毎日が晩餐
Posted by zoozakki on 2013年12月25日(水) 22:36
こんばんは、絶賛残業中庶務担当おかもとです。
本日12/25はクリスマス。
私の夕飯はおそらく豆腐ですが、皆様におかれましては美味しいご飯やケーキを堪能し、楽しく素敵なクリスマスの食卓を囲んでいることかと思います。
では、動物たちは・・・と言いますと、多分いつも通りのごはんだったと思います。
かわいそ~と思うなかれ、動物たちのごはんはしっかりと品質や量、品目等がチェックされており、クリスマスでも仏滅でもいつでも美味しい食事をとることができているのです。
本日は、そんな食材たちが眠る巨大冷蔵庫へご案内します。
※一応注意を促しますが、以下、ヒヨコや一羽まるまるの鶏肉などが登場します。
「飼料庫」と呼ばれるその場所は、お客様の入ることのできない職員駐車場のそばにあります。
どう見てもただの倉庫。
しかし中は
ドーン
こんな感じになってます。
そして銀色の扉を開けると巨大冷蔵庫の中へ。
この建物にはこのような冷蔵庫っていうか寒い部屋が6部屋あります。
中には大量のリンゴやキャベツ、ニンジンなどの野菜・果物のほか
大量の…これ何かわかります?
正解は通称ミルワームという、ゴミムシダマシという虫の幼虫でした。
これも動物のごはんです。
続きまして冷凍庫。
冷凍庫なんで、当たり前ですがめちゃくちゃ寒いです。
ここには冷凍保存してるお肉やお魚なんかがあります。
ウズラとアジ
牛の骨です。でっかい!
写真を撮る指先が限界!
冷凍庫されていた食材はここで解凍されます。
真ん中にあるのはホッケの塊。動物用に少し小さいサイズです
そして解凍した食材は、奥にある小さい冷蔵庫に入れておきます。
オキアミ。水鳥が食べます。
ヒヨコ。フクロウなどのエサに。
次の日の早朝、これを各獣舎に運ぶわけですね。
二階に上がると、ペレットといわれる固形状のエサがあります。
それぞれ中身はこんな感じ
食べる動物ごとに色んなペレットがあり、それぞれ必要な栄養がギュッと詰まっているわけですね。
ちなみに、この飼料庫の管理は飼育員さんではなく、飼料庫担当の人が行っています。
日々食品の状態をチェックしたり在庫を確認したり餌を獣舎まで運んだりしてくれているんですね。
他にも樹の葉や鹿肉・馬肉などもあります
というわけで、この建物の中には、日々動物たちの生活を支える色んな食べ物が詰まっているのです。
さて、最初に注意書きをしましたが、裏側見学などでエサのヒヨコを見せると、中には可哀想と泣き出してしまう人もいます。
気持ちは分からなくもありません。
が、私たちが普段口にしている牛肉や豚肉なんかも、元は息をして動いていた生き物です。
私たち人間も含め、動物が生きていく過程では、植物にせよ動物にせよ、他の生き物の命を口にしなければなりません。
どうか可哀想だけではなく、食事の際には「いただきます」の言葉と、他の生き物への感謝の気持ちを忘れぬよう。
では、最後にクイズです!
これから出てくる食材はいったい誰のごはんか当ててみてくださいね。
第一問 初級編
これは誰のえさ?っていうかこの白いの何??
第二問 中級編
キャットフードがありますね。誰が食べるのかな?
第三問 上級編
どう見ても煉瓦か石です。
正解は・・・・
第一問
カバが大好きおからでした
第二問
サーバルキャットやライオンだと思いました?
じつはなぜかカワウソのエサ。
ふしぎー。
第三問
茶色い塊は鉱塩とよばれるもので、塩やミネラルが入っています。
キリンなどはこれを舐めてミネラルを補うそうです。
それでは、明日もいただきます!
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