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かばくんに会った!
Posted by cocoiku on 2009年5月29日(金) 09:57
5月28日 木曜日
今日はおまちかね、ここいくスペシャルの日。
ところで、みなさん、
こんな絵本をご存じですか?
小さい頃、読んでもらったことがきっとあるはず。
「かばくん」
岸田衿子さく
中谷千代子絵
福音館書店
名作中の名作の絵本です。
キナコも子どもの頃に読みましたよ。
今でもボロボロになった本を大事にもっています。
それくらい、ウン十年前から読みつづけられている絵本。
今日は、帰ってきて、久しぶりに絵本を読み返しました。
だって、このシーン!
「あっ、たべちゃった!」
こんな「かばくん」に
みんなは会うことができたんです!
今日は、熱帯動物園のバックヤード見学の日です。
みんなを案内してくれるのは、獣医さんの向井さん。
向井さんが登場すると、
「えっ? 何もってるの?」
ポケットから次々出てくる、向井さんの道具にみな、
興味津々。
「これ何?」「あれ何?」
「トランシーバー何に使うの?」
「ああ、動物が檻から逃げちゃったときに連絡するんだ?!」
そんなことはありませんっ!
さて、向井さんの一言に緊張が走ります。
「今日はね、熱帯動物館に行きます。
飼育員さんや獣医さんがふだん働いて、
動物たちのお世話をしているところに入ります。
動物たちをすごく近くで見れるけど、
でも、その前に約束があります。
ぜったい、大声を出したりふざけない。
動物たちを驚かさないでください。
走ったりもしないで。
狭い階段があったりするから危険です」
真剣に聞く子どもたちの表情を確認して、
さあ、出発!
まずは、オオワシやコンドル、オジロワシの説明を聞きました。
円山動物園と言えば、オオワシなんだよ。
もう、なくなってしまったけど、
バーサンという推定年齢52歳のオオワシの飼育年数は
世界でも最長なんだって。
ここは熱帯動物館横。
何の建物かわかる?
動物たちのウンチをここに運んで堆肥をつくるんだって。
いよいよ中に入ります。
まずは、ゾウの飼育檻。今、ゾウは円山動物園にいません。
いつもは、柵のむこうからみているけど、今日は、柵の中にいるよ!
円山動物園には、
リリーと花子というアジアゾウが2頭いましたが、
1999年にリリーが、2007年に花子がなくなりました。
とっても長生きした2頭のゾウでした。
病気や怪我の治療の苦労や、
亡くなるときのゾウの姿の話に、みんな、じいんときました。
獣医の向井さんは、
動物園で働くことは、
生き物の死にむかいあう仕事でもあるんだよと話してくれました。
そのほか、エランドや、マサイキリン、カバ、ダチョウ、
マレーバク、シマウマを見て回りました。
ひとなつこいエランドのプッチョ。うるうるした瞳がすてきでしたね。
角も青銅のようにしっかりと威厳がありました。
カバのドンは、向井さんが来るとわかると、すりすりよってきて、
檻の向こうから、「撫でて~」というしぐさをします。
喉をぐーっとつきだして、檻によせてきます。
「よしよし」
向井さんが撫でてやると、
今度は、顔をおろして、
「がばっつ」と口をあけます。
みんな、もう大興奮。
「わあ、おっきい~!」
こんなにそばで見ると、
カバのピンクの汗もみることができました!
(汗腺はないので、本当は汗じゃないけど)
さて、見学が終わり、向井さんに挨拶。
「どうもありがとうございました!」
「しっかり約束を守れたから、
今度は、違う動物のバックヤードの見学もできると思います」
と、ありがたいお言葉も…。
子どもたちは、「よっしゃぁ~!!」と思わずポーズ。
見学を終えて、17時、先週の畑に行くと、
畑の達人、三浦さんと樋口さんが待っていてくれました。
「みんな、一週間ぶりだね。
今日は、畑の土を掘り返します。
そうやって、土をかきまぜて、やわらかくする。
それから、太陽の光で消毒をする。
土をほりかえして、酸素をたくさん入れてあげよう」
まず、見本。
三浦さんは、小学生のころから農家の仕事をやっていたんだって。
「みんなもここで畑作り覚えてね。
おいしい野菜をつくる畑作りしっているよ、できるよ、っていったら、
素敵じゃない?」
と、三浦さん。
みんなもやります。
おかげでやわらかな、いい土になったね。
いよいよ来週は植付けだって。
おっと、ほかの仕事もたくさんあるらしい!?
「来週は頑張って1時間くらい働くよ」
さて、あと残り30分。
森へ行こう!
何かいるよ~。
ほらほらミミズ!
今日もめいっぱい楽しみました!
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