2016年09月27日 の投稿一覧
■ここいく火曜日■キノコを探せ!②
Posted by cocoiku on 2016年9月27日(火) 21:39
9月のここいくスペシャル。
先週はこのスペシャルに備え、キノコビンゴゲームでキノコ探しのコツを学んだのでした。
本日は藻岩山きのこ観察会の中田洋子さんに来ていただきました。
まずはキノコを探そうということで、先週の復習。キノコはどんなところにはえているか?
地面の上、朽ち木、落ち葉の上…でしたね。
地面の上に生えているキノコは、実は土の中で木の根っこと結びついていて、
木に水分や養分を与え、木の生長を助けているのです。キノコも木から栄養をもらっていて、
お互いに助け合っているのです。
朽ち木のキノコは、弱っている木が枯らすことで、密生した森の木々を間引きする役割を果たしています。
落ち葉のキノコは落ち葉などを分解し、土に戻す仕事をしています。
こうしてキノコは森を健康にする仕事をしているのですね。
では、その働きぶりを探しつつ、おいしいキノコもゲットしたい!
こっちにも、あっちにも…
でも食べられるキノコかなあ…
戻ってきて、採ったキノコを中田さんが鑑定します。
匂いを嗅いだり色を見たり、かさやひだ、茎の様子など、虫眼鏡でよーく観察して判断していきます。
サクラシメジ。シロトマヤタケ。ムラサキフウセンタケ。フウセンタケ。モリノカレバタケ。
残念ながら食べられるキノコはモリノカレバタケでした。
これではみんながキノコ汁を食べられないということで、中田さんがすでに採って冷凍保存しておいた
おいしいキノコをもっていてくださいました。
タマゴタケ・ボリボリ・ウスヒラタケ・ハナイグチ・オオイチョウタケが入っています。
キノコ汁を作っている間に、中田さんに質問タイムです。
「キノコは日本で何種類あるのですか?」
「北海道では何種類あるのですか?」
「キノコは何で生えているの?」
「キノコはなんで丸い形が多いの?」
「毒のキノコがあるけど、木には毒を与えないの?」
「どうやってキノコを見分けるの?」
など、熱心な質問が飛び交います。
キノコは日本では1万種ともいわれていますが、正式に認められているものは
2000種類程度。北海道には700~800種ほどしか確認されていないそうです。
まだまだ分からないことがたくさんのキノコの世界なんですね。
さて、お次はキノコを使った「おやき」を作ってみましょう。
ひき肉とキノコと茄子を炒めて味噌で味付けした餡を小麦粉の皮で包んで焼くのです。
みんなもやってみて!
そしてきのこ汁もお焼きも完成。
おいしくいただきました!
しーんと静まり返った空間…。「お、おいしい~!」
最後に中田さんに感想を述べて終了。
キノコっておいしい、キノコって不思議…キノコっておもしろい!
そんなふうに、キノコの世界に気づいてくれたらと思います。
キナコこと小杉生奈子でした。