まるどうで験担ぎ
Posted by zoozakki on 2013年12月27日(金) 22:40
こんばんは、風の音が強くなってきて遭難せずに家に帰れるのか不安なおかもとです。
暴風雪予報ですが、まだ雪降ってないから大丈夫ですね。
さて、残すところ今年の開園も明日が最後。
お正月は1月1日から開園し、三が日は入園無料。
しかも馬の蹄鉄や馬の毛、4日には蛇の皮といった縁起物を配布いたします。
が、円山動物園には馬とヘビ以外にも縁起がいい動物がたくさんいるんですよ。
その中の一つがこちら
シュバシコウ
ふつう鳥に興味がなければ「シュバシコウ」って聞いてもそれが鳥なのか魚なのか、はたまた動物なのかすらわからないですよね。
漢字で書くと「朱嘴鸛」。
赤いクチバシのコウノトリ、という意味です。
(ニホンコウノトリのクチバシは黒)
コウノトリは赤ちゃんを運んでくるなんて言われていますね。
が、実は世界基準でいいますと、赤ちゃんを運んでくるのはニホンコウノトリではなくシュバシコウなのです。
というのも、「コウノトリが赤ちゃんを運んでくる」という伝承はそもそもヨーロッパ発らしいです。
ヨーロッパにはニホンコウノトリは生息していないんですね。
対してシュバシコウはヨーロッパや北アフリカ、中央アジアに分布しています。
さっそくシュバシコウの写真ストックがつきました。
次からは縁起がいい動物を写真でご紹介。
では何故にシュバシコウが赤ちゃんを運んでくれるといわれているのか。
ちょっとネットで調べてみました。
アロワナ。竜魚とも呼ばれ、風水的に開運&金運アップにつながるらしいです。
昔むかーしドイツのご夫妻の家の煙突にシュバシコウのペアが巣をつくったらしいです。
ご夫妻はシュバシコウのためを思って煙突の使用を控えていたところ、シュバシコウのヒナが誕生し、どういうわけかご夫妻もこどもを授かったそうです。
シュバシコウのヒナが誕生したこととご夫妻のご懐妊の関係性は不明ですが、そんなわけで赤ちゃんを運んでくる鳥と言われているそうです。
フクロウ。不苦労につながるから。
そしてなんとこのシュバシコウは赤ちゃんだけでなく、幸運も運んでくると言われているそうです。
ありがたや。
ウサギ。ツキ(月)にご縁がありますね。
総合水鳥舎のゴイサギやアオサギなんかにまぎれておりますが、ぜひ年始はシュバシコウで開運を。
さて、全然話は変わりますが、お客様より栄子さんの近況を知りたいというリクエストがございましたので、本日動物病院に会いに行ってきました。
す、すいません、獣舎の鍵を持たない事務職員は2重檻の向こうからの撮影なので写真が不鮮明です…。
私が会いに行ったときはリンゴやオレンジを手で引き寄せてもりもり食べておりました。
栄子さん、まだまだ元気です!
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