札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『堺雅人』タグの付いた投稿

映画 『ゴールデンスランバー』



『アヒ鴨』 『フィッシュストーリー』に続く
伊坂幸太郎×中村義洋のゴールデンコンビ。
この組み合わせは相性が良いので期待大で試写会へ。

面白~いっ! 期待以上の伊坂ワールドにハマった。
久しぶりに興奮した 爽快な娯楽大作。
今思い返しても熱い想いが込み上げてくる(涙) 

映画化されまくりの伊坂作品ですが、本作は未読。
(文庫本になるのを待っていたのですが、もう待てないかも)

映画は、首相暗殺犯に仕立てられた無実の男の逃亡劇。
複雑な人間関係が絡み合ったスリリングな展開が続くと
思いきや、クスッと笑えたり想像もしなかったクライマックに
涙が溢れたり...伏線の張り方はお見事っ。 

キャストはみんなハマリ役。 出番が少ないながらも
存在感のある伊東四郎さんが良かった。
そして伊坂作品といえば濱田岳くん。圧巻の存在感!

原作、スタッフ、キャスト、音楽、全てロックな映画(笑)
たいへんよくできました。

ゴールデンスランバー   「公式サイト」
凱旋パレード中に首相が暗殺された仙台、宅配ドライバーの青柳は、久々に再会した
旧友の謎の言葉を聞いた直後、警官から突然銃を向けられる。訳もわからず逃げ出した
彼は、身に覚えのない証拠と見えない力によって無実の首相暗殺犯に仕立てられていく。
絶体絶命の中、青柳は大学時代の仲間たちに助けられながら逃亡を続けるが...。


監督:中村義洋
原作:伊坂幸太郎(「ゴールデンスランバー」新潮社刊)
脚本:中村義洋/林民夫/鈴木謙一
音楽:斉藤和義(ゴールデンスランバー ~オリジナルサウンドトラック~
出演:堺雅人/竹内結子/吉岡秀隆/劇団ひとり/香川照之 ほか
上映時間:2時間19分

■1月30日(土)より
札幌東宝公楽,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 


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映画 『クヒオ大佐』



今年の映画出演が 『ジェネラル・ルージュの凱旋
南極料理人』とノリに乗っているカメレオン俳優・堺雅人氏の
新作を観て来ました。

意外とお似合いの「つけ鼻」で、堺氏が演じるのは
実在の人物・自称「外国人」のクヒオ大佐。

「僕はジョナサン・エリザベス・クヒオ。36歳の米軍パイロット。
父はカメハメハ大王の末裔。母はエリザベス女王の妹の夫の
従姉妹...」。 怪しすぎるルックス(笑)と経歴にも関わらず、
20年間に渡って多くの女性たちから多額のお金をだまし取った
結婚詐欺師・クヒオ大佐こと、本名・竹内武男は北海道生まれ...
って、道産子かいっ。

映画は、笑えるお気楽コメディを想像していたら、人間ドラマ
的要素が強かった。 なんか切ないなぁ...。

なんでこんな怪しい男に騙されるんだろうと思いつつ、
クヒオの言葉に惹かれる気持ちは分かるかも...
なんて考えながら観ちゃいました。

個人的に脇を固めるキャスティングがワタシ好み?で
とってもイイ。 ツッコミまくる新井くんは存在感バツグンだし、
愛のむきだし』から気になる女優・満島ひかりちゃんの
目チカラはスゴイし、『トウキョウソナタ』でも自然な演技が
良かったアンジャッシュの児嶋くんのルックスは反則(笑)だし、
安藤サクラちゃんはイヤな女を演じるのが上手い。

クヒオ大佐   「公式サイト」
時代は、湾岸戦争が始まった90年代初頭。父はカメハメハ大王の末裔、母は
エリザベス女王の妹の夫のいとこ、そして自分は「米軍特殊部隊ジェットパイロット」
という華麗なる経歴?を振りかざしては、女たちを落としていく恋愛詐欺師、
ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐。そんなクヒオを信じ、献身的に愛し続ける弁当屋
の女将しのぶ。彼女だけではない、自然博物館の学芸員の春も、ナンバー1ホステスの
未知子も、みんなクヒオに惹かれていく。


監督:吉田大八
原作:吉田和正 「結婚詐欺師・クヒオ大佐」
出演:堺雅人/松雪泰子/満島ひかり/中村優子/新井浩文
    児嶋一哉(アンジャッシュ)/安藤サクラ/内野聖陽 ほか
上映時間:1時間52分

■ユナイテッド・シネマ札幌 にて上映中


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映画 『南極料理人』



美味しそうな食べ物がでてくる映画は、個人的に大好き
なので本作は、もろ好み。 いや~面白かったっ! 
でもって、無性にお腹が減ったよぉ(笑)

西村淳さん原作のエッセー「面白南極料理人」を映画化。

ペンギンも、ウイルスさえ存在しない南極で一番過酷な
「南極ドームふじ基地」に派遣された8人の男達の日常を
「食」を通して描いた心あたたまる物語。

『かもめ食堂』『めがね』のフードスタイリスト飯島奈美さんと
榑谷孝子さんが作り出す料理の数々は、食欲をそそる
美味しそうなものばかり。

料理人を演じる堺雅人さんの包丁裁きは美しく、
その料理を美味しい顔で食べる、個性的キャラを
演じた役者陣がこれまたとってもイイ。 
きたろうさんのウルウル顔や、美味しいところを持っていく
豊原功補さんなど...ほのぼのエピソードにクスクス笑いっぱなし。

特別なことは起こらないシンプルな映画だけれど、
美味しいものを食べれば幸せな気分になるし元気が出る!

さぁて、今日は何を食べようか?

南極料理人   「公式サイト」
西村は南極の昭和基地からも遠く離れた陸の孤島、南極ドームふじ基地に
料理人として派遣される。妻と娘を置いての単身赴任生活で、彼は8人の
男性南極越冬隊員たちの胃袋を満たすという大役を任される。


監督・脚本:沖田修一
原作:西村淳
出演:堺雅人/生瀬勝久/きたろう/高良健吾/豊原功補  ほか
上映時間:2時間5分

■ユナイテッド・シネマ札幌 にて上映中

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映画 『ジェネラル・ルージュの凱旋』 試写会



ジェネラル・ルージュの凱旋
チーム・バチスタ事件から1年後、院内の倫理委員会の委員長を務める田口の下に
「救命救急センター長の速水が特定の業者と癒着している」との怪文書が届く。
彼女は院内調査を開始するが、相変わらず調査は進まない。そこへ役人・白鳥が再び現れる。


『チーム・バチスタの栄光』 に続く、窓際医師・田口(竹内結子)と
厚生労働省の役人・白鳥(阿部寛)の凸凹コンビによる第2弾。
原作も読んでいないし、第1弾を観ていなくても、充分楽しめました。

救急医療の問題を軸に、ユーモラスを織り交ぜて現代医療の実態を鋭く描いて
いる本作。 前作がTV放映されるというので、急いで帰宅したのですが、
頭の方は観れず。それでも大抵2作目はイマイチな作品が多い中、面白さが
パワーアップしていると感じました。 

ゆるキャラが意外とハマリ役の竹内結子ちゃん。 
かなり濃いキャラの阿部ちゃんに大笑い。ガリバー最高です。
 
今回の主役はやっぱり堺雅人さん。切れ者で冷徹なジェネラル・ルージュ
(血まみれ将軍)の異名を持つ速水を見事に演じている。
ジェネラルの行動や夢の実現に目頭が熱くなりました。

目新しさは感じないものの、魅力的な「速水」にハマること間違いなしの
メディカルエンターテインメントをお楽しみ下さい。

「ジェネラル・ルージュの凱旋」公式サイト

2009年3月7日(土)より、札幌シネマフロンティア,ユナイテッド・シネマ札幌
東宝プラザ ほか全道で公開。(上映時間:2時間3分)

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