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おぎかやはぎのレポログ

すすきの、支笏湖、カヌー、ワイン、酒ブログ

2013年11月15日 の投稿一覧

スペイモルト フロム マッカラン1970 

シングルモルトのロールスロイス


そう呼ばれるマッカラン


僕がウイスキーのほんとの旨さを知ったのはマッカランでした。

23歳の時、自分の産まれ年のボトルを酒屋さんで見つけ

何日も迷い購入したのが1974年、18年のマッカラン

社会人1年生で1万円は簡単に買える物ではなく


ちょっと良い事があった時や、つらかった時、大切に少しずつ楽しんでました。


その後、アイラにはまり暫らく遠ざかっていましたが


マッカランは僕にとって今でも特別なウイスキーであり続けています



ただ、最近のマッカランは価格ほどの感動を感じなくなったようも思え



あの頃1万円で買った18年物は18,000円となり12年でも5,000円が定価


1974年の18年は今や10万円ほどまでに


昔のマッカランは美味しかったとよく言われます


60年代が最高で、50年代は奇跡だとか



マッカランの味わいが変ったと言われる理由は色々あるようで


1、生産量の話

スペイサイドで最小、ガス直下焚きのストレートヘッド型の蒸留器は

1965年に6基から倍の12基に、

1974年には18基、1975年には21基に増設され

その頃、発酵槽が木製からステンレスに変わった事

大量生産により味わいが変ったと



2、原料の話


1950年前後に原料の大麦はアーチャー種から、ゼファー種に切り替わり、

1960年代後半からゴールデンプロミスを採用したという原料の変化

その後ゴールデンプロミス種の使用は年々減少しており、

主にオプティック、ミンストロー、チャリオットを使用



3、熟成樽の話


マッカランはシェリー樽にて熟成されますが


新大陸発見からの貿易の中、おもりの代わりとして伐採し

積載して持ち帰られた北米産のホワイトオークは

長らくシェリー樽の原料として使われてきました


イギリスへのシェリーの輸入は樽買いからタンクでの輸入となり

またスペインのシェリーメーカーが瓶詰めで売るようになった歴史の中で

スコッチウィスキー業界における良質なシェリー樽不足により

70年代中頃からスパニッシュオークで作成する自社樽に方向転換





4、酵母の話


以前は2種類のエール酵母と、2種類の蒸留酒用酵母をミックスして使用

現在は、リキッド・イースト菌の1種類






年代によって味わいに変化の要素はありますが


一般的に1974,5年頃から変ったといわれます





私事ではございますが本日39回目の誕生日に当り


70年代のマッカランが飲みたいと思い仕入れたのが今回のボトル



スペイモルト フロム マッカラン1970 
SPEYMALT From MACALLAN1970


ボトリング2011年の40年オーバー




せっかくなので皆さんにも味わって頂きたく


こちらのボトルを含め


今日15日と、明日16日(土曜日)、明後日17日(日曜日)


3日間に限り


39(サンキュー)デーとして




マッカランをお店で満足価格にてご提供させて頂きます



■マッカラン8年 ファインオーク  600円 500円


■マッカラン12年 シェリー    700円 500円


■マッカラン12年 ファインオーク 700円 500円


■マッカラン18年 シェリー    1,400円 900円


■マッカラン 10年カスクストレングス 2,300円 1600円
 (旧ボトル 90年~2000年頃流通)


■マッカラン 25年       5,000円 3,800円


■スペイモルト フロム マッカラン1970  4,000円 2,500円 
 SPEYMALT From MACALLAN1970 







バル ハルヤ 

店主 野中 

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