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映画 『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』
Posted by bluestar on 2009年10月29日(木) 08:13
ハリソン・フォードが主演とくれば、お気軽ヒーロー映画と
思いがちですが...イイ意味で裏切られました。
ロサンゼルスを舞台に不法入国問題にスポットを当て、
移民達の様々なエピソードが展開する見応え十分の
社会派・現像劇。
9・11以降のアメリカがリアルに描かれていて胸が痛い。
「不自由の国」...考えさせられる映画でした。
ハリソン・フォードがヒーローイメージを封印した、
抑えめ演技が良かった。 歳相応?な役柄と、
出演シーンが控えめだったのも◎。
ハリソン以外のキャストも地味に豪華で見応えあり。
個人的には、『アクロス・ザ・ユニバース』や
『ラスベガスをぶっとばせ』『ブーリン家の姉妹』に出演していた
ジム・スタージェスの爽やかな笑顔と歌声を聞けたのがうれしい。
(『パイレーツ・ロック』 に続き、英国俳優LOVEです(笑))
【正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官】 「公式サイト」
ロサンゼルス。移民局I.C.E.に務めるベテラン捜査官のマックスは、不法滞在者の
取り締まりが任務。ある日彼は、同僚の妹とともに殺された男が偽造グリーンカード
を持っていたことを知り、独自に調査を進めて行く。
原題:THE WRESTLER
監督・製作・脚本:ウェイン・クラマー
出演:ハリソン・フォード/レイ・リオッタ/アシュレイ・ジャッド
ジム・スタージェス/クリフ・カーティス ほか
上映時間:1時間53分
■シアターキノにて上映中
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『SAPPORO ショートフェスト 2009』 先行上映会
Posted by bluestar on 2009年10月10日(土) 08:21
先日、『SAPPORO ショートフェスト 2009』 先行上映会に
参加してきました。
各プログラムから、注目作品の上映やTRAILERを観て、
笑ったり、驚いたり、ホロリとしたり...一足お先に楽しむことが
出来て、ますます「短編映画」の魅力にハマっちゃいました。
今年はゲストも豪華だし、10月14日~どれを観ようか悩む悩む。
オスカーを受賞した加藤久仁生監督の『つみきのいえ』が上映
されます。 自宅DVDも良いけれど、スクリーンで観てみたいっ。
札幌の島田英二監督作品 『サラダパン』 がとっても気になります。
サラダパンって銀座屋さんですよね? 注目してます。
【SAPPORO ショートフェスト 2009】 第4回 札幌国際短編映画祭
10月14日(水)~10月18日(日) (16日は深夜オールナイト上映)
<公式サイト>
カテゴリー: 映画 '09|タグ: SAPPORO SHORT FEST, SAPPORO ショートフェスト, シアターキノ, ショートフィルム, 中央区, 先行上映, 映画, 札幌, 札幌国際短編映画祭, 札幌東宝プラザ, 短編映画
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映画 『空気人形』
Posted by bluestar on 2009年9月27日(日) 23:15
ファンタジー・ラブストーリーと思いきや、そこは是枝監督...
想像以上に衝撃的で、じわりじわりと考えさせられる奥深い作品。
心を持ったリアルドール(空気人形)を通して、空虚で孤独な
現代人を淡々と描いた切ない物語。
空虚感を抱える人々にしみじみ共感...。
ヒロインの「空気人形」を演じた ペ・ドゥナは、彼女以外に
考えられないくらいのハマリ役。 『子猫をお願い』を観て以来、
透明感に溢れ、年齢不詳の可愛らしさが魅力的だったけど、
こんなにスタイルがよかったっけ?と思うほど、スラリとした
抜群のプロポーションを披露し、大胆かつチャーミングに
「空気人形」を好演。 人形しか愛せない孤独な中年男を
演じた板尾創路の存在感も見逃せない。
印象的だったのが、空気人形の抜けてしまった空気を
憧れの男性に吹き込まれるシーン。
体と心も満たされて、とっても官能的。
是枝監督作品の『誰も知らない』『歩いても 歩いても』
とは、また違った魅力のある本作。
ワタシは好きな作品ですが、好みが分かれそう...。
【空気人形】 「公式サイト」
古びたアパートに暮らす秀雄の等身大の空気人形が、本来持ってはいけない
「心」を持ってしまう。秀雄が出掛けた後、一人で街に出るようになった彼女は、
やがてレンタルビデオ店で働く純一に想いを寄せ、その店でアルバイトを始めるが...。
監督・脚本・編集:是枝裕和
原作:業田良家 (短編漫画「ゴーダ哲学堂 空気人形」)
出演:ペ・ドゥナ/ARATA/板尾創路/高橋昌也/オダギリジョー
富司純子/余貴美子/岩松了/寺島進 ほか
上映時間:1時間56分 R-15
■シアターキノ,ユナイテッド・シネマ札幌 ほか全道で上映中
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映画 『幸せはシャンソニア劇場から』 100マイル試写会
Posted by bluestar on 2009年9月16日(水) 23:17
フランスに行ったことはないのですが、どこか懐かしい古き良き
パリを舞台に、不況で閉館してしまった「シャンソニア劇場」を
愛する人々が力を合わせて劇場再開のために奔走する姿を
描いた心温まる物語。
なんといっても音楽が良くって 「♪パリ~パリ~♪」頭から離れません。
友情や親子愛が描かれていて、笑いあり涙ありの華やかな
フレンチ人情劇って感じかな? こういう映画好きです。
主人公ピゴワルを演じるのは、『バティニョールおじさん』『コーラス』の
ジェラール・ジュニョ。『タンデム』の頃から好きな役者さんなのですが、
びっくりするくらい変わらない。この顔を見ると和んじゃう(笑)
一人息子ジョジョを演じるのは、『コーラス』でペピノ君を演じた
マクサンス・ペラン君。大きくなった本作でも健気で愛らし~。
そんな今後が楽しみなマクサンス君は、『ニュー・シネマ・パラダイス』
『コーラス』そして本作の製作者ジャック・ペランの実の息子さん。
クリストフ・バラティエ監督は、伯父さんだというから、これまた
ビックリ。 華麗なる美形一族だわ(笑)
ヒロイン役に大抜擢されたノラ・アルネゼデールちゃん。
チャーミングで歌もなかなか良い。新たなスターとして注目です。
【幸せはシャンソニア劇場から】 「公式サイト」
1936年パリ。ミュージックホール・シャンソニア劇場は不況のため閉館し、
長年裏方を務めてきたピゴワルは職を失う。失業者のままでは子育ての
資格はないと、愛する息子と引き離されてしまったピゴワルは、再び息子と
暮らしたい一心で、かつての仲間とともに劇場再建に乗り出す。
原題:Faubourg 36
監督:クリストフ・バラティエ
製作:ジャック・ペラン
出演:ジェラール・ジュニョ/カド・メラッド/クロヴィス・コルニアック
ノラ・アルネゼデール/ピエール・リシャール ほか
上映時間:1時間55分
■9月19日(土)より、シアターキノにて上映。
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カテゴリー: 映画 '09|タグ: クリストフ・バラティエ, コーラス, シアターキノ, ジェラール・ジュニョ, ジャック・ペラン, パリ, フランス映画, 中央区, 幸せはシャンソニア劇場から, 映画, 札幌
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映画 『扉をたたく人』
Posted by bluestar on 2009年9月14日(月) 22:33
★映画鑑賞後に行なわれた、茂呂剛伸さんのジャンベ&
縄文太鼓のミニ演奏を先にUPしましたが...映画は、
「ジャンベ」が魅力的で、期待通りの素晴らしい作品でした。
最近ではコーエン兄弟の『バーン・アフター・リーディング』などに
出演していた名脇役 リチャード・ジェンキンスが初の主役を演じ、
アカデミー賞主演男優賞にノミネート(オスカーはショーン・ペン)されたり、
「ジャンベ」が使われていたりと、個人的に大注目していた作品。
「移民問題」をテーマに、地味めなキャストで抑え目に描いた
静かな作品ですが、心を閉ざして生きる大学教授が、移民青年と
出会い、音楽を通じて心を通わせていく過程に心打たれました。
余韻が残るラストシーンは圧巻。 とても感動しました。
リチャード・ジェンキンスの抑えた演技がリアルで素晴らしい。
ジャンベ奏者・タレクを演じたハーズ・スレイマンの爽やかさも◎。
2人のセッションシーンはとっても良かった。
タルクの母親を演じた『シリアの花嫁』のヒアム・アッバスが
とても魅力的。大人のロマンスもグッときた。
監督・脚本のトム・マッカーシーは、『デュプリシティ』にも
出演していた役者でもありますが、印象に残っていない...。
本作が素晴らしかったので、監督・脚本家としては、しっかり
記憶されました。 次回作も期待しています。
【扉をたたく人】 「公式サイト」
大学教授のウォルターは、妻に先立たれて以来、心を閉ざし孤独に生きてきた。
久々にニューヨークの別宅を訪れると、見知らぬ移民の男女が暮らしていた。
シリア出身の青年タレクはジャンべ奏者であり、ウォルターはタレクからジャンベを
習い始め、次第に心を通わせていくが...。
原題:the Visitor
監督・脚本:トム・マッカーシー
出演:リチャード・ジェンキンス/ヒアム・アッバス/ハーズ・スレイマン
ダナイ・グリラ ほか
上映時間:1時間44分
■シアターキノにて上映中。
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カテゴリー: 映画 '09|タグ: the Visitor, シアターキノ, ジャンベ, トム・マッカーシー, ハーズ・スレイマン, ヒアム・アッバス, リチャード・ジェンキンス, 中央区, 扉をたたく人, 映画, 札幌, 洋画
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