札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『映画 ’09』カテゴリーの投稿一覧

映画 『バンコック・デンジャラス』 100マイル試写会



バンコック・デンジャラス
世界を股にかけるプロの暗殺者ジョーは、自身で決めたルールを徹底し100パーセントの
成功率を誇っていた。プラハでひと仕事を終えた彼はその本能で引退の時期を悟り、
最後の仕事場所としてタイの首都バンコクを選ぶ。4件の暗殺を成功させるため彼は
現地のアシスタントにコンを選ぶ。


ニコラス・ケイジ主演のアクション映画。
ダニー&オキサイド・パン兄弟監督のタイ映画『レイン』のセルフリメイク。

オリジナルは、耳の聞こえない殺し屋が主役で香港ノワールを思わせる
スタイリッシュな作品だったはずが、大胆なハリウッド・リメイクで予想通り
の別物になっている。

テンポ良く仕上がっていて、タイのエキゾチックな街並みや水上マーケットなど
楽しめるシーンもあるが、ジョー役のニコラス・ケイジが世界をまたにかける
クールな暗殺者に見えないし、作品自体もデンジャラス感がうすい。
アクション映画として観るとオリジナルより面白いかも知れないが、
ニコラス・ケイジが特別出演したVシネマといった感じでもったいない。
 
このところアタリがないニコラス・ケイジ...いつからこうなっちゃったんだろう。
『リービング・ラスベガス』が懐かしい。

監督:オキサイド・パン/ダニー・パン ( 『the EYE』 『レイン』 )
出演:ニコラス・ケイジ/チャーリー・ヤン/シャクリット・ヤムナーム

「バンコック・デンジャラス」公式サイト

2009年5月9日(土)より、ユナイテッド・シネマ札幌 ほか全道で公開。
上映時間:1時間40分

過去の映画レポはこちら★

映画 『路上のソリスト』 100マイル試写会


路上のソリスト 
L.Aタイムズ紙コラムニストのロペスは、べートーヴェンの銅像のある公園で2本しか
弦のないヴァイオリンを弾くホームレス、ナサニエル・エアーズに出会う。彼の演奏する
音楽に魅了されたロペスは、コラムのネタに取材をはじめる。そして彼がかつて将来を
嘱望されたチェロ奏者で、ジュリアード音楽院の学生だった事を知る。


全米公開が延びに延びて4月24日に決まった作品を、「100マイル試写会」
で一足お先に観賞。

L.Aタイムズの有名コラムニスト、スティーヴ・ロペスが書いた実話を
ロバート・ダウニー・Jrとジェイミー・フォックス、演技派2人の共演で
『プライドと偏見』『つぐない』のジョー・ライト監督が映画化。

なぜ天才的チェリストが、路上生活者になったのか?
仕事に情熱を失いかけていたロペスがナサニエルと出会い、彼の
過去を取材しコラムを綴る。 そこから見えてきた路上生活者に関する
社会問題を軸に、音楽の素晴らしさを再認識させてくれる秀作。
ベートーヴェンの交響曲に心が揺さぶられた。

ロバート・ダウニー・Jrがコラムニストのロペスを好演。
アイアンマン』で復活し、作品は面白かったけれどグロさに絶えられなかった
『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』でアカデミー賞の助演男優賞に
ノミネートされた演技派。 これまでの一癖も二癖もありそうな濃いイメージが、
スッキリシャープに変身していることに、まず驚くはず。

チェリストで統合失調症という難役・ナサニエルを、自らもジュリアード音楽院で
ピアノを学んでいたジェイミー・フォックスがみごとに演じている。
『Ray/レイ』でも素晴らしい歌とピアノ演奏を披露したJ・フォックスが
猛特訓を積んだというバイオリンやチェロの腕前はスクリーンで。

美しい曲線からチェロは女性に例えられることが多いですが、本作でも
ナサニエルがチェロを「彼女」と呼び、やさしく扱っていたのが印象的。
チェロのコスプレ?も必見(笑)。



原題:The Soloist

監督:ジョー・ライト
脚本:スザンナ・グラント 
出演:ロバート・ダウニー・Jr/ジェイミー・フォックス
    キャサリン・キーナー

【上映時間 1時間57分】

2009年5月~ ロードショー

「THE SOLOIST アメリカ公式サイト

映画 『ドロップ』 舞台挨拶付試写会



ドロップ
マンガみたいな不良にあこがれて、私立から公立狛江北中学校に転校したヒロシ。
赤い頭でボンタンを履いたヒロシは不良に目をつけられ、アイドルみたいな顔をして
極悪非道なカリスマ不良・達也と早速タイマンを張ることに。
結果、達也に気に入られ、彼が率いる不良グループとつるむことになる。


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「舞台挨拶あり」と試写状に告知してあったせいか、超満員。
入場口では、札幌よしもとの芸人さんがチラシを手渡してくれたり
ステージでネタを披露してくれました。(反応薄くてごめんなさいっ)
その後に品川ヒロシ監督と成宮寛貴くんが舞台挨拶で登場し
前列に陣取ったファンの皆さんの歓声がすごいスゴイ。
顔が小さくてやっぱりカッコイイ成宮くんと思った以上に男前な品川さん。
仲良しな二人のやりとりが楽しかったです。
※お2人のブログ(品川さん成宮くん)で知ったのですが、
同じ劇場内で観賞していたんですね。気が付いた人いるのかなぁ?
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肝心の映画は、それほど期待していなかったのですが、面白かったです。
笑って泣いて、熱い青春ムービーでした。

自伝的小説「ドロップ」を基に自ら監督・脚本を手がけた品川ヒロシさん。
分かりやすいストーリー展開なので、先が読めてしまいましたが
テンポが良くて、会話の間やツッコミが絶妙。
品川さんの映画センスにびっくり。

監督の分身でもある主人公・信濃川ヒロシに、成宮寛貴くん。
ヒロシがあこがれる不良・井口達也を、水嶋ヒロくん。美しい。
豪華なW主演はファン必見。 乱闘シーンなど体当たり演技に拍手。
ちなみに、全く中3には見えませんが、フィクションですから(笑)
80年代の昭和テイストやよしもと芸人さんもツボでしたが、
上地くんの好演が光りました。

※エンドロールも最後までしっかり観て下さいね。

「ドロップ」公式サイト

2009年3月20日(金)より、ユナイテッド・シネマ札幌で公開。(上映時間:2時間2分)

「ndjc若手映像作家育成プロジェクト2008」合評上映会



ndjc若手映像作家育成プロジェクト2008」 合評上映会に参加してきた。
今回で3回目らしいのですが、今までndjcを知らず...。
この機会に一般モニターとして参加させていただきました。

35ミリフィルムでの撮影、25分以上30分以内で制作した短編映画です。
【上映作品】 作品紹介サイト
「嘘つき女の明けない夜明け」  熊谷まどか監督
「花になる」       田中智章監督
「琥珀色のキラキラ」   中野量太監督
「くだん」        吉井和之監督
「第三の肌」       和島香太郎監督

短編はほとんど観たことがないのですが、シンプル、コンパクトに
まとめられていて面白かったです。 もう一度観たい秀作もありましたよ。

この中に未来のオスカー監督がいるかも...今後のご活躍を期待しております。


2006・2007年の作品DVDをいただいたので観るのが楽しみっ。

若手映像作家育成プロジェクト事務局「VIPO」

映画 『エグザイル/絆』



エグザイル/絆 
ブレイズとファット、タイとキャットの4人は、中国返還間近のマカオで再会した。
ボスのフェイを銃撃して逃亡したウーを巡り、敵と味方にわかれることになってしまう。
しかし、深い絆で結ばれた5人の運命は予期せぬ方向へと突き進む。


公開を待ちに待った甲斐がありました。
もう、カッコイイ~の一言! 久しぶりの香港ノワール映画の傑作。

裏社会に生きる男たちの友情とロマンをとことんスタイリッシュに描いている。
冒頭から、巧みなカメラワークとセリフの少なさにドキドキワクワク。

背景説明はなくセリフが少なくても、二転三転するストーリーとこだわりの
映像美でラストまで飽きさせないジョニー・トー監督はやっぱりスゴイ!

スローモーションを取り入れた、激しくも美しいガン・アクション。
ジョン・ウーファンは必見。
緊迫感の中でときおり見せる、ユーモラスも見所。
黙っていれば渋くてかっこいいオジサン達が、無邪気に戯れ
子供がそのまま大人になったような姿が印象的。
男たちの絆がうらやましい。

終始、男のダンディズムにしびれまくり。 
女子にもおすすめ、イマドキの男子には見習ってもらいたいなぁ。

監督:ジョニー・トー
出演:ニック・チョン、アンソニー・ウォン、フランシス・ン、ラム・シュ、ロイ・チョンほか

公式サイト  シアターキノにて公開中  上映時間:1時間49分

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