札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『洋画』タグの付いた投稿

映画 『しあわせの雨傘』

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大女優 カトリーヌ・ドヌーヴのジャージ姿が気になって
仕方なかった作品 ♪

『8人の女たち』 以来のタッグとなるフランソワ・オゾン
監督とカトリーヌ・ドヌーヴが贈る女性賛歌。

ドヌーヴ演じるジョギングを日課とするブルジョワ主婦が
心臓発作で倒れた夫の代わりに傾きかけていた雨傘工場
を立て直していく、サクセス・ストーリー。

ジャージもエレガント?に着こなしてしまうドヌーヴ
コケティッシュな魅力が満載。
背景のバラの花があんなに似合うのは、「エースをねらえ」の
お蝶婦人とドヌーヴくらいじゃない?(笑)

オゾンらしいシニカルな視線や、70年代のファッション、
インテリア、音楽にダンスも見どころ。
ドヌーヴ&ドパルデューの貫禄ダンスは必見(笑)

色とりどりの美しい傘のシーンは、『シェルブールの雨傘
のオマージュなのかしら?

しあわせの雨傘
スザンヌは毎朝のジョギングが日課の幸せなブルジョワ妻だったが、ある日、
雨傘工場を運営する亭主関白な夫ロバートが心臓発作で倒れ、工場の運営を
任されてしまう。彼女は主婦ならではの感性で、傾きかけていた工場を見事に
立て直すが...。


原題:Potiche
監督・脚本・脚色:フランソワ・オゾン
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ/ジェラール・ドパルデュー/ファブリス・ルキーニ
    カリン・ビアール/ジュディット・ゴドレーシュ/ジェレミー・レニエ ほか
上映時間:1時間45分
「公式サイト」

■シアターキノ にて上映中 


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映画 『冬の小鳥』



大好きな父親に捨てられ、孤児となっ た少女の物語。

監督は、これがデビュー作となるフランス在住の
韓国人女性ウニー・ルコント

自身も養子として韓国から渡仏した経験を持つだけに
リアリティと深みがある素晴らしい作品でした。

なんといっても、可愛く健気な主人公の少女・ジニを
演じたキム・セロンちゃんが素晴らしい。
映画初出演とは思えない存在感と情感あふれる
演技に釘付け。 

ジニが大好きな父親への愛情を徐々に断ち切っていく
繊細な心の変化や葛藤が胸を打つ。

小鳥を埋めた場所を掘り返し、自らを埋葬するシーンは
衝撃的。 ラストシーンに救われたなぁ。

冬の小鳥
1975年、よそ行きの格好をした9歳のジニは、父と一緒にソウル郊外にある
カトリックの児童養護施設の門をくぐる。彼女がシスターに施設の案内をして
もらっているうちに、父親は黙って去って行ってしまう。そのことにショックを
受けたジニは食事にも手をつけず、周囲に溶け込むことも頑として拒んでいた。


原題:Ye Haeng Ja
監督・脚本:ウニー・ルコント
出演:キム・セロン/パク・ドヨン/コ・アソン/パク・ミョンシン
    ソル・ギョング/ムン・ソングン ほか
上映時間:1時間32分
「公式サイト」

■シアターキノ にて上映中 


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映画 『アンストッパブル』



デンゼル・ワシントントニー・スコット監督が、
5度目のタッグを組んだ、列車事故の実話を基に
映画化したパニック・アクション・ムービー。

このコンビ、『サブウェイ123 激突』 に続いて
列車パニックものが続いていますねぇ。

本作は、人為的ミスから暴走した無人の貨物列車を
止めるという単純なストーリーで、結末も分かって
いるにも関わらず、最後までハラハラドキドキ見応えの
ある作品でした。
 
さすがにトニー・スコット監督だけあって演出が上手い。

ノーCGの暴走列車は迫力満点で、デンゼル扮する
ベテラン機関士と、『スター・トレック』 のクリス・パイン
扮する新米車掌の絆も良かった。

アンストッパブル
米北東部のペンシルバニアで、大量の化学薬品とディーゼル燃料を搭載した
最新式貨物列車が、整備ミスにより暴走してしまう。ベテラン機関士のフランクは、
初めてコンビを組むウィルとともに暴走列車を止めようと奔走する。


原題:Unstoppable
監督・製作:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン/クリス・パイン/ロザリオ・ドーソン ほか
上映時間:1時間55分
「公式サイト」

■ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道で上映中


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2010年「映画」を振り返る



2011年の記念すべき1本目映画は、年末に見逃した 『キック・アス』 。
予想以上に面白く、良い映画幕開けとなりました。
そこで遅ればせながら、2010年の映画を振り返ってみたいと思います。

2010年公開の映画鑑賞本数は、外国映画101本(リバイバル含む)、
日本映画42本の合計143本+リピート作品5本+短編映画

2011年も素晴しい映画に出会えることを祈りつつ、去年に続いて
ワタシ的 2010年★ベストムービー やっちゃいます。

外国映画ベスト10 
1位...『オーケストラ!』  (ブラボー! ラストに大感動)
2位...『第9地区』  (斬新なSF映画に拍手)
3位...『インセプション』  (圧倒的なイマジネーション!)
4位...『トイ・ストーリー3』  (笑って泣けて心がほっこり)
5位...『ぼくのエリ 200歳の少女』  (美しく残酷で切ない...)
6位...『息もできない』  (ヤン・イクチュンの才能に脱帽)
7位...『瞳の奥の秘密』  (重厚な大人のラブストーリー)
8位...『(500)日のサマー』  (とにかく胸キュン)
9位...『キック・アス』  (美少女ヒーロー「ヒットガール」最高!)
※2011年に鑑賞したのですが、2010年公開作品なので滑り込みランクイン
10位..『しあわせの隠れ場所』  (家族愛に涙)

以下順不同で、『ミレニアム』、『抱擁のかけら』、『ハート・ロッカー
マイレージ、マイライフ』、『フローズン・リバー』、『17歳の肖像』、
ベスト・キッド』、『エクスペンダブルズ』、『マチェーテ』、『リトル・ランボーズ
なども良かったなぁ!




日本映画ベスト10 
1位...『告白』  (衝撃的! 松さんの演技が忘れられない)
2位...『最後の忠臣蔵』  (日本人の心にしみます)
3位...『ちょんまげぷりん』  (サムライ男子LOVE)
4位...『十三人の刺客』  (ド派手な時代劇エンターテインメント)
5位...『川の底からこんにちは』  (♪ 社歌♪ が頭から離れない)
6位...『さんかく』  (リアルな人間描写がたまらない)
7位...『悪人』  (役者陣の演技に釘付け)
8位...『ゴールデンスランバー』  (爽快な娯楽大作)
9位...『春との旅』  (生きることは素晴らしい)
10位..『海炭市叙景』  (地方都市の姿を淡々と映し出した秀作)

以下順不同で、『今度は愛妻家』、『ボックス!』、『パーマネント野ばら』、
ハナミズキ』 などもお気に入り。 
地元(北海道)が舞台の映画や地方モノに弱い傾向ありかも。

2011年も日本人として日本映画に期待したいと思います!



映画 『キック・アス』



2011年の映画始めは、スーパーヒーローに憧れる
平凡な高校生が、自ら「キック・アス」と名乗りヒーローに...
というアメコミが原作のアクション・ムービー。

てっきりB級だろうと思っていたら、A級の面白さ(笑)

好みが分かれそうな作品ですが、映画ファンをニヤリと
させるオマージュが満載で、ワタシ的に大当たり!

本作は、ブラット・ピットが代表を勤める会社が製作し、
主人公の冴えないオタク高校生を 『ノーウェアボーイ~』の
アーロン・ジョンソンが好演。 最弱ヒーロー最高(笑)

そして主人公よりも目立っていたのが、ニコラス・ケイジ
演じる「ビッグ・ダディ」と、彼の娘「ヒット・ガール」こと
ミンディを演じるクロエ・モレッツの最強父娘(笑)

可愛い顔して、きわどい台詞とキレのいいアクションで
虐殺しまくるクロエちゃんにシビレまくり。
ジョン・ウーもビックリの空中2丁拳銃リロードは必見。
彼女のシーンだけでも映画を観る価値あり。

ラストのレッド・ミストのあの台詞...続編が待ち遠しい!

キック・アス
コミックオタクでスーパーヒーローにあこがれる高校生デイヴは、ある日、
インターネットで買ったスーツとマスクで、ヒーローとして街で活動を始める。
何の能力も持たない彼はあっさり犯罪者にやられるも、捨て身の活動が
ネット上に動画で流され、「キック・アス」の名で一躍有名になってしまう。


原題:Kick-Ass
製作・脚本・監督:マシュー・ボーン
原作:マーク・ミラー/ジョン・S・ロミタ・Jr
製作:ブラッド・ピット/クリス・サイキエル
出演:アーロン・ジョンソン/クリストファー・ミンツ=プラッセ
    ニコラス・ケイジ/クロエ・モレッツ/エリザベス・マクガバン
    マーク・ストロング/デボラ・トゥウィス/ギャレット・M・ブラウン  ほか
上映時間:1時間57分    <R15+>
「公式サイト」

■ディノスシネマズ札幌劇場 にて上映中

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