« 潜入!モンキーハウス! ボウちゃん日記 »
幽霊の正体見たり・・・?
Posted by zoozakki on 2013年12月11日(水) 22:58
こんばんは、食が細いタクヂさんに変わり本日も庶務担当おかもとがお届けいたします。
私の尊敬する水木しげる大先生が、御年91歳にして新連載を開始するということで、
リスペクトの意を込めて、本日は少し斜めの視点から動物を見てみたいと思います。
皆さんは『河童』をご存知ですか?
緑色の体に甲羅を背負っており、頭の上にはお皿、キュウリが大好きで、相撲が得意だったり、尻子玉を取ったりすると言われている川辺に住む妖怪です。
北は北海道、南は九州まで、日本全国に河童にまつわる伝承があるんですね。
そして、そんな河童のモデルの一つと言われているのがこちら
カワウソです。
円山動物園で飼育しているのは「コツメカワウソ」という東南アジアに生息する動物ですが、かつて日本の河川には「ニホンカワウソ」というカワウソが北海道から九州まで広く生息していました。
(残念ながら2012年に絶滅種に指定されました)
ハイスピードで泳ぎます
もちろんカワウソは緑色ではないし、甲羅も頭の上のお皿もありません。
どう考えてもカメのほうが近いですよね
ただ、河童にはこういった爬虫類っぽい形態の伝承だけでなく、全身赤(茶)毛で覆われているという伝承もあるんですね。
黒っぽくみえますが茶色といえなくもないかも…
それならカワウソとも一致します。
相撲を取るのが得意だったり
相撲というかプロレスっぽいですが
キュウリが好き
かどうかはわかりませんので、今度祐川飼育員に聞いてみたいと思います。
余談ですが、「カワウソ」自体がキツネやタヌキのように人を化かす妖怪だという伝承もあります。
こんなに可愛いのにね。
円山動物園の「サン」と「イヨカン」を見ながらそんなロマンに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
ただ、もちろん「河童」という新種の生物が生息しているという可能性も捨てきれません。
岩手県遠野市では河童捕獲許可証を発行しており、私もいつか行ってみたいと思っています。
皆さんも、もし川辺を歩いていて生物の気配を感じたら、河童か、はたまた絶滅したと思われているニホンカワウソか、あたりを探してみてください。
その時は、くれぐれも尻子玉を抜かれぬようご用心を。
コメントは受け付けていません。
« 潜入!モンキーハウス! ボウちゃん日記 »