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冬プロレポート~冬の円山動物園から~

冬の動物園プロジェクト、略して冬プロのメンバーが冬の動物園の魅力を発信

冬プロレポート~冬の円山動物園から~

冬の動物園プロジェクト、略して冬プロのメンバーが冬の動物園の魅力を発信

2010年12月 の投稿一覧

クリスマス特別号Ⅱ

おはようございます。

それでは早速おはなしを・・・!

昨日の続きでトナカイです。

最初サンタのそりを引いていたのは8頭のトナカイでした。
前からダッシャー(Dasher)、ダンサー(Dancer)、 プランサー(Prancer)、ヴィクセン(Vixen)、ドンダー(Donder)、 ブリッツェン(Blitzen)、 キューピド(Cupid)、 コメット(Comet)です。
オス5頭 メス3頭の選ばれた特別なトナカイです。

後日「赤鼻のトナカイ ルドルフ」が追加することとなります。

ではそのお話を・・・!

生まれつき真っ赤な鼻をしていたルドルフは、その鼻の所為でいつもみんなに馬鹿にされ、悲しくて自信の無い日々を送っていました。
ところがあるクリスマス・イブのこと、8頭のトナカイ(既にトナカイの英雄として毎年世界中を駆け巡っていました)がサンタクロースを乗せて出発しようとしたところ、突然深い霧が立ち込めてきました。
「こんなに暗くては煙突を探すこともできない……」
サンタクロースは暗闇の中で出発することもできず、困り果ててしまいます。その時、8頭のトナカイを一目見ようと集まっていたギャラリーが、なにやら騒いでいるのに気付きます。
注目の的はギャラリーの中にいたルドルフ。その赤い鼻がピカピカ光っていたからです。
これだ!と思ったサンタクロースがルドルフに近づいていくと、赤鼻を笑われていると思ったルドルフは泣いていたそうです。そこでサンタはルドルフにお願いします。
 「君はみんなとは違う。でも、だからすごいんだ。君のピカピカの赤鼻はみんなとは
違うけれど、暗い夜道を照らすことができる。だから役に立つんだよ!」
その夜、先頭を走るルドルフの活躍によって無事にプレゼントが届けられ、一躍みんなが一番憧れるトナカイになりました。
あんなに嫌だった赤い鼻、コンプレックスでしかなかった赤い鼻のお陰で、世界中の人気者になったルドルフ。この年以来9頭でソリをひくようになり、その先頭で世界中に夢を運ぶお手伝いをしています。

ルドルフを先頭に9頭のトナカイたちがサンタクロースを乗せ世界中を駆け巡る日がどんどん近づいています。



さてまたまた長くなりましたね!!
この次は・・・ お昼過ぎにお話します。

クリスマス特別号

こんばんは。いよいよクリスマスが目の前に迫ってきました。

私はサンタの使いの者です。サンタに代わり「クリスマスについて」お話します。


なぜクリスマスツリーを飾るのか知っていますか?

クリスマスの代表的な風物であるクリスマスツリー。11世紀頃にドイツに始まったこの習慣は、17世紀はヨーロッパ大陸全域に広がり、1800年代にはイギリス、アメリカでもクリスマスを彩る風習として定着していった。ツリーにはモミの木、松、ヒイラギ、ヤドリギ、月桂樹といった常緑樹が使われている。葉が落ちず、1年中緑のままの常緑樹には「永遠の命」というイメージがある。冬の暗い闇の恐怖と戦い、闇を追い払うためのシンボルとして、ヨーロッパの人々は室内に常緑樹を飾り、自らを元気付けたのだと言われている。


次にクリスマスの食べ物について

日本に正月料理があるように、英語圏ではクリスマス料理や、クリスマスのお菓子がある。イギリスのクリスマス・ケーキ。初めて目にする人は大抵ぎょっとする。 日本のクリスマス・ケーキと違って、これは真っ黒いケーキなのだ。真っ黒いかたまりがお皿の上にボテッと座し、クリームがかけてある、非常にリッチであまりたくさんは食べられないが、美味。 薄力粉をベースに、卵・酒・ドライフルーツがたっぷり。1年ぐらいかけて作る。食べる時にはブランデーでフランベして、バターやクリームを好みでかける。
中に指輪や指ぬき、コインなどを入れて焼き、自分に切り分けられたプディングに何が入っているかで、占いをするところもあるそうです。 (指輪=早く結婚できる、指ぬき=一生独身で過ごす、コイン=お金持ち になれる、など。)



次はサンタクロースの紹介です。

サンタクロースには、そのモデルになった人物がいました。彼の名は聖ニコラス。4世紀に小アジア(現トルコ)の司祭でした。彼は、さまざまな奇跡で貧しい人々を助けたと言われています。例えば有名なエピソードの一つに、こんなお話があります。
財産を失い身売りをしなければならなくなった娘を、聖ニコラスは助けようとして、彼女が暖炉に干してあった靴下に金貨を入れました。そのおかげで彼女は、幸せな結婚をすることができたそうです。
そんな偉大な聖ニコラスの功績を称え、ヨーロッパでは12月6日を「聖ニコラスの日」とし、その前夜に子供に贈り物をする習慣があります。オランダでは聖ニコラスをジンタ・クロースと呼び、13世紀頃から「ジンタ・クロース祭」を祝いました。
そして17世紀になり、アメリカに植民したオランダ人が、現在のニューヨークでこの「ジンタ・クロース祭」を行い、「ジンタ・クロース」がアメリカ風になまって(?)“サンタクロース”と呼ばれ始めました。
こうして、サンタクロースは現在に語り継がれているのです。



サンタといえばトナカイが付き物。でも最初は・・・?

はじめはロバに乗っていました
セントニコラスは、プレゼント入りの大きな袋を持って、ロバや馬に乗って子供たちの家をまわっていたそうです。
それがトナカイのひくソリになったのは、1823年に出版された『A Visit from Saint Nicholas』(出だしの一節から『The Night Before Christmas』と呼ばれることも多い)という クレメント・クラーク・ムーアの詩に、8頭建てのソリに乗ったサンタクロースが描かれていたから。その後、そこにルドルフが加わって、9頭のトナカイがソリをひくようになりました。


長くなりました。でもまだまだお知らせしたいことはいっぱいあります。

この次はトナカイについてお話します。
お楽しみに・・・!!




只今クイズ製作中!

皆さんこんばんは。そしてはじめまして!
やっと自分のところにウサギちゃんが回って来ました
エランド担当の臨時職員の三川です!!

外はかなり寒いですねー、手がガサガサになりながらも頑張って飼育しております


ではではさっそく、冬プロブログということで
自分の割りあたったクイズラリーの製作風景を軽く書いてゆこうと思います♪

今回使うものはコレ↓

いわずと知れた紙粘土ですね。バッチリ書いてあります
紙粘土なんていつぶりに使ったか思い出せませんが・・・今の紙粘土はやたらと柔らかくて軽くて驚きました!

持ってるだけで手の跡が・・・


そして生まれたのがコチラ↓

見事なツチノコですね~。

・・・

いえいえ、もちろんそんなことはないですよ。ここからです!! ↓

爪楊枝をつまんで細かい作業。
楊枝を落とさないように慎重に・・・

なにせ手がガサガサなので・・・落としたらなかなか拾えません!

何度も落としましたが(笑


完成したのがコチラ↓

だいぶ形になってきました!もうわかりますかね?

後はコレに手足が付くと・・・






いきなり完成!!!
ワニですね! ワニに見えますよね!?

乾いてからも酷いひび割れもなく、なかなかうまく出来たのではないでしょうか。

しかし!自分の手は見事に割れております!!・・・痛い



後はこのワニに着色を施すのですが・・・
はたして自分に着色スキルがあるのだろうか!?と、思う今日この頃

これからこのワニの運命はどうなるのか(笑


まだ製作途中ですが、1月1日(元旦)から展示予定です。
このワニがどんな姿に変化するのか是非皆さん、確かめに来てください!!


茶⇒白

こんにちは!
「カメラの田中」ことまっするです!
まわってきましたウサギさん!
こども動物園ブログと同じように写真でごまかす中心で書いていきたいと思います(=▽=)


「冬も元気!」がテーマの冬プロ。
冬といえば雪、雪といえば白い、白いといえば…ユキウサギ!
来年の干支もウサギということで、ユキウサギでいっちゃいます!
見たことある写真もあると思いますが、ご了承くださいませm(_ _)m

円山動物園にいるのはエゾユキウサギという種類のウサギです。
「エゾ」というだけあって北海道固有のウサギです。


このような毛の色をしています。

さっき「白いといえば…」って言ってたじゃないか!
と、お思いの方!
焦らないでください。
実はこのエゾユキウサギ…夏と冬では劇的な変化を遂げるのです!
どのように変わるかはこちら


耳の先の黒い部分を残して真っ白になります!

不思議ですねぇ。
敵が多いのに木も登れないし、空も飛べない。
そこで野性のウサギは夏は土色に、冬は雪色になり身を守ることにしました!
他にも足の速さ、ジャンプ力にも定評があります!
小さな体で2メートル近くジャンプできます!
すごい!

換毛の途中こんな模様が出来たことも!


おでこにハート♪
見れた人はラブ運上昇です!


エゾユキウサギの赤ちゃん
生まれたときは茶色です




この子は「ピーちゃん」です
人懐っこいエゾユキウサギです!

ドサンコの森では4頭のエゾユキウサギを飼育しています!
今の真っ白できれいな色、春や秋の換毛中、夏の茶色。
いろいろな表情の見れるユキウサギに注目してみてください!


さぁ、次は誰の席にウサギさんをまわそうかな…
あ、若いのが一人いたなぁ。

大掃除!!

みなさん、こんばんは!!
10月から臨時職員でお世話になっている大道です♪


今年も残すところあと10日ちょっとですね~
毎年思うけどホントあっという間だったなぁ~=3=3


みなさんにとってこの1年はどんな年でしたか?
年女である私は寅年だけに、色々なことにトライできた1年でした!(笑)
様々な場面で自分に関わって下さった方たちに感謝感謝です☆彡 



さてさて、年末と言えば大掃除。
今年のガンコな汚れはグッパイ!!!!!そして、ウサギちゃんハロー♡ってことで今日はニワトリさんの鼻の穴の大掃除をしました!

子ども動物園のウサギ・ニワトリ広場の鶏舎には砂が敷いてあります。その砂やホコリなどがニワトリのちっちゃな鼻の穴に詰まってしまうことがあり、呼吸が荒くなったり、口で息をしたりしてしまいます(゜o゜)

その子たちをターゲットにハナク掃除スタートっ!!!!!


まずは、ソロちゃん(♂)

鼻の穴、ぎっしり詰まってますね~(汗)





綿棒だと大きすぎて取れず…
つまようじが大活躍!!



じゃん!!!!!!!!!!

ハナクソ取ったどぉー





こんなに綺麗になりました\(^o^)/
これで気持ち良く新年が迎えられますね♪





みんな、頑張ってくれました。ありがとう!!




大掃除のあと、私自身もスッキリとした気分になりました。
みなさんも今年の汚れは今年のうちにスッキリさせて、新たな気持ちでウサギ年を迎えられるといいですね♪
そして、子ども動物園の干支展に是非いらして下さい♡♡♡
お待ちしております。


次は、いつでも頼れる兄貴、マッスルこと田中さ~んよろしくお願いしまっす!





とほほ…

みなさんはじめまして~。
いやあ~わかってました。わかってましたとも。
昨日、背後から写真を撮られた時から次は自分の番だなって。
まさかウサギ置く気じゃ?って聞いたときの姉さんの楽しそうな顔。。
夢に出てくるんじゃないかってくらい怯えました…
とほほ…

ま、来てしまったもんは仕方ない。
ここは諦めてやる気を出していっちょ書きますか。

10月よりダチョウとシマウマの担当になり2カ月。
我が熱帯館もすっかり冬景色。


20101219-09.JPG


でも、中はさすが熱帯館というだけあって作業中は半袖でいいぐらい。
寒いの苦手な自分には助かります。




20101219-11.JPG


そんな熱帯館の中にあって円山といえばこれ。
マルヤマンのクリスマスバージョン!!
今しか見れないレアもんですよ。
見てない方はお早めに~




20101219-12.JPG


こんな鳥獣戯画風なのもあったりします!
うまっ!




20101219-13.JPG


さてさて自分の担当するダチョウさんはといえば…
いや~ほんとにデカくなりました。
あの小さくてかわいらしかったやつらは一体どこへ??
最近、囲まれてるとちょっと恐怖を感じる瞬間も(笑)

そんな彼らの今日はといえば…
外から屋内に移動する際、作業が詰まってる時に限って入ってくれない。。
『ダチョさんや~い(泣)』と心で叫ぶ飼育員なのでした。
写真がないのは…すみませぬ。
そこは新米飼育員のすること。
許してやってください。。。。





20101219-14.JPG


みなさん気になっているアムールトラのリングはというと。
まだ慣れない様子で…
うなり声をあげ威嚇されました。



20101219-15.JPG


隣にいるアイちゃんはといえば。
落ち着かない様子が続くものの、疲れたのか珍しくタイヤに頭を乗せ
寝そべっていました。




でわでわ。今回はこんなもんでいいっすかね。
次にウサギさんを回すのは誰かというと。
そう!朝から決めていました。
出勤した時、僕の机の上のウサギを見て
『次はだれにするんですか~?私じゃないですよね?』と言ったあなた!
僕にはしっかりあなたの心の声が聞こえました。
私に絶対置いてくださいというあなたの声がね。

でわ遠慮なく置かせてもらいます。

毎日がドキドキ体験っすよ。

皆様今晩は~。
ほとんど幽霊部員並みに冬プロには参加していないとゆ~に、何故か回って
きましたよウサギが!
ま、その憎ウサギがどこに鎮座ましましていたとかなんか、今更画像で見るの
も飽きていらっしゃるでしょうから、敢えてスルー。

さっくりと本題に入っちゃいましょうか~。

さて、皆様は『ドキドキ体験』って勿論ご存知ですよね?
動物に触れ合ったり、飼育員の解説を聞いたりとか色々あると思うのですが。

実は・・・飼育員も常日頃から、皆様とは違う『ドキドキ』を体験しているのであ
ったりするんですよ~。
(まぁ、担当動物によるとは思うのですが)

私の担当しているリスザルですが、現在妊娠している個体が数頭居ます。
中でも・・・



この写真では判りづらいとは思いますが、中央にいる子。
この子のお腹はか~なり大きくなっています。全体的にもどことなく貫禄が出て
きた感じもしますね。

毎年、大体11月末~2月頃に出産が続くのですが、今年はどうやら・・・・年末
年始辺りに第一子が誕生しそうな予感がするんですよ。

年末年始・・・・いや、無事に生まれてくれればいいよ。
でももしメイみたいに人工保育なんつ~事になって連日泊り込みとかになったら・・・確実に我が家は家庭崩壊します、えぇ、まぢで(笑)

そんな訳で、毎日毎朝ドームへ入る度にドキがムネムネと申しましょうか(古っ!)
実に心臓に悪いドキドキを体験しているんですね。

その他にもこども動物園内には、飼育員の心臓をぶち破るつもりかこら?みたい
なドキドキ体験があるのですが・・・・・まぁ、それに関しては追々にでも(にやり)


いつの間にか男っぷりが上がってきた『カンちゃん』
担当の欲目ではありますが美男子。



あ、そうそう。
メイは順調に群れに復帰しておりますよ。
とは言え、人工保育個体故なんでしょうが、非常に甘えん坊かつ暴れん坊です。

バックヤードではいたずらし放題。


私の頭なんざ、乗り物か足場ですよとほほ~い。

メイに関しては、折を見て別ブログで熱く語りたいと思います。
それまで暫く・・・・しばらぁく本当に気長に忘れるぐらい気を長く持ってお待ち下さい!


さて、これにて私の書込みは終わりますが・・・次のタゲはこやつにしようかと思っ
とります。


『自分にゃあ関係ないだろ』みたいな余裕の背中に、静かに忍び寄る憎ウサギ。

シムラ~、後ろ~!!

・・・・みたいな(うふふふふ・・・・・・)

頑張るおじさん。

とうとう回ってきました冬プロブログ 
ブログ初登場のカンガルー担当の本間です。よろしくお願いします!!

朝出勤して、この縫いぐるみを見て愕然! 
5分後に立ち直り いざ出陣!



さて、この応募箱は一体何に使われるのでしょう?
実は、ハイイロカンガルーのエリカ、お腹の袋の中に仔供がいるんですね。
で、その仔供がいつ袋から顔を出すか・・・。

はい、『カンガルーの赤ちゃん・初認日は何時だ?』クイズの応募箱なんで
すね~。
場所は、動物園センター受付前に設置しています。


この建物の中です。
応募の詳細も掲示しています。

皆さんご存知のカンガルー館です。
今月初めより お散歩も復活!

今日のエリカです。
様子を見ながらですが、エリカもお散歩に登場しています。
生エリカを見ながら、予想されるのもいいかも知れませんね?

実は・・・この初認日を当てられた方には、ななな、なんとぉ!
『エリカの仔供の命名権』が与えられるのであります!

初認日を考えるのと一緒に、是非良い名前も考えて下さいね!


最後になりますけど・・・。



この寝相、果たしてカンガルーが担当者に似たのか?
はたまた、担当者がカンガルーに似たのか?

この写真を見て、担当者も思わずカンガルー・・・・なんちって(笑)


これにて本間初ブログは一旦終了しますよ。
(これで暫くは回ってこないだろうと一安心)

さて、次は・・・・・・?

冬プロ16日目 アムールトラの『リング』来園

みなさんこんにちは
そしてはじめまして。
円山動物園のメガネ獣医2号です。

冬プロジェクト企画。
ブログ毎日更新の苦行?も16日目に突入。

休み明けで出勤してみると、ありましたよ。


ブログ当番のうさちゃん。
その愛らしさとは裏腹に見るものをブルーにさせる『毎日更新』の文字




いやー、存在は知っていたけど(冬プロメンバーだから知ってて当然なんだけど・・・)、思わず見なかったことにしようかと思いましたよ。

ただね、既に15日連続で更新しているわけで、ここで途切れさせると色々マズイわけですよ。
写真では見えませんが、これまで更新した人の名前を書いたメモがくっついていて、それもそこはかとないプレッシャーを感じさせます。

なので自らを奮い立たせてPCに向かっているわけです。



さて、冒頭から愚痴で始まりましたが、今日はしっかりネタがあるのである意味ラッキーです。
他の日に当たってたらネタ探しでエライことになってたかもしれません(笑)

というのも、今日はアムールトラのオス『リング』の搬入があるんですね。

これまで、円山動物園には『タツオ』という愛想のいいオスがおりまして、ドイツから来たメスの「アイ」とカップリングしておりました。

澄ましたカオのタツオ氏


グラビア風のアイ様

『タツオ』と『アイ』は仲も良く、『タツオ』自身も愛想がよくて人気の個体だったのですが、残念なことに子宝に恵まれず、ペアリング開始から5年が経過しています。



ご存知の方も多いかもしれませんが、野生のアムールトラは乱獲や生息地の減少、分断などにより生息数を減らしており、国内外の動物園などにおいて繁殖が取り組まれているところです。
メスの『アイ』はドイツ生まれの良い血筋ですが、もう8歳。脂の乗った?良いお年頃です。
今後の国内の動物園における種の保存のためにも、適齢期を過ぎる前に繁殖させなければなりません。

そのため、大変残念ですが、ペアの組み換えを行うという結論に至りました。
『リング』はこれまでに種付け経験のあるオスなので、繁殖の可能性もより高いだろうという判断です。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、12月14日に『タツオ』を帯広動物園に移動させており、本日、『リング』を搬入するわけでございます。

ということで、前置きが長くなってしまいましたが、今日はこのトラの搬入作業をご紹介したいと思います。

動物園職員にとって動物の移動はなかなか大変な出来事です。
どのように動物にとっても人にとっても安全に移動させるかということに頭を悩ませます。

移動させるための檻の材質や構造、どのように檻に入れ、またどのように檻から放飼場に出すか、考えなければいけないことがたくさんあります。
大型肉食獣となればなおさら慎重に行わなければなりません。

今日の計画は
①15時頃『リング』が多摩動物公園から、移動用の檻に入って到着
②『リング』を多摩動物公園製の檻から、円山動物園製の移動用の檻に移し替える
③円山動物園製の檻をトラの屋内放飼場に接合し、『リング』を放飼場内に放つ。

という段取りです。

②の作業は多摩動物公園製の檻がサイズ的に円山のトラの放飼場に接合させることができないために行うものです。
これをしないと、麻酔をかけて檻から出すしかないので、動物にとってのリスクが大幅に高まります。
輸送で負担もかかっているので、できるだけ自然な形で移動をさせたいわけです。


① 『リング』到着
予定では15時過ぎに円山到着とのことでしたが、飛行機の遅れのため、16時近くになって到着
ユニックで動物園の軽トラックに積み替えます。
写真は撮ってません。
というか撮り忘れました(笑)

② 檻の移し替え
今日の一番手間取りそうな作業です。
まず、檻を軽トラックごと動物病院の大型入院室に搬入します。



ちなみに軽トラごと入れたのは、移動に便利ということと、移し替える円山動物園製の檻の高さに合わせるためです。

次に、円山動物園の檻と接合です。
このときに檻がずれないように固定することが何よりも大切です。
太い針金や、固定ベルトなどを使ってがっちりと固定します。
手前の白い檻が多摩動物公園製の檻、奥の板を貼っている檻が円山動物園製の檻です。
20101216-08.jpg
ちなみにこの作業中、『リング』はひたすらグルグルうなり、時折吠えて我々をビビらせます。

がっちりと固定されたことを確認したら、檻の扉を引き上げます。
20101216-07.jpg

これで多摩の檻と円山の檻を自由に行き来できるようになったわけですが、これですんなりと移動するようなものではありません。
『リング』にとっても長旅でストレスを受けた後、たくさんの人がガヤガヤ作業する中に置かれたわけで、そんな状況の中、新しい場所(円山製の檻)に移動するわけがありません。

移動する先が広く周囲を見渡せるような場所であればまだよいのですが、暗くて狭い場所だと、なおのことそんなところには行きません。
こちらもそれがわかっているので、声をかけたり、音を出してみたり、えさで誘ってみたりと色々工夫するわけです。

ただ、今回の移動はあるものを使うことでとてもすんなりいきました。
それがこちら、エアーコンプレッサーです。
20101216-09.jpg

某係長の発案で使ってみたのですが、一発で移動しました。
下手すると移し替えるだけで何時間もかかるかもなどと心配しておりましたが、あっさり行き過ぎて逆に不安になったくらいです。

続いて『リング』の入った円山製の檻を熱帯動物館に移動します。
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まず、人力で屋外に出して、
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ユニックで釣り上げてトラックへ。
思えば今日一日で何度釣り上げられるのか。
少し気の毒です。


③ 熱帯動物館の放飼場へ

まずはトラックで熱帯動物館へ
20101216-14.jpg
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また、ユニックで釣り上げて降ろします。
20101216-16.jpg

そして人力で移動し、放飼場横の搬入扉に接合
20101216-17.jpg
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ここでも『リング』はグルグルうなり、吠え、周りをビビらせます。
檻越しなのにホントに怖いんです。
思わず腰が引けます。



興味があるのか寄ってくるリッキー氏
20101216-21.jpg

一方、何やら不穏な空気を感じているアイ様
20101216-22.jpg
ちなみに、いきなり同居させるわけにはいかないので、『アイ』を放飼場の手前側に入れた状態で、『リング』は放飼場の中仕切りの奥に入れます。

ここでも先ほど同様、檻がずれないようにがっちりと固定して、扉を引き上げます。
いつもならここでも時間を食うところですが、今日はコンプレッサーという強い味方。
一発で移動です。
コンプレッサー万歳。

扉の施錠を確認して作業完了です。
無事に終わってよかった( ̄o ̄;)


移動完了後の『リング』はというと、比較的落ち着いていましたね。
20101216-24.jpg
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一方で『アイ』はもう完全にご立腹のご様子
20101216-26.jpg
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しばらくは落ち着きそうにありません。



しばらくの間は新しい環境に馴らすため、『リング』は屋内放飼場の奥のほうで、『アイ』は手前側で飼うことになります。
「アイ」との同居ももうしばらく先になると思います。まずはしばらくお見合いですね。

同居がうまくいくこと、そして繁殖が成功すること、皆さんもお祈りいただければと思います。


それでは以上でトラ移動レポートはおしまいです。
長くなってしまってすみません。

明日は誰を当番にしようかな。

初めての雪体験?

ゆぅきやコンコン♪あられやコンコン♪
いゃぁ~ついに冬将軍の到来ですねぇ~!!
というわけで、ようやく私に冬プロブログが回ってきましたよ♪




え~っと今日は朝から大忙し!
最近人気者?のチビ達が写っている、ウィzooユーの限定発売特典、餌やり体験がありました。
当選者の方喜んでいただけましたでしょうか?



そして、先日はUHBスーパーニュースにて放送がありましたが、松本さんが取材に(#^.^#)
取材の内容は、チビ達の見分け方!
ってな感じなのですが、
撮映が始まると、最近のチビかなり馴れ馴れしいところもありチャッカリ松本アナの膝の上へ!!
きっと松本アナの動物好きと優しさに心を開いたのでしょうねっ。


ちょっとチビが羨ましいですが、まぁ、そこは女の子どうしの仲ということで!



今年は夏から異常な天気が続いて、冬になっても気温の変動が激しいため、前日は気温8度位あったにもかかわらず、今日の円山は日中でも最高気温がマイナス5度!!
ここ最近天気予報と、にらめっこばかりしている私・・・
なんで、そんなに天気ばかり?なのかってーと、早くデビューさせてあげたいじゃないですか
誰を???って


この可愛い子ちゃんをですよ(●^o^●)
アッッ!ところで、みなさんこの子誰かちゃんとわかりますか?
わかった人は赤鬼船長に言ってねっ!


以前からこのブログの中でもお知らせしていたとおり、初雪体験の日を
設定したいと思っていました。
そのためには、まとまった積雪が欲しい!
ということで、早く雪が積もらないかなぁ~と毎日天気予報とにらめっこ(-_-;)

そんで、ついにお待たせいたしやした♪
明日の午前レッサーパンダのリリィとライラ初めての雪上デビューってことに決定!!


これはちょとしたリハーサルの写真(笑)



あとは、せっかくなので朝までに、あと10センチは積もってぇ~~と思う私!
ココの初雪の時もそうでしたが、なんせ、雪の積もった枝の上を不安定に歩く姿や時々足を滑らせる姿、見ごたえありますよ!
もしかすると、初めての雪にテンションアゲアゲになっちゃったりすると、ココも含めて、3匹で転がりながらじゃれあう姿なんかも目撃できるかもねっ♪
テルテル坊主逆さまに吊るして雪降るようにいのらなきゃですよ!
早く見たいっっ!!\(^o^)/


ps
そうそう、明日ご来園下さる方、明日は最低気温-10度を下回りますので、ラクダの股引着用忘れずに♪




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