2007年10月 の投稿一覧
シシオザルの赤ちゃん一人歩き。
Posted by zooyoshida on 2007年10月30日(火) 18:17
モンキーハウス内で9月の二十二日に生まれた、シシオザルの赤ちゃんがちょろち
ょろ歩きだしています。まだまだ腰がふらついていますが、毎日見る度にしっかりして
いくのがわかります。本当にメチャ可愛くてしかたがありません。この写真を見てくだ
さい。
可愛いでしょう!
口の中に食べ物を隠しています。のどに詰まったらたいへんだよ。
お母さんは食べながらも警戒し子供を守っています。ちょっとした音にもすぐ子供を
抱き上げます。
次は何を食べようかな?
お母さんと食事です。お父さんは? 僕のところは、帰ったらみんな食べた後だも
んな。寂しいよ。
背中とお腹の写真ですが、お腹側には薄くしか毛が生えて無いけど、どうしてか判
りますか?チンパンジーも同じですよ。動物園に来てようく観察しみてください。なぜ
だか必ず判りますよ。途中から人工哺育になったレディーも同じです。
生まれた翌日です。しっかり抱かれています。
この二枚の写真は、10月七日のものです。まだしっかり抱かれて、自由に動き回
れません。
お父さんは、うろちょろするばかりです。この後、お父さんに牙を剥いて威嚇されま
した。僕は退散しました。
とにかく、めちゃ可愛いんだよ。一日中、見ていても飽きないね。でもずっと抱いてい
る時もあるので、その時は悪しからず。
最後にお母さんとのツーショットです。
ちょっとした隙に。
Posted by zooyoshida on 2007年10月27日(土) 18:08
屋外に出さないで清掃する時などは、気をつけないと、鍵や朝食を取られたりする
ことがあります。
枝で鍵を引っ掛けて取ろうとしています。(再現してみました。)
枝を使い、籠の中の食べ物を取ろうとしていますが、枝が短くて届きません。そこ
で・・・。(これも再現してみました。)
布で遠くにある枝を引き寄せて、長い枝をゲットしました。
さあ、再挑戦です。
柿はすぐ取れましたが、林檎は硬くてうまく刺さりません。そこで・・・。
籠を手前に引き寄せてひっくり返しました。
刺そうとしましたが、なかなか刺さらずずれていくばかりです。そこで・・・。
歯で枝の先を尖らせ。
みごとに刺して。
食べちゃいました。
まだ小さかった頃は今より枝の使い方が下手でした。一応使いやすいように工夫し
ていますが、なかなか上手く使えないので、ゴムホースも使っていました。籠の中の
食べ物を取ろうと必死です。この写真は弟路郎(テイジロウ)がもうすぐ7歳になる頃
の写真です。
知能が高い類人猿は、本当によく色々なことをしでかしてくれます。確かに飼育下
の動物達は恐ろしいぐらい暇を持て余しているので、それを解消すべきく、少しでも
野生の生態に近づけた生活をさせなければいけないと思います。
ついに発見!木の下の越冬幼虫。(オオムラサキ)
Posted by zooyoshida on 2007年10月25日(木) 21:23
褐色幼虫です。
褐色になりかかっています。
オオムラサキの越冬幼虫を22日に初めて発見しました。体色が褐色に変化してい
ました。まだ木の上の緑の葉についているので、すぐにわかりました。(幼虫の長さ
は縦12~15mmぐらいでした。)
あの2匹の褐色幼虫は、もう地上に降りたようです。葉にはついていませんでした。
(22日に褐色の幼虫を確認しましたが、23日にはもう地上に降りたようです。)
25日、エノキの木の下にいる越冬幼虫をついに発見しました。褐色と緑っぽい幼虫
が落ち葉にふっ付いていました。その他にも何匹かいました。
葉の上から細い枝を通り太い幹にたどりつき、木の根元に下りていきます。そして、
地面に落ちている枯葉に糸を吐きつけ、へばりついて越冬します。(摂食・成長を止
め落葉の下で休眠に入ります。)
体色が褐色になり落ち葉にふっつくので、落ち葉の色と見分けがつきません。ちょ
うど保護色になっているのですね。
来春、木の上に登る前の幼虫に会いたいと思います。
テイジロウ、山ぶどう狩りを楽しむ。
Posted by zooyoshida on 2007年10月23日(火) 18:17
ボランティアさんに山ぶどうを頂きました。葉やブドウがたくさんついている蔓です。
さっそく鉄柱や鎖に巻きつけたりしました。人工的ですがよじ登って食べさせたいから
です。
うまそうに食べているでしょ。
よじ登っています。
酸っぱくないのかな?
よじ登って食べている姿を見たら、なんかドキドキしてきました。やっぱり野生に近
い姿を見るのはいいものですよ。
ここでも食べています。
これは食べかすだよ。ブドウの皮です。
種はきちんと出して。
休憩場所をつくります。
ちょっと休憩です。
さあ、また食べるぞ!
デザートの葉っぱです。
また来年もお願いしますね。
オランウータンの「弟路郎(テイジロウ)」画伯、秋の個展開催中です。
Posted by zooyoshida on 2007年10月22日(月) 17:42
前回はクレヨンを使った絵画でしたが、今回はその他に、絵の具を使用した水彩画
と粘土細工に挑戦してみました。
粘土細工では、最初、指で穴を開けたりしていましたが、突然粘土を抱えて二つ隣
の部屋に持って行き、そしていきなり粘土を水に入れて練りだしました。(二つ隣の部
屋にしか水が無いのです。)芸術家っていろんな事を思いつくのですね。
緑の絵の具と赤の絵の具を混ぜています。
混ぜた絵の具で描きだしました。
完成です。
水彩画は、いつもと違って絵の具を混ぜて描いていました。最初、赤の絵の具で描
こうとしましたが途中で止めて、今度は緑の絵の具で描こうと筆を握りましたが、や
はり止めました。何か考えている様子で、緑の絵の具を赤の絵の具に混ぜてそれで
一気に描きだしました。僕にしたらそれだけでも驚きでした。
「円山動物園秋の芸術祭2007・弟路郎(テイジロウ)画伯、秋の個展」は今月の二
十八日まで類人猿館内で開催しています。紅葉もきれいですし、ぜひ見に来てくださ
いね。
園内の紅葉、今がピーク!
Posted by zooyoshida on 2007年10月21日(日) 18:12
どこの場所か分かるでしょうか?
残念ながら今日は雨が降っており、暗くて鮮やかな写真が撮れませんでしたが、
雰囲気は伝わると思い載せることにしました。今年は例年に比べ赤い色が目立つよ
うに感じました。
大倉山です。
神社山かな?
ステージに向けて写しました。
円山です。
周辺の山々も色づき、とてもきれいですよ。
ミズナラ(ドングリの実)
クヌギ(クヌギの実)
園内のクヌギ林です。まだ葉が青々としています。
動物も見えて紅葉も楽しめる円山動物園!子供たちは落ち葉ひろいをしてとても
楽しそうですよ。獣医室の近くでは、ちょうどクヌギの実も落下しだしています。実を
拾って遊ぶのも楽しいものですよ。この実はドングリの実とは違い虫が付きませんか
ら、飾り物にも使えますし、動物達に与えても嗜好性が高く、生や煮て与えてもとて
も喜びます。きっと灰汁が少ないからでしょうね。食べた感じが栗に少し似ています
よ。(園内の動物達には与えないでね。)クヌギは元々北海道には生えていません。
気温の関係で春は芽が吹くのが遅く、秋は実が結実するのが遅くて今頃、やっと結
実します。
じゅうぶん紅葉を楽しめると思いますので、どうぞ、みなさんいらして下さい。
まだ越冬幼虫になっていないオオムラサキの幼虫。
Posted by zooyoshida on 2007年10月18日(木) 07:48
数週間前より葉にふっ付いて移動しなくなりました。これは休眠に入るための準備
をしているのです。摂食・成長を止め落ち葉の下で休眠に入ります。
オオムラサキの幼虫がまだ越冬幼虫になっていないので、とりあえずエノキの木の
下を簡易的に整備しました。今年は沢にあるエノキの木の下は、この写真のエノキ
所にたくさんの木や枝が積んであり、この間に落ち葉がたまって幼虫が越冬休眠し
ていました。まさかオオムラサキが戻ってくるとは思いませんでしたからね。勿論、こ
のような状態では芳しくありません。幼虫が越冬しやすい環境をつくらなければいけ
ないと思います。本格的には来年の春、幼虫が若葉を食べる頃、整備をしてもらおう
と思います。
正面から見た整備前の状態です。中心にある細い3本の木がエノキです。
これは裏側からみたところです。
整備前はこのような状態でした。
とりあえずこの様にしてみました。風で落ち葉が飛ばないように囲ってみましたが、
もう少し手直しが必要だと思います。
今回は幼虫の越冬確認と、皆さんに落ち葉色の保護色になった幼虫を見せたいの
で、このようにしてみました。(勿論、専門家の人に聞きました。)
晩秋になると幼虫は、からだの色が緑色から褐色にかわり、木からおりて根もとの
落ち葉に糸を吐きつけ、へばりついて越冬します。翌春、エノキが芽をふくと、ふたた
び幼虫は樹上へはいあがって、葉を食べはじめ、やがて脱皮します。このとき、から
だの色はまたもとの緑色にもどります。
蝶は、みんな成虫や蛹で休眠すると思っている人が多いと思いますが、日本の国
蝶、オオムラサキは越冬幼虫で休眠するのです。
来春は越冬あけの落ち葉色の幼虫を見つけてみたいと思います。
この時季に?カナチョロの子供発見!
Posted by zooyoshida on 2007年10月16日(火) 19:07
今日、カナチョロの子供を見かけました。夏場、たくさんのカナヘビを見つけました
よ。卵でお腹がはち切れそうなお母さんや、尾が切れているお父さん、お兄さん。でも
子供達は見つけられませんでしたが、やっとお目にかかれました。こんなに寒いのに
と思うかもしれませんが、子供たちは体表面積も狭く、そのために少しの日光でも熱を
たくさん取り入れやすいので、この様な時季になってもまだ暮らせるのです。たぶ
ん、もうお父さんお母さんは冬眠に入っているのでしょうね。
成長過程の個体は新陳代謝も高く活発に動き回ります。
親に比べて冬眠から覚めるのは早く、冬眠にはいるのは遅いのです。あきらかに
子供の方が、活動期間が長いのです。
脱皮中のカナヘビの子供です。
落ち葉の中に入り込むカナヘビです。初霜も降りたことですし、もうそろそろ冬眠に
はいるのかな。
「ハロウィンの日」無事終了!
Posted by zooyoshida on 2007年10月15日(月) 18:08
動物園ボランティア会では、英語圏の国々で行われる伝統行事「ハロウィン」を一
足早く行いました。昨日は、園内各所にカボチャランタンが飾り付けられ、仮装したボ
ランティアが園内を歩き回り、ボランティア活動を活発におこなっていました。
籠を持っているボランティアは、キャンディ等を配っていましたよ。
昨年に引き続き2回目になりますが、今年は南瓜が不作だったようで数が足りなく
て困っていました。来年は肥料をきちんと撒き、枝の支立て方やわき芽とりもきちん
とやって、大きな南瓜をたくさん収穫したいそうです。自分達で出来ることは何でもし
てしまうボランティアさん達を、みならわなければなりません。
イベントの内容としては、1、かぼちゃの重量宛クイズ。2、小枝を利用した木工教
室3、フェイスペイントですが、その他にも各所で動物クイズや色々な?等で豪華景
品をプレゼントしたりしていました。
南瓜の重量あてクイズです。
木工教室なんかも面白そうでしたよ。小さなお子さんとお父さんが、一緒になって
一生懸命つくっている姿は、とても楽しそうにみえました。なんてったって無料なのが
嬉しいですよ。
仮装を見ているだけでも楽しいですよ。
ヘビのオモチャです。景品だよ(手作りだよ。)
2007 ハロウィンin円山動物園。 10月14日(日曜日)
ナナカマドの紅葉が一番のり。
Posted by zooyoshida on 2007年10月11日(木) 07:47
日々秋が深まる今日この頃です。園内ではナナカマドの紅葉が一番、早く進んで
います。葉が真っ赤に染まりオレンジ色の実も遠くからもよく目立ちます。その次が
桜です。
サル山横の桜の木です。他にもたくさんありますよ。
観覧車横のニシキギです。かなり真っ赤になりますよ。
桂の木です。だいぶ黄色くなりました。
熱帯動物館のツタです。これも赤色になります。
日々、紅葉が進んでいます。
これは隣の円山ですが、毎日見るたびに、赤や黄色に変化していくのを眺めるのも
いいものですよ。
写真も文章もイマイチですいません。