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映画 『女の子ものがたり』
Posted by bluestar on 2009年9月6日(日) 21:34
『いけちゃんとぼく』に続き、西原理恵子さんの自叙伝的
作品を映画化。 (今年はサイバライヤーなのか?)
原作は未読。 タイトルのイメージから、ほんわか可愛らしい
お話と思いきや、現実的な女の子の物語。
女の子が大人になる時の切なくてほろ苦い思いが
いっぱい詰まった作品。 瑞々しくて良かった~。
ヒロインを演じた3世代の女優さんがとっても良い。
森迫永依ちゃんは健気で可愛く、大後寿々花ちゃんの
透明感のある演技も良かったし、深津絵里ちゃんの
ダラダラ・ダメ女っぷりもキュートで魅力的。
田舎の風景とアコースティックな音楽が心地よく、
ラストは涙、涙...大切な友達に会いたくなっちゃった。
【女の子ものがたり】
漫画家の高原菜都美はスランプで、まったく筆の進まない日々が続いていた。
新米編集者の財前もあきれ果て、ついには彼女にキツい一言を投げつける。
その一言をきっかけに、かつて自分が「女の子」だった頃のことを思い出す。
監督・脚本:森岡利行
原作:西原理恵子「女の子ものがたり」
出演:深津絵里/大後寿々花/福士誠治/波瑠/高山侑子/森迫永依
三吉彩花/佐藤初/風雪ジュン/板尾創路/奥貫薫 ほか
上映時間:1時間50分
「公式サイト」
■シアターキノ、ユナイテッド・シネマ札幌 にて上映中。
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映画 『プール』/舞台挨拶付先行特別上映会
Posted by bluestar on 2009年8月31日(月) 12:49
先日、舞台挨拶付先行特別上映会に参加してきました。
張りきって前方端の席をキープしてみたら、すぐ側の通路から
小林聡美さん&もたいまさこさんが登場。
本物ホンモノ...あまりの近さに嬉しビックリ(笑)
スパンコール付の羽織物がキラキラまぶしく、マッシュルームヘアが
キュートな小林さんと、独特の雰囲気をかもし出すもたいさん。
「サワディーカー」とタイ語の挨拶で始まった舞台挨拶は、
お二人の仲の良さが伺える楽しいトークに終始ほのぼの。
うれし楽しい舞台挨拶でしたが、映画鑑賞にはスクリーン近すぎっ(泣)
さて映画ですが-
ファン待望、『かもめ食堂』『めがね』のスタッフによる新作。
タイ・チェンマイのゲストハウスを舞台に、様々な事情を抱えながら
小さなプールの周りに集まる5人の6日間の物語。
これまで同様、セリフが少なくシンプルに淡々と描かれています。
抜群のロケーションと役者さんの存在感や美味しそうな料理に
魅了され、最後まで飽きずに観ることができました。
先日観た『南極料理人』に引き続き、フードスタイリスト飯島奈美さんの
美味しそうな料理(タイ料理?)に釘付け。揚げバナナ食べたい!
アジアンなインテリアやさりげない小物、ファッションも魅力的。
キャストや設定が『めがね』とかぶっていたのは新鮮味に欠け
ますが、チェンマイのゆる~い空気感が心地良く、ふと自分の
生き方を見つめ直したくなる不思議な映画でした。
独特のゆる~い世界観が好きな人にはおすすめです。
【プール】 理由なんて、愛ひとつで充分だ。
さよは、4年前に自分と祖母の元を離れタイのチェンマイでの生活を選んだ母・京子の
もとを訪れる。母は小さなプールのあるゲストハウスで、オーナーの菊子や、仕事を
手伝う市尾、タイ人の少年ビーと楽しそうに過ごしていた。
監督・脚本:大森美香
原作:桜沢エリカ
出演:小林聡美/もたいまさこ/加瀬亮/伽奈 ほか
上映時間:1時間36分
「公式サイト」
■9月12日(土)より、札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー
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映画 『色即ぜねれいしょん』
Posted by bluestar on 2009年8月27日(木) 12:55
原作はみうらじゅんの自伝的青春小説。
体育会系でもヤンキー系でもない 「文科系男子」の
ひと夏の成長物語。 これは、面白かった~っ!
思春期のモヤモヤした雰囲気たっぷりの青春映画。
大半の男子は共感できるんだろうなぁ(笑)
女子のワタシが見ても、懐かしさと甘酸っぱい感じに
ニタニタ、キュンキュンしっぱなし。 旅に出たくなっちゃった。
主役の純を演じた「黒猫チェルシー」の渡辺大知くんは
歌もイイし、素朴で純粋なかんじがとっても良かった。
ヒロイン臼田あさ美ちゃんも可愛かったなぁ。
純の両親や周りの怪しい?大人たちがすごくイイ。
やさしく可愛い母親・堀ちえみさんと、口数の少ない高倉健
タイプの父親・リリー・フランキーさんが妙にハマっていた。
純のヒッピー家庭教師に、「くるり」の岸田繋くん。
「ぼん」って呼ぶ京都弁がツボ。
隠岐島のユースホステルで働くヒゲゴジラに「銀杏BOYZ」の
峯田和伸くん。 知らない人だと思っていたら『少年メリケンサック』で
本作の監督・田口トモロヲさんの若い頃を演じていた人だ。
気付かなかった...。
渡辺大知、峯田和伸、岸田繋が歌うエンディング曲
「どうしようかな」もお聞き逃しなく!
法然!法然! あの「法然コール」は一度やってみたい(笑)
【色即ぜねれいしょん】 「公式サイト」
1974年の京都。仏教系男子高校に通う乾純は、ロックな生き様に憧れながらも
平凡で退屈な日々を送っていた。そんな時、隠岐の島で夏休みを過ごそうと
誘われ、自慢のギターを片手に、浮かれ気分で島へと向かう。
監督:田口トモロヲ
原作:みうらじゅん「色即ぜねれいしょん」
出演:渡辺大知(黒猫チェルシー)/峯田和伸(銀杏BOYZ)/岸田繁(くるり)
堀ちえみ/リリー・フランキー/臼田あさ美/森岡龍/森田直幸 ほか
上映時間:1時間54分
■シアターキノにて上映中
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映画 『60歳のラブレター』
Posted by bluestar on 2009年7月23日(木) 00:43
タイトルからして、アラカン・団塊の世代向けのイメージがあって
躊躇していたのですが...意外と(失礼っ)ロングラン上映しているので
遅ればせながら鑑賞してきました。
夫の定年退職を期に離婚することになった孝平(中村雅俊)とちひろ(原田美枝子)
喧嘩は絶えないが仲の良い正彦(イッセー尾形)と光江(綾戸智恵)
愛妻を亡くした医師の静夫(井上順)と彼に好意を抱く麗子(戸田恵子)
3組の熟年男女が織り成すオムニバス。
先の展開が見えちゃったり、ツッコミところも多々ありましたが、
イッセー尾形さん&綾戸智恵さん演じる夫婦にやられちゃったかなぁ
泣けました...。 井上順さんと戸田恵子さんも良かったです。
スクリーンで中村雅俊さんを観るのは初めてだと思うのですが、
いつの間にか60歳の役をやるようになっちゃたんですね...。
【60歳のラブレター】
監督:深川栄洋
出演:中村雅俊/原田美枝子/井上順/戸田恵子/イッセー尾形
綾戸智恵 ほか
上映時間:2時間9分
「公式サイト」
ディノスシネマ札幌 ほか全道にて上映中
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映画 『蟹工船』
Posted by bluestar on 2009年7月8日(水) 12:41
【蟹工船】
カムチャッカ沖で蟹をとり、船上で缶詰に加工する蟹工船・博光丸の出稼ぎ労働者たちは、
監督・浅川の下で過酷な労働を強いられていた。そんなある時、漁に出た新庄と塩田は
博光丸からはぐれ、ロシア船に救助される。再び蟹工船に舞い戻った新庄は、労働者たち
に行動しなければ何も変わらないと力強く訴えかけるのだった。
プロレタリア文学の傑作、小林多喜二の「蟹工船」を映画化。
原作は未読、キャスティングに期待して観賞。
...なんじゃこりゃっ。 残念ながら期待はずれ。
伝えたいことは分かるのですが、リアリティーがなく、
なにもかも薄っぺらい仕上がり。
良く言えばポップな娯楽映画でしょうか?
西島秀俊くん、高良健くん、榎本時生くんといった若手の
キャスティングや、『青い春』 以来の松田龍平くんと
新井浩文くんの共演はとってもうれしかったのですが、
見応えのないイマイチ演技にガッカリ...。
もっとできる役者さん達(←ワタシって何様...)だと
思うのですが、コレも演出なのでしょうか? あ~残念。
「大人のカニカマ」をいただきました。
大人?どんな味か気になりますがもったいなくて開けられません(笑)
監督・脚本:SABU
原作:小林多喜二
出演:松田龍平/西島秀俊/高良健吾/新井浩文/榎本時生
木下隆行(TKO)/木本武広(TKO) ほか
上映時間:1時間49分
「公式サイト」
シナターキノ,ユナイテッド・シネマ札幌 ほかで上映中
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