2007年08月 の投稿一覧
ついに発見!オオムラサキの卵と孵化した幼虫。
Posted by zooyoshida on 2007年8月30日(木) 19:27
実は先週、若葉の上に数十個の卵が、かたまってふっ付いているのを見つけまし
たが、(カメラがなくて写せなかった。)その後、忙しくてあまり観察することが出来ま
せんでした。久しぶりに見に行ったら、みんな孵化していましたが、かろうじて2個の
卵を確認する事ができました。(実は初めて卵を見つけたので、すごく興奮し嬉しか
った。卵の色も変化するのが面白くてね。)
もしかしたら、この黒いやつは孵化したばかりの幼虫かな。孵(かえ)ったばかりの
幼虫はまず卵殻(らんかく)をたべます。この白い丸いやつが卵殻(卵の殻です。)で
すよ。
幼虫達は単独で生活するので、だんだん卵から離れて行ってます。たくさん美味し
い葉っぱを食べないといけないからね。
真ん中あたりがエゾエノキです。
卵から孵化した幼虫は成長・脱皮を繰り返し年内には4齢に達します。そして幼虫
のまま休眠に入るのですが・・・。
久しぶりのスイカです。
Posted by zooyoshida on 2007年8月28日(火) 18:37
久々にスイカを与えました。
やっぱり夏はスイカにかぎりますね。いつもは少しずつ切って与えますが、今日は
丸々一個与えました。 子供の頃、大きなスイカにかぶりついて食べたのを思い出し
たのです。きっとテイジロウもたくさん食べてみたいのではないかなと思い、与えてみ
ました。
美味しそうに食べているでしょう!
今日はチンパンジーのチャーボーのお誕生日だったので、みんなでスイカパーティ
ーを開いたのですが、そのお裾分けわけです。市民からの差し入れです、大変あり
がたいですね。
テイジロウも人間と同じですよ。時には同じものをたくさん食べたい時もあるので
す。
ゴンの情報。
Posted by zooyoshida on 2007年8月26日(日) 18:05
ゴンはこんなところで、ヒロミと元気と仲良く暮らしているのです。
ここに生えている木は、引っこ抜いても折っても食べてもいい木なんですよ。飼育員
がせっせと植えています。
幸せなゴリラ達。
コンクリートより断然良いよね。それに、食べたい時に食べ物が有るのがベストだと
僕は思っています。
ちょっとポーズしてみました。
植物に囲まれて幸せなゴンです。
この6枚の写真は、元円山動物園ボランティアの山本達也氏の撮影したものです。
倒木が土にかえる。
Posted by zooyoshida on 2007年8月22日(水) 19:37
この木は、平成12年11月の大風の影響を受け、園内で倒れたセンノキ(ハリギリ)
の一部です。「フクロウとタカの森」の隣に、「土にかえる」というコーナーをつくり、もう
すぐ7年になります。
「どうするの?」
自然の森ではこのように枯れてしまった木が、色々な生き物によって利用され土に
返っていきます。このコーナーでも何年かかるか分かりませんが、木が土になるま
でを見守っていきたいと考えています。じっくりと観察して皆さんに報告していきま
すので、楽しみに見続けていってください。
現在、風や鳥の糞等と共に、この倒木のコーナーに落ちてきた色々な種子が発芽
し育っています。よく見るとヤマブドウやオニグルミ、マツやタンポポなど10種類の植
物や3種類のキノコ、その他にゲジゲジやワラジムシ、ハサミムシなど、たくさんの
生き物達が生活する様になって来ました。これからどう変化していくのか楽しみで
す。末永く見守っていて下さいね。
何という松かな?
ツルウメモドキとキノコです。
藤の花が咲きました。
Posted by zooyoshida on 2007年8月19日(日) 08:30
藤の花が開花していました。驚きです。緑の葉っぱの中にピンクやムラサキ色の塊
がちらちら見えたので、まさかと思い近づいて見たところ、それは花だったのです。夏
に開花する藤の花は珍しいですよね。ピンクやムラサキ色の花の房がぶら下がって
います。春の花に比べて若干、色が淡くて花の数も少なめですが、とても綺麗に咲
いています。10房の他に蕾がまだまだ付いていますので、暫らくの間、楽しめそうで
すよ。この場所は海獣舎の南側上の高台にあり、右側にラクダやラマ、左側に熊
達、正面に海獣たち、右斜め前にオオカミが見えて、食事をしながら観賞するのもい
いですよ。
赤ちゃん誕生!
Posted by zooyoshida on 2007年8月16日(木) 12:44
熱帯鳥類館のクジャク舎で赤ちゃんが一羽誕生しました。生まれたその日に、もう
走り回っていました。
ちよっと写真がぶれていますが、真ん中にいるのが私のお母さんです。右にいるの
がお父さんです。
これは威嚇のポーズです。
ビックリ! お母さんが雛を守るために、写真を撮っている僕に威嚇突進しまし
た。けっこう迫力がありましたよ。
お母さんのお腹の下や足の下が一番安心ですが、好奇心旺盛な私はあっちこっち
走り回って遊んでいるので、毎日、お母さんを困らせています。
暑くて熱中症になっちゃいそうだよ。
Posted by zooyoshida on 2007年8月14日(火) 17:27
日陰で読書しています。
もうだめ!暑くて読書どころじゃないや。
夏はやっぱりこれだね!ミルクと蜂蜜を混ぜて凍らせた「アイス」。あとで冷たいオ
レンジ100%ジュースもおごってもらうんだ。明日は何かな?楽しみです。
少しはしたないけどこれが楽。失礼しました。
水をちょろ流しにして、冷たい水を飲めるようにしたり、冷凍果実を与えたり、屋内を
乾かすために(除湿)換気扇を回したりして、この夏を乗り切ろうとおもいます。
ゴンの悪戯。
Posted by zooyoshida on 2007年8月12日(日) 12:50
食事の用意をしていたら、調理場の扉がバタンっとしまるのです。普段、この扉は
開けっぱなしにしているので、誰かが閉めない限り開いたままになっています。風は
無いので風で閉まる事はありません。おかしいなと思いながらも扉を開けて作業に
はいると、又バタンと閉まるのです。再度扉を開けたあと、作業に取り掛かるとカサカ
サと何かの擦れる音が聞こえてきました。そおっと隠れるようにして覗いたら、蝶番の
隙間から細い枝が見え、扉を閉めようと突いているのです。枝が柔らかいのでカサカ
サ擦る音になるのです。どうやら犯人はゴンだったのです。一人で淋しいので、かま
って欲しくてこの様なことをするのか、たんなる悪戯でしているのか、とにかくビックリ
りしました。
こんな事もありました。(よくあります。)
ゴンやテイジロウは、鉄棒の隙間から食べ物をこちら側にせっせと投げ入れることが
あます。それを見た僕は何をやっているのだろうと近づき、こちら側に落ちている食べ
物を展示場の中に戻します。つまりゴンやテイジロウは、僕をそばに呼び寄せるため
にこの様なことをするのです。スキンシップを求めているのです。
再現写真です。
再現のアップ写真です。
昨年と違う園内の花壇。
Posted by zooyoshida on 2007年8月8日(水) 18:31
ちょっと変わった雰囲気の花壇です。当園では、今までにない感じの花壇であり、
僕は毎日見てたのしんでいます。きれいな花壇はたくさんありますが、この様に変わ
った感じのものは、僕はあまり見たことがありませんでした。動物園に来たら動物ば
かり見るのではなくて、花壇も見て下さいね。
にせ鷹匠頑張るが・・・。
Posted by zooyoshida on 2007年8月8日(水) 17:18
にせ鷹匠頑張るが・・・。
前回のブログ、鷹匠見習いから約2ヶ月たちますが、相変わらずあたふたやってい
ます。自分の自信のなさが鷹に影響しているようです。2ヶ月前に比べてお客さんの
数も増えていますから(最近は夏休みの関係もあるのか、250人前後も来てくれて
います。)緊張の度合いも急上昇です。
頭で考えなくても瞬時に風の向きが分からなければ、思うように鷹を手に止まらすの
が難しいのです。いい風が吹いて空をぐるぐる飛び回り、お客さんの頭の上スレス
レを飛んで僕の手の上に止まってくれると、その後が比較的上手くいくのです。(気
分の問題?)今までで、まあまあ上手く出来たのは1回ぐらいでしょうかね。いつも、
終了してから飛ばすと上手くいくのです。ということは、やっぱり自信の無さが鷹に伝
わっているのでしょう。自信の無さと緊張だね。
ルアーの仕込みです。大きな肉片を取り付けています。
ルアーの登場
呼んでも反応が悪く、または、驚いて何処かに飛んで行った時に、ルアーを使うと
必ず戻って来るのです。(鷹匠はこれを疑似餌に使っています。)笛を吹きながらこ
れをぐるぐる回して、上空でキャッチさせて地上に着地させます。これを再現するの
ですが、僕の成功率は9割以上が失敗しています。紐を解いているうちに呼んでもい
ない内に飛んできたり、地上でキャッチさせたり悲惨な状態です。この前は久しぶり
に100点、75点を取りましたが、35点や0点が相変わらず多いですね。
遠くでオランウータンのテイジロウがこちらを見ていました。「俺の親方、しっかりし
なよ。」と言っているようでした。
今日こそはと思い 気合を入れようとしたら、なんと師匠の本田君がいるではありま
せんか。僕達はその時点で緊張してしまい、その緊張が鷹達に移ってしまいました。
(鷹も緊張して鳴かなくなりました。)勿論、普段よりも上手くいきませんでした。ルア
ーも75点。師匠の本田君は、75点じゃ甘すぎるといっていました。
奥が深いね。
もっと頑張らねばいけないね。