札幌100マイル

オランウータン飼育日記&円山四季だより

オランウータン飼育日記&円山四季だより

2007年11月 の投稿一覧

毎日作る巣?ベッド?初めてのパターン。

 毎日作っていますが、一つの物を作るのにも色々と考えているようなんですよ。、

わざわざ一番遠くまで行って、気にいった物を持って来て作ったりしていました。じっ

くり観察したいのだけど、屋内では(僕が隠れる場所がない)テイジロウに見つかる

と、僕の方に来てしまい、全く観察にならないのです。

 オランウータンは単独生活者と言われています。野生では生きるのも大変であり、

自分の縄張りには何頭かの雌などいて接触できますが、、飼育下では本当に一人

なのです。暇だし淋しいのです。だから僕を見つけると離れないのです。わざとに気

を引こうといつも懸命ですよ。二十四時間ビデオ録画できれば色々参考になるので

すけどね。  早いとこお嫁さんをもらわなければいけないね。

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 ただ巣の写真を並べてもあまり意味がないかな。分析なんかしたら面白そうと思う

のだけど、そんな事をしてどうするの?って言われそう。やっぱり意味がないかな。

 初めてパターンです。自分を中心にドーナッツ状になっていました。



 いつも感じるのですが、本当に一生懸命作っているのです。できあがった時の満足

そうな顔。居心地が良いのでしょうね。

テイジロウの怯え。驚き。(2)

 11月20日~23日まで屋内施設でコンクリートに穴を開ける工事を行いました。事

前に穴の位置を確認するために朝から7~8名の人たちが屋内に入って来たので、

テイジロウは、今日は何かがおこると感じていたかも知れません。不安そうにこちら

を見ていました。





 いよいよ工事です。ざわめきの後、突然!ガッ、ガッ、ガッ、ガッ、ガッ、ガッーっと、

音と振動が激しくなりだしました。テイジロウは隣の部屋の隅に運んでおいた、タイ

ヤの裏に隠れてじっとしています。怯えた表情です。でもどうしようもありません。



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しかし、数分後には・・・。





 こちらをチラッと見てから、音のする方に歩いていきました。もしかしたら僕がいる

から安心して出てきたのかな?



 音のする方に近づいて、扉の隙間から覗いていました。

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 多少気にしていましたが、そのあと、音や振動がしようが関係なく、いつもどうり食

べ物を探して食べたり遊んだりしていました。ゴリラのゴンだったら、きっと暴れて

大変なことになっていたと思います。


 先月は屋外改築工事で、地震と雷が一度に来た感じの激しい音や振動が、長く続

いたことがありましたが、最初だけビビッていましたが、その後はいつもどうりに食事

をしたり遊んだりしていました。観察や作業をしていた僕は、完全に参ってしまいま

した。頭痛と吐き気がしてしんどかったよ。

 
  凄い奴だよテイジロウ!!

テイジロウの怪力!

 暇な時間を少しでも解消しようと思い、遊び道具もたくさん与えていますが、いつも

驚かされるのは、もの凄い力、怪力です。重たくて持ち上げるのも大変な大きなタイ

ヤも片手であっさりと持ち上げます。さすがに数メートル上に上げる事は出来ません

でしたがね。(しなかった?)  また、その重たいタイヤを転がして、戻って来たタイ

ヤを受け止めて遊んだり(ストレス発散?)することもあります。実際に真似をしてみ

たら、タイヤを受け止めるだけで、体がふっ飛びそうになりました。

 これからその一部を紹介したいと思います。







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 これらは噛む力も強くなければ無理だね。



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 全部ごらんのとおりです。

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 このタイヤは直径一メートルもあり、持ち上げるのもゆるくないよ。テイジロウは、こ

れを片手で軽々持ち持ち上げるのです。時にはこれを転がして遊んだりしています。

展示場が多少傾斜しているので、勢いがついて下がって来たところを体で受け止め

たりしています。ちょと真似をしてみましたが、とてもだけれど体がもちません。

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 ウレタンをはがして破く?コンクリートをはがしたりもします。

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 椅子だって簡単に壊します。
 
 ストレス発散にはいいのかもしれませんね。

冬の鳥観察。

 春先はいいですが、あっという間に葉が茂り、鳥さんたちが見えづらくなります。

その点、冬場は葉がついていなく、はっきり見えるので、僕のような人間にはうってつ

けです。





 これがゴジュウカラです。幹に縦にとまり、小刻みにはねて移動します。キツツキ

類やキバシリのように尾羽で体を支えはしません。これらの鳥の中で、頭を下にして

下ることののできるのはゴジュウカラだけです。樹皮の割れ目、地衣類の間などを探

って昆虫類やクモを捕らえたりしているから、見ればすぐに分かりますよ。色がけっ

こう目立つしね。

 最近では、ミヤマカケスが3羽クヌギ林に来ていました。その内の一羽がなんと、

猫の声の物まねをしていたのです。高い木の上からニャ~ニャ~!ビックリしました

よ。小学生の頃、ヤマブドウの木の上で昼寝をしていたら、目の前でカケスが猫の

声で鳴いたのを見たことがあるので、すぐにわかりました。



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 これはナナカマドです。園内には鳥たちが喜ぶ実が、冬でもたくさん木に生ってい

ます。霜にあたる度に美味しくなるのかな。昔、ナナカマド酒が流行ったとき、街路樹

の実がみんな無くなり、鳥たちが困ったと言う話がありました。


本当は園内で見かける鳥たちを紹介したいところですが、

写真が無いのです。なかなか上手く撮れないのです。その代わりに木の実を紹介し

ます。(ちょっとね。)

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 ツルウメモドキです。これはタンチョウのところに植えていますが、園内いたるところ

にに生えています。大通公園の2丁目8丸井さん側)にも植樹されていて、とてもきれいですよ。





 これはアズキナシです。けっこう嗜好性がいいみたいです。あちらこちらに食べか

すが落ちていました。お酒に漬けたら美味しい果樹酒ができそうです。





 イボタやコリンゴなど、この他にもたくさんの実が生っています。

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 海獣舎の横にある松の木は、よく鳥たちが休息したり、木の実を食べたりする時に

使っています。だから、この木の下は糞や食べかすでいっぱいです。園内にはこの

ような食事しやすく(止まりやすい)安心して食べることのできる木があります。探して

みよう。

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 この派手なのがツルウメモドキの実だね。(糞)


 園内ではこれから春にかけて、カケスの他、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、シジュウカ

ラ、ヤマガラ等、たくさんの鳥たちがお目見えすることでしょう。今春の当たり年、ウソ

やマヒワの群れなどが見れるかも知れません(春)

 エゾリスも運がよければ見ることができますよ。
 
 
 森や林と違い園内では冬場でも安全で、寒くなったらレストハウスで休憩もできま

す。(温かいよ。)  食事もできるしトイレもあり快適です。


 とうとう雪が積もっちゃった。

 
 ぜひ、冬の動物園で野鳥観察をしてみませんか。
 

鷹匠見習いピンチ!

 いいことなんだけどね。

 最近、足利君(骨がふっついた貴公子)もマミちゃんもだいぶ腕を上げてきて、僕の

立場が危うくなってきました。特にマミちゃんの成長は著しく、技術的には、僕を追い

抜いたように思えます。最近、マミちゃんも「鳶のフライト・デビュー」をしました。この頃

から急に上達したところをみると、お客さんの前で上手くコントロール出来るようにな

って、自分に自信がついたようです。

 そこで、僕は一度、二人をじっくり観察する事にしました。動物飼育も基本は鋭い観

察です。ただ眺めていてはいけません。  ちょうど11月15日は師匠の本田鷹匠が

お休みなので、二人を観察するために、さっそくやって貰う事にしました。



 まずは仕込からです。僕なんてこの時点から緊張しているんだよね。







 まずはシロフクロウの「セーベル」のフライトです。二人とも息が合ってビシッと決ま

りました。やり取りもスムーズで、お客さんにきちんと説明もしています。

 そして、いよいよマミちゃんのフリーフライトです。



 ステージ裏で出番を待つデュークです。やる気満々ですよ。





 一発目も成功ですね。見事に決まりました。なかな落ち着いています。これで声が

もっと大きければ言うことないんですがね。マイクをもっと近づければいいのかな。



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 やはり、にらんだとおり餌合子(えごうし・えごし)の使い方が良いんだよね。スムー

ズに使っているよ。

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 餌合子とは、餌入れの事を言います。この中に肉片を入れ、蓋を鳴らして拳に

止まらせます。この使い方が僕と違うんだな。

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 ルアーも落ち着いて行っており中々のものです。ちなみに僕は9割の確立で失敗し

ています。(いつも75点だな。)

 あと一番のポイントは、瞬時に風の向きを知り、デュークを止まりやすいように誘導

しながら拳に止まらせています。

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 見事だぜ!!
 
 
 飼育員には経験も大切ですが、鋭い観察力とセンスが必要です。年齢が高いと

か、低いとかは関係ありませんよ。彼女にはそれが備わっているようです。だけど僕

も負けてはいられません。ただの年寄りと言われない様に、色々努力しようと思いま

す。センスの問題があると思いますがね。

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 もそかしたら、デュークはこの笑顔に操られていたりして?

はじめまして。

どうも、はじめまして。

今日は吉田さんに代わってフラミンゴ担当が飛び入りで書かせて頂きます。どうぞよろしく。
今日は9月22日に孵化したフラミンゴを紹介します。



生まれてもうすぐ2ヶ月経ちます。




体の色は親がきれいなピンク色なのに対して白黒はっきりしないグレーだし。


足はこんなに真っ黒だし・・・。





本当にフラミンゴ!??


って感じですが、ちゃんとフラミンゴをしています。


いつもこんな風に大人のフラミンゴ達ににまぎれて生活しています。
時々、大人のフラミンゴに突っつかれたりして怒られるけど、そうやって日々フラミンゴ社会を学んでおります。たくましく生きております!



最近は自分で餌を食べるようになったし、こんな風に伸びをしたり、フラミンゴらしく片足で立っている事もあります。


そんなフラミンゴちゃん(性別はまだわかりません)には熱帯鳥類館の中で逢えます☆
是非、見に来てください!!



待ってまぁ~す。




将来を見据えて。



クヌギの木の林を再生させさせたい。


 大昔、クヌギの森を作ろうとしたのか?37本のクヌギの木が密集して生えている所

があります。しかし、かなり歳をとっているようで、だいぶくたびれているように見えま

す。密集しているため植えた年数は同じだと思いますが、太い木から細い木まであ

り、いずれもひょろひょろと伸びています。こういうものは、死ぬときは一気にいってし

まいます。



  手前の木にやっと実がつき始めました。左後ろの木もクヌギの木です。

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 しかし、これを見たときはすごく嬉しかったな。芽が出てから数年間はあまり大きく

ならないように苛めたから、きっと実がつくのはもっとかかると思いました。



 さっそく植え付けました。きっと来春に芽が出てくれることでしょう。うまく発芽してく

れたなら、3世ということになりますね。

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  同時に植えても、密植すると(間引かないと)太い木や細い木ができてしまいま

す。写真を見ても分かるように林全体が、ひょろっとたてに伸びています。太くなれな

いのです。

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 毎年秋遅くになると、たくさん採集して冬の間に少しづつ与えていきます。一部は冷

凍保存しておきます。クヌギの実はミズナラ(ドングリ)と違い、虫が付きません。ドン

グリはタンニンが多くて生でも、煮ても中々タンニンが抜けなくて、嗜好性が悪いので

す。その点、クヌギの実は、生で食べさせても煮て食べさせても嗜好性が良いので

す。ためしに生で食べたり、煮て食べてみたら、けっこういけました。塩味がいいです

よ。

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 同じように考えている飼育員もおり、子供動物園の裏では、三浦君が将来の事を考

えてカシワ等の実を植えつけています。

 その他に、

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 孟宗竹、銀杏、トチノキ、栗、洋グルミ。

こんなに大きくなりました。クジャクの子。

 8月13日に孵化したクジャクの雛は、今も順調に成長していますよ。



 孵化翌日、お母さんは我が子を守るべく、尾羽を上に立ててこちらを威嚇していま

す。これ以上近づくとこちらが危ないという感じです。



 子供の大きさがわかるでしょう。お父さんはまだ綺麗な飾り羽をしていますね。春か

ら、飾り羽を大きく広げて、ざざざっ、ざざざっ、ざざざっと羽を擦らせて?震わせて

?雌によく見せるようにして誘います。お願い!僕のお嫁さんになってね。(ディスプ

レイ)ちなみに、僕は何度か交尾を確認していますが、あの大きな飾り羽を広げたま

ま、雌に乗っかって交尾をしていました。



 かなり小さいというのが分かるでしょうね。孵化して翌日、ガンガン走り回っていま

す。

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 10月4日  お母さんと比較しても子供の大きさが分かるでしょう。かなり成長して

いますね。

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 いつに間にかお父さんの、あの綺麗な飾り羽が全部抜けてしまいました。
 
 子供の頭の上に小さなトサカみたいな羽が生えてきました。(なんて言う名称なの

かな?)



 餌台の下に子供が居ますが、これはミルワームを食べているのです。担当の飼育

員が、大好物なミルワームを子供がたくさん食べれるように撒いてあげているので

す。早く大きくな~れ!



 さて、この子は男の子?女の子?調べるには色々な方法がありますよ。すぐ分かる
方法もありますが難しいです。  大きくなるまで待ちましょう。

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 11月7日  かなり大きくなりました。



 子供は一番前で緊張しているようです。
 
 お父さんは、来年の繁殖の為に、冬の間、飾り羽をせっせっと伸ばすのです。

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 いつの間にか、こんなに伸びていました。だんだん大人になっていくんだね。

世界初の試み!「モニター募集」

テイジロウの事をもっと知りたい方・担当飼育員の僕と色々な情報交換等楽しむ事

が出来ます。(例えばエンリッチメントの実験をモニターさんのアイデアで行ってみたり・・・。)

 詳しくは、下記をご覧下さい。

 札幌市円山動物園の新サービス実証実験「弟路郎(テイジロウ)ファミリー」
 モニターご希望の皆さま、

                                 公立大学法人:札幌市立大学
                      研究代表者 : デザイン学部 教授 酒井正幸


 このたびは、「弟路郎ファミリー」実証実験にご関心をお持ちいただきありがとうございます。この実証実験は、「ビフォー・アフターサービス」の考え方を動物園にも取り入れ、「行って帰る」だけだった動物園から「行く前も、帰ってからも楽しめる」動物園への転換を図ることを実験的に実証する世界初の試みです。
 
具体的には、モニターの皆さまに入園券を兼ねたIDカードをお渡しし、園内観覧および、オラン・ウータン「弟路郎」とのコミュニケーション楽しんでいただきます。また、ご自宅でも、「弟路郎」についての情報交換が楽しめるコミュニケーション・サイトに参加いただく予定です。情報通信技術を活用して、動物園と自宅を試みに繋ぐ本サービスは、他分野にも波及性が高く、地域文化・産業等の活性化への第一歩として研究成果の蓄積が期待されます。

 お申し込みは、下記のメール表示をクリックいただき、ご登録いただく方、または登録いただくご家族の代表者お一人の「氏名」をお知らせください。その他の情報は送信いただく必要はありません。折り返し、電子メールにて「全体説明会」のご案内をさせていただきます。

※ なお、お申し込みの際にご提出いただく個人情報(氏名・電子メールアドレス)本実証実験以外の目的には一切使用致しません。また、情報の管理は、「公立大学法人 札幌市立大学」にて責任を持って行います。

 ・ モニター募集期間:2007年11月12日(月)~2007年11月25日(日)
 ・ 全体説明会
  日時:2007年11月29日(木)18:00から(1時間程度)
  場所:札幌市立大学サテライトキャンパスhttp://www.scu.ac.jp/access/
map_satellite.html
札幌市中央区北3条西4丁目  日本生命札幌ビル5階
    地下鉄さっぽろ駅徒歩1分、JR札幌液徒歩4分、地下鉄駅大通駅徒歩7分
 ・実証実験実施期間:2007年12月1日(土)~2008年1月6日(日)
 [実証実験 主催者]
公立大学法人 札幌市立大学 :研究代表者 :酒井正幸(デザイン学部・教授)
   本研究は、経済産業省「平成19年度サービス産業生産性向上支援調査事業(
   サービス工学適用実証分野)」として、本学を代表とするコンソーシアムにより。
   実施しています。
    
    詳細 : http://www.meti.go.jp/press/20070910004/tekiyou.pdf



テイジロウの一日(ある日の出来事)

 毎日7時から8時までの間に、テイジロウのところに挨拶にいっています。好物の

食べ物を少しあたえています。





 こんなことしない方がいいのかもしれないけど、「ちょうだい」を教えてしまいました。

知能の高い動物なので、何日ぐらいでクリアできるか知りたくてね。10月21日から1

1月1日までの週休二日を除き、朝と夕方の2回、ほんの1~2分ぐらいをかけて、1

0日かんで出来るようになりました。


 ミーティングが終わり、タンチョウとトキのお世話をして、代番の仕事が終わったら

テイジロウの番です。



 まずは牛乳を一杯。



 牛乳を飲ませて(時にはおかわりをして)ヨーグルトの付いたブドウを与えます。


 3つのお掃除が終わりしだいエンリッチメントの仕込みをします。たくさんの食べ物

を床にまいたり、色々な場所に隠したりして、何時間もかけて食物を食べるようにして

います。

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 穴の中をほじくって食べたりします。

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 麻袋の中に入っている浮き球を外に出し、中に入っている食べ物を食べたりしま

す。

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 上からつったタイヤの中にも食べ物が

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 テイシャツに包まれた箱の中には林檎が



 そして、ミルクアイスのおやつを食べます。



 こんな格好で食べる事もあります。



 そしてお昼ねです。





 これは皮を剥いたヤシの実です。



 鉄棒を利用して割ろうとしています。



 齧ってみたり。



 こすったらジュースが出てきました。でも、ジュースは口にあいませんでした。



 すこし手伝ってあげました。中に白いものは食べませんでした。(これを絞るとココ

ナッツになるんだろうな。)

 
 あっという間に夕方です。

 テイジロウは早寝遅起き、僕が居ないと昼寝もよくするよ。

 
 こうして一日が終わります。刺激を与えるため、明日は何をさせようかな。

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