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映画 『最後の忠臣蔵』
Posted by bluestar on 2010年12月31日(金) 02:19
「北の国から」シリーズを手掛けた杉田成道監督が
池宮彰一郎氏の同名小説を映画化。
赤穂浪士の吉良邸討入り事件後、密かに生き残った
二人の男の物語。
いや~良かった!
2010年、映画〆に選んで大正解。
今年のサムライ映画の大トリを飾るに相応しい、
日本人の美徳を思い出させてくれる秀作映画。
武士の忠義の重さを描くと共に、切ないラブストーリー
としても大変見応えがありました。
クライマックスのシークエンスは、号泣。
...心にしみます。
役所広司さんと佐藤浩市さんの演技が素晴らしいのは
もちろんですが、ヒロインを演じた桜庭ななみちゃんの
凛とした美しさと演技が思いのほか良かったです。
同じく役所さん主演の 『十三人の刺客』 と対極にある
作品だと思いますが、今年のサムライ映画の中で
一番好きです。
【最後の忠臣蔵】
赤穂浪士の吉良邸討ち入りで、大石内蔵助率いる46名が切腹により主君に殉じた中、
密かに生き残った瀬尾孫左衛門(役所)と寺坂吉右衛門(佐藤)という2人の武士が
いた。討ち入りの事実を後世に伝えるため生かされた寺坂は、事件から16年後、
討ち入り前夜に逃亡した瀬尾に巡り会い、瀬尾の逃亡の真相を知る。
監督:杉田成道
原作:池宮彰一郎
出演:役所広司/佐藤浩市/桜庭ななみ/安田成美/笈田ヨシ
山本耕史/伊武雅刀/風吹ジュン/田中邦衛/片岡仁左衛門 ほか
上映時間:2時間13分
「公式サイト」
■ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティアほか全道で上映中
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映画 『十三人の刺客』
Posted by bluestar on 2010年9月23日(木) 06:42
1963年に公開された工藤栄一監督による時代劇
『十三人の刺客』 を三池崇史監督がリメイク。
これから続々公開される時代劇映画の中で、超豪華・
男臭い“まげメン”大集合の本作を楽しみにしていましたっ。
一足お先に試写会で観た感想は...
もう、期待以上のド派手な時代劇エンターテインメント。
こりゃ、面白いっ!
緊張感が半端なくて、141分という長尺もあっという間。
クライマックスは迫力満点の大殺陣に大興奮。
三池監督らしいエログロ演出はあるものの、最後まで
グイグイ惹き込まれました。
なんといっても松平斉韶を演じた稲垣吾郎ちゃんの
暴君ぶりがイイ。 ハマリ過ぎていて怖いくらい...。
伊勢谷友介くんの役は意外でしたが...、自分たちの
使命を全うすべく 戦う男たちがカッコイイ!
斬って、斬って、斬りまくるので、血が苦手な人は辛い
かも知れませんが、『クローズZERO』 世代の若者から
時代劇ファンまで老若男女楽しめるチャンバラ活劇です。
■9月25日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー
【十三人の刺客】
江戸時代末期、将軍・家慶の弟・松平成韶(稲垣吾郎)の暴君ぶりは目に余った。
成韶は、老中への就任も決まっているが、そのことに幕府の存亡の危機を募らせる
老中・土井(平幹二朗)は、大目付・島田(役所広司)に成韶暗殺の密命を下す。
監督:三池崇史
原作:池宮彰一郎
出演:役所広司/山田孝之/伊勢谷友介/沢村一樹/古田新太
高岡蒼甫/六角精児/波岡一喜/近藤公園/石垣佑磨
窪田正孝/伊原剛志/松方弘樹/吹石一恵/谷村美月
斎藤 工/阿部進之介/内野聖陽/光石 研/岸部一徳
平 幹二朗/松本幸四郎/稲垣吾郎/市村正親 ほか
上映時間:2時間21分 <PG-12>
「公式サイト」
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映画 『ちょんまげぷりん』
Posted by bluestar on 2010年8月1日(日) 01:45
早速、観てきたでござる(笑)
シアターキノさんではあまりお見かけしないような、
若い女の子が多かったなぁ。
やはり、まげメン・錦戸くんファンなのかしら?
そんなことはさておき...映画は、面白かった~!
ゆる~い感じのハートフルストーリーにほっこり。
先入観なしで観てちょんまげ(笑)
180年前の江戸から現代にタイムスリップしたお侍さんと、
母子のトークのギャップが楽しくて、テンポの良いコミカルな
掛け合いにクスクス笑いっぱなし。
美味しそうなスイーツにニンマリ、誠実で男らしい
安兵衛さんに惚れボレ(笑) 「サムライ男子」 イイわ~っ!
キャスティングが絶妙で、意外とすんなりお侍さんに
見えてくる木島安兵衛役の錦戸亮くんに、遊佐ひろ子役は、
母親役がピッタリのともさかりえちゃん。
働く女性は、感情移入できるのではないでしょうか?
一番の見どころは、息子・友也役・鈴木福くんの名演技。
泣き顔もキュートで、お持ち帰りしたいくらいカワイイ!
エンディング曲、忌野清志郎さんの「REMENBER YOU」が
心に残ります...。
映画に満足した後は、「ちょんまげぷりんで食べ歩き」 するでござる!
【ちょんまげぷりん】 「公式サイト」
忙しい日々をおくるシングルマザーのひろ子(ともさかりえ)は、江戸時代から
タイムスリップしてきた侍・安兵衛と出会い、なりゆきから家に居候させることに。
安兵衛は家事のすべてを引き受け、やがてプリンをきっかけにお菓子作りに目覚めていく。
監督・脚本:中村義洋
原作:荒木源 「不思議の国の安兵衛」(小学館文庫刊)
出演:錦戸亮/ともさかりえ/今野浩喜/佐藤仁美/鈴木福
怱那汐里/堀部圭亮/中村有志/井上順 ほか
上映時間:1時間48分
■シアターキノ にて上映中
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映画 『必死剣 鳥刺し』
Posted by bluestar on 2010年7月5日(月) 22:09
藤沢周平の短編小説 「隠し剣」 シリーズの一編を
豊川悦司さんの主演で映画化した 『必死剣鳥刺し』。
原作は未読。 予備知識なしで観賞。
まず、「鳥刺し」って美味しそうなタイトルだなぁと
考えてしまった根っからの食いしん坊です(笑)
今年は 「まげメン(まげをつけたイケメン)」ブーム
らしいので、トヨエツ様の大人まげメンぶりを拝見と
ばかりに試写会へ。 (年齢層&オジサン率、高っ。)
スクリーンでトヨエツ様のまげ姿を見るのは、
『椿三十郎』 以来かなぁ?(痛い作品だったっけ )
物語は、いきなり トヨエツ扮する兼見が、藩主の
側室・連子(関めぐみちゃん)を刺し殺す、シリアスな
場面からスタート。 そこからクライマックスまでの
淡々とした流れが正直タルい。
クライマックスの殺陣シーンが最大の見せ場ですが、
そこに至るまでの主人公の心情や背景が見えて
こないため感情移入できず...。
今ひとつ物足りなさが残りました。
【必死剣 鳥刺し】 「公式サイト」
江戸時代、海坂藩の近習頭取・兼見三左ェ門(豊川悦司)は、藩主・右京太夫(村上淳)の
失政の元凶である愛妾(あいしょう)・連子(関めぐみ)を3年前に城中で刺し殺すものの、
寛大な処分によって再び藩主に仕えることに。亡妻・睦江(戸田菜穂)のめいであり、
身の周りの世話をしてくれる里尾(池脇千鶴)との日々の中で生きる力を取り戻が...。
監督:平山秀幸
原作:藤沢周平
出演:豊川悦司/池脇千鶴/戸田菜穂/吉川晃司/小日向文世
村上淳/関めぐみ/岸部一徳 ほか
上映時間:1時間54分
■7月10日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー
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