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映画 『宇宙(そら)へ。』 100マイル試写会
Posted by bluestar on 2009年8月17日(月) 12:37
『ディープ・ブルー』 『アース』を手がけたイギリスのBBCが
NASAの壮絶な歴史を秘蔵映像でたどるネイチャー・ドキュメンタリー
『宇宙(そら)へ。』
今年2009年は、NASA開局50周年、人類の月面着陸から
40年という記念の年。 NASAの貴重なフィルムをもとに、
圧倒的な宇宙の美しさと、これまで公にされることのなかった
宇宙開発に携わる人々の栄光の裏に隠された幾多の挫折と
悲劇も映し出される。真実の映像は必見。
この映画を観た後だけに、宇宙飛行士の若田光一さんが
無事に帰還したときは、本当に良かったと思った。
日本版は、エンドクレジットを観るまで誰だか分からなかった
意外な?人物のナレーション...。上手くて驚きっ。
『アストロノーツ・スヌーピー展』を見ていたので、アポロ10号の
月着陸船に「スヌーピー」、司令船に「チャーリー・ブラウン」と
コードネームで呼び合うシーンにニヤリ。
正直なところ、今年1月に観た 『ザ・ムーン』 が良かっただけに
NASAのPV的な 『宇宙へ。』 は少々単調。 見比べるのも面白い。
IHI 「ワンコイン」キャンペーン! (宇宙開発事業を進めるIHIが特別協賛)
8/21(金)・22(土)は、『宇宙へ。』全上映館で一律 500 円でご鑑賞できます!
この機会に、人類が宇宙に挑戦する夢と感動をお子様にも観てもらいたいと思います。
原題:Rocket Men
監督・脚本・製作総指揮:リチャード・デイル
出演:エドワード・H・ホワイト/ニール・A・アームストロング ほか
日本語版ナレーション:宮迫博之
上映時間:1時間38分
「公式サイト」
8月21日(金)より、ユナイテッド・シネマ札幌 ほか全道でロードショー
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映画 『マン・オン・ワイヤー』
Posted by bluestar on 2009年8月13日(木) 12:56
【マン・オン・ワイヤー】
1974年8月7日、朝。23歳のフランス人大道芸人フィリップ・プティはNYワールド・トレード・
センターのツインタワーの間に張られた細い綱の上を渡ろうとしていた。高さ411mの
巨大な2つの建物の間にワイヤーを渡してその上を歩くのだ。命綱はない。6年前に
雑誌でツインタワー建設計画について読んで以来、友人達と入念な準備をしてきており、
ついに念願の夢に挑むときがくる。
-2008年度アカデミー賞最優秀ドキュメンタリー賞受賞-
この作品の公開を楽しみにしていました!
「人生綱渡り」とか「綱渡り人生」は聞きますが、今は無き
WTCのツインタワーで「人生を賭けた綱渡り」をやって
のけた美しい犯罪者フィリップ・プティ。
こんなに魅了されたドキュメンタリーは初めてかも。
まるでファンタジー映画を観ているかのようなドキュメンタリー。
映画を観ていると、プティの仲間達と一緒に前代未聞の挑戦
(犯罪)に心奪われ、共犯者になったかのようにワクワクドキドキ。
エリック・サティの「ジムノペディ」が流れるなか、プティが美しい
姿勢で優雅にツインタワーを綱渡りをする姿はただただ圧巻。
その姿を見ていたら、なぜか涙がこぼれた。
今は無き、NYワールド・トレード・センターのツインタワーの貴重な
建設映像は必見。本作は、その後の運命に触れていないだけに感慨深い。
超人的なプティはもちろん凄いけれど、前代未聞の挑戦に協力し
支えてきた友人達に拍手を贈りたい。
原題:Man On Wire
監督:ジェームズ・マーシュ
出演:フィリップ・プティ/ジャン・ルイ・ブロンデュー/アニー・アリックス ほか
上映時間:1時間35分
「公式サイト」
シアターキノにて上映中
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カテゴリー: 映画 '09|タグ: MAN ON WIRE, アカデミー賞, イギリス, シアターキノ, ドキュメンタリー, フィリップ・プティ, マン・オン・ワイヤー, 中央区, 映画, 札幌, 綱渡り男
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映画 『縞模様のパジャマの少年』
Posted by bluestar on 2009年8月11日(火) 21:58
【縞模様のパジャマの少年】
第2次大戦下のドイツ。ナチス将校を父に持つ、8歳の少年ブルーノ。
ブルーノはある日、行くことを禁じられた林を抜けて有刺鉄線のフェンスに囲まれた
「農場」を発見。そこで縞模様のパジャマを着た同い年の少年シュムエルと出会う。
ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を題材に少年の視点から描いた人間ドラマ。
『セントアンナの奇跡』 に引き続き、少年が出てくる戦争ものですが...。
観賞後、ただただ絶句...放心状態。
予想もしなかった衝撃的な結末に言葉もでない。
主人公は、強制収容所指揮官を父に持ち、純粋無垢な
8歳の少年ブルーノ。(物語は彼の視点で描かれている)
幼い少年は、父の仕事も収容所の目的も知らぬまま、
偶然出会った同い年のユダヤ人少年シュムエルと
禁じられたフェンス越しの友情を築いていく。
ただ純粋に友達を求めるブルーノ。
その無垢ゆえの無知が、思いもよらぬことに...。
ホロコーストが題材ですが、これまでのホロコース関連の
映画とは違い、残虐なシーンはでてきません。
それだけに想像力が働いてしまうのですが...。
辛く悲しく衝撃的なラストですが、とても美しく素晴らしい映画です。
登場人物の心理描写やドイツ人の描き方にも注目。
ドイツなのに英語を話しているのは気にしない気にしない。
原題:The Boy in the Stripped Pyjamas
監督:マーク・ハーマン (『ブラス!』 『リトル・ヴォイス』)
原作:ジョン・ボイン
出演:エイサ・バターフィールド/ジャック・スキャンロン/デビッド・シューリス
ベラ・ファーミガ/ルパート・フレンド ほか
上映時間:1時間35分 <PG-12>
「公式サイト」
スガイシネプレックス札幌劇場 にて上映中
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映画 『ウォッチメン』
Posted by bluestar on 2009年3月26日(木) 22:59
【ウォッチメン】
1985年、ニクソン大統領が任期を引き延ばし、いまだに政権を握っり、ソ連と一触即発の
緊張状態にあるアメリカ。ニューヨーク、10月のある夜。高層マンションの一室から、一人の
男が突き落とされ殺された。殺された男の名は「コメディアン」ことエドワード・ブレイク。
かつて『ウォッチメン』と呼ばれていた者の一人であり、スマイルバッジは彼が胸に着けていた
トレードマークだった。 現場に現われた「顔のない男」ロールシャッハは、事件の背後に
陰謀の臭いを嗅ぎとり、すぐさま『ウォッチメン』と呼ばれたかつての仲間たちの周辺を独自に
調べ始めるのだが...。
『ウォッチメン(Watchmen)』 は、アラン・ムーア原作、デイヴ・ギボンズ
作画によるアメリカン・コミックの実写映画化。
そんなことも知らずに、面白かった『300<スリーハンドレッド>』の
ザック・スナイダー監督作品だということで期待して観たが、アメコミ?ミステリー?
SF?斬新すぎる壮大なストーリーに困惑し、後味の悪い映画となってしまいました。
予備知識が必要だったと後悔しつつ、再度観るのはちょっとしんどい...。
この映画の特徴は、スーパーヒーローが実在し、1980年代に入ってもニクソンが
大統領職にとどまっているなど、架空の米国史が背景となっているのが面白いし、
期待通りのスタイリッシュな映像と音楽は◎。
一番人間臭くて、ハードボイルドな「顔のない男」ロールシャッハが印象的。
なんちゃってバットマン?みたいなナイトオウル役は、『いつか眠りにつく前に』や
『リトル・チルドレン』でカッコイイなぁと思っていたパトリック・ウィルソン。
いつの間にか額が広くなっていて驚いた(笑)
R-15指定のエロ・グロ・バイオレンス満載なので、デートムービーには要注意。
原題:WATCHMEN
監督:ザック・スナイダー
原作:デイブ・ギボンズ
出演:ジャッキー・アール・ヘイリー、パトリック・ウィルソン、ビリー・クラダップ
マリン・アッカーマン、マシュー・グード、ジェフリー・ディーン・モーガン
上映時間:2時間43分 R-15
<公式サイト>
2009年3月28日(土)~ 札幌シネマフロンティア,ユナイテッド・シネマ札幌にて公開
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映画 『BOY A』
Posted by bluestar on 2009年2月23日(月) 00:02
【BOY A】 公式サイト
子供の頃に犯した犯罪により、人生のほとんどを刑務所で過ごしてきた青年が
ジャックと名前を変え、ソーシャルワーカーのテリーから仕事とアパートが与えられ
過去を隠して新しい生活を始めるが...。
過去に犯罪を犯した青年の心の葛藤と社会復帰の難さを描いた人間ドラマ。
イギリス映画だが、少年犯罪や引きこもりなど、まるで日本を描いている様な
社会派映画でもある。
犯罪を犯した青年が社会復帰するところから物語は始まり、心優しく
純真無垢な主人公に好感を持ちながら、徐々に彼の過去が明らかとなる。
身近な人や愛する人が過去を背負っていたら、自分はそれを受け入れることが
できるのだろうか? 深く考えさせられた。
ナイーブなジャックを見事に演じているアンドリュー・ガーフィールドの
繊細な演技は圧巻。 はにかんだ笑顔に母性本能をくすぐられた。
どこかで観た顔だと思っていたら、作品的にはイマイチだった『大いなる陰謀』で
ロバート・レッドフォード演じる大学教授の生徒(トッド)だった彼。
今後、大注目されそうな予感。
ソーシャル・ワーカー(テリー)役は、ケン・ローチ監督作『マイ・ネーム・イズ・ジョー』
の演技派ピーター・ミュラン。 ジャックと接する父親のようなまなざしと
実の息子とのぎくしゃくした関係を好演。 渋い演技にご注目。
重いテーマですが、是非ぜひ観ていただきたい秀作。
シアターキノにて公開中 上映時間:1時間47分
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