2009年06月22日 の投稿一覧
映画 『愛を読むひと』
Posted by bluestar on 2009年6月22日(月) 21:59
【愛を読むひと】
1958年、大戦後のドイツ。15歳のマイケルは年上のミステリアスな女性ハンナと
激しい恋に落ちた。ハンナはマイケルに本の朗読を頼み、いつしかそれが二人の愛の
儀式となっていたが、突然ハンナは姿を消してしまう。8年後、法学生のマイケルが
傍聴した裁判で観たのは、戦時中の罪に問われるハンナだった。彼女は「ある秘密」
を守るために、不当な証言を受け入れる。
何年も前に原作を読んだことをすっかり忘れていたのですが
こんなに奥深い作品だったとは...。 ただの恋愛モノではない、
登場人物たちの複雑な心情はみごとに描いた秀作映画。
物語は大人になった主人公マイケルの回想形式で語られる。
前半は少年と年上の女性とのリアルな愛の形が描かれ、後半
ある事実によって物語は一編し、さらに引きこまれる。
ハンナが隠し続けた「秘密」は切なく、守り続けたプライドは
痛いほど良く分かる。 真実を知って苦悩するマイケルの姿も
切なく、胸を締め付けられる。
マイケルが朗読テープに込めた静かな愛に号泣。
ケイト・ウィンスレットが、30代から60代までのハンナを熱演。
強さと悲しさを秘めた抑え目の演技が素晴らしい。
ケイト・ウィンスレットのリアルな演技はハンナそのもの。
81回アカデミー賞で主演女優賞の受賞も納得。
初々しい15歳と青年になった23歳のマイケルをナイーブに演じた
デビッド・クロスも良かったが、ハンナとの出会いによって屈折した
大人となったマイケルを演じたレイフ・ファインズの憂いの表情や
静かな演技が素晴らしい。
最高のスタッフ&キャストに最後まで惹きつけられた。
改めて原作 『朗読者』 を読み返そうと思う。
原題:The Reader
監督:スティーヴン・ダルドリー (『リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』)
原作:ベルンハルト・シュリンク 『朗読者』
出演:ケイト・ウィンスレット/レイフ・ファインズ/ブルーノ・ガンツ/デヴィッド・クロス ほか
上映時間:2時間4分 PG-12
「公式サイト」
札幌シネマフロンティア,ユナイテッド・シネマ札幌 ほか全道で上映中
過去の映画レポはこちら★
カテゴリー: 映画 '09|タグ: The Reader, ケイト・ウィンスレット, スティーヴン・ダルドリー, ベルンハルト・シュリンク, ユナイテッド・シネマ札幌, ラブストーリー, レイフ・ファインズ, 中央区, 愛を読むひと, 映画, 朗読者, 札幌, 札幌シネマフロンティア, 洋画
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夏至の夜に...
Posted by bluestar on 2009年6月22日(月) 00:03
夏至の夜、キャンドルナイトを楽しんでいますか?
今年は、イベント 『アフリカン太鼓・舞とケーナのセッション』 に
参加してきました。
茂呂剛伸さん演奏の、初めて目にした楽器・アフリカン太鼓「ジャンベ」。
木をくりぬいて山羊の皮を張ったアフリカの伝統打楽器だそうで
低音~高音まで様々なリズムを刻む魅力的な楽器。
茂呂さんのパワフルな演奏と力強い音に感動。
日本舞踏家・西崎鼓美さんとの即興パフォーマンスも素敵でした。
なかざわさとしさんの気功講座?とケーナ演奏は、氣のパワーを
ちょっと感じることができて楽しかったです。
ジャンベも気功・ケーナも舞踊もライブは初体験だったのですが
楽しいひとときでした。
カテゴリー: アート・催事・イベント|タグ: さっぽろキャンドルナイト, アフリカン太鼓, イベント, キャンドルナイト, ケーナ, ジャンベ, 夏至, 縄文太鼓, 茂呂剛伸
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