晴れ後、雨の日
Posted by zoozakki on 2013年12月2日(月) 20:41
暇があったら遊びにおいでよ。
そう言ってくれたのは
ホッキョクグマ担当のイケメン飼育員。
世界のクマ館のとなりにある小屋にお呼ばれしました。
いつもの朗らかな顔とは違って真剣な目で見つめる先には複数のモニタ。
モニタにはホッキョクグマの「キャンディ」が映っています。
そう、キャンディが出産するかもしれないということで
毎日、毎日モニタとにらめっこしているそうです。
円山動物園ではホッキョクグマの「ララ」という偉大なお母さんがいるので、
子どもがたくさん生まれていますが、
残念ながら最近では他のメスでの繁殖実績がありません。
当然、ララ以外のメスの繁殖が期待されています。
市民の方、ホッキョクグマのファン、動物園のファンから
多くの期待でプレッシャーを受ける毎日。
何か一言お願いします。
とお願いすると
旅に出たい、と漢字を間違えて書くほどのプレッシャー。
オリンピックやワールドカップなど
国民の期待を受けるスポーツ選手は星の数ほどいるでしょうが、
飼育員でこれほど期待を受ける人は、多くないのではないでしょうか。
※左下の赤いまるっこいのがキャンディ。
赤外線カメラの映像を見ながら黙々と
キャンディの様子を書き込むイケメン飼育員。
ホッキョクグマが何時にどのような行動をとったかなど細かいデータを積み重ね、
次の繁殖に役立つようにしています。
動物園の役割の一つである「種の保存」。
動物園ごとに気候条件や飼育条件など違いがあって
円山動物園のデータ全部を応用できるとは限りませんが、
円山動物園で積み重ねたデータが
いずれ日本中に、そして世界中の
ホッキョクグマの繁殖に活かされるようになればいいな。と思っています。
去年生まれたマルルとポロロのように
キャンディも生まれてくる子もただただ無事であってほしい。
と思います。
と、話をしているとテレビの取材が入りました。
なのに、テレビカメラじゃなくて私のカメラに
イケメンスマイルを振りまいています。
いやいやテレビを見てる視聴者にお願いいたします。
忙しそうなので、イケメン飼育員がホッキョクグマの他に担当する
ナマケグマを見に熱帯動物館にいきました。
丸まっちゃっててナニモノなのかさっぱりわかりません。
その奥にはあられもない姿で寝ちゃってるライオン
かわいすぎる。。。
ちなみにダチョウはというと
見事すぎるほど一列に並んでました。
そういえば小学生のころ、
前ならえしたときってほぼ一番前だったな。
えらくもないのにエッヘンのポーズをとらなければならなかった過去。
当時はものすごくイヤだったのに、今となってはいい思い出かもしれません。
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