札幌100マイル

レ・コルトChefの雑記帳

食材の事・新メニューのヒント等、時には趣味の事もゆる~く。

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スペシャルなジビエ入荷!

 昨年はとうとう縁が無かった究極のジビエ、ヘイゼル・グラウスが入荷しました。
札幌市近郊で仕留めたそうです。


 


チョット生々しいですが、この時期にしては上々です。
昨年からお待ちのお客様に、早速連絡します。

 昨年は道産のヘイゼル・グラウスは入荷しませんでしたが、輸入品は1週間前に
ご予約頂ければご用意できます。2名様単位のご予約など制約がありますが
輸入品ですと道産品よりも割安です。お問い合わせ下さい。

 今回ヘイゼル・グラウスを仕留めてくれたハンターE氏ですが、困難な獲物を
最高の状態で仕留めてくれた時、私は敬意を表して、ゴルゴ十三(じゅうぞう)
降臨と拝んでおります。(しょうゆ顔なので、サーティーンでは無い・・・失礼)

新着! ブルゴーニュ・シャルドネ

 10月に入りジビエの入荷が待ち遠しいですが、鴨の渡りは本格化しておらず
キジ・蝦夷雷鳥はまだ、木々の葉っぱに阻まれ苦戦中だそうです。本日シカの
腿肉が入荷予定ですが、この時期のシカは経験がないので、ちょっと楽しみです。

 昨日の市場で、珍しく黒舌平目が有りました。関東圏では高級魚に属し結構な
高値ですが、北海道では需要も少なく半値以下でセリ落とされていました。
調度ピッタリの白ワインが入荷した事だし、鮮度も上々 黒舌平目・・・箱買いです。


 先日、ご紹介したドメーヌのシャルドネが同じ’09で2種類入荷です。
これで、このドメーヌの産する’09は全種類入荷しました。この他飲み得な
ロワール等と合わせて、いかがですか?

  黒舌平目のムニエル      フレンチの古典料理ですが、とても美味しいです。
骨付きでムニエルにすると、ふっくら柔らかく焼けます。お試しあれ。

 ディナー・タイムのコースもしくはア・ラ・カルトで、ご予約にて承ります。

北海道の孤高のヴィニュロン

 定休日に昔、ワインバーで見習いをしていた頃のお客様で、現在三笠で畑を起こし
ワイン用のブドウを作り、醸造しているTAKIZAWA WINE さんへ見学へ・・・


お店のカウンターでワインを愛でる様に楽しんでいらした、25年前を思い出します。
当時は自家焙煎の珈琲店を数店経営なさってました。
原料から、思い通りに作りたくてヴィニュロンに方向転換したそうです・・・脱帽です。

 ここでは、ピノノワールとソービニオンブランを作っていました。






お恥ずかしながら、ワイン用のブドウを食べたのは初体験です。思っていたより
ずっと甘かったのですが、まだ糖度が足りずブドウの周りの葉をとって、日当たりを
確保し糖度を上げる工夫をしていました。すべて手作業の大変な作業です。
この畑で2トンのブドウを収穫し、2000本のワインを醸造予定だそうです。 

 その後ススキノにて滝沢さんを囲みTAKIZAWA WINEの試飲を







 さっき見た畑で、しかもブドウも食べた後に飲む、ワインは味わい深いです。
2005年に苗木を植えて、2008年から醸造したそうですが、香りがとても良く
道産ワインらしからぬ味わいでした。 これから先、要チェックです。

 滝沢さんが昔の北海道ワインは、ドイツワイン品種のブドウがメインだったけど
年間平均気温が、2度上昇した現在は、ピノノワールやソービニオンブランの
栽培が可能になった・・・と伺いちょっと考えさせられました。



 

ジビエシーズンに向けて

 下戸の自分ですが若い頃にフランスワイン勉強の為、札幌のフランスワイン
専門のワインバーで1年働いた事があります。
その時に膨大な種類のワインをテースティングしました。美味しいワインを
ちょびっと・・最高の経験でした。当時、好景気だったせいもあり、自分では手が出ない 高級ワインを ご馳走して下さるお客様が沢山いらして、味覚を
育てて頂きました。その時に食材との相性が理解できました。
今回、来月からのジビエに合わせ最高のワインが入荷しました。




まず、鴨・雷鳥・雉に合わせてブルゴーニュです。

 DRCの経営者一族が運営する、ドメーヌが入荷してきました。
昨年’07を飲んで、記憶に残る味わいでした。今回さらに良いヴィンテージの
’09です・・・期待できます。着いたばかりなので、今月はセラーで休ませて
来月から裏リストに載せます。各1本しか入荷しませんでしたので、興味の
ある方は℡でお問い合わせ下さい。

 最近、お隣の石狩市にある JAいしかり地物市場 に野菜を買いに行きます。



近頃、高値の葉物野菜も比較的安いですよ。でもココの魅力は

トマト

画像では分かりにくいですがこのトマト。アイコではなく、イタリアントマトです。
しかも、気が利いていてバジルとセットです。今回もドライトマトを仕込みます。
 生産者直のお店は、わくわくしますね・・・。

今シーズンのジビエ

 今期の狩猟シーズンが10月から始まります。いつもはまず、鳥類が解禁になり
10月下旬に鹿が解禁になりますが、今年はちょっと様子がおかしい・・・。

有害駆除メインで考えられているせいか、10月1日に鹿猟解禁をむかえる猟区もある。
確かに、エサも豊富で栄養もブリブリ・・・良いことの様に感じるが・・・



この様な寒さが必要なんです・・・その理由は

 牛・豚の屠畜場の様に設備が整って居る訳じゃないですからね猟場は
一番肝心な仕留めたあとの、血抜き・解体・迅速な冷却が、まだ気温の高い
10月あたまでは、不完全だと思うんです。鳥類はクラーボックスに入りるので
問題ないのですが。
 奪った命は美味しく調理して成仏してもらうのが、主義の自分なので
今回の解禁日前倒しには、疑問があります。保冷車でハンティング行けるならOK
ですけどね。現実的じゃないですし。
http://sapporo.100miles.jp/mikaosanai/tb_ping/1679

この会で使用した、バンビは昨年末に仕留め、急速冷凍後、真空パックし
-40で保存した物ですが、処理さえ完璧なら解凍に数日かければ
美味しいんです。

 今回の駆除目的の鹿猟の肉を食べた方が、鹿肉を誤解しない事を
願うばかりです。

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