2010年11月30日 の投稿一覧
映画 『約束の葡萄畑 ~あるワイン醸造家の物語~』
Posted by bluestar on 2010年11月30日(火) 12:32
『クジラの島の少女』 『スタンド・アップ』 の女流監督
ニキ・カーロが、エリザベス・ノックスのベストセラー
小説を映画化。
ナポレオン帝政時代の19世紀初頭を背景に、ワインの
名産地ブルゴーニュでオリジナルのワイン造りに執念を
燃やす農夫の姿を描いた作品。
誰も味わったことのない自分のワインを作りたい!と
ワイン作りに命をかけた男の物語は興味深いのですが、
ファンタジー色が強く、違和感が残る。
どうもアノ天使の役割が理解できなかったなぁ。
その天使を演じたのが、『ハンニバル・ライジング』の
ギャスパー・ウリエル。 そして、主人公ソフランを
演じたのが 『ロルナの祈り』 『夏時間の庭』 の
ジェレミー・レニエ。 イケメン2人の共演は美しい
のですが、あの絡みはナニ?(笑)
『クジラの島の少女』で主演したケイシャ・キャッスル=ヒューズ
ちゃんが脱ぎっぷりのいい大人になっていたのはビックリだし、
オーロラを演じるベラ・ファーミガのテイスティングシーンが
官能的で美しすぎっ。
鑑賞後は、ワインを飲みたくてたまりません...。
【約束の葡萄畑 ~あるワイン醸造家の物語~】
最高のビンテージワインを造ることを夢見る農夫ソブランは、ある真夏の夜、
天使のザスに出会う。さまざまなことを語り合った彼らは再会を誓い合い、
1年後にその約束を果たす。そして、ザスは毎年同じ日の夜に会うことを
条件に、ソブランにワイン造りの助言をするが...。
原題:The Vintner's Luck
監督:ニキ・カーロ
出演:ジェレミー・レニエ/ギャスパー・ウリエル/ヴェラ・ファーミガ
ケイシャ・キャッスル=ヒューズ ほか
上映時間:2時間6分 <PG-12>
「公式サイト」
■シアターキノ にて上映中
過去の映画レポはこちら★
映画 『クロッシング』
Posted by bluestar on 2010年11月30日(火) 12:27
-上映は終了しましたが、備忘録として-
同名タイトルの韓国映画もありましたが、本作は
ニューヨーク・ブルックリンを舞台に、善と悪に揺れる
3人の警察官の心の闇を描いたクライム・サスペンス。
久しぶりの重厚で骨太な警察官モノ。
最後まで緊張感があって見応えがありました。
引退を1週間後に控えたベテラン警官エディ(リチャード・ギア)
麻薬捜査課の刑事サル(イーサン・ホーク)
覆面捜査官のタンゴ(ドン・チードル)
俳優陣の演技が素晴らしく、その一挙一動から目が
離せない。 特筆すべきは、イーサン・ホークの存在感!
『その土曜日、7時58分』 のような追い詰められたダメ男が
ハマってて、抜群に上手い。
『インファナル・アフェア』系の覆面捜査官を演じた
ドン・チードルのアノ最期はありえないでしょう。
リチャード・ギアの役は、ハリソン・フォードでも良いかも。
出来すぎたラストがちょっと残念。
【クロッシング】
1週間後に退職予定の警官エディは、犯罪が日常茶飯事のニューヨークの
ブルックリンで20年以上働いてきた。一方、麻薬捜査官で家庭的なサルは、
妻と5人の子どもたちのために、新居を購入するための資金に困っていた。
そして潜入捜査官タンゴは、危険な任務に嫌気が差しており...。
原題:Brooklyn's Finest
監督:アントワン・フークア
出演:リチャード・ギア/イーサン・ホーク/ドン・チードル
ウェズリー・スナイプス/ウィル・パットン/リリ・テイラー ほか
上映時間:2時間12分 <R-15>
「公式サイト」
過去の映画レポはこちら★
カテゴリー: 映画 '10|タグ: アントワン・フークア, イーサン・ホーク, ウェズリー・スナイプス, クロッシング, ドン・チードル, リチャード・ギア, 映画, 洋画
コメントorトラックバックはまだありません
コメントorトラックバックはまだありません
映画 『レオニー』
Posted by bluestar on 2010年11月30日(火) 12:21
100マイルさんのレポーター枠で、松井久子監督の
舞台挨拶付 「完成披露試写会」 に参加。
レビューを放置していたら、とっくに劇場公開が始まって
おりました...トホホ。
さて、肝心の映画は、
世界的な彫刻家として知られるイサム・ノグチの母親
レオニー・ギルモアの生涯にスポットをあてた伝記ドラマ。
イサム・ノグチの作品は見たことがあっても、彼の育った
環境や母親レオニーの事はまったく知らなかったので、
波乱に満ちた人生に驚いた。
アメリカと日本の美しい映像と音楽が素晴らしく、主演の
エミリー・モーティマーも好演していますが、作品を
観る限りレオニーの生き方には共感も感情移入もでき
ませんでした。
レオニーが日本に来ても日本語を話そうとしなかったのは、
周りの人に好かれようとか、溶け込む気がなかったとしか
思えません。 自立した強い女性というより、協調性がない
頑固者にしか見えなかったのが残念。
ラストのモエレ沼公園の映像が素敵で、イサム・ノグチ氏
の作品を見に出かけたくなりました。
【レオニー】
1901年、女子大を卒業し、ニューヨークで教鞭をとっていたレオニーは日本から
来た詩人・野口米次郎(ヨネ・ノグチ)と出会う。お互いに惹かれあい恋に落ちる2人
だったが、レオニーの妊娠を知るとヨネは一方的に帰国してしまう。カリフォルニアに
移りシングルマザーとなったレオニーだったが、日系に対する差別を感じ、ヨネの
誘いにのって渡日を決意する。
製作・脚本・監督:松井久子
原案:ドウス昌代『イサム・ノグチ~宿命の越境者』(講談社刊)
出演:エミリー・モーティマー/中村獅童/原田美枝子/竹下景子
吉行和子/中村雅俊(友情出演)/柏原 崇/大地康雄
勅使川原三郎/メアリー・ケイ・プレイス
上映時間:2時間12分
「公式サイト」
■ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティアほか全道で上映中
過去の映画レポはこちら★
カテゴリー: 映画 '10|タグ: イサム・ノグチ, エミリー・モーティマー, モエレ沼公園, ユナイテッド・シネマ札幌, レオニー, 中村獅童, 原田美枝子, 映画, 札幌, 札幌シネマフロンティア, 札幌市, 松井久子, 邦画
コメントorトラックバックはまだありません
コメントorトラックバックはまだありません