札幌100マイル

さっぽろ麺くいブログ2

札幌周辺のおいしい麺を求めて徘徊中。

『山岸一雄』タグの付いた投稿

【期間限定】大勝軒@札幌三越

旭川のストックネタもあるのですが、期間限定物を先に・・・

麺くい仲間である、酔ってけ!ススキノのふるさんから
メールが届いたんです。

「東池袋大勝軒の山岸さんが、札幌三越に来てますよ!」

東池袋大勝軒の山岸さんは、「つけ麺(もりそば)」を
一番最初に考案されたお方。昭和30年のことなのだそうです。
その後人気店となり、お弟子さんも100人以上いるとか。
仕事で無理をされて下肢静脈瘤の病気が悪化、
東池袋の再開発もあり、2007年3月に閉店。
この日、めざましテレビで生中継が入ったのを鮮明に覚えています。
一ラーメン店の閉店で中継が・・・
それだけ愛され、人気だったことが伺えます。

やはり復活を望む声が高まり、今年の1月に再オープンされたとのこと。

そんな歴史と人気のある大勝軒のもりそばが、札幌で食べれるなんて!
ふるさん、連絡ありがとう!!


柔らかい麺
【特製もりそば 800円】
これがつけ麺のルーツである、もりそばです。
つけ麺は「あつもり」にする、まつもと由季です。
通常麺は冷たく、スープは熱いのですが、スープがぬるくなるのがイヤなので
麺もあたたかくしてもらうのです。

まず、麺をひと口。すると・・・

『麺、やわっ!!』

札幌でつけ麺を幾度と食べておりますが、こんな柔らかい麺は初めてです。

山岸さんがもりそばを考案したのは
『ザルに残った麺を集めて器にとっておき、
湯のみ茶碗にスープと醤油を入れたものへ、ざるそばのように浸して食べる』
という賄い食が原点のようで、だから麺が柔らかいのかな?と思いました。

続いて、つけ汁に麺を浸して食べてみます。

柔らかい麺に、つけ汁が絡みます。
脂もしつこくなく、塩加減もちょうどよい感じ。

ここで、つけ汁をそのままひと口。
そのまま飲むとやはり塩辛く、酸味が際立ちます。
これだけ酸味があるのに、麺と合わせると酸味が一気に消え、まろやかに。
麺とつけ汁の絶妙な組み合わせと言っていいと思います。

もともとつけ汁の量が多く、スープ割りをお願いすると
丼いっぱいになりました。
いつもならスープも完飲する私が、残してしまった・・・

周囲を見回してみると、「あつもり」とか「スープ割り」とか
ウルサイ?ことを言っているのは、私だけでした(^ ^);
札幌では、つけ麺文化はこれからといったところでしょうか~


大勝軒は、札幌三越10階で行われている
「にっぽんの美味いもん・匠の技めぐり」のイートインで食べることができます。
8月25日(月)まで。
つけ麺のルーツを味わいたい方は、お急ぎくださいね(^o^)

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