑)

スパンコール付の羽織物がキラキラまぶしく、マッシュルームヘアが
キュートな小林さんと、独特の雰囲気をかもし出すもたいさん。
「サワディーカー」とタイ語の挨拶で始まった舞台挨拶は、
お二人の仲の良さが伺える楽しいトークに終始ほのぼの。

うれし楽しい舞台挨拶でしたが、映画鑑賞にはスクリーン近すぎっ(泣)

 

さて映画ですが-
ファン待望、『かもめ食堂』『めがね』のスタッフによる新作。

タイ・チェンマイのゲストハウスを舞台に、様々な事情を抱えながら
小さなプールの周りに集まる5人の6日間の物語。

これまで同様、セリフが少なくシンプルに淡々と描かれています。
抜群のロケーションと役者さんの存在感や美味しそうな料理に
魅了され、最後まで飽きずに観ることができました。

先日観た『南極料理人』に引き続き、フードスタイリスト飯島奈美さんの
美味しそうな料理(タイ料理?)に釘付け。揚げバナナ食べたい!
アジアンなインテリアやさりげない小物、ファッションも魅力的。

キャストや設定が『めがね』とかぶっていたのは新鮮味に欠け
ますが、チェンマイのゆる~い空気感が心地良く、ふと自分の
生き方を見つめ直したくなる不思議な映画でした。

独特のゆる~い世界観が好きな人にはおすすめです。


プール 理由なんて、愛ひとつで充分だ。
さよは、4年前に自分と祖母の元を離れタイのチェンマイでの生活を選んだ母・京子の
もとを訪れる。母は小さなプールのあるゲストハウスで、オーナーの菊子や、仕事を
手伝う市尾、タイ人の少年ビーと楽しそうに過ごしていた。


監督・脚本:大森美香
原作:桜沢エリカ
出演:小林聡美/もたいまさこ/加瀬亮/伽奈 ほか
上映時間:1時間36分
「公式サイト」

■9月12日(土)より、札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー


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映画 『南極料理人』



美味しそうな食べ物がでてくる映画は、個人的に大好き
なので本作は、もろ好み。 いや~面白かったっ! 
でもって、無性にお腹が減ったよぉ(笑)

西村淳さん原作のエッセー「面白南極料理人」を映画化。

ペンギンも、ウイルスさえ存在しない南極で一番過酷な
「南極ドームふじ基地」に派遣された8人の男達の日常を
「食」を通して描いた心あたたまる物語。

『かもめ食堂』『めがね』のフードスタイリスト飯島奈美さんと
榑谷孝子さんが作り出す料理の数々は、食欲をそそる
美味しそうなものばかり。

料理人を演じる堺雅人さんの包丁裁きは美しく、
その料理を美味しい顔で食べる、個性的キャラを
演じた役者陣がこれまたとってもイイ。 
きたろうさんのウルウル顔や、美味しいところを持っていく
豊原功補さんなど...ほのぼのエピソードにクスクス笑いっぱなし。

特別なことは起こらないシンプルな映画だけれど、
美味しいものを食べれば幸せな気分になるし元気が出る!

さぁて、今日は何を食べようか?

南極料理人   「公式サイト」
西村は南極の昭和基地からも遠く離れた陸の孤島、南極ドームふじ基地に
料理人として派遣される。妻と娘を置いての単身赴任生活で、彼は8人の
男性南極越冬隊員たちの胃袋を満たすという大役を任される。


監督・脚本:沖田修一
原作:西村淳
出演:堺雅人/生瀬勝久/きたろう/高良健吾/豊原功補  ほか
上映時間:2時間5分

■ユナイテッド・シネマ札幌 にて上映中

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映画 『色即ぜねれいしょん』



原作はみうらじゅんの自伝的青春小説。

体育会系でもヤンキー系でもない 「文科系男子」の
ひと夏の成長物語。 これは、面白かった~っ!

思春期のモヤモヤした雰囲気たっぷりの青春映画。
大半の男子は共感できるんだろうなぁ(笑)
女子のワタシが見ても、懐かしさと甘酸っぱい感じに
ニタニタ、キュンキュンしっぱなし。 旅に出たくなっちゃった。

主役の純を演じた「黒猫チェルシー」の渡辺大知くんは
歌もイイし、素朴で純粋なかんじがとっても良かった。
ヒロイン臼田あさ美ちゃんも可愛かったなぁ。

純の両親や周りの怪しい?大人たちがすごくイイ。
やさしく可愛い母親・堀ちえみさんと、口数の少ない高倉健
タイプの父親・リリー・フランキーさんが妙にハマっていた。
 
純のヒッピー家庭教師に、「くるり」の岸田繋くん。
「ぼん」って呼ぶ京都弁がツボ。
隠岐島のユースホステルで働くヒゲゴジラに「銀杏BOYZ」の
峯田和伸くん。 知らない人だと思っていたら『少年メリケンサック』で
本作の監督・田口トモロヲさんの若い頃を演じていた人だ。
気付かなかった...。

渡辺大知、峯田和伸、岸田繋が歌うエンディング曲
どうしようかな」もお聞き逃しなく!

法然!法然! あの「法然コール」は一度やってみたい(笑)

色即ぜねれいしょん   「公式サイト」
1974年の京都。仏教系男子高校に通う乾純は、ロックな生き様に憧れながらも
平凡で退屈な日々を送っていた。そんな時、隠岐の島で夏休みを過ごそうと
誘われ、自慢のギターを片手に、浮かれ気分で島へと向かう。


監督:田口トモロヲ
原作:みうらじゅん「色即ぜねれいしょん」
出演:渡辺大知(黒猫チェルシー)/峯田和伸(銀杏BOYZ)/岸田繁(くるり)
    堀ちえみ/リリー・フランキー/臼田あさ美/森岡龍/森田直幸 ほか
上映時間:1時間54分

■シアターキノにて上映中

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映画 『ノーボーイズ,ノークライ』



日韓二人の男の切ない友情を描いた日韓合作映画。

妻夫木くん&『チェイサー』のハ・ジョンウ+脚本は
『ジョゼと虎と魚たち』『メゾン・ド・ヒミコ』の渡辺あやさん。
キャー、3人ともストライク。

設定は面白し、家族の絆をテーマにしているのも奥深い。
微妙な演出やテンポが悪かったのはちと残念...。

日韓合作ですが韓国語の割合が高く、韓国色が強い。
そしてこの映画の主役はハ・ジョンウ。

家族の愛を知らない運び屋ヒョングを魅力的に演じるハ・ジョンウ。
冷酷な殺人犯を演じた 『チェイサー』 とは別人ように
純粋で優しい青年をひょうひょうと演じる。
演技もさることながら、歌(日本語カラオケ)が上手くてビックリ。

家族を背負い、複雑な感情を抱える青年を演じた妻夫木聡くん。
頑張っていたけれど、リアリティに欠けるというか、この役は似合わないかも。
でも泣きの演技は上手かった。 ぶっきーの涙は美しい。

ぶっきー&ハ・ジョンウの ♪アジアの純真♪ 熱唱シーンは◎。

ノーボーイズ,ノークライ ―泣かない男なんていない― 
韓国から日本へボートに乗って「荷物」を運ぶ男・ヒョング(ハ・ジョンウ)と日本側の
受取人・亨(妻夫木聡)は、町を仕切る組織の下で、この密輸を日々繰り返していた。
しかし、ある事件を利用して、亨は組織を裏切り、2億円を奪うことを画策する。
そして、ヒョングも期せずしてそんな亨と行動を共にすることになるのだが...。


英題: THE BOAT
監督:キム・ヨンナム
脚本:渡辺あや
出演:妻夫木聡/ハ・ジョンウ/チャ・スヨン/徳永えり ほか
上映時間:1時間54分
「公式サイト」

■スガイシネプレックス札幌劇場 にて上映中


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