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映画 『サガン-悲しみよ こんにちは-』
Posted by bluestar on 2009年7月27日(月) 12:44
【サガン-悲しみよ こんにちは-】
わずか18歳で、処女作 『悲しみよ こんにちは』 がベストセラーとなり、ありあまる
富と名声を手にしたフランソワーズ・サガン。 アンドレ・マルローの娘フロランス、
作家ベルナール・フランク、ダンサー兼脚本家のジャック・シャゾらを親友とし、
自由奔放な社交生活を楽しむようになるが...
サガンの「悲しみよ こんにちは」といえば、タイトルに
惹かれて高校時代に読み、自分と同世代でこんな
大人っぽい小説を書いたサガンに驚いたことと、
文庫本がやけに薄かったことを覚えている。
本作は、その小説を読んだ時よりも衝撃的で波乱に満ちた
フランソワーズ・サガンの人生を描いた伝記映画。
大胆で繊細、才能と強運も持ち合わせたサガン。
自分らしさを貫き通した生き方は、マネできないだけに魅力的。
そんな彼女の寂しさや孤独に満ちた晩年の姿が切ない。
サガンの18歳から69歳までを1人で演じるのは、
映画『エディット・ピアフ 愛の讃歌』でピアフに
成りきっていたシルヴィ・テステュー。
本作の熱演もさることながら、写真などで見るサガン本人に
とてもよく似ていて、これまたビックリ。
シンプルな黒ワンピースにパールや豹柄のコートなど
フランスをイメージさせるサガンのファッションにも注目。
改めて、ジーン・セバーグの 『悲しみよ こんにちは』 や
小説を読み返してみたい。
英題: SAGAN
監督・脚本:ディアーヌ・キュリス
出演:シルヴィー・テステュー/ピエール・パルマード/ジャンヌ・バリバール ほか
上映時間:1時間55分 PG-12
「公式サイト」
シアターキノにて上映中
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カテゴリー: 映画 '09|タグ: SAGAN, サガン, シアターキノ, シルヴィー・テステュー, フランス映画, フランソワーズ・サガン, 中央区, 伝記映画, 作家, 悲しみよ こんにちは, 映画, 札幌, 洋画
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映画 『そんな彼なら捨てちゃえば?』
Posted by bluestar on 2009年7月25日(土) 07:03
【そんな彼なら捨てちゃえば?】 「公式サイト」
同じ会社に勤めるジジ、べス、ジャニーンの3人は、プライベートも相談し合う仲。
失恋しても前向きなジジは男心が読めず空回り。ベスは同棲7年目の恋人が結婚して
くれないことに悩み、幸せな結婚生活を送っていたはずのジャニーンも、夫の浮気が
発覚。男のホンネに向き合った彼女たちに見えてきた本当の幸せ、最高のパートナーとは?
恋愛バイブルとして全米の女性が大絶賛のベストセラー本を映画化。
原題は「He's Just Not That Into You」。
直訳すると「彼はあなたに興味がない」。← うわっ、バッサリ。
インパクトのある邦題(略して「捨て彼」)は、原題に対するアンサーなのか?
それぞれに恋愛や結婚生活の悩みを抱えた男女9人の群像劇。
女のカン違いと男のホンネをリアルに描いているので、共感できる
あるあるネタが満載。 ちょっぴり切なく、かなり笑えました。
キャストが豪華すぎて、誰が主役なのかはイマイチわからないの
ですが、夢の共演は必見です。
珍しくラブコメ出演のジェニファー・コネリーに注目したのですが
役柄がリアルに怖い...。大人のラブ・ストーリーの方がお似合いかも。
ジェニファー・アニストンは出番少なめ。そろそろラブコメ卒業か?
一番輝いていたのは、小悪魔ちゃんスカーレット・ヨハンソン。
恋愛に空回りのジジを演じたジニファー・グッドウィンのピュアな
演技も良かったし、脇に徹したドリュー・バリモアも可愛かった。
華やかで魅力的な女優陣に比べると、男優陣はチト弱いのが残念。
エピソードを盛り込みすぎて、中だるみは気になりますが
自分の恋愛と照らし合わせながら、深く考えずに楽しみましょう。
ガールズムービーですが、女心を知りたい男性にもおすすめです。
★あなたの彼に当てはまるものをチェック★
□電話をくれない
□どこかに行こうと誘ってこない
□家族や友達に紹介してくれない
□部屋に行ったことがない
□週末会えない。連絡も取れない。
□酔った時だけ会いたがる
□彼女・奥さんがいる
□結婚しない
※1つ以上当てはまったら、彼はあなたに気がありません!
ドキっとした人は、シアターへGO!
原題:He's Just Not That Into You
監督:ケン・クワピス
原作:グレッグ・べーレント&リズ・タシーロ (『SEX AND THE CITY』の脚本スタッフ)
出演:ベン・アフレック/ジェニファー・アニストン/ドリュー・バリモア
ジェニファー・コネリー/ケビン・コノリー/ブラッドリー・クーパー
ジニファー・グッドウィン/スカーレット・ヨハンソン/ジャスティン・ロング
クリス・クリストファーソン、 ほか
上映時間:2時間10分
8月1日(土)より、札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー
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カテゴリー: 映画 '09|タグ: そんな彼なら捨てちゃえば?, ジェニファー・アニストン, ジェニファー・コネリー, ジニファー・グッドウィン, スカーレット・ヨハンソン, ドリュー・バリモア, ベン・アフレック, ラブコメ, 中央区, 映画, 札幌, 札幌シネマフロンティア, 洋画, 群像劇, 試写会
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映画 『サンシャイン・クリーニング』
Posted by bluestar on 2009年7月20日(月) 22:18
【サンシャイン・クリーニング】
シングルマザーの姉ローズとフリーターの妹ノラは、生活を立て直そうと、
ワケありの清掃業を始める。犯罪や事件の現場をクリーニングする
その特殊な仕事に、最初はとまどいながらも何とか慣れていく二人だったが...
『リトル・ミス・サンシャイン』のプロデュースチームが手掛けた
本作。 リトル・ミス~ほど明るく楽しいテイストではないが
ほっこり勇気がわいてくる素敵な作品でした。
姉・ローズは、高校時代はチア・リーダーの人気者だったが
30代の今はシングル・マザーでハウスキーパーの仕事をし、
学生時代からの恋人と不倫中。 妹・ノラはどこか不器用で
バイトも続かず、一攫千金を夢見て失敗ばかりの父親と同居中。
ローズの息子・オスカーは、奇行ばかりの問題児で小学校を退学処分。
こんな絵に描いたような、ダメダメ姉妹と家族のほろ苦くも心温まる物語。
映画の見どころは、(庶民的)リアルな現実を描き
ありがちなサクセスストーリーではないところ。
ダメダメ姉妹には身につまされるシーンやセリフが多く、
共感しまくり。 姉妹と同世代の女性ならきっと共感できるはず。
リアルで魅力的な姉妹を演じたエイミー・アダムスと
エミリー・ブラントがとっても良い。
姉・ローズ役のエイミー・アダムスは『魔法にかけられて』の
チャーミングなジゼル姫、『ダウト~あるカトリック学校で~』では
新人シスター役でオスカー候補となった遅咲き女優。
妹・ノラ役のエミリー・ブラントは、『プラダを着た悪魔』では
メリル・ストリープのアシスタント役、『ジェイン・オースティンの読書会』では
教え子に恋をするフランス語教師役を好演。
『ジェイン~』はボブヘアがキュートで印象的。本作と別人のよう。
そして、父親・ジョー役は、『リトル・ミスサンシャイン』のオスカー俳優
アラン・アーキンがうまい。
ふと立ち止まって自分の人生について考える時、本作をおすすめします。
原題:Sunshine Cleaning
監督:メーガン・ホリー
出演:エイミー・アダムス/エミリー・ブラント/アラン・アーキン
スティーヴ・ザーン/メアリー・リン・ライスカブ 他
上映時間:1時間32分 <PG-12>
「公式サイト」
スガイシネプレックス札幌劇場 で上映中
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カテゴリー: 映画 '09|タグ: アラン・アーキン, エイミー・アダムス, エミリー・ブラント, サンシャイン・クリーニング, スガイシネプレックス札幌劇場, リトル・ミスサンシャイン, 中央区, 映画, 札幌, 洋画
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映画 『それでも恋するバルセロナ』
Posted by bluestar on 2009年7月6日(月) 12:37
【それでも恋するバルセロナ】
ひと夏を過ごすため、アメリカからバルセロナにやってきた親友同士の
ヴィッキーとクリスティーナ。そこで、2人は同時に、セクシーな画家
フアン・アントニオに惹かれていく。そこに画家の元妻まで現れて・・・
ウディ・アレンが、バルセロナを舞台に、ひと夏の恋を
シニカルに描いたラブ・ストーリー。
複雑な四角関係を繰り広げる登場人物たちには、あまり
共感できなかったが、セクシーな画家アントニオの直球
ストレートな口説き文句など、男と女の小粋なセリフは魅力的。
ラテン音楽にのせてテンポも良いが、説明しまくる
ナレーションは余計かも。
見どころは、恋愛観やタイプの違う三人の女優の競演。
まじめな青年と婚約中の堅実派なヴィッキー(レベッカ・ホール)
自由奔放に愛を求める情熱家クリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)
アントニオの元妻で、激情家で天才肌のマリア(ペネロペ・クルス)
本作でオスカー助演女優賞を受賞したペネロペは、後半からの
登場ながらバツグンの存在感。
ハビエル・バルデムとのスペイン語バトルも見どころ。
美しい街並み、ガウディの建築物や名所が随所に散りばめられ
バルセロナの魅力が満載。 スペインワインにスパニッシュギターの
美しい音色...このシチュエーションなら恋に落ちちゃうかも...。
原題:Vicky Cristina Barcelona
脚本・監督:ウディ・アレン
出演:スカーレット・ヨハンソン、レベッカ・ホール、ペネロペ・クルス
ハビエル・バルデム、ほか
上映時間:1時間55分
「公式サイト」
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア にて上映中
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映画 『モンスターVSエイリアン』
Posted by bluestar on 2009年7月4日(土) 07:21
【モンスターVSエイリアン】
人生最高の日、結婚式を迎えたヒロインのスーザン。しかし当日、突然降ってきた
隕石が当たり15メートルに巨大化。新種のモンスターとして政府の秘密基地に収容
されてしまったスーザンは、地球に襲来した謎のエイリアンロボットと戦うことに...。
ドリームワークス製作の『モンエリ』は今年注目の3Dアニメ。
試写会なので2D、日本語吹替え版で鑑賞。
実はアニメも「字幕派」なので「吹替え版」はお初。
ベッキーとバナナマンの日村さんが声優に挑戦しています。
字幕版のジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)の
声も気になります...。
ストーリーは、巨大化したヒロイン・スーザンが愉快な
モンスター達と共に、地球侵略を狙うエイリアンと戦う...
奇想天外なモンスター・アニメ(笑)
見どころは、様々な映画のオマージュ(パロディかも)が随所に
散りばめられていること。 シニカルな笑いも満載です。
面白モンスターの中で注目は、放射能の影響で巨大化した虫
「ムシザウルス」。 コレって日本でおなじみの「モ○ラ」では?
2Dで観たこともあり物足りなさはありましたが、子供から
大人まで安心して楽しめるファミリー映画。
※エンドロールもお見逃しなく!
原題:Monsters vs Aliens
監督:ボブ・レターマン/コンラッド・ヴァーノン
声の出演:リース・ウィザースプーン/キーファー・サザーランド ほか
(日本語吹替版)ベッキー/日村勇紀(バナナマン) ほか
上映時間:1時間34分
「公式サイト」
7月11日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー
札幌シネマフロンティアでは、7月・8月 【“3D”お試しキャンペーン】として、
追加料金なしで飛び出す映像を楽しむことができます!
この機会にいかがでしょうか?
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