札幌100マイル

ここいく ブログ

小学生放課後自然体験活動の様子です!

2009年04月 の投稿一覧

ここいくスペシャル! 円山登山(1)

4月28日 火曜日

今日はとってもいい天気!
春らしい、とてもやわらかな空の色…。

本日は、4月のここいく(火曜日)の最終日。
毎月、月末は「ここいくスペシャル」として、
何か特別なプログラムにとりくもう、と考えています。

今回のテーマは「円山登山」。
自分たちのフィールドを登ってたしかめて、
高いところから動物園や自分たちのすむ街を見てみよう、
というもの。

スペシャルゲストとして、登場するのは
NPO法人ねおすの「ドン」こと宮本さん。
そして助手には、大沼から来ている「かとちゃん」こと加藤さん。

まず、みんなに地図が手渡されます。
「これから円山に登るけど、まず、ルートを確かめよう」
とドンから、これから歩く道すじのチェックポイントの説明がなされます。





橋を渡るとか、お堂があるとか、鳥の巣箱があるとか、
みんな、地図にポイントを書き込みます。
「ここの見どころはね…」
という、お得な情報もあったりして。

さてここで、ドンよりみんなに「ミッション」!

歩いていて、自分が気になったものがあったら、
写真を撮る。
撮った場所は地図に印をつける。
これが、のちのちの円山地図作りに大いに役立つと思われるので、
ぜひ、みんなの力を貸して欲しい!

そして出発前に、大事な確認。
まず今回のリーダーが決められました。
リーダーのHYA、副リーダーのRIK。
リーダーのHYAより先に歩いてはならず、RIKより後ろも歩いてはならず。
そして、なによりも「ドン」の姿が見える範囲で行動すること。

さあ、出発です。





橋を渡り、森の中に入ったとたん、
春のみずみずしい緑が目に飛び込んできました。
春のしるしがあちこちに見えますね。











そんなとき、NATが「リス!」と教えてくれました。
シマリスが走っていく!
「あっち、あそこにかくれた!」





「おーい、クルミがたくさんある!」
大きなカツラの木にたどりつきました。
クルミをいっぱい見つけたのはTKE。





お堂があったね。
ここから登り道だよ。
まずは無事に行って帰ってこれるようにお祈りしましょう。

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小さな祠とお稲荷さんも発見。


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みんなでどんどん山道を登っていきます。
途中、ドングリやかわいい形の葉っぱやツルアジサイのドライフラワーを拾ったり。


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おっと、巣箱かな。
チェックポイントだ。
お地蔵さまもたくさんあって、
全部でいくつあるか数えてみよう、
なんて言っていたこともすっかり忘れ、興味あるものに
まっしぐらに走っていく男の子たち。
MNOもしっかり男の子たちのあとを遅れずについていって、
「何? 何? 見たい!」と真剣そのもの。





だんだん街が下に見えてきたね。
ちょっとここらで休憩しようか。
みんなで木に腰かけて、ならんでおやつを食べます。

日も暮れてきたなあ。
カラスも集まりだした。
「カアカアカア…」
「あれは、仲間を呼んでる声だぞ」
とドン。


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「おーい、海が見えるよ~」
かとちゃんが望遠鏡を用意してくれて、みんなでのぞきます。
「見せて~」
「リーダー、早く早く~」

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本日はタイムオーバー。
ここまで。
夕方の街をみんなでながめました。


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RIKはまだまだ先に行きたそう。
でも、また今度ね。
帰り道、生き物を見つけるのが上手なNATがゴジュウカラを発見。
さらに、NATの目の前に飛んできてさえずり、木の幹を上ったり下りたり、
かわいいしぐさまで見ることができました!
「いいなあ~。見たかったなあ」
とめめがうらやましそう。

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お堂まで戻ります。
「無事に帰ってこれてありがとうございました」と
HARが丁寧にお礼を…。
「これから1年間、よろしくお願いします、だね」とTKE。


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では、連休明けにまた待っているよ!

円山に出かけてみよう!(2)

4月23日 木曜日

本日は子どもたち4名でスタート!
先週のKEN、TAKのほか、YSIとHNA。


まずはおやつタイム。
今日は、クスクス・オーブンさんが作ってくれた
オリジナルおやつ。
「小松菜とにんじんのマフィン」。

みんなで食べながら、
「学校ではみんなどんな係があるの?」
なんて話をしながら和気あいあいと。

そのあと、初めての人もいたので、まずは自己紹介。
そしてアイスブレイク。
「だるまさんがころんだ」やフラーフープをつかった
ゲームのあと、
「今日はどこ行きたい?」

「虫!」
「だって先週、ナナフシ見つけられなかったから!」
とKENにTAK。
スタッフのしゅんちゃんが、先週、昆虫館で
みんなが「ナナフシ」探しに燃えたこと、
見つけるの難しいんだけど、面白いことを話しました。

初めてのYSIも「虫!」。
ということで、みんなで昆虫館をめざすことになりました。
途中、蟻を見つけて、みんなで覗きこんだり…。

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昆虫館について、
「この中に、ナナフシがいます。
見つけても、『いた!』なんて、すぐに声を出さずに、
自分だけの心にしまっといてね。
それから、うわさによると、澄んだ心の人しか見つけられないとか…」
と、しゅんちゃんが説明。
みんな、どこだろう?って必死に静かに探してます。
その集中する時間がわくわくしますね。


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そんな静寂をやぶったのは、めめ。
「いたぁ~っ!!」
先週、見つけられなかった、名誉挽回?というわけです。
「えっ~。どこどこ?」
「声出さないっていったじゃない!!」
と急ににぎやかになりました。

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どこにいるか、わかりますか?


だいぶ熱中したので、まずは動物園プラザに戻り、
一休み。
休憩のつもりが、フラフープで大盛り上がり。




KENとHNAが上手い!

さあ、時間がなくなっちゃう!
みんなで円山だよ!






木を見ると吸い寄せられるように、
子どもたちが集まり、登りはじめます。

「この黄色い毛虫みたいの、なんだ?」





森の入口。
緑の双葉がいっせいにj土のなかから顔をだしています。
「なんて、かわいいの!」
HNAが嬉しそうにいいました。
きたこぶしの白い花がどこからか舞い落ちてきました。
白い花びらをとって、くんくん匂いをかいでみます。
「せっけんみたいなにおい!」

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「ねえ、なんかいる?」
とTAKがいうと、YSIも寝そべってのぞきこみます。

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そばでは、円山の春一番に咲く花、
紫やブルーや白い、エゾエンゴサクの小さな花がゆれていました。


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春のはじまりの、予感に満ち満ちた森のなかを、
子どもたちが、どんどん先へ先へと
進んでいった一日でした。




円山に出かけてみよう!

4月21日火曜日


今朝も朝から雨…。
みんなが集まってくる夕方には、晴れてくれるかなあ?
という願いをよそに、たたきつけるように降る雨。

「雨ですけど、やりますか?」
今日は北海道新聞の取材も入っています。
フムフムという小学生新聞の通信員も体験参加するので、
記者さんが心配して電話をかけてきました。

「はい、やりますよ~。雨でも外に出ますよ~!」

ここいくでは、少々の雨でも外に出ますよ。
だって、森では、雨の日にしか会えないものと
出会うことだってあるじゃないですか。
雨の日にしか体験できないことが待っているぞ、というわけで
さっそくスタート。

しかし、こんな心配をよそに、男の子たちは、
「今日は山に行くよね! 行きたい、行きたい!」
と大盛り上がり。
HYAは、「ぜったい森」派。


まずはおやつで腹ごしらえ。
本日のおやつは、Mother’s Space Lunaの菊地さんが焼いた
ハムチーズ・パン。











さあ、今日はどこにいくか相談です。
「森に行きたい」
「今日は寒いし、ゆっくり動物園で動物見たいな」
ということで2チームにわかれました。


森探検チーム。

かたつむりだ!
ねえ、カエルいないかな?

一週間前に来た円山に比べて、
はっきりと緑の芽吹きが多くなっているのを感じます。
道は、雨がやんだあとで、歩き辛いけど、
みんな気にしないでどんどん歩いていきます。

「HARは何匹見つけた?」
みんなで比べっこ。

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先週の木のうろに、またたどり着きました。


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さっそく入るSEI。

そして、木が倒れていれば、なんか気になる。
ちょしたくなるよね。






こんなかんじで小雨のふる森を歩き、
気がつけばどろだらけ。

でも、森から帰ったきた子どもたちの顔は
とってもいい顔でした!

かたや、動物園チームもいいことがあったみたい。
お互い、どんなことをしたのか
報告しあいました。





その1
「NATはね、すごいんだよ。
レッサーパンダのココとセイタの見分け方を知っているの!」
とめめが報告。
セイタとココは、顔だけみるとそっくりでどっちがどっちかわからない。
その違いは、しっぽの先っぽでした!
ココはちょっと茶色が濃い。セイタは薄い。
ってことを教えてくれたのはNATでした。

その2
熱帯動物館を見ていると
「がおーーーー」という雄たけびが…
声の主は???
みんなでダッシュで探すとライオンでした。
じーっとその叫ぶ姿を見つめるRIKとNAT。
怖くて,スタッフのじゅんこちゃんと恐る恐る近づいてくるMNO。
またまた、
アザラシを見ていると
「がおーーーー」という雄たけび。
ふたたびみんなでダッシュで探すと
今度はホッキョクグマ。
「がおー」と叫びながら歩き回り
部屋へのドアをがんがんと殴りつけていました。
「えさをくれーって怒ってる?」
「あかちゃんと離されて、怒ってる?」
みんなでなんでホッキョクグマが
あんな様子なのか考えてみました。
「飼育員さんに聞きたいなぁ…」とRIK。
「あかちゃんに会えなくて残念…」とMNO。

その3
熱帯動物館にて。
ひとりの飼育員さんにカバのお話をいろいろ聞きました。
マイナス10度でもお掃除のためにカバにはひととき外に行ってもらうのだそう。
でもなかなか出てくれない。
そんなときはにんじんで誘い出す作戦!
カバたちも状況を知りつつ「仕方ない…」とそとに出てくれるのだとか。
お話を聞いてさて次へ!と思って外へ出たら
そうだ!と飼育員さんは思い出したように
カードを子どもたちにくれました。
なんでも担当の動物カードを飼育員さんが持っているんだとか!
本日お話できたのは、カバの飼育員さん。
そこでいただいたのは「カバカード」
さらにたまたまレッサーパンダカードも持っているから、と
1枚ずついただきました。
現在10枚のカードが存在するらしい。
ということは、あと8枚。
特別なカードに大喜びのここいくっこたちでした。





そんな話に身をのりだして聞く
森チームの男の子たち。
「いいなあ~」。





今週は、どろどろになった洋服と
長靴がおみやげ?。
洗うのが大変だった、お母さんたち、ご苦労さまです。
でも、いちいち気にしないで汚れるまで遊べるって、
子どもにとってはすてきなこと。

はい、キナコも息子を幼稚園に迎えに行くと、
いっつも、
「はい、おみやげ!」って、何やら泥のかたまり?というビニール袋を
いっつも渡されていましたよ。
ひとつひとつほぐすと、あっ靴下? シャツ? ズボン…?

ひと手間ですけど、子どもが楽しければ、
幸せなのが親ですので、ちょっとした洗濯修業と考えてくださいね。

あっ、うちでは、真っ黒になって遊び、一足さきに
帰ってきた息子が、泥足のまま家にあがり、足跡がてん・てん・てんと。
帰宅した私が、「ど・ろ・ぼ・う? …… こらあ~っ! 」
拭き掃除修業中です。















木曜日コースも始まりました!

4月16日木曜日


今日から木曜日コースも始まりです。
朝はうっすらと雪がつもりましたが、
やはり、昼からは青空です。

風の冷たい日でしたが、
今日はKEHとTAKの2人でスタート!

さあ、まずは自分の敷物をもって、外へ。
おやつにしよう。









本日のおやつは、りんごとバナナです。
「北のやさいや あさだ」さんが届けてくれました。
あさださんは、移動販売の八百屋さん。
安全で美味しい野菜や果物を私たちに届けてくれます。
旬の野菜のおいしい料理の方法も教えてくれるんです。

みんなで今日はどこに行きたい?と相談です。





「ライオン見たい! だってまだホンモノみたことないから!」
とKEN。
それじゃあ。熱帯動物館だね。
でも、ライオンはお休み中。寝ていてピクリともしません。
そのかわり、迫力あったのは、お隣の展示室にいた「アムールトラ」。
アムールトラは、極東シベリアの森林にすむ、世界最大のトラです。
トラは、ガラス越しに私たちを観察するかのように、こちらを見ながら、檻のはしからはしへ、何度も行ったり来たりしています。
すると、TAKもついに、トラにあわせて、こちら側でいったり来たり。
ガラス越しとはいえ、一緒に歩いた気分はどうだった?


さて、お次は、スタッフのしゅんちゃんが「昆虫館にナナフシがいるぞ」と情報を提供。
「みんなで探しに行こう」ということに。
ナナフシは、木の枝みたいだから、見つけにくいよ。
「この木に3匹いるね」
と、飼育員さんのヒントをいただきながら、必死に探します。
「あっ、いたあ~」とKEH。
KEHは飼育員さんも気づかなかったナナフシを発見したことで、本日の「ナナフシ名人」となりました。





動物園から今度は円山へ。
「おーい。この木に穴があるよ」
と手をつっこんでみるTAK。





橋の上からぼっこを落とすことが面白い2人。
ついに、流したぼっこを追いかけ、追いつき、追い抜くことが始まりました。
「あっちにぼくたちの木がいったぞお~」










「ぼくたちの木がつっかえた」ということで、救出を試みるしゅんちゃん。
「みんなしっかり、おさえて~」と、スタッフ・めめの号令で、必死にしゅんちゃんを
おさえます。





ぼっこは流れ、川を下り、池に出たり、また川に合流したり。
追いまくるみんな。
途中、何度か転んだりしたけど、
スックと立ち上がり、また追いかけていきました。
そして行き着いたのは、暗渠への入口。


「ところで、この先、どうなっているかわかる?」
「海になってるっ!」
「海じゃないんだ。この道路の下をね、川が流れているんだよ」
「ええっ!?」
目を丸くする2人。
目の前をびゅんびゅん自動車が走っています。

「ずいぶん遠くまで来たね。
そろそろ戻ろう」





途中は、自分のお気に入りのぼっこを見つけました。
「本日の1本」。










「これ、持って帰っていい?」
と迎えにきてくれたお母さんと交渉していましたよ。

本日のブログを書いたのは、キナコでしたが、
我が家の小学5年生の息子が、かつて幼稚園の時、
毎日のようにぼっこを持って帰ってきていました。
そして、ある日、ついに、どこで手にしたのか、切株まで…。

さあ、次回はどんなものをおみやげにするでしょうか。






「ここいく 放課後自然体験活動」スタート

'いよいよ始まりました!
「ここいく 放課後自然体験活動」
'



4月14日火曜日

今日は、「ここいく」の初日です。
朝は雨模様、風も強かったけれど、お昼過ぎから
青空が見え始めました。

雨あがりでぴかぴかの4月。
スタッフみんな、
「はやく、子どもたちと仲良くなりたいな」
「みんな、何が好きで、何が得意なんだろう?」
そんなことを考えながら、動物園に向かいましたよ。


15時すぎから、学校を終えて、一人二人とやってきました。

―みんなが揃うまで、何してようか?
「動物見たい!」

―どんな動物を見たい?
「モモンガ」
「シロクマ」
「ヒョウ!」

ということで、スタッフのさっちんが、数人を連れて、
動物を見に行きました。
おやつまでには戻ってきてね!

16時にはみんなそろいました。
スタッフのメメが、
「今日は天気がいいから、外で食べようか?
荷物運ぶの手伝ってくれる?」
「いいよ~」






そして今日のおやつは、宮の森れんげ堂さんが作ってくれた「中華蒸しパン」と「花巻」です。ここいくのために、作ってくれました。
いただきます!












さて、いよいよ活動開始。
スタッフのカズが登場!
「みんな、丸くなってならんで!」
これから1年間、いっしょに活動するお友だちの名前、
スタッフの名前を覚えよう。

そのあと、仲良くなるゲームをして、元気に走り回ったよ。
やっぱり、体を動かすと楽しいよね。






次は、みんなに地図が手渡されました。
「今日は、動物園の端っこがどこだか、みんなで行ってみよう」
とカズ。

「地図を見て、今、どこにみんながいるか、わかる?
今日はね、ここを目指そうと思う。
どういったらいいか、わかるかな?
それから、もうひとつ、ゴールまではみんなで揃って行くこと!」


さすが、動物園好きの子どもたちだけあって、
「今はここにいる!」
「ほら、類人猿館だよ」
「オオカミ舎だ」
と、地図をみながら、しっかり確認しあってます。

到着したのはここ。
「ゴールはここでいいのかなあ?」


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それにしても、動物園の中は広いね。
途中、「雪がある!」とよろこぶ子どもたち。
「ここでずっと遊びたい~」


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室内に帰って、今日歩いたルートを確認。
「歩いていて、ここは注意しよう、気をつけたほうがいいな、なんて思ったところあった?」
みんなで意見を出し合いました。



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「今日はね、もう一つ行ってみたいところがあるんだ」
とカズ。
「え~、どこ?」
「来週は、円山に遊びに行くんだけど、ちょっとどんなところか、行ってみようよ」


ぐんぐん森の中を進んでいきます。


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「ねえ、何かあるよ!」
「これ何?」
次々と子どもたちが何か見つけては持ってきます。



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ももんが好きの女の子たち。
「ももんが、ここにいたのかなあ?」





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来週は、ここ、円山で遊ぶよ!
またね。


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