札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『札幌シネマフロンティア』タグの付いた投稿

映画 『孤高のメス』



実は、4月末に試写会で観ました。
なんと、カッコイイ堤真一さん、美しい夏川結衣さん、
成島出監督の舞台挨拶付! キャー、感激っ。

舞台挨拶で 「クチコミで宣伝して下さい!」 と言われ
作品自体も大満足の試写会だったにもかかわらず、
UPが遅れてしまいました...ゴメンナサイ。

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現職医師・大鐘稔彦氏によるベストセラー小説を
映像化。 原作未読のため、医療サスペンス系を
想像していたのですが、医療問題と真摯に向き合う
一人の医師の姿を描いた素晴らしい作品でした。

医療ドラマにありがちの派手な演出はないものの
命の重さや、人と人とのつながりを丁寧に描いて
おり、役者さんの演技も見応えがありました。

なんといっても信念の医師・当麻先生を演じた
堤真一さんの好演に尽きます。 
「こんな先生がいたらイイのに」と思ってしまうくらい
魅力的でカッコイイ! メスさばきも素晴らしく、
リアルな手術シーンには息を呑みます。

夏川結衣さんや余貴美子さんの演技に泣かされも
しましたが、やさしく温かな気持ちになれる素敵な作品です。

このところ、『パーマネント野ばら』 『春との旅』 と邦画の
秀作続きでうれしいです。 ぜひスクリーンでご堪能下さい。

孤高のメス   「公式サイト」
1989年、ある地方の市民病院に外科医・当麻鉄彦が赴任する。そこは、大学病院に
依存しなくては運営できない悪しき体制の病院だった。そんな状況の中でも、当麻は
自分の信念を曲げずに目の前にいる患者を救うことに全身全霊を傾ける。ある日、
市長が病に倒れてしまう。彼を救う手立てはただひとつ。法律ではまだ認められて
いない脳死肝移植手術しかない。当麻はどう決断するのか... 。


監督:成島出
原作:大鐘稔彦 (「孤高のメス」) 
出演:堤真一/夏川結衣/吉沢悠/中越典子/松重豊/成宮寛貴
    矢島健一/平田満/余貴美子/生瀬勝久/柄本明 ほか
上映時間:2時間6分

■6月5日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 


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映画 『春との旅』



生きる道を探し求める老人と孫娘のロードムービー
春との旅』 を観て来ました。

物語の背景には、不景気や高齢化といった社会問題が
描かれているので、重苦しい映画を覚悟していたのですが、
人と人とのつながりや生きることの素晴らしさを鮮やかに
描いた素晴しい作品でした。

セリフのない冒頭から、仲代達矢さんと徳永えりちゃんの
表情と動きに惹き込まれ、後半は涙が溢れて止まりませんでした。

2人の旅は、孫娘・春の成長物語でもあります。

老人・忠男の本当の旅の意味を考えると切なくなって
しまうのですが、春との旅は満足のいく幸せな旅だった
のでないでしょうか...。

牧場からの帰り道、冒頭とは別人のように楽しそうに
並んで歩く2人の後姿が印象的でした。 

脚本も秀逸ですが、ベテラン俳優陣の競演は、それぞれの
演技に説得力があり、大変見応えがありました。

その中で一歩も引けをとらない存在感をみせた
徳永えりちゃんには拍手を贈りたい。 
あのガニ股歩きは忘れられないなぁ(笑)

ちなみに、渾身の演技を披露した仲代さんがジャン・レノに
見えたのはワタシだけでしょうか?

春との旅   「公式サイト」
増毛の元漁師の忠男は足を痛め、給食係を務めていた孫の春は廃校により失業。
切羽詰まって忠男は最後の住まいを求め疎遠となった親類縁者を訪ね東北への旅に出る。


監督・原作・脚本:小林政広
出演:仲代達矢/徳永えり/大滝秀治/菅井きん/田中裕子/淡島千景
    小林薫/柄本明/美保純/戸田菜穂/香川照之 ほか
上映時間:2時間14分

■札幌シネマフロンティア ほか全道で上映中


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映画 『パーマネント野ばら』



公開初日に予備知識なしで観賞。

いけちゃんとぼく』 『女の子ものがたり』 に続き原作漫画は
読んだことがないのに何故か映画は観てしまうサイバラ作品。 

その中でも 『パーマネント野ばら』 が一番イイかも!

女性の可愛らしさや、たくましさ、おおらかさ、優しさ、などが
いっぱい詰った切ない物語に自然と涙がこぼれました。 

観終わった後から、更にじわじわ心に響いてきて(涙)
自宅に戻り、映画Trailerを観たり、さかいゆう氏の
書き下ろし主題歌「train」を聴いても泣ける始末。

女性の内面を描くのがとてもうまいなぁと思ったら
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』 『クヒオ大佐
吉田大八監督なんですねぇ。 思わず納得。

山と海に囲まれた田舎町のロケーションも良いし、
台詞とキャスティングが素晴しい。

とにかく菅野美穂ちゃんがカワイイ。
好きな男性の前で見せる少女のような表情が可愛すぎるっ。
感情を抑えた演技や、ラストの顔も絶妙。

主人公の親友を演じた小池栄子ちゃんの怪演と
池脇千鶴ちゃんの控えめながら確かな演技力に、
見守る母・夏木マリさんとパンチオバチャン達も◎。
そして、江口洋介さん演じるカシマがカッコイイ~!

西原さんといえば、ご自身の作品にカメオ出演することで
有名?ですが、本作はあのシーンの人物だったとは...
全然気が付きませんでした(笑)

パーマネント野ばら   「公式サイト」
海辺の田舎町に佇む「パーマネント野ばら」は、離婚により一人娘を連れて出戻りした
なおこと、その母まさ子が切り盛りする小さな美容室。町の女たちはここにたむろ
しては、甲斐性のない男たちへの不満や愚痴をぶつけ合っていた。なおこの2人の
友だち、みっちゃんとともちゃんも男運は最悪だが、一方のなおこは高校教師の
カシマとの静かな恋を大切に育んでいた...。


監督:吉田大八
原作:西原理恵子 『パーマンネント野ばら』(新潮社刊)
出演:菅野美穂/小池栄子/池脇千鶴/宇崎竜童/夏木マリ/江口洋介 ほか
上映時間:1時間40分

■札幌シネマフロンティア にて上映中 


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映画 『パリより愛をこめて』



前作 『96時間』 に引き続き、製作リュック・ベッソン
ピエール・モレル監督の黄金コンビがまたまた
やってくれました。 

ジョナサン・リース・マイヤーズジョン・トラボルタ
パリを舞台にド派手な銃撃戦やカー・アクションを繰り
広げる痛快アクション。 

パリの米大使館員で、裏の顔はCIAの見習い捜査官・
リースを演じる男前なジョナサンがかすんでしまうくらい、
相棒の捜査官・ワックス演じるトラちゃんの存在感がスゴイ!
 
破天荒でスキンヘッドの見た目から反則ですが(笑)
アクションにキレがあって、めちゃめちゃカッコイイの。

ガンアクションも見応えがありますが、アウディの
カーチェイスシーンは必見。 トラちゃんのバズーカ
持って箱乗りは笑えるし、ドライバーさんのキャラも◎。

このタイトルって?と思ったら 『007/ロシアより愛をこめて』 に
オマージュを捧げているんですねぇ。
他にも、『ベスト・キッド』 や 『パルプ・フィクション』
などのオマージュが盛り込まれていて思わずニヤリ。

パリより愛をこめて   「公式サイト」
パリのアメリカ大使館に勤務し、人も羨む生活を送っているリースだったが、
彼の裏の顔はCIAの下級職員で、夢は正真正銘のエージェントになることだった。
そんなある日、CIAからリースにある事件の捜査指令が下り、ワックスというスキン
ヘッドの男とコンビを組むことになる。


原題:From Paris with Love
監督:ピエール・モレル
製作:リュック・ベッソン、インディア・オズボーン
出演:ジョン・トラヴォルタ/ジョナサン・リス=マイヤーズ
    カシア・アナ・スムートニアック/リチャード・ダーデン  ほか
上映時間:1時間35分   <R-15>

■ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道で上映中 


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映画 『ボックス!』



高校のアマチュアボクシング部を舞台にした
青春映画 『ボックス!』 を試写会で観てきました。

いや~面白かった!
大阪が舞台なので、笑いあり、涙あり、人情あり。
李闘士男監督のデビュー作 『お父さんのバックドロップ』 を
思い出しちゃった。

根が体育会系なので、スカッと爽やかな青春映画は大好きっ。
2008年 『ガチ☆ボーイ
2009年 『風が強く吹いている
そして2010年は 『ボックス!』 で決まり。
これでお気に入りスポーツ青春映画三部作の誕生かも!

市原隼人くん&高良健吾くん演じる正反対キャラの
友情に胸が熱くなったし、ボクシングシーンがリアルっ。

谷村美月ちゃんはカワイイし、一見本人とは分からない
筧利夫さんのセリフはグッとくるし、宝生舞ちゃんは
役柄からツッコミどころ満載(笑) いちいちツボだから。

ちなみに、タイトルの 「ボックス!」 って、試合開始の
レフェリーのかけ声なんですねぇ。 
ずっと 「ファイト!」 だと思っていました...。

ボックス!   「公式サイト」
幼馴染みのやんちゃな天才ボクサー鏑矢義平の強さに憧れて、 成績優秀だが
気弱な高校生の木樽優紀はボクシング部に入部する。


監督:李闘士男
原作:百田尚樹(『ボックス!』太田出版刊)
出演:市原隼人/高良健吾/谷村美月/香椎由宇/筧利夫
    清水美沙/宝生 舞 ほか
上映時間:2時間6分

■5月22日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 


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