札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

『邦画』タグの付いた投稿

映画 『余命1ヶ月の花嫁』



余命1ヶ月の花嫁
千恵は23歳の秋に左胸にしこりがあることに気付き、若年性乳がんの
診断を受ける。恋人の太郎や家族、友人に支えられ、つらい闘病生活を
送るが、千恵の余命はあと1ヶ月であると告げられる。


招待券が当り、映画館へ。

乳がんを患い24歳6か月という短い生涯を閉じた長島千恵さんの実話を
映画化。闘病記ではなく、千恵さんと太郎さんの恋愛物語。

辛口ですが、恋愛を中心にキレイに描きすぎ。若い人にも乳がん検診の
啓発を願った千恵さんの思いが作品から伝わりにくい...本当に残念。

ちなみに、私が初めて乳がん健診を受けるきっかけとなった
映画『Mayu-ココロの星-』の原作者・大原まゆさんが5月9日に亡くなりました。
偶然にも、映画 『余命1ヶ月の花嫁』 の公開日。 
26歳若すぎます。とても残念です...。心からご冥福をお祈り致します。

監督:廣木隆一 (『ヴァイブレータ』『きみの友だち』) 
出演:榮倉奈々/瑛太/柄本明/手塚理美/安田美沙子/大杉漣
    津田寛治/田口トモロヲ  ほか
上映時間:2時間9分
「公式サイト」

札幌東宝公楽,札幌シネマフロンティア ほか全道で公開中 


過去の映画レポはこちら★

映画 『愛のむきだし』



愛のむきだし 
幼い頃に母を亡くし、神父の父・テツと2人で暮らすユウは盗撮が趣味。
ふとしたことがきっかけで出会ったヨーコに恋をするが、ヨーコと家族が
新興宗教にハマったため、その宗教に戦いを挑んでいく。


なんだこりゃ、スゴイ映画だった...。
4時間と長尺だし、お値段も高いし、観る価値があるのか悩んだのですが
観て良かった! 面白かった~。

『紀子の食卓』の鬼才・園子温監督が自身の実体験や実話をベースに描く、
奇想天外な純愛物語。
敬虔なクリスチャンの家庭で育った青年を主人公に、盗撮、変態、レズビアン、
新興宗教や暴力などを織り交ぜ、一途な愛を描いた作品。

前半は、コミカルでスピーディーだったのですが、後半はちょっと中だるみ。
もうちょっと短くできたんじゃないかな...。
お下品なシーンも多いので一歩間違うとエロな変態映画になりかねないん
だけど、しっかり純愛映画にまとまっているのがスゴイ(笑)

むきだし演技のキャストがみんな良かった。 主演は映画初出演の西島隆弘くん
(AAAのボーカル)。 ヒロインは体当たり演技が抜群に良かった満島ゆかりちゃん。

万人受けする映画ではないと思いますが、一見の価値ありです。

監督・脚本・原案:園子温
出演:西島隆弘/満島ひかり/安藤サクラ/渡部篤郎/渡辺真起子
上映時間:3時間57分 
<公式サイト>

シアターキノ にて公開中  


bluestar過去の映画レポはこちら★

映画 『クローズZEROⅡ』



クローズZERO Ⅱ
不良学生たちの巣窟・鈴蘭男子高校制覇を狙いリンダマンとの頂上決戦に敗れた
源治は、まだ全校を統一できずにいた。そんなとき、かつてし烈な抗争を繰り返して
いた鳳仙学園との停戦協定が破られてしまう。鳴海大我率いる鳳仙学園の猛者たちが
攻勢をかけてくる中、鈴蘭高校はかつてない危機を迎える。


原作も前作『クローズZERO』も未見のため、簡単な予習をして試写会へ。

頂点争いを繰り広げる鈴蘭高校と、因縁のライバル校・鳳仙学園との壮絶な
戦いに、アドレナリン全開で楽しめました。
三池崇史監督らしいというか、想像以上にスゴ~イ。

高校が舞台なのに、先生や授業風景が全く出てこない不思議な学園もの(笑)
男の美学とか友情とか...熱くてカッコイイ~!
体を張った乱闘シーンは圧巻の一言。

注目は個性的なワルメン達。 小栗君より、鳳仙学園のトップ・鳴海大我を
演じた人気ロックバンド「RIZE」のドラマー金子ノブアキ君のカリスマ性が
スゴイの一言。(この映画を観るまで知らなかったんですけど...)
鳳仙学園の一年生にして最強の美藤竜也を演じた三浦春馬君がとっても
美しい。出番は少ないけれどインパクト大。

鳳仙学園のグレーの制服好きかもっ。 グレーの制服を着たスキンヘッド軍団は
インパクトあり。元気が出るTVの100人隊を思い出したのは私だけ?

この映画の世界観キライじゃないです。前作『クローズZERO』も観たくなりました。

原作:髙橋ヒロシ
監督:三池崇史
出演:小栗旬/やべきょうすけ/黒木メイサ/三浦春馬/高岡蒼甫
    金子ノブアキ/桐谷健太/山田孝之/岸谷五朗
上映時間:2時間13分
<公式サイト>

2009年4月11日(土)より
札幌シネマフロンティア,ユナイテッド・シネマ札幌 で公開  


bluestar過去の映画レポはこちら★

映画 『フィッシュストーリー』



【フィッシュストーリー】  
2012年。彗星の衝突まであと5時間と迫った地球。世界の終わりを目前にいつもと変わらぬ
様子のレコード店。そこに流れていた曲は『FISH STORY』。それは1975年あまりにも早すぎた
ばかりに全く売れぬまま姿を消していったパンクバンド「逆鱗」がレコーディングした最後の
1曲だった。そして遡ること1982年、車の中で同じ曲を聴いている3人の男がいた。


アヒルと鴨のコインロッカー』の原作・伊坂幸太郎と監督・中村義洋が
タッグを組んだ第2弾。 けっして魚の話ではありません...。

1975年、売れないパンクバンドが解散直前に放った1曲「FISH STORY」が
時空を越え、それぞれの時代に生きる人々を繋ぎ、37年後に世界を救うほどの
奇跡を起こすという伊坂ワールド全開の痛快ストーリー。

キャスティングが素晴らしく、伊藤淳史くんがパンクバンド「逆鱗」のリーダーを好演。
『アヒ鴨』を彷彿させる気弱な大学生の濱田岳くんは重要な役所だし、泣き虫
女子高生の多部未華子ちゃんはほんわかカワイイし、正義の味方に憧れる
森山未來くんの華麗な動きに大注目です。個人的には江口のりこさんが◎。

斉藤和義さんがプロデュースを手掛けたテーマソング「FISH STORY」が耳から
離れません。 逆鱗の「長崎は今日も雨だった」のパンクアレンジもツボ。

『アヒ鴨』もお気に入りなのですが、人と人との「つながり」をキーワードに
希望に満ちた作品に仕上がっている本作も期待を裏切りません!
ラストはすっきり爽快ですよ。

監督:中村義洋 『ジャージの二人』『ジェネラル・ルージュの凱旋』
原作:伊坂幸太郎
出演:伊藤淳史、高良健吾、多部未華子、濱田岳、森山未來、大森南朋、石丸謙二郎ほか
上映時間:1時間52分
公式サイト:http://fishstory-movie.jp/
■ユナイテッドシネマ札幌にて公開中■


過去の映画レポはこちら★

映画 『ジェネラル・ルージュの凱旋』 試写会



ジェネラル・ルージュの凱旋
チーム・バチスタ事件から1年後、院内の倫理委員会の委員長を務める田口の下に
「救命救急センター長の速水が特定の業者と癒着している」との怪文書が届く。
彼女は院内調査を開始するが、相変わらず調査は進まない。そこへ役人・白鳥が再び現れる。


『チーム・バチスタの栄光』 に続く、窓際医師・田口(竹内結子)と
厚生労働省の役人・白鳥(阿部寛)の凸凹コンビによる第2弾。
原作も読んでいないし、第1弾を観ていなくても、充分楽しめました。

救急医療の問題を軸に、ユーモラスを織り交ぜて現代医療の実態を鋭く描いて
いる本作。 前作がTV放映されるというので、急いで帰宅したのですが、
頭の方は観れず。それでも大抵2作目はイマイチな作品が多い中、面白さが
パワーアップしていると感じました。 

ゆるキャラが意外とハマリ役の竹内結子ちゃん。 
かなり濃いキャラの阿部ちゃんに大笑い。ガリバー最高です。
 
今回の主役はやっぱり堺雅人さん。切れ者で冷徹なジェネラル・ルージュ
(血まみれ将軍)の異名を持つ速水を見事に演じている。
ジェネラルの行動や夢の実現に目頭が熱くなりました。

目新しさは感じないものの、魅力的な「速水」にハマること間違いなしの
メディカルエンターテインメントをお楽しみ下さい。

「ジェネラル・ルージュの凱旋」公式サイト

2009年3月7日(土)より、札幌シネマフロンティア,ユナイテッド・シネマ札幌
東宝プラザ ほか全道で公開。(上映時間:2時間3分)

過去の映画レポはこちら★

pageTop