2008年03月 の投稿一覧
今年は雪解けが早いですね。エゾサンショウウオの卵のうを見つけました。
Posted by zooyoshida on 2008年3月30日(日) 18:51
今年はかなり雪どけが早いようです。僕が毎年見に行くいくつかの池では、数日前
より雪が融けて、サンショウウオも産卵を開始し始めました。今日見た卵嚢は、昨日
や一昨日産卵したものと思われます。この調子だとエゾアカガエルの産卵も早まる
のではないかな。
池の中を見たら芹や水芭蕉も芽を吹き出していました。
芹は体に良いんだよね。おひたしに味噌汁の具にもなるし、茎が硬くなったら味噌
に漬けて漬物にしても美味しいですよ。(ただ漬けてもダメだよ。)根は漢方にもなる
し、これまた漬物にもなります。でも根を採ったら、もう生えてこないけどね。
水芭蕉は確か毒だったかな。
池の周りでは、ヤナギも綿帽子をかぶり、もみじも芽を膨らませています。これか
ら一気に芽吹いてくるでしょう。そういえば野鳥達も活気が出てきて、種類も数も多く
なってきていますよ。
円山動物園も新築や改築の動物舎が目白押しです。遊びばかりではなくお勉強の
場にもなりますよ。どうか来てくださいね。
飼育員の特権?いい写真を見せたい。
Posted by zooyoshida on 2008年3月30日(日) 17:50
ガラス張りの展示やバックヤード等、一般の方は中に入れず写真を撮れなかった
り、ガラスに反射して撮りづらかったりしますよね。でも僕達は動物の状態もあります
が、かなりいろんな所から自由に撮る事ができます。そこで現在すごく人気のあるラ
イオンの赤ちゃん達を撮ろうと、いさんで撮りに行きました。でも、イマイチ上手く撮る
事ができなかったのです。それは何故か?僕達は二つの係りに別れており、飼育展
示1係と飼育展示2係にがあり、僕は2係です。モンキー、類人猿、昆虫館より上の
ほうが2係担当なのです。だから、共同作業や個人的に見に行かなければ、殆んど
1係の動物たちを見る事はありません。要するに1係の動物にあまり馴れていないの
です。だから写す時、動物達がこちらに向かってくる時もあるので、怖くて上手く撮れ
ないのです。この前もお母さんライオンがワッときて、僕はお驚いて後ろに後ずさった
ら、後ろにはトラさんがいてダブルで驚きました。僕はライオンの赤ちゃんが可愛くて
しかたがないので、ちょこちょこ見にいきます。そこで、可愛い写真を皆さんに見せた
くて、頑張ったのだけど中々上手くいきません。ガラスがあると反射するんだよね。だ
から柵の中の網の間にレンズを入れて写すのです。
この4枚がガラス越しに映したものです。反射して上手く写っていないでしょう。
これは柵を越えて鉄の網越しに写したものですが、ビビリながら写しているせい
か、どうも上手く撮れません。と言うより、ガラスの反射やいい場所という以前の問題
で、腕が悪すぎるというのがよくわかりました。
暖かくなったら屋外で、お父さん、お母さんと一緒に遊ぶ姿を見る事ができると思い
ます。その日を楽しみにちょくちょく通ってみようと思います。ライオンの成長は早い
ですよ。
最近のゴンの写真が手に入りました。紹介しますね。
Posted by zooyoshida on 2008年3月27日(木) 16:34
知り合いの高木さんが京都にいる「ゴン」を見に行きました。その時の写真を紹介し
ようと思います。
ゴンとゲンキです。もしかしたら倦怠期?
まあ、いいじゃないか、ちょっとこっち来てよ。って感じかな。
何、話してんだか。
ヒロミ(左)、ゲンキ(右)も毛並みがいいね。
何を考えているのかな?
何か探し物かな?
なに食べているのかな。
円山にいる頃の得意のポーズです。
植物に囲まれているゴンはやっぱり幸せに見えます。これが自然だよね。
ゴンは日本の動物園のゴリラの中で、今一番幸せな生活を送っていると僕は思い
ます。やっぱり群れで生活する動物達は、群れの中で生活するのが一番いいんだと
思います。
何じゃ、これは?
京都のゴリラの担当者の話によると、最近、少々倦怠期みたいだそうです。暖かく
なり植物も生育してしてくる事でしょう。気分を変えて頑張って欲しいですね。
オオムラサキの越冬幼虫、生きていたよ。
Posted by zooyoshida on 2008年3月23日(日) 19:27
今年は例年になく雪解けが早いようです。エゾサンショウウオやエゾアカガエルが
毎年産卵する池を見に行きましたけど、かなり解けており、今年は4月に入ったらす
ぐに産卵を開始しそうです。 オオムラサキの幼虫は、まだ見ることは無理だと思い
ましたが、一応見に行ったら木のまわりの雪は溶けており、さっそく葉の裏をめくって
みたところ、そこには、たくさんの幼虫がふっついていました。とても元気そうな越冬
幼虫でした。
濡れている落ち葉の裏についている幼虫は、この様にピタッとくっついており、硬た
い感じがしました。
乾いた落ち葉の裏には、幼虫が葉から少し離れておりピクッと動きました。生きて
いることには間違いがないようです。
こんな状況の所に住んでいます。乾いた所と濡れたところで、幼虫の状態が違うよ
うです。
今年はオオムラサキの当たり年になりそうです。きっと園内でも見かける
事ができることでしょう。
園内も春が急速に進んでいます。沢の方を見たら、けっこう土が見えているので、
春を感じに、普段は一般の人達が入ることのできない「円山動物園の森」計画地を見
に行くことにしました。
この様に日当たりが良い所では、かなり雪が溶けていました。そこで、土の出てい
る所をよく見てみました。
これはミツバです。
これは全部食べれます。
この他にもいろいろありました。
キツネが掘った穴やエゾリスが食べたオニグルミの殻、オオウバユリの種子の食
べかすなどがありました。
もう少ししたら、この沢のいたる所にエゾエンゴサクやニリンソウ、アマナノキバナ
の花が咲き乱れます。
デューク君お疲れ様でした。/ スネークアート展。
Posted by zooyoshida on 2008年3月22日(土) 00:00
昨年の秋、デュークはデビューしました。
一昨年の夏に保護された時は、とても悲惨な状態でした。尾羽が一枚もなく体全体
の羽がボロボロでした。たぶん巣立ち間もないこの子を捕まえて、小さな鳥かごで飼
ったのでしょう。それでなければこんな酷い状態にはならないでしょう。尾羽もなかな
か生えてこなくて、もしかしたら根元がいかれているのかも知れないなと思いました
が、やっと昨年の秋にきれいに生え揃いました。野生個体なので、本来ならば治った
時点で、リハビリをして放鳥するとこるですが、あまりにも野生経験が短いので、厳し
い自然界では生きていかれないだろうと言う事で、調教してお客さんの前で飛ばすこ
とになりました。 これでビリーと交代で通年、飛ばすことができるようになりまし
た。
約半年間、活躍してくれてお疲れ様でした。
羽がボロボロなのは、全部、カラスに突かれたからです。一対一ならカラスに負け
ないけど、集団でちょっかいをかけるから困ったもんです。あれはカラスの習性だ
ね。でも、この円山で生きていくためには、そんなカラスにも対処できないと生きてい
けません。
新居に移って、ここで春から秋にかけて徐々に換羽にはいります。
昨年の秋、調教中のデュークです。きれいに羽が生え揃っているでしょう。半年後
には、この様になっているよ。
今、動物科学館内で、「2008 円山スネークアート展」が開催されています。昨年
に続き2回目ですが、ものすごく好評ですよ。僕なんか毎日見ていますが、ぜんぜ
ん飽きませんよ。今回も素晴らしい作品が勢ぞろいしています。
爬虫類担当の本田君が、企画、立案しているんだからね。若いのにたいしたもんだ
よ。いや、歳なんか関係ないね。
中はこんなふうになっているんだけど、この奥にもたくさんの作品が勢ぞろいしてい
ます。最新の技術を駆使したヘビの映像も目玉の血と津です。実際に目の前にいる
ビルマニシキヘビが、大きな映像として浮かび上がる。最高だね。
今年は世界カエル年です。100円以上募金してくれると、公式ロゴマーク缶バッチ
が1個もれなくプレゼントだよ。ただし、人気がありすぎて足りなくなり、現在3回目の
注文をしています。明日(23日)の日曜に缶バッチが間に合うかどうかわかりませ
ん。確認した方が良いと思います。
僕はさっそくジャンバーにつけていますよ。
弟路郎の指紋
Posted by zooyoshida on 2008年3月20日(木) 19:04
弟路郎の指紋をとることができたので、僕の指紋と比べてみました。(た
だ、それだけなんですが)
上の写真が弟路郎の親指で、下が僕の親指です。
上が弟路郎の人差し指です。下が僕の人差し指です。
上が弟路郎の小指です。下が僕の小指です。タイプ別には何パターンかあるそう
ですが、僕の目には人間の指紋もオランウータンの指紋もたいして変わりがないよう
に見えます。もしかしたら人間の指紋は退化?しているのかも知れません。オランウ
ータンは現在も毎日樹上で暮らしており、木を握ったりして指紋の滑り止めの役目を
存分発揮していますが、人間はオランほど役立っていないように思います。
指紋の役割は大別すると2つあります。1つは滑り止めであり、もう一つは触覚とし
ての感覚器官であります。お札を、目をつぶって触っても、凸凹した感触で偽札と本
物を区別することができるよね。
昔、指紋があるのは人間と猿ぐらいだと思っていましたが、その他にもいるんです
よね。有袋類の仲間にも猿と似たような手を持つものがいます。それは「クスクス」で
す。体長30~40cm、同程度の長さの尾を持ち、体重も2~3kg。主に樹上で生活
し、果実や木の葉、昆虫のどを食べていまて、手の親指と人指し指が他の中指、薬
指、小指と向かい合い者を握ったりします。勿論、手には指紋があります。 昔、当
園にいたクロクモザルが、尾の先を木に巻きつけてぶら下がっていましたが、この尾
の先の巻く内側にも指紋と似たものがあります。皮膚隆線といって皮膚が隆起した
部分をさします。
弟路郎の手を握ると、人間と同じく少し湿った感じがしますよ。もしかしたら弟路郎
も手相占いができるかも知れませんね。
いよいよ明日ビリーが再デビュー予定。
Posted by zooyoshida on 2008年3月19日(水) 20:10
今日のデュークの状態を見て決めました。もう限界です。秋までお休みさせようと
思います。決断が遅すぎたかな。反省です。
明日は新リーダーの足利君と僕しか居ませんから、二人でフリーフライトを行おう
と思います。明日は晴れそうだし、たぶん、たくさんのお客さんが来てくれると思いま
すが、はっきり言って憂鬱です。あの、癖のあるビリーを上手くコントロールできるで
しょうか?不安なんですよね。(一番不安なのは、たくさんのお客さんの前で、緊張し
て大恥をかくことです。)
ビリーは今回で4シーズン目のフライトになります。
ビリー!お願いです。明日、何とか成功させてください。お願いします。
訓練の成果を見てください。
間違えて消してしまいました。
Posted by zooyoshida on 2008年3月16日(日) 19:48
力が抜けてしまいました。2時間もかけてやったブログが消えちゃいました。自分が
悪いのだから仕方がないけどね。さすがに帰りたくなりました。じゃなくて帰ります。
皆さん安心してください。超過勤務でやっていないからね。あくまでも無料奉仕です。
好きでやっているだけですからね。
帰って発泡酒でも飲もうかな。
さすが芸術家だわ。
Posted by zooyoshida on 2008年3月14日(金) 13:16
昨日の夕方に足と手の裏に墨を塗って手形、足型をとりました。それで手の裏も表
も墨で真っ黒になりました。
今日は、部屋がだいぶ汚れていたので、水洗いをしてきれいに掃除をしました。水
切りをして乾かしましたが、一部に水が少し残っていました。そしたら弟路郎はその
水に手の甲をつけて、壁に墨を塗りつけました。これはまさしく「墨絵」ですね。
僕が写真に撮っていたら木が散るのか?止めてしまいました。でも、僕がそばを離
れたら再度、違う場所に描き出しました。
先ほどと同じように描き出しましたが、今度は唇も使って描き出しました。
水が足りなくなったのか、唾を壁に吐きかけて手の甲でなぞって描いていました。
たいしたもんだわ!少しでも暇つぶしになったかな。
自分の作品に感心しているのかな?
元気な子供達。
Posted by zooyoshida on 2008年3月9日(日) 20:25
昨年生まれの子供達はみんな元気で育っていますよ。この寒さの中で一番元気な
子供は、やはりペンギンの「パス」ちゃんとスーパーミニホースの「カエデ」ちゃん、そ
してクジャクの子供です。暖かくなるのを待ちわびているのはシシオザルの「シー」ち
ゃんやダイアナモンキー、チリフラミンゴにライオンさんです。まだ名前の付いていな
い子供達もいるので、早くつけて貰おうと思います。名前がついている方が、お客さ
んも愛着がわくでしょうね。
パスちゃんは元気一杯そのものですよ。最近、パスちゃんに妙に近づいて離れな
い個体が一羽います。もしかしたら、パスに惚れたのかも知れません。
カエデちゃんは冬毛でホカホカです。
どちらがお母さんか分からなくなりました。こんなに大きくなっても、まだお母さんか
ら離れません。甘えん坊なのです。
早く暖かくなれ~と騒いでいるのが、シシオザルのシーちゃんに、ダイアナモンキ
ー、フラミンゴの子供達です。日差しが強くなってきているので、感じるものがあらの
でしょうね。
暖かくなるのを待ちわびているのは、シシオザルのシーちゃんです。最近、お母さ
んに弟か妹が欲しいとねだっているそうです。
確か両サイドに居るのが、お兄ちゃんやお姉さん達だと思ったけど、違ったかな?
チリフラミンゴの子供も完全に嘴が親と同じく曲がりました。早く綺麗にならないか
な。
子供達の中でも、今一番人気なのが、ライオンの赤ちゃんです。1ヶ月ごとの写真
を見てみましょうね。
生後、約1ヶ月です。まだ恐れを知りません。めちゃ可愛かったな。
生後、約2ヶ月後です。
ちょうど3ヶ月です。可愛くて、可愛くて、しかたがありません。めちゃ可愛いよ。一
日中見ていても飽きないでしょうね。
これが今日写したやつですが、僕は2係なのでライオンには慣れていないのです。
少しでもいい写真を撮ろうと思い、鉄格子の間からレンズを入れて撮ろうとしたら、お
母さんライオンが怒ってそばに来たのです。僕は‘ビビリ‘ました。それでこのような写
真しか撮れなかったのです。お母さんライオンは、ガラスの方が安全なのが判るの
です。 (2係は、熱帯動物館から上なので、一係の動物になれていないのです。)
これは12月18日に写した写真ですが、あんまり可愛いので載せました。
現在、お母さんライオンと赤ちゃん達は毎日見る事ができますよ。ガラス張りなの
で、すぐ近くで見る事ができます。週に何回か、お父さんとの同居訓練もしているの
で、暖かくなったら外でものんびり、親子で過ごす姿も見れるようになるでしょうね。
すごく楽しみです。
久々にレッサーパンダを見ました。これも可愛いや。
さっき一時間半かけて作ったブログを、自分のミスで全部消しちゃいました。泣きた
い気分でした。 これを入力したら帰ります。お腹も減ったしね。