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冬プロレポート~冬の円山動物園から~

冬の動物園プロジェクト、略して冬プロのメンバーが冬の動物園の魅力を発信

冬プロレポート~冬の円山動物園から~

冬の動物園プロジェクト、略して冬プロのメンバーが冬の動物園の魅力を発信

2013年12月 の投稿一覧

わくわくアジアゾーン1周年です

わくわくアジアゾーンは明日(12月12日)で1周年を迎えます。
昨年のオープニングセレモニーは大雪の中で行われたのですが、
今年の円山動物園は雪がほとんどありません。



日差しが心地よくで暖かささえ感じます。(冬プロっぽくないですね)



アジアゾーンの動物たちはとても元気です!



そこで今月はアジアゾーン1周年記念イベントを行いますよ!



12月14日(土)と15日(日)は、アジアの動物たちに『スペシャルメニュー』
をプレゼントする様子をご覧いただけます。
また、12月21日(土)には、お茶とお菓子をご用意して、佑川飼育員から
レッサーパンダについてのお話をする『飼育員カフェ』を行いますので、
円山動物園にお越しの皆様にアジアゾーン1周年を楽しんでいただきたい
と思います。



話はそれますが、レッサーパンダもおいしそうに笹の葉を食べていました。
耳を澄ますと笹を噛む音が聞こえてきます。
動物が食事をするシーンは微笑ましいですね。



こども動物園でも食事の準備をしていました。
そしてお食事タイムです







シナガチョウのお食事にアヒルも同席していました(右下)

動物たちののどかな食事風景のあとは、ご来園の皆様のための
冬のお食事どころをご紹介します。



類人猿館そばのネイチャーカフェ・アースは冬も営業中



ホットドッグなどの軽食を気軽に食べられます。



正門の動物科学館内のZOO CAFEでは



ピリカパンケーキが人気です!
生クリームはよそにない味とのことです。

冬の動物園も動物たちを見てランチを食べて1日楽しめますよ!
皆様のお越しを心からお待ちしています!

「フィア」元気でね

みなさんこんばんは

メガネ1号でございます。


早いもので師走に入って、今年もあとひと月で終わりですねえ

この秋から冬にかけて、何頭かの動物たちが円山を去り、
そして何頭かの動物たちが新たに円山に仲間入りしました。



新たに仲間入りした動物では、

アカハナグマのちょっと内気な美人娘「ボニータ」と「ヴェロニカ」
検疫中の動物病院では人の顔を見ると走って逃げ回っていましたが、
今月初めに熱帯鳥類館に移動してからはだいぶ落ち着いたみたいですね

今年亡くなったクロザル「スオウ」の弟の「アサギ」
兄の分までがんばって子孫をのこしてほしいな

日本一の人気者レッサーパンダ「風太」の息子の「エイタ」が
世界一の人気れっさーの「ギン」の繁殖相手としてやってきました。
再来年には、二頭の子供がみられるといいな・・

そして4日に広島から到着したばかりのマレーバクの「トーヤ」
去年円山に来た「若葉」は新たな環境に慣れて展示するまで1か月以上かかったのが
嘘のように、円山に来て一日足らずで馴染んでくれました。
二頭の相性も非常によさそうなので、
「スティーブ」「円夏」のペアで果たせなかった赤ちゃんの誕生をねがっております。

みなさん、新しい仲間たちをよろしくお願いします!





動物の移動は通常は、動物に負担をかけないために
気温の穏やかな季節に実施します。
今年も冬になり気温ももうすぐ氷点下まで下がってしまうため、
春までは動物の移動はほとんどないでしょうが、

今年最後の動物移動となったのが、エランドの「フィア」です。
12月7日の夕方に檻獲りして二日かけて愛媛県とべ動物園に嫁入りしました。


sa
産まれた日の「フィア」

皆様、新たな仲間たちと同様に、旅立っていった仲間たちもいつまでも応援よろしくお願いしまーす!

寒いけどアフリカ

こんばんは。今夜はこちらのブログで出張投稿です。メガネ3号にございます。

冬の円山動物園、寒さに体はこわばりますが、しっかり活動しています。




昨日は、↑の講演会が実施されました。

ニューヨークを拠点に世界各地の野生動物保全活動を行うNGOである
WCSのコンゴ共和国支部の西原氏の講演です。

近代動物園の役割を論じる場合、「野生動物の保全」が必ず挙げられます。
しかしながら、これが中々に難しい。
星の数ほどの課題があるように思えますが代表的なものを挙げるのであれば、
収入・入場者数につながらないということでしょうか。

日本の動物園の場合、私営でも公営でも、目標が収入増・入場者数増に偏りがちです。
そのような体制下では、業務としての保全に本腰が入りにくいのが現状です。

しかしながら、動物園の役割を考えた場合には、
保全活動は、果たさなくてはならない課題の一つです。
しかし、環境や野生動物の保全という重大な問題は
とても片手間でできることではありません。
特に、海外の野生動物保全活動については、
予算や人材を賄うことも非常に困難です。

よこはま動物園や旭山動物園などの海外支援の事例はありますが、
まだまだ少数派です。
円山動物園でいえばニホンザリガニやコウモリに関する活動のような
地域における保全活動の例は多いのですが、海外となるとやはり敷居が高い。

ですから、今回のように実際に海外の保全の現場で活躍する方の講演は
動物園スタッフにとっても、また来園者にとっても非常に貴重な機会となります。
我々では伝えられない、野生動物保全の実際を来園者にお伝えすることができます。
職員としても大変勉強になることばかりです。

今回の講演では、野生動物保全を巡る、
政治や経済、文化、教育が複雑に絡み合った現地の状況を知ることができました。
日本にいては中々知ることのできない情報ばかりで、充実した時間となりました。



講演終了後も熱心に質問をする参加者の方々。
学生さんも多く、若い方にも刺激的な講演だったのではないでしょうか。



蟲ランドで頑張ってくれていたゴキブリのお姉さんたちも駆けつけてくれました。
アンケートにも協力。勉強熱心な2人です。

参加された方々はいかがでしたか?
野生動物保全について深く考えるきっかけになったのではないでしょうか。



講演に合わせ、アフリカゾーンの模型をお披露目いたしました。
設計に携わった札幌市立大学の斉藤氏の解説付きです。
これまた贅沢な時間となりました。





上から、カバ・キリン・キリン2Fの様子です。
白過ぎて何のことやらまだよくわかりませんが、皆様、オープンまでしばしお待ちを。

今朝の円山動物園の様子


 園内は一面に雪が積もりました。
それでは、今朝の動物たちの様子を見てみましょう。


アムールトラのタツオはいつみても凛々しいですね。




レッサーパンダのエイタは、吊り橋を渡っていました。





レッサーパンダの屋外放飼場では何やら工事が始まっていました。
これはついに「あれ」に着手したということでしょうか?








次に熱帯雨林館のアジアアロワナと、マレーバクのワカバを見ながら、




は虫類・両生類館へ


センターラボ


アルダブラゾウガメ


今朝のマレーガビアルは陸上にいました。



サイイグアナ


オオアナコンダ


ミドリニシキヘビは良い位置にいました。


どこにいるかわかりますか?コケガエル


壁面の左端に固まってくっついてます。
本当はこんな姿です。



パンサーカメレオン




コモチカナヘビ



緑色が鮮やかなアオダイショウ


わくわくアジアゾーンや、は虫類・両生類館は、
冬でも暖かい室内からゆっくりと動物たちを
観察することができるのでお勧めですよ。






 最後に、本日、12月8日に満一歳の誕生日を迎えた、
双子のホッキョクグマのポロロ・マルルと母親のララです。
 朝日を浴びて、まったりとしている写真です。
大きくなりましたねぇー。左奥が、ララです。


 おめでとう!ポロ・マル!!

冬も楽しい円山動物園(まるどう)へ是非お越しくださいね。

寒い日でも大丈夫!

皆さんこんにちわ。

寒くなってきましたね。
普段デスクワークが多いので、たまに外に出るとすぐにデスクが恋しくなります。

でもそんなときはココに行けば大丈夫!
昨年12月にオープンしたわくわくアジアゾーンです。
すべての動物を暖かい室内からゆっくりじっくりご覧いただけます。

今日はその中でも熱帯雨林館をご紹介します。
熱帯雨林館には広いアジアの中でも熱帯雨林に住む動物たちを集めた施設です。
まずは、個人的な一押し動物。クロザルです。
旦那さんだったオスのスオウを亡くし、一頭でさみしく暮らしていたガーネットに新しいお婿さんがやってきました。

メスのガーネットは人懐こいというか、必ず寄ってきて自分の唇をベロベロしています。
20131206-28.jpg

新しく来たオスの『浅葱(アサギ)』はとても男前ですね。
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前のオス『スオウ』は人の顔を見ると牙をむいてきたんですが、『浅葱』はそういうことをしませんので、個人的には親しみを覚えます。
またガーネットと前のオスはあまり仲睦まじい感じとは言えませんでしたが、この『浅葱』とは毛づくろいをしてあげたりと仲良くしているようです。


続いて、マレーバク。
昨年和歌山からやってきたワカバのお婿さんとして、今月4日に広島市安佐動物公園からオスの『トーヤ』が来園しました。
職員に聞いたところ、とても飼いやすい?子のようで、展示場の移動にもすぐに慣れ、屋内展示場でもとても落ち着いているようです。
現在はもとから居たワカバとの交代展示という形で展示しています。
トーヤの展示中はお客さんに慣れてもらうため、しばらくの間は少し離れた場所からご覧いただくことになります。
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最後はコツメカワウソ。
9月に和歌山から『イヨカン』という個体がやってきました。
オスの『サン』との相性も良いようで、昨日、ブログ用の写真を撮ろうと見ていたら目の前で交尾を始めてくれました。厳密にいうと交尾までは至っていなくて、マウントしようと頑張っている感じです。
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ブレ具合からお分かりいただけるかと思いますが、激しいレスリングのようで、オスが必死にメスの背後に回り込もうと頑張っていました。ここのところしばしば交尾やマウントが観察されているようなので、急げばまだ見られるかもしれません。
イヨカンは血統的にも良い血統なので、ベビー誕生に期待です。

というわけで、今日は熱帯雨林館のみをご紹介しましたが、アジアゾーンはどの建物も暖かい場所からゆっくりとご覧いただける施設になっています。
寒さしのぎがてらごゆっくりご覧ください。



さて、話は変わりますが、アジアゾーンの隣にはどこまでも続く?仮囲いで覆われた工事現場があります。
20131206-32.jpg
昨日のブログでも紹介されておりましたが、アフリカゾーンの工事がいよいよ始まったんです。
今日はアフリカゾーンがどんな感じなのか、少しだけご紹介したいと思います。
こんな感じです。
20131206-27.jpg

伝わりましたかね?ピンボケの上に色もついてないので、どこがどの動物のためのスペースかすらわからないかもしれませんね・・・ごめんなさい。
これまで約2年間、どんなふうに動物を見せたらお客さんに喜んでもらえるか、興味を持ってもらえるか、動物たちに健康に暮らしてもらうためにはどうしたらいいか?を皆で考えてきたわけですが、こういう形で立体模型になるとワクワクしています。
オープンは平成27年の夏ごろを予定しています。
アジアゾーンをご覧いただくついでに、ここにこんなものができるんだなぁと思いを馳せてみてはいかがでしょうか?


最後に宣伝です。
途中でちらりと触れましたアフリカゾーンの着工とも関係があるのですが、明日12月8日(日)に円山動物園でアフリカの自然と人々の暮らし、野生動物保全の現場についての講演会が行われます。
講師はWildlife Conservation Societyコンゴ共和国支部 自然環境保全技術顧問の西原智昭(にしはら・ともあき)氏です。
あわせて、アフリカゾーンの飼育環境と展示デザインについて、アフリカゾーンの施設・動物飼育環境基本デザインにご尽力いただいた、札幌市立大学 デザイン学部・大学院デザイン研究科の斉藤雅也(さいとう・まさや)先生にもご講演いただきます。

講演会『アフリカ中央部熱帯林における自然と人々の暮らし ~野生動物保全の現場から~』
参加には事前申し込みが必要で、すでに定員近くになっているようですが、担当者によるとできる限り立ち見でも入っていただけるようにしたいとのことでしたので、ぜひご参加ください!

本日朝の園内です

本日も朝から、園内は大忙し。
工事やクリスマスの準備です。
11月に着工したアフリカゾーンの工事管理棟です!


アフリカゾーン工事敷地全景です。ここに2棟が建ちますね。


アフリカゾーン工事に伴う、排水管敷設替え工事は進行中!


これは?クリスマスの電飾の準備ですね。


そして、毎日の朝、飼育員の朝は大忙しです。動物の見守る中で。
朝。ドンの見守る中、作業をします。


朝。ダチョウの見降ろす中、てきぱきと作業をします。


朝。コタローのじっと見つめる中、ていねいに餌の準備をします。


朝ラボです。掃除も、動物とともに。ていねいにてきぱきと、笑顔で行っています。

★今日も動物園内一丸となって、お客様をお迎えします!★

縁起物ですよ~

みなさまこんにちは。副園長@営業担当です。

これまで「ウマ」つながりでしたが、
「巳年」でバトンを渡されましたので、まず「ヘビ」ネタから。

一月四日(土)の午前9時から、
正門近くで、先着1,000名さまにお渡しする、
金運の縁起物『ヘビ皮ラミネート』!

担当の仕事時間の合間をぬった、
円山動物園職員の手づくりです。

一枚を作るのに、いったいどのくらいの時間がかかるのか!?
今年着任した私も、チャレンジ!





45分間で24枚…入門者レベルですね…。

でも、これには、

一枚一枚に、

念を込める時間

も含まれています^^
しっかり念を込めて、100枚作りました。


そして、
一月一日(祝)、二日(木)、三日(金)の正月三が日、
各日、午後1時から、正門近くで先着1,000名さまにお渡しする、
午年の縁起物『馬の毛ラミネート』!

これも、スキマ時間の手づくり…合計3,000枚!
飼育担当と事務担当とで、一緒に作っています♪
もちろん、一枚一枚に、念がこめられています。





馬九行久」。

この言葉と、この絵にこめられている深い意味は、
このリレーブログの誰かのネタにとっておきます^^

いち早く知りたい!という方は、
動物園の「干支展」にいらして、パネルチェックを!
        ↓
http://www.city.sapporo.jp/zoo/gyouji/etoten-2014uma.html

今日現在で、残り、あと、1,000枚くらい…。
これも、だんだん熟練してきましたので、頑張ります!d(゚ー゚*)♪

なんと!正月三が日は入園料無料です!
             ↓
http://www.city.sapporo.jp/zoo/gyouji/2014newyear.html

幸福を呼ぶといわれている魚「アジアアロワナ」も、
温かい「熱帯雨林館」の中で見ることができますよ~。




冬ならではの楽しみいろいろ

ここのところ・・・
園内のガイドなどの際にお客様からの声を聴いていると、
冬は閉じていると思われている方が、まだまだけっこういらっしゃいます。

「札幌市円山動物園は、冬も開園しています。」

冬には冬の
冬ならではの動物園の魅力があります。

ぜひ、足をお運びください。
冬にしか味わうことのできない、円山動物園の魅力を味わっていただきたいですね。


そこで、冬も元気な動物たちをご紹介します。

いつも「りりしい」アムールトラ


室内からも観覧できます。



アジアゾーンの人気者 レッサーパンダ



サル山では、こんなサルたちも見れるかも。
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は虫類・両生類館は
暖かい環境で
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色あざやかな動物たちを観賞できる、
まるで美術館のようですよ。
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巳年(みどし)も残すところ、あとわずかです・・・

「干支展」情報その2

昨日のブログで「干支展」の話が出ておりましたが、今日はその続きを。
「干支展」は12月から来年1月末まで実施しているのですが、12月中は年賀状の素材に使っていただけそうなアイテムを多数ご用意しています。

昨日ご紹介した①『顔出し看板』の他に…

②こども動物園のミニチュアホースと一緒に写真を撮ることができる『年賀状用写真撮影会』(12月1日~28日までの水~日曜日13時30分~14時00分頃)

昨日「流行語大賞」の発表もありましたが、こんな感じにも作れます。
20131203-02.jpg

『写真配布』その1
円山動物園で飼育しているミニチュアホースのベストショットを、動物園のホームページ( http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/nengajo2014.html )からコピペしてご利用ください。

『写真配布』その2
円山動物園内に貼ってあるのポスターからもQRコードで写真を拾うことができます。まずはのポスターを見つけましょう。
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その他、1月に入ってからもウマに関するいろんな催し物があるのですが、これ以上書くとお腹いっぱいになっちゃうかと思いますので、今回は主に12月中の情報を中心に書きました。

12月29・30・31日の3日間は円山動物園唯一の閉園期間となりますが、1月1日から通常通り開園しています。しかも1月1・2・3日は無料です。初詣のお帰りの際にちょっとだけでもお立ち寄りください。三が日限定の特別イベントもたくさんあります。

是非、ご家族みなさんでお越しください。

もういくつ寝ると…

今年も残すところあと30日となりました。
年内にやることはまだまだいろいろあるのですが、月めくりのカレンダーもあと1枚だけ…
ということで、昨日から干支展始まりました。

来年2014年はもちろん午(うま)年
円山動物園はもう「うま」モードいっぱいです。

これが噂の年賀状用顔出し看板

ナポレオンになってアルプス越えの気分は最高

こちら「うま」についてのうんちく満載のパネル展です。

これであなたもうま博士(^^)v
ただし、馬券に関するネタはありません。
もちろん1月末まで開催していますので、冬休みの自由研究にもお役に立てるすぐれものです。

馬も首を長くしてお待ちしております冬の円山動物園に皆様ぜひお越しください。


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