札幌100マイル

冬プロレポート~冬の円山動物園から~

冬の動物園プロジェクト、略して冬プロのメンバーが冬の動物園の魅力を発信

冬プロレポート~冬の円山動物園から~

冬の動物園プロジェクト、略して冬プロのメンバーが冬の動物園の魅力を発信

2011年02月 の投稿一覧

滑走!疾走!スノーフェス!

皆様、お初にお目にかかります!
本日のブログ担当、うえっちょと申します!

まさか私に順番が回ってくるとは…。
今の今まで「あれ?お前いたの?」というぐらいにスルーされていたというのに…。

生まれてこの方いっぺんもブログなどというハイカラなものはやった事がない!どうしよう!?

…まあ四の五の言っても仕様がありません。
勝手はあまり良くわかりませんが、何とか手探りで書かせて頂きます!




さて、昨日から第62回さっぽろ雪まつり協賛行事円山動物園スノーフェスティバルが開催されております。
中でも会場で一際目を引くのが、道内最大級180mの長さを誇る『チューブスライダー』!
大人から子供まで楽しめる迫力満点のアトラクション、今回のイベントの目玉の一つです。

というわけで


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やってみよう!

やはり催し物の素晴らしさをお伝えするためには、自ら体験するのが大切です。
書き手の豊かな経験が、ブログに躍動感と真実味を与えてくれるのです。ブログやったことないですけど。





いざ、出陣!!!


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おお、なかなかのスピード、これは看板に偽り無しの大迫力で…


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い、いや、ちょっと早過ぎるな、コレ。
絶叫マシン免許取得済みの私でもこのスピードは流石に…って


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ちょっと!これ回ってませんか!?
後ろ向きに滑るのってこんなにスリリングだったんですか!?
前が見えない!怖い!でも何か楽しくなってきた!



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ファーーーーー!!!



























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…ぁ、ハイ。ありがとうございました。
あとすみません、起こして頂けると助かります…。




想像以上の迫力に、良い歳した大人が叫び声を上げて滑ってしまいました。
ブログ用カメラを構えたまま、絶叫しながら滑走する動物園職員って…。

この後撮影のために何度かトライしましたが、馴れてきた事もあってかなり楽しめました。
何よりお伝えしたいのはこの圧倒的な疾走感と爽快感!お子様大興奮!大人も大満足!となる事は請け合いです!
ご来園の際には是非遊んでみて下さいね♪(宣伝)
ちなみにこのチューブスライダー、スタート地点に向かって左側のレーンの傾斜が右側よりも急になっているそうです(係りの方談)。




「そんなスリリングな体験、うちの子にはちょっと早いかしら?」と思われている親御さんにはこちら。


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小学生以下を対象とした(※利用自体に年齢制限はありません)『キッズ滑り台』をご用意しております。
こちらにも是非足を運んでみて下さい!




円山動物園スノーフェスティバルは13日(日)まで開催しております。
さらに、この期間内の動物園の入園料はなんと無料!これはもう行くしかないですね♪(宣伝)
この機会を逃すことなく、ご家族と!ご友人と!恋人と!果ては正門でばったり出会った知らない誰かさんと!
お手手繋いで、是非、お越し下さい!!!


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―涅槃の雪だるまも、穏やかな悟りの表情で皆様のご来園をお待ちしております。




【追記】
ちなみに夜はこんな感じ。
御覧の様に、鮮やかなイルミネーションの中を颯爽と滑っていく夢の様なひと時を体験して頂けます。


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※注釈 これは安全性を確かめるために、開園前に撮影したものです。頭を下にしてのうつ伏せ姿勢では乗れませんのでご注意ください。

夜の来訪者

今日からいよいよ始まりました! 円山動物園スノーフェスティバル!!!

と いう話題は明日以降に持ち越しまして。(えーー??!!)


今日は、ここに書き記しておきたいと思います。
雪の降りしきるある夜、閉園後の動物園を訪れた珍妙なお客さんのことを・・・


ことの始めは昼下がり。
その日、酪農学園大学で仕事をしていた私に緊急出動命令が下った。

「この人、ドイツの狩猟協会のお偉いさんらしいねん。
 鷹匠もやってて本田サンに会いたいそうやから、動物園連れてって」

そこにいたのは、金髪ボウズに立派な口髭の大男。

「鷹匠に会いに連れてってくれるって?素晴らしい!
 じゃあちょっとだけ、この狩猟管理学研究室の学生さんとお話したいんだけど。
 ほら、このシカ皮はきちんと加工すればもっと柔らかくなるよ。
 靴やズボンも作れる。ドイツでは地面に埋めて発酵させる伝統技術があってね。
 それで作ったズボンは、・・・えーと・・・10万円くらいかな。高いけど一生モノだよ。
 そうだ、「原始技術学会」ってとこのホームページを見せてあげよう。
 自然のもので火をおこしたり家を作ったり、昔の技術を研究してるところさ。
 おもしろいだろう。あ、何か質問はある?ドイツのシカ肉料理?
 それもネットで見てみようか。そうだ、バッファローバーガーって知ってる?
 アメリカの大富豪が山をまるごと狩猟場にして、バッファローを放してるんだ。
 これは超金持ちのための施設だけど、こんなの作るのもいいんじゃない?
 ドイツの猟場は小さいけど、自然が日本と似てるから、参考になるかもね。
 あ、大学祭でシカ肉料理出してるの?なんだ、料理法知ってるんじゃないか。
 バーガーは初心者にいいよね。ドイツにも慣れない人が多いから、よく牛肉を混ぜるよ。
 そうだ、僕が生まれたスロベニアを見せてあげよう。ほら、山、湖、城・・・」


彼のトークは窓の外の雪のように、
あるいはブログリレーのように、・・・・・・。


じゃあそろそろ、と外に出たのはすでに4時過ぎ。

「あ、ちょっと待って。コートに雪が積もってる!これは写真撮らなきゃ!
 その前に立って。そう、それから僕のことも撮ってくれる?」

大麻駅前では、高さ3mの白い壁が車道と歩道を隔てているのだった。

「ドイツで?うん、降るけどせいぜいヒザ丈くらいだよ。
 いや~日本でいいカメラ買ったから嬉しくてね~」


ここで、道中明らかになった彼の個人情報を一部ご紹介。

地中海を臨む小国スロベニアで生まれて1歳のときドイツに移住し、
18歳で家を離れて大学生活を始め、両親はその後イタリアに移住。
最初は獣医を目指していたものの いろいろあって眼の外科医になり、
学生時代に知り合った「第二の両親」に触発されて鷹狩りを始めたが
執刀医が足りない病院を転々とする生活のため鳥を飼うこともままならず、
そうこうするうち自分自身の眼がやられて療養と手術が必要となり、
そこでできた1週間を使って「憧れだった日本に行こう」と思い立ち、
狩猟協会のサイトで調べた名古屋市民に連絡して3日後に機上の人となり、
正月をその家で過ごしたあとは知床で野生動物ウォッチングと温泉を堪能し、
シカを撃ちたいと言うととりあえず酪農学園の狩猟管理学の先生を紹介され、
知床からレンタカーを飛ばしてアポなしで酪農学園に乗りこんだ・・・

ということらしい。
ちなみに、この翌日の早朝に札幌→成田→ドイツへ飛んで、ソッコー手術とのこと。


はてさて、円山公園駅からの山道に感動しながらたどり着いた動物園。
迎えてくれたのは本田師匠とメガネ獣医3号。
氏と師匠との間を飛び交うオオワシ、オオタカ、イヌワシ、ハヤブサなどなど。
その会話にまったく付いていけず。。

「あ~楽しかった。まだまだ話したいけど、そろそろ行かないと。
 炊飯器買いに行かなきゃ」

炊飯器?!

山下りの途中、彼のたっての願いで北海道神宮に寄り道。
刺激的な手水で手を清め、門扉のスキ間から社殿をのぞき見。
行燈や石灯篭がお気に召したようで、念を入れて写真撮影。


ああ、やっと札幌駅にたどり着いた。

「あ、そうだ、最後にヌードルスープを食べたいんだけど。
 あー、でも食べたら買い物したくなくなるから、先にお店に行こう」

そうでしょうとも。
ところで・・・ドイツでそんなにゴハン食べるの?

「いや、全然」

あ、そう。


某大型電器店に入ると、買いたいものは炊飯器と電気ポットと計算機に増えていた。

「あ!!ちょっと待って、カメラの望遠レンズも欲しいんだった」

親切な店員さんにあれこれ質問し、レンズをつけて試し撮りさせてもらう。
「うん。見た目がかっこいいね。決めた、買おう。あとレンズクリーナーも」

お次は電気ポット。
これは、彼のおメガネに叶わなかったらしい。
炊飯器も、店員さんいわく「海外では使えないんですよね~」

「まあ、いいか。どうせ荷物もう30kg超えてるから入らないし」

それから計算機。文字が大きいものが欲しいらしい。
一番大きな計算機を眺めて、
「・・・小さいな。もっと大きい、ゾウが使うくらいのが欲しかったんだけど。
 前に映画で見てイイな~と思ったんだよね~。
 ま、ないならしょうがない」

結局レンズだけでお会計、かと思いきや。

「そうだ、三脚が欲しい!」

あれこれ見た末、ウデがぐにゃぐにゃ曲がるゴリラなんとかいうものに決定。
ご満悦で今度こそお会計。

店員さん、大変お世話になりました。


さて・・・ヌードルスープを探しに駅地下に潜ってみると。
既に時は9時を回っていたのだった。

唯一開いていたラーメン屋さんに連れていくと、しばらくサンプルとにらめっこ。

「う~~~ん・・・ これは、違うんだよなぁ・・・。
 ちょっと脂っこそうだしなぁ…。お腹に悪いかなぁ・・・。
 ・・・・・・やっぱり、やめておこう。
 ホテルに帰って荷物まとめて空港ホテルに行かなくちゃ」

・・・と、いうわけで。
空きっ腹を抱えたまま彼を駅前のホテルに送り届け、長い長い午後は幕を閉じたのだった。

ちゃんちゃん。



酪農学園からは、突然こんなオモシロい出会いが降ってくるかもしれません。
キーワードは野生動物、エゾシカ、外来種。などなど。

ここでひとつ宣伝を。

2月20日(日)のサンデーセミナーでは、酪農学園の学生と動物園との共同研究の成果を発表します。
エゾシカの電気柵に対する反応、円山動物園と旭山動物園での獣舎に関する来園者アンケート、
リハビリ中のオジロワシの回復状況。
どなた様も大歓迎です。ぜひぜひお越しください!

他にも、酪農の学生は動物園でこんな活動をしています。

社)エゾシカ協会ホームページもどうぞ(エゾシカ料理まつりの情報あり)。


以上、狩猟免許試験を昨日受けてきた小菅でした☆
まさかの写真なしブログ。次回もお楽しみに。
へば、また♪


ネタがないので・・


換羽中のトビのビリーです。
順調に換羽が進んでいます・・が、ひとつ不安が・・

かなり太ってます。
調教は100%とする体重を定め、そこからダイエットするところから始まりますが・・
直近の計測では1420g。
例年の100%体重より1割多い。

理由は・・食べすぎ。

野生復帰施設とフクロウとタカの森では

マウス、ウズラ、ヒヨコと

ホッケ、馬肉を与えています。

タカ類は基本ヒヨコです。

猛禽にも嗜好性があり、ビリーの場合だと
マウス→馬肉→ウズラ→ヒヨコの順。

猛禽類は食いムラが多くて、雨だと食わない、風が強いから食わないって具合です。
当然余る日には余る。
ヒヨコ以外は前日までに飼料担当に解凍してもらうので
沢山余れば翌日に回したり
多少なら減らす分はヒヨコで調整ってことになります。

で、ビリーもたまにマウスや馬肉を食べられる。

それでも余れば



ガビアルモドキ。

『ボウちゃんと仲間たち』

チンパンジー館ではレディが群れに感動的な復帰をして話題となりましたが、
総合水鳥舎でも去年の12月にケガをして以来、別飼いとなっていた
ロウバシガンのボウちゃんが先日、約2ヶ月ぶりに仲間たちのもとへ復帰しました。
今日は携帯で撮影したその日の様子をご覧ください。
愛と?勇気の?感動物語?『ボウちゃんと仲間たち』のはじまり~はじまり~!!


「わぁ~久しぶりの外だ~ でも、寒そうだなぁ・・・」


「みんなとまた仲良くできるかな? ・・・心配。」


「は~・・・やっぱりダメだ。 行けない。」


「ボウちゃ~ん!! がんばれ~♪がんばれ~♪」


「あっ、 モモイロペリカンのぺーちゃん。」


「ありがとう。 ボウ、がんばってみるよ。」


「せ~の~で~ えい! つ・べ・た・い~」

やっと外に出ることができました。しかし、いつになってもボウちゃんは
仲間の方へ近づいて行こうとはしません。
心配だったので、しばらくしてからのぞきに行ってみると・・・


仲間の方から近づいてきて、みんなで一緒に仲良くごはんを食べましたとさ。
めでたし、めでたし。                作者 総合水鳥舎担当・菅原

こんな楽しい水鳥たちが、総合水鳥舎でお待ちしてま~す!!

マルヤマンを探せ!

こんばんは。職場は札幌、岡本です。

先日、札幌駅近くの某カラオケ店に行ってきたのですが、前のお客さんが歌っていた曲の履歴をぴぽぴぽ見ていたところ、なんと数曲前に「マルヤマンのテーマ」が…!
マルヤマンもここまで国民生活に浸透してきたのかと感無量でした。
冷蔵庫・洗濯機・マルヤマン!1家に1台マルヤマン!!

という訳で、今回は園内のマルヤマン情報を少しお知らせします。

まず、こちら。

イベントマルヤマンです。
今の時期は雪まつりバージョンと、

今日から登場したひな祭りバージョン!
その前はお正月バージョンと恵方巻きバージョンでした。
四季を通して楽しめる円山動物園にぴったりです。
来年はこれでマルヤマンカレンダーができますね。
円山公園駅の掲示板や、動物園センター受付などに掲示してありますので、チェックしてみてください!

次はこちら

マルヤマンの観察眼が鋭く光るマルヤマン絵日記
動物園センター情報ホールやレストハウスにおいてあります。
これを読んでから動物を見てみると楽しさ倍増間違いなし。
ちなみにいつの間にか増えていますので定期的にチェックしてみてください。

最後はこちら

熱帯動物館に登場した「まるやまどうぶつえん珍見聞」!
ここではマルヤマンが、動物達がたま~にしか見せない珍しい行動を教えてくれています。

ちなみにここで紹介されている一つ、キリン「ユウマ」のよだれ攻撃。
珍見聞を読んだすぐ後に出会うことが出来ました。

狙いを定めるユウマ。このあと、お客様の間から悲鳴が…。
ま、ラッキーということで!

と、こんなふうに園内の色んな所にマルヤマンが潜んでいます。
皆さんも是非探してみてください。
マルヤマンは動物達の色んなふしぎを教えてくれますよ!

さて、話は変わりまして、雑記帳でも紹介されていましたが、
明日2/5(土)11時54分~11時58分 STV 
札幌ふるさと再発見」に我らが冬プロブログが登場します!!

インタビューを受ける弓山飼育員。
ジェイが見つめております。


11月ごろ行われていた冬プロの会議では「どうして冬にお客様が来ないのか」「どうしたらもっと冬の動物園の魅力が伝わるのか」ということについて日夜熱い議論が交わされていました。
そんな時、「広報が足りない!」という至極ごもっともなご意見が…。
や、やべぇ(^^)グヘ、と会議の席上で内心喀血していた広報担当岡本に冬プロメンバーが「みんなで冬の情報を伝えるブログを書こう!」という暖かい言葉をかけてくれました。

土佐飼育員のアザラシ豆知識にはインタビュアーの方も「知らなかった~!」とびっくりしていました。

ちゃんと皆書いてくれるかなー、続くんだろうか…と心配していたこのブログ。
見てください、左側の日付欄は12月から全て真っ赤!
まさかの園長登場や意外な人がブログを書いてくれたりなど、うさちゃんリレーは今日まで続いています。
ブログを書いてくれている職員、読んでくれている皆さん、感謝でいっぱいです。
皆さんには冬の動物園の魅力、ばっちり伝わっているでしょうか?

川野飼育員。さすがインタビュー対応がうまいです!

そんな中、札幌市の広報番組「札幌ふるさと再発見」の制作の方が、番組で冬プロブログを取り上げたいと言ってくれました!
「スノフェス取り上げてもらえませんかねぇ~」と営業はしましたが、ブログについては私から営業した訳じゃないですよ!(笑)
みんなで作り上げたこのブログを紹介して貰えるなんて最高に嬉しい話です。
皆さん、明日はぜひ番組をチェックしてみてください。
見逃した方も↓のURLから見ることが出来ます!
http://www.city.sapporo.jp/somu/tvradio/stv.html
弓山飼育員・土佐飼育員・川野飼育員が登場!
もしかしたらキョドってメガネの曇った岡本も少し出るかもしれません。

最後は可愛いレッサーパンダで。リリィ?ライラ??

3月末までの期間限定ですが、これからも冬プロブログ、よろしくお願いします!

ピーンと伸ばして初すべり!

おっ、4回目!


だいぶ自分の机にあがっているのにも慣れてきました。イベント担当森山です。

今日は2月3日節分ですね。
遅い帰りとなり、節分らしいことができないところですが、
実は今日、スノーフェスティバルの特設会場(キッドランド跡地)に設置されたチューブスライダーとキッズすべり台の引き渡し式と報道機関への内覧会が行われました。

テレビ局、新聞社と多くの報道関係者に取り上げていただきました。みなさんご覧になりましたでしょうか。

チューブスライダーなどは岩田地崎建設㈱様に製作提供していただいたもので、昨日で完成したことから引き渡しを受けたところです。


さて、私自身は、イベント担当と呼ばれていますが、スノーフェスティバルでは、直接担当する職員のサポートに回っているところで、実のところ、チューブスライダーなどの雪が搬入されてから特設会場(キッドランド跡地)へは足を踏み入れていませんでした。
そんなことから、午後からの引き渡し式の前にまず午前中に現場を視察することにしました。



動物園センターから歩き始めると、見事な快晴にあっと驚きました。
サル山前にあるアカマツもこんなにくっきりと映えています。



特設会場にある木も、枝1本1本がきれいだな~
ん?これ→はなんだろう?
あ、イルミネーションの電飾・・・。


今回札幌電気工事業協同組合(通称「札電協」)の青年部の方々が、夜間開放するこの特設会場をキラキラと光で彩ってくれるんです。

今日は高い木の枝に電飾を取り付ける作業をしてくれていたんですね。


←よく見るとゴジュウカラさんもわくわくしているんでしょうか、木を走り回っています。


西門から園内に入って左手には雪国名物かまくらが6個できています。
いい形ですね。

こんな感じでつくっていました。骨組みは鉄骨なんですね。

↓これは小学生以下対象のキッズすべり台。20mあります。


よ~し、じゃあ、注目の180mチューブスライダーに登ってみよう♪


結構、急に見えます…。

というか、すべり台より、眺めの良さにも驚き!!
特設会場を一望できますね~。さぞかし夜はイルミネーションがきれいなんじゃないでしょうか。


そうこう見ている間に、大倉山小学校のみんなが到着しました。

実は今日行われたチューブスライダー、キッズすべり台の引き渡し式とに参加してくれました。

ちょっと式の前に、試しに滑ってみようってことで、次々と滑ります!


式に出席する上田市長も到着し、児童のテスト走行を見学中。


そして、午後1時20分から引き渡し式開始。
目録の贈呈。


市長のあいさつの後は、節分ということで完成したすべり台たちの安全などを願って厄払いで豆まきをしました。


鬼は~外~!福は~内~

豆の袋が飛んでいる・・・

無事、式は終わりたくさんの取材があり、3時や夕方のニュースで子供たちの「雪の上のジェットコースターみたい!!」という感激の様子が放送されました。
喜んでくれてよかった!
きっとテレビを見ていた人たちに楽しさが伝わったのではないかと思います。


子供たちの滑るスタート地点でアテンドしていた自分も、スライダーの下で打ち合わせのため、下まで滑って行くことにしました。

初すべりです♪



↑スノフェス担当に続いて「えいっ!」↓

足をピーンと立てるのがコツ。
横に伸ばしているとスライダーの縁にぶつかってクルックル回っちゃいます。
いろいろと起きます。
目が回る、スピードが落ちる、足が痛い、チューブから落ちるかも!?

なので、スタート地点ではこれらの注意をわかりやすく係員がご案内します。みなさんコツをつかんで安全に滑ってくださいね♪


陽も暮れて、今日も閉園です。

最後に、夜にちらっとのぞいた特設会場の様子です!


すごいっ、きれいだ~。
昼間通りすがったアカマツがオレンジ色にライトアップ☆


絶景だったチューブスライダーのてっぺんからは輝かしい光が!


いい形してた「かまくら」の横は↑こんな感じでした


これはチューブスライダーの終点近くで3色でライトアップされたものです。
きれいですね~♪


みなさん、イルミネーションはいいですね~。

実はまだ、スライダーの左右の縁にキラキラの電飾がつきます。
明日4日作業して完成です。


夜やっている雪まつりイベントはそうないと思いますので、この幻想的な雰囲気の中、家族、友人みんなで遊びに来てくださいね。
なんたって、2月7日~2月13日は入園料無料ですので(お車の方は駐車代普通車で700円かかります。平日は15分間隔、土日祝は10分間隔で札幌駅~大通公園~地下鉄円山公園駅~円山動物園のシャトルバス(JRバス)が出ていますので、できるかぎり公共交通機関のご利用をお勧めいたします)。

詳しくは公式HPで↓
http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/snowfestival/index.html

お待ちしてま~す

猛禽舎リニューアル!

皆さまこんばんは。
メガネ獣医2号です。

丸2カ月休みなしで更新が続いておりますこのブログ。
既に3回書いている人もいるようです。

まだまだ先は長いなあ・・・

さて、気を取り直して・・・

今回もネタがあるので、ちょっと気が楽です。
前回はトラの移動を書きましたが、今回は猛禽類の移動を紹介します。

オオワシやコンドルなどの大型猛禽類を飼育する猛禽舎は昭和53年に建築された施設で、色々なところにガタが来ておりました。
まぁ昭和53年って言ったら僕の生まれた年なので、ガタがくるもの当然といえば当然。
最近、僕も疲れがとれませんし、夜通し遊ぶなんてこともできなくなりました(涙)
月日というのは残酷です。

まぁそれはさておき、この猛禽舎、11月から全面的な補修工事を行っておりまして、その間ここで飼育していた大型猛禽類たちは動物病院付属の入院用ケージで仮住まいをしてもらっていたんですね。

当初の予定では12月末には工事が終わる予定だったんですが、あまりにも施設の傷みがひどくて、工期を大幅に延長し、結局先月末まで工事が続いておりました。

んで、このたび、工事も無事終わりましたので、彼らにも長き仮住まいを終え、美しくリフォームされた猛禽舎にお戻りいただくことになったわけです。



ただ、彼らにはリフォームなどと言ってもよくわからないわけで、自分から元の住処に戻ってくれるはずもなく、我々が捕まえて連れて行かなければならないわけでございます。

前回トラの移動をご覧になった方は、動物の移動って大変なんだなってことはなんとなくわかっていただけたかなと思いますが、大型猛禽類の移動も結構大変です。
まぁ、トラと違って喰われることもありませんし、逃げても飛んでいっちゃうだけなんですが(まぁそれもとんでもなくまずいんだけど・・・)、一つ間違うと人も鳥も結構な大怪我になってしまいます。


その辺のこともぼちぼちお話ししながら今回の移動をご紹介しましょう。

まずは、捕獲です。

猛禽類の捕獲は玉網や熊手を使います。
彼らは飛べちゃうので、まずは地面に降りて来させなければなりません。
普段は↓のような感じ。


その中に熊手をもって入っていくわけですね。


まぁ、ふつうはケージの中に人が入れば、びっくりして↓のような感じになります。


もう意地でも降りねぇぞって感じですね。

まぁ、こんな状態なったのを何とか下に降ろすわけですが、パニックになって逃げ回るので、怪我をさせないように手早く動けなくする必要があります。

こんな感じ。

次に捕まえるわけですが、ここで気をつけなければならないのは、翼と足です。


なぜ翼かというと、彼ら大型猛禽類を飛翔させるだけの筋力をもつ翼なので、変に抑え込もうとすると自らの翼の力でポッキリ骨が折れてしまうことがあるのです。
なので、できれば翼をたたんだ状態で抱え込むのが理想ですが、今回は残念ながらそのような体勢にならず、翼を掴んでの移動となりました。


そしてもう一つ気をつけなければならないのが足です。
彼ら猛禽類の多くは足で獲物をとらえます。
特にワシタカ類などは強靭な握力で獲物を掴むことで絶命させるため、その足に掴まれると大変なことになります。
少なくともしばらく病院のお世話になることになります。

なので、常に足の動きに注意を払いながら、掴まれることがないように動かなければなりません。

彼は熊手を掴んで放さないため、熊手ごと移動になりました。
ちなみに職員も、気休め程度にしかなりませんが、一応、皮手袋を嵌めています。


ちなみに以前、オオワシに腕を掴まれたことがある職員曰く、『万力でつぶされるようだった』そうです。
まぁ僕自身は幸いにして今まで万力で挟まれたことがないので、どれくらい痛いかは分かりませんが、結構痛そうです。
ただその職員が掴まれた時は、ラッキーなことに爪が刺さることがなかったため大事には至らなかったそうです。

こんな爪しているわけですから、爪が刺さってたら間違いなく腕を貫通してますね。
ああ怖い。

一方でクチバシはそれほど危なくありません。
と言っても咬まれれば痛いですし、あざができたり血が出ることはありますが、足ほどやばくはないということです。


つづいて移動です。
常に持ちあげた状態で移動します。
万が一、手が外れてしまった場合に備えて、玉網をあてながら移動です。



彼らの体重は6~9kg程度なので、米袋より軽いのですが、暴れるうえ常に持ちあげた状態で保持しなければならないので、非常に重く感じます。
体力に自信のある職員でも連続だと2羽が限界だそうです。

僕は今回も写真係に徹しようと思っていたのですが、そううまくいくはずもなく、捕獲・移動要員に駆り出されました。
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『2羽が限界なんて大げさだなぁ』と内心鼻で笑っておりましたが、確かに2羽が限界です。
この写真を撮ったのがそれまで2羽を捕まえて移動させていた職員なんですが、このピンボケぶりがそのキツさを表しているようです。

ちなみにコンドルあたりだと10kg超えるので、一人で持つのは無理ということで、複数人で運びます。
↓はコンドルです。他の猛禽類に比べてけた外れに大きく感じます。
翼もオオワシの1.5倍くらいありそうです。

ちなみに先ほどクチバシはそれほど危なくないと書きましたが、コンドルの類はどちらかというとクチバシが脅威です。
彼らはその体重で獲物を押さえつけ、くちばしで引きちぎるという食事スタイルであるため、クチバシの力が強いのです。
しかも首が見た目以上に伸びるので、リーチが長い。

コンドルにかまれたことがある職員曰く、『ペンチで挟まれたように痛い』そうです。
まぁ、これもペンチで挟まれたことがないし、自分で挟む趣味もないので想像するしかありませんが、なかなか痛そうですね。
なので、頭をフリーにしないように、タオルで頭をくるんで掴んだまま移動です。

ということで、ひやひやしながら無事到着、新しくなったケージに放します。
20110202-13.jpg
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劇的ビフォーアフターのように、新しくなった住処に感動してくれればよいのですが、特に彼らの反応にめぼしいものはありませんでした。
もう少し空気読めよと思いましたが、まぁ、こちらも匠が設計したわけではないので、あまり強いことは言えません。

まぁ実際はこんなしょうもないことを考えていたわけではなく、捕獲と移動、そして新しい環境という色々なストレス要因によって、鳥たちがダメージを受けていないかを観察しなければなりません。
特にうちの大型猛禽類はウルスラ(55歳以上)を始め、年齢のいっている個体もいるので心配です。

幸いオオワシが捕獲の際に軽く翼をぶつけて、少し出血したことを除けば、肉体的な損傷はそれほどありませんでしたし、移動後高い場所の止まり木や休息場所で休んでいる様子からみても精神的なダメージもそれほど多くなさそうです。
後は明日以降の餌喰いを見て判断することになると思います。
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というわけで、今回の移動も無事終わりました。
めでたしめでたし。

さて、リニューアル後の一般公開ですが、隠しようもないので明日からでも一応ご覧いただけます(笑)
ただ、正式なリニューアルオープンは2月5日ということになります。

スノーフェスティバル(2月7日~2月13日)と併せて、ぜひご来園ください。
スノーフェスティバルの目玉、チューブスライダーも着々と出来上がってきていますが、結構大きいですよ。
ありゃあ子供じゃなくても楽しそう。。

今度、閉園後にゴミ袋敷いて滑ってこようかな・・・

吹雪の巻

みなさん、こんばんわ。
ガムテープ佐藤ことエゾシカ担当佐藤です。
またまた来ましたうさぎさん。
普通にネタが無いのですが、空っぽな頭振り絞って書きます!!

今日は、うさぎさん否、うさぎさ様をお外にお連れすることにしました。
うさぎ様の廃れ具合から自分よりは先輩だと思うので、敬語でいきます。
前に土佐飼育員がやっていましたが、やり方を拝借させていただきます・・・。

まず、うさぎ様をお外にお連れする準備から。


外はまさかの大荒れ。
なので、ビニール袋と言う名の合羽を着せていざ出陣。
頭に変な物体が乗っていますがスルーでお願いします。



最初に猛禽舎。
工事が終わり、きれいになった施設が完成します。
近々オオワシなど動物も移動されお客様も見れると思いますので、暫しお持ちを。

次に向かったのが、こども動物園のリスザルドーム。
到着すると、向飼育員がリスザルにご飯をあげるところでした。


リスザルたちは、うさぎ様に興味をもったようです。


めいちゃんにキッスされる向飼育員。
すごく嫌そうですね・・・。

次にサル山。
うさぎ様がきれいになった仔ザルゾーンをお試しになりたいということで、やっていただきました


掴まった時点で次の足場に届きません。


ヒーハー!!
諦めて飛び降りてしまったようです・・・。

体を動かしたので休憩をいれて、エゾシカ・オオカミ舎へ。


2階の窓から世界のクマ館を見学。
今日はピリカ見れるかなー・・・、とブツブツ呟いておりました。

その後、事務所を出てからずっと行きたいと言っていたレストハウスのすべり台へ。
重いほうがスピードが出るということで、私ガムテープもお供しました。


見てください、うさぎ様のこの楽しそうな顔!!
ガムテープは楽しさのバロメーターを超えると真顔になるので真顔ですw

すべり台は全部で3レーンあり、2月13日まで滑れますので、ぜひすべりに来てください!!
お子さんは楽しいけど、お父さんお母さんは寒くてたまらん!!って方にはレストハウス内でゆっくりとお休みください。
暖かい室内でお子さんの滑っている様子を確認しながら休憩できます。


中には座るスペースや期間限定でカレーボールなど販売しているところもありますので!!
ガムテープは店員のお姉さんに芸能人に似てますねって言われ、ニヤニヤしながらレストハウスを後にしました。


お昼からずっとお外に出ていたので、寒さが限界になられたみたいなので、バックヤードにて休憩され、事務所に戻られました。
「これから、違う飼育員の机で仕事がある」とだけ言われ去っていきました・・・。

なんだかんだ書きましたが、ひとつ言えることがあるならうさぎの人形を大事そうに持って写真を撮りニヤニヤしていたら周りのお客様にチラチラ見られるってことです。

なので、次回はちゃんとネタを考えてブログ書きたいと思います・・・。
では、この辺でガムテープのブログ終わります。

※ちなみに、もう車にはガムテープは貼っておりません。










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