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*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『韓国』タグの付いた投稿

映画 『ハーモニー 心をつなぐ歌』

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韓国女子刑務所内の受刑者による合唱団の実話から
生み出されたヒューマン・ドラマ。

日本でも、『うた魂♪』や『歓喜の歌』 など 合唱(コーラス)
映画が好きなので、前評判を期待して鑑賞。

...久しぶりにやられたっ。
自分でもビックリするくらい大号泣!

前半の韓国映画らしいコミカルな展開にハズレかも?と
心配したのですが、合唱団を結成してからの後半は
心の傷を抱えながら生きる女囚たちのエピソードに
涙、涙、涙。 涙腺を刺激するのが上手すぎですっ。

『シュリ』や「LOST」のキム・ユンジンを久しぶりに
スクリーンで観られたのは嬉しかったし、赤ちゃん役の
子が可愛すぎっ。

それにしても、あのラストは反則っ(涙)

ハーモニー 心をつなぐ歌
おなかの子を夫の暴力から守るために殺人を犯した罪でチョンジュ女子刑務所で
服役中のジョンヘは、ある日、慰問にやって来た合唱団の歌声に感銘を受ける。
自分たちでも合唱団を結成しようと思い立ったジョンへは、半年間で成果を上げる
ことを条件に所長から結成の許可を得て、早速メンバー集めを開始する。


原題:하모니
監督・脚本:カン・テギュ
出演:キム・ユンジン/ナ・ムニ/カン・イェウォン/チョン・スヨン
    パク・ジュンミョン/イ・ダヒ /チャン・ヨンナム ほか
上映時間:1時間55分
「公式サイト」

■札幌シネマフロンティアにて上映中


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映画 『冬の小鳥』



大好きな父親に捨てられ、孤児となっ た少女の物語。

監督は、これがデビュー作となるフランス在住の
韓国人女性ウニー・ルコント

自身も養子として韓国から渡仏した経験を持つだけに
リアリティと深みがある素晴らしい作品でした。

なんといっても、可愛く健気な主人公の少女・ジニを
演じたキム・セロンちゃんが素晴らしい。
映画初出演とは思えない存在感と情感あふれる
演技に釘付け。 

ジニが大好きな父親への愛情を徐々に断ち切っていく
繊細な心の変化や葛藤が胸を打つ。

小鳥を埋めた場所を掘り返し、自らを埋葬するシーンは
衝撃的。 ラストシーンに救われたなぁ。

冬の小鳥
1975年、よそ行きの格好をした9歳のジニは、父と一緒にソウル郊外にある
カトリックの児童養護施設の門をくぐる。彼女がシスターに施設の案内をして
もらっているうちに、父親は黙って去って行ってしまう。そのことにショックを
受けたジニは食事にも手をつけず、周囲に溶け込むことも頑として拒んでいた。


原題:Ye Haeng Ja
監督・脚本:ウニー・ルコント
出演:キム・セロン/パク・ドヨン/コ・アソン/パク・ミョンシン
    ソル・ギョング/ムン・ソングン ほか
上映時間:1時間32分
「公式サイト」

■シアターキノ にて上映中 


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映画 『義兄弟 SECRET REUNION』



いや~、面白かった。
久しぶりに後味のイイ韓国映画を観ることができて大満足!

北朝鮮工作員逮捕に失敗して国家情報局をクビに
なったイ・ハンギュ(ソン・ガンホ)と、北朝鮮のスパイ
ソン・ジウォン(カン・ドンウォン)。
敵同士の2人がお互いに腹を探り合いながら、仕事と
生活をともにするうちに心を通わせてゆく男の絆を描いた
社会派エンターテインメント。

南北問題をテーマした作品は、 『シュリ』 『JSA』 『二重スパイ』
といった重くシリアスな作品はありますが、本作のように
敵同士の男の絆やユーモアを盛り込んだ韓国映画は
珍しいのではないでしょうか?

なんといっても名コンビともいえるW主演の2人が魅力的。
9頭身はありそうなカッコよすぎるカン・ドンウォン
クールな演技と、いつも通りの素晴らしい存在感を魅せる
ソン・ガンホの人間味溢れる演技から目が離せません。 

普通で考えたら、あのラストはあり得ないのですが、南北の
願いがこめられているようで、心地良い気分になりました。 

義兄弟 SECRET REUNION
ソウル市内で発生した国家情報員と北朝鮮工作員との銃撃事件。工作員を取り逃が
した責任を負わされ情報員をクビになったハンギュは6年後、国から見捨てられ潜伏
生活を続けていた工作員ジウォンと偶然にも再会を果たす。それぞれの目的を隠し
ながら行動をともにするようになった2人は、次第に心を通わせていく。


監督:チャン・フン
脚本:チャン・ミンソク
出演:ソン・ガンホ/カン・ドンウォン/チョン・グクァン/パク・ヒョックォン
    チェ・ジョンウ  ほか
上映時間:1時間56分
「公式サイト」

■ディノスシネマズ札幌劇場 にて上映中


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『息もできない』 特別上映とゲストトーク@シアターキノ



本日より、「SAPPORO SHORT FEST 2010」 が開幕しましたねぇ。

ホワイトロックシアターの初日プログラムも魅力的でしたが、
シアターキノで SAPPORO SHORT FEST 5周年記念特別上映
息もできない』 上映と、監督・主演ヤン・イクチュン氏&主演女優
キム・コッピさんのゲストトーク に参加してきました。

客席には、映画 『レインマン』 のオスカー脚本家であり
SSFの国際審査委員である バリー・モロー氏の姿がっ! 感激です!

実は、映画 『息もできない』 を観るのは3回目。
監督・主演・脚本・編集・制作をこなした才能溢れるヤン・イクチュン氏と
主演女優のキム・コッピちゃんの来札を楽しみにしていたんです。

映画は、3回目も涙・涙・涙...素晴らしい作品です。

映画上映後にヤン監督とコッピちゃん登場。
映画では、いかにもなチンピラを演じていたヤン監督ですが、
キャップにメガネを掛け、チェックのシャツにジーンズ姿の監督は
普通のお兄さん風。 コッピちゃんは、水玉ネイビーのワンピース姿
が清楚でカワイイ女の子といったイメージ。

「皆さん、ありがとうございます。 はじめまして、キム・コッピです。」
と流暢な日本語で挨拶をしてくれたコッピちゃん。 

通訳さんを交えてのトークは、映画の根底にある韓国の歴史的な
背景や家族、暴力描写についてなど真摯に語ってくれました。

お茶目なヤン監督の、KISSネタは笑えました。
今回、SSFの審査員として来札されたヤン監督。
映画祭で見かけたら 「KISSして下さい」って言ってました(笑)

ヤン・イクチュン監督&キム・コッピさん、カムサハムニダ!


■『息もできない』 は、シアターキノにて10/9(土)~15(金)アンコール上映決定!

映画 『息もできない』



去年は 『チェイサー』 や 『母なる証明』 など、
次々と秀作を生み出す韓国映画界で、これまた
スゴイ作品の登場です。

世界各国の映画祭で賞を受賞した話題作 『息もできない』。

なんといっても監督・主演・脚本・編集・制作をこなした
ヤン・イクチュンの才能に驚かされる。

これが長編デビューとは思えない恐るべき完成度の高さ。
息もできないくらい痛くて切なくて...久しぶりにガツン
と頭を殴られたようなスゴイ映画!

ストーリーは、父への怒りと憎しみを抱えて社会の底辺で
生きる情け容赦ない借金取りのサンフンが、心の傷を隠し
ながら生きる勝気な女子高生・ヨニと出会ったことで少し
ずつ変わっていく人間ドラマ。

冒頭から、暴力でしか自分の気持ちを表現できない
サンフンのやるせない思いを象徴するかのように
激しい暴力シーンと汚い言葉のオンパレード。

嫌気がさすと思いきや、徐々に登場人物の過去や背景を
浮かび上がらせる巧みな演出に惹き込まれまくり。

いかにもチンピラ顔のサンフンが、1人の弱い人間として
愛おしく思えてくるから不思議。 

そしてサンフンとヨニの友達でも恋人でもない微妙な
2人の関係の描写が素晴しい。

言葉を交わさなくても自然と分かり合える2人の
夜の漢江のシーンは、ラブシーン?以上に美しく
胸を締め付けられ、涙、涙。

一見地味なヒロイン・ヨニ役のキム・コッピちゃんの
ときおり見せる笑顔が可愛かったなぁ。

ラストは韓国映画らしいのですが...なんともやるせない。

息もできない   「公式サイト」
父への激しい怒りと憎しみを抱き、社会の底辺で生きるサンフンはある日、
心の傷を隠しながら生きる勝気な女子高生ヨニと出会う。理由もなく強く
惹かれ合う2人だったが、徐々に彼らの運命の歯車が狂いだす。


原題:Breathless
監督・製作・脚本・編集:ヤン・イクチュン
出演:ヤン・イクチュン/キム・コッピ/イ・ファン/チョン・マンシク
    ユン・スンフン、キム・ヒス、パク・チョンスン ほか
上映時間:2時間10分   <R-15>

■シアターキノ にて上映中


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