冬の鳥観察。
Posted by zooyoshida on 2007年11月21日(水) 08:28
春先はいいですが、あっという間に葉が茂り、鳥さんたちが見えづらくなります。
その点、冬場は葉がついていなく、はっきり見えるので、僕のような人間にはうってつ
けです。
これがゴジュウカラです。幹に縦にとまり、小刻みにはねて移動します。キツツキ
類やキバシリのように尾羽で体を支えはしません。これらの鳥の中で、頭を下にして
下ることののできるのはゴジュウカラだけです。樹皮の割れ目、地衣類の間などを探
って昆虫類やクモを捕らえたりしているから、見ればすぐに分かりますよ。色がけっ
こう目立つしね。
最近では、ミヤマカケスが3羽クヌギ林に来ていました。その内の一羽がなんと、
猫の声の物まねをしていたのです。高い木の上からニャ~ニャ~!ビックリしました
よ。小学生の頃、ヤマブドウの木の上で昼寝をしていたら、目の前でカケスが猫の
声で鳴いたのを見たことがあるので、すぐにわかりました。
これはナナカマドです。園内には鳥たちが喜ぶ実が、冬でもたくさん木に生ってい
ます。霜にあたる度に美味しくなるのかな。昔、ナナカマド酒が流行ったとき、街路樹
の実がみんな無くなり、鳥たちが困ったと言う話がありました。
本当は園内で見かける鳥たちを紹介したいところですが、
写真が無いのです。なかなか上手く撮れないのです。その代わりに木の実を紹介し
ます。(ちょっとね。)
ツルウメモドキです。これはタンチョウのところに植えていますが、園内いたるところ
にに生えています。大通公園の2丁目8丸井さん側)にも植樹されていて、とてもきれいですよ。
これはアズキナシです。けっこう嗜好性がいいみたいです。あちらこちらに食べか
すが落ちていました。お酒に漬けたら美味しい果樹酒ができそうです。
イボタやコリンゴなど、この他にもたくさんの実が生っています。
海獣舎の横にある松の木は、よく鳥たちが休息したり、木の実を食べたりする時に
使っています。だから、この木の下は糞や食べかすでいっぱいです。園内にはこの
ような食事しやすく(止まりやすい)安心して食べることのできる木があります。探して
みよう。
この派手なのがツルウメモドキの実だね。(糞)
園内ではこれから春にかけて、カケスの他、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、シジュウカ
ラ、ヤマガラ等、たくさんの鳥たちがお目見えすることでしょう。今春の当たり年、ウソ
やマヒワの群れなどが見れるかも知れません(春)
エゾリスも運がよければ見ることができますよ。
森や林と違い園内では冬場でも安全で、寒くなったらレストハウスで休憩もできま
す。(温かいよ。) 食事もできるしトイレもあり快適です。
とうとう雪が積もっちゃった。
ぜひ、冬の動物園で野鳥観察をしてみませんか。
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