札幌100マイル

ここいく ブログ

小学生放課後自然体験活動の様子です!

2009年05月 の投稿一覧

かばくんに会った!

5月28日 木曜日


今日はおまちかね、ここいくスペシャルの日。

ところで、みなさん、
こんな絵本をご存じですか?
小さい頃、読んでもらったことがきっとあるはず。

「かばくん」
岸田衿子さく
中谷千代子絵
福音館書店

名作中の名作の絵本です。
キナコも子どもの頃に読みましたよ。
今でもボロボロになった本を大事にもっています。
それくらい、ウン十年前から読みつづけられている絵本。

今日は、帰ってきて、久しぶりに絵本を読み返しました。
だって、このシーン!
「あっ、たべちゃった!」

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こんな「かばくん」に
みんなは会うことができたんです!


今日は、熱帯動物園のバックヤード見学の日です。
みんなを案内してくれるのは、獣医さんの向井さん。

向井さんが登場すると、
「えっ? 何もってるの?」
ポケットから次々出てくる、向井さんの道具にみな、
興味津々。

「これ何?」「あれ何?」
「トランシーバー何に使うの?」
「ああ、動物が檻から逃げちゃったときに連絡するんだ?!」
そんなことはありませんっ!





さて、向井さんの一言に緊張が走ります。

「今日はね、熱帯動物館に行きます。
飼育員さんや獣医さんがふだん働いて、
動物たちのお世話をしているところに入ります。

動物たちをすごく近くで見れるけど、
でも、その前に約束があります。
ぜったい、大声を出したりふざけない。
動物たちを驚かさないでください。

走ったりもしないで。
狭い階段があったりするから危険です」


真剣に聞く子どもたちの表情を確認して、
さあ、出発!





まずは、オオワシやコンドル、オジロワシの説明を聞きました。
円山動物園と言えば、オオワシなんだよ。
もう、なくなってしまったけど、
バーサンという推定年齢52歳のオオワシの飼育年数は
世界でも最長なんだって。





ここは熱帯動物館横。
何の建物かわかる?
動物たちのウンチをここに運んで堆肥をつくるんだって。






いよいよ中に入ります。





まずは、ゾウの飼育檻。今、ゾウは円山動物園にいません。
いつもは、柵のむこうからみているけど、今日は、柵の中にいるよ!

円山動物園には、
リリーと花子というアジアゾウが2頭いましたが、
1999年にリリーが、2007年に花子がなくなりました。
とっても長生きした2頭のゾウでした。

病気や怪我の治療の苦労や、
亡くなるときのゾウの姿の話に、みんな、じいんときました。

獣医の向井さんは、
動物園で働くことは、
生き物の死にむかいあう仕事でもあるんだよと話してくれました。






そのほか、エランドや、マサイキリン、カバ、ダチョウ、
マレーバク、シマウマを見て回りました。
ひとなつこいエランドのプッチョ。うるうるした瞳がすてきでしたね。
角も青銅のようにしっかりと威厳がありました。

カバのドンは、向井さんが来るとわかると、すりすりよってきて、
檻の向こうから、「撫でて~」というしぐさをします。
喉をぐーっとつきだして、檻によせてきます。
「よしよし」
向井さんが撫でてやると、
今度は、顔をおろして、
「がばっつ」と口をあけます。

みんな、もう大興奮。
「わあ、おっきい~!」

こんなにそばで見ると、
カバのピンクの汗もみることができました!
(汗腺はないので、本当は汗じゃないけど)

さて、見学が終わり、向井さんに挨拶。
「どうもありがとうございました!」

「しっかり約束を守れたから、
今度は、違う動物のバックヤードの見学もできると思います」
と、ありがたいお言葉も…。

子どもたちは、「よっしゃぁ~!!」と思わずポーズ。




見学を終えて、17時、先週の畑に行くと、
畑の達人、三浦さんと樋口さんが待っていてくれました。






「みんな、一週間ぶりだね。
今日は、畑の土を掘り返します。
そうやって、土をかきまぜて、やわらかくする。
それから、太陽の光で消毒をする。
土をほりかえして、酸素をたくさん入れてあげよう」

まず、見本。
三浦さんは、小学生のころから農家の仕事をやっていたんだって。
「みんなもここで畑作り覚えてね。
おいしい野菜をつくる畑作りしっているよ、できるよ、っていったら、
素敵じゃない?」
と、三浦さん。


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みんなもやります。


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おかげでやわらかな、いい土になったね。
いよいよ来週は植付けだって。
おっと、ほかの仕事もたくさんあるらしい!?
「来週は頑張って1時間くらい働くよ」

さて、あと残り30分。
森へ行こう!


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何かいるよ~。

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ほらほらミミズ!

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今日もめいっぱい楽しみました!

火曜日もハッたけ!

5月26日 火曜日

本日も、やっぱりいいお天気♪
みんな
毎日行いがいいんだよね、きっと。

もちろん
今日も美味しいおやつから
ここいくはスタートです。

本日は、さつまいもパン。



ほんとに美味しい!!
笑顔からもわかっちゃう!?



おやつを食べたら…
今日は5時前にマチアワセ!
だから
それまでいつもの森で遊ぼう!!

というわけで
ダーーーーと
これまた
いつものように森へダッシュです。



川に橋をかけようと
木の板を持ってきて、
挑戦するも断念。
長さが足りなーーーい!



森はすっかり僕らの庭です。
ごろごろと丸太の転がるところも
なんのその。
ひょいひょいと歩いていきます。



先週探検しつくしたカツラの木を通り過ぎ
今日は
新たなターゲット発見。
いろんな角度から
とにかく登りまくります。



途中は「天邪鬼」の話題で持ちきりでした。
なんでも
森を汚すと現れるんだとか…。


「おお!もう時間!!」

超特急で動物園に戻ります。
ここで
初めて出会ったのが
飼育員の中居さんとマッスルさん。

今日はこれから
ハッたけに行きます!!

何をするのかと言うと…

ビーバーのえさを作る畑で
みんなでちからを合わせて
ジャガイモを作ろう!
そして
作ったえさをビーバーに食べてもらおう!
という作戦なんです。

でも
これって簡単じゃない。
ちゃんと
最後までじゃがいものお世話ができるかな?
と尋ねると、一同挙手☆

よーし!
じゃあ、やろう!!

さてさて
今日のお仕事は
腐葉土を「人力ブルドーザー」で運ぶこと。
「やったことある!!」の頼もしい声が…。

動物園のずっと奥。
普段は飼育員さんしか入れないところに
案内してもらいます。

そこには、山。
これ、何??



実は、腐葉土なんです。
動物園で出てきた落ち葉などをためて
ここでたくさんの虫が働いて
畑にとってもいい肥料になってるんです。

スコップで掘り起こして
土のかたまりをよーーーく見てみると。
ぎゃああああぁ
と叫びたくなるほどのミミズ。
気持ちわるーい!
でも
これっていい土の証拠なんです。



この土を
どんどん「人力ブルドーザー」に積んで
ビーバー畑まで運びます。

 

女の子チームと



男の子チーム



畑にたどり着いたら
真っ黒なつちを畑に入れていきます。

今度は固い土をほぐすお仕事。
スコップを奥深くまで突き刺して
エイヤ!
とひっくり返します。



土はふっかふか。
こうやって
土をお日様にあてて消毒するんだって。

やさしく手で土を平らにしたら、
今日のお仕事は終了。



ほんとにいっぱい働いたね。
ありがとう!!
これから秋まで、ガンバロウ♪

畑づくりが始まった!

5月21日 木曜日

今日、札幌ははやくも夏日。
街の中は、アスファルトからの照り返しが暑くて、
空気がもわっと、まとわりつくよう…。

しかし、ここ円山は、緑が多いので、
森からはほどよい風が送られてきます。

さあ、今日は、どんなことが始まるかな?

「山に登りたい!」
とまっ先にいったのはMEI。

しかし、今日は、しゅんちゃんから、大事なお知らせが…。
「今日はね、実は大事な約束があるんだ。
16時45分にある人と待ち合わせがある。
だから、それまでに、ここに戻ってきたい!」
ということで、18分しかありませんが、森へGO!




HNAは「しりとり」をしながら楽しそうに道をすすみます。





短い時間ながら存分に楽しみ…






動物園プラザに戻ってみると、
おや? 誰だろう…?






飼育員の三浦さんと樋口さん。
子ども動物園にビーバーがいますよね。
そのビーバーにあげるエサを畑で作るんです。
おっと、先週、見たよね。
あの「ビーバー畑」です。

畑では「じゃがいも」を作るんです。
そして、そのお手伝いを、ここいくのみんなでするんです!

しかし、手伝うとはいえ、みな、心構えが必要。
三浦さんが
「みんな、目をつぶって。
いいかい、畑は土おこしからはじまって、いろんな作業がある。
秋の収穫まで、長いよ。最後までできるという人、考えて手をあげて」
というと、みんな静かに手をあげました。





「よく考えて手をあげてくれました。
それから、一つお願いがある。
このチームに名前をつけてほしい。
子どもたちだけで考えて、相談してつけてほしいんだ」






結局、これは次回までの宿題になったけど、
まずは、畑へ行こう!





今日の作業その1は、畑の雑草とり。
青いものはみんなとってね。
根っこからだよ。







とれた雑草をもって、次の場所へ…。
そこは、落ち葉がいっぱい。
落ち葉がいっぱいつみかさなって、発酵し、
黒っぽい土のような腐葉土となっているところでした!
そこに、もってきた雑草を入れます。

「クワガタの匂いがする!」とKEN。
「この下にはね、2000種類もの生き物がいるんだよ。
これがいっしょうけんめい働いてくれて、いい土ができるんだ」
と三浦さん。

「ちょっと手を入れてみてごらん」
と腐葉土を掘り返す三浦さん。

「おおっ、あったかい!」
と子どもたち。
この暖かさが、生き物たちの働いてくれている証拠。






この土をほって、一輪車に入れ、みんなで運ぶよ。
みんな順番に土を掘り、一輪車いっぱいにしました。
YSIもしっかり、一輪車を支えます。
「う~ん!!」
思いっきりふんばって土を入れるのはKAN。





それを畑まで運び、畑に平らにまきます。
みんな、手で平らにして!

せっせとするTAK。おっとミミズ発見。
ミミズくん、働いてね!






本日の作業は終了。
みんなご苦労さま。





来週はどんな作業がまってるかな?

森もにぎやか 子どももにぎやか

5月19日 火曜日

ここいくが始まってはや1か月。
1か月とはいえ、子どもたちもなんとなく
まとまって動くようになってきました。
お互い意識しながら動くっていうのでしょうか。
おもしろくなってきました。

さて、
今日は気温も上がり、活動には最高の日。
ここいくが始まる前に、円山を歩いてきました。




初夏の森はにぎやかです。
ぬけるような青空。


「今日はどこ行く?」
めめの声に、

「全部見る」
「ムリ!」
「フクロウ」
「爬虫類」
「熱帯動物館」
「おおかみ」

と、にぎやかな子どもたち。
意見をボードにまとめるのはSEI。





さあ、出発!

まずはフクロウ。
HARが鳴き真似をすると、フクロウが振り返ったりして。





フクロウやトビの檻の前に
何やら丸太があったり、
腐れかけた木が集められていたり…。
「虫がいるよ!」
とさっそく、いじるたがる子ども。

そこへ…。
「ちょっと、まったああ~!」
とあらわれたのは、飼育員さん。

どうもこの木は、台風で倒れたものを集めてここに運び、
これらが土に還るようにしているのだそう。
それで、この木は今、虫のすみかになっているから、
そのままにしておいてあげて、ということでした。

ところが、話がおわったとたん、
「飼育員さんですよね、カードもってますか!?
ください!」
ときた子どもたち。

「持っているけど、すぐにはあげない。
だって、君たち、カードだけに興味があるんだろ。
カードあげちゃったら、すぐどっかいっちゃうじゃないか!」

「ごめんなさい」
と素直にあやまるHYA。めんこいっ!

HYAの頭をなぜながら、
「オジサンは、サルの飼育員だからね。
サルの質問をしないとカードはあげないぞ!」






おお、ニホンザル担当の朝倉さんではありませんか!

朝倉さんはどっかと丸木に腰をおろし、
子どもたちとはなしはじめました。





「どうしてサルはニンジンを食べるの?」
「君たちはニンジン好きか?」
「好き!」「大好き」
「ええっ、オジサンは子どものころ、キライだったなあ」

「どんなサルがいるか、言える人!」
「チンパンジー」「テングザル」「スローロリス」
「チンパンジー」「「ピグミーチンパンジー」
「マントヒヒ」「メガネザル」
「ははあ、君、学校でメガネザルって言われているだろ。
オジサンもだよ!」

ニホンザルのカードをもらいました。
ノミとりをしてもらっているサルの写真でしたが、
「こうやってするんだよ」と実演。






そこに閉園を知らせる音楽が。
「おじさん、もう時間がなくなっちゃうよう。
森であそべなくなるよ」
と子ども。

「よっしっ!
森へ行ってこいっ!」
と元気に声をかけてくれた朝倉さんでした。


さあ、森へ行くぞ。






男の子のあとをどんどんついていくRIK。
木のまわりにみんな集まって思い思いのことをします。







MNOは誰かにかじられたドングリを見つけました。
「4つ見つける」と誓い、4つ見つけるまでは地面とにらめっこ。
見つけものの上手なNATもクルミ、ツル、ミニバナナ?のカツラの種、
ピーナッツ?!まで丁寧に見つけ出します。
そのごほうびでしょうか、またもやNATの目の前に、シジュウカラとヤマガラが
あらわれました。





森の中にいると、
風がどこから吹いてくるかわかります。
はじめ、梢の高いところだけが揺れていたのが、
木がざわめきはじめ、
こちらへ、こちらへと
そのざわめきが伝わってきます。

ざわめきが鎮まると、チチッという小鳥のさえずり。
次は何が起こるのかな。
じっとしているでけでも、
そこから離れられなくなるような、
わくわく感が初夏の森にはあります。






また先へ進んだぞ!

5月14日 木曜日

本日の木曜日は6人。
にぎやかになってきました。

まずはみんなが揃うまで動物科学館へ。

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「おなかへった~」
とTAK。
えっ、もう? 
「おやつ見てると、おなかへるぅ~」
本日はじゃがいも、黒米のおにぎり、きゅうりの酢漬け。





今日はどこ行きたい?
はい、スタート!
子どもは
とにかく駆ける、が基本らしいのです。
もう、見えない…。
まずは子ども動物園。


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おっとこれは何?
「畑だっ!」と喜ぶYSI。
畑作りが好きらしい。
「ビーバーの畑?」




そして、また走る!






円山動物園内には、こんなすてきな看板があちこちにあるんです。
動物たちのかわいい絵がちりばめられた看板。

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ゼニガタアザラシの赤ちゃんがお母さんのおっぱいをのんでいました。









今日はちょっとしたハプニングも。
だって、あんな走るから…。
KENが転んでしまいました。
痛いというKENにかわって荷物をもってあげるTKEとKAN。




さあ、気をとりなおして、
森へ行くぞ~。
今日はこないだより、先に行きますからね~。

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どんどん先頭を行くMEI。
階段登って、看板あるとこで待っててね~。
一番先に登り、みんなを待っています。


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マイぼっこをみんな拾い、
本日の一本!


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先週より、ちょっと先に進みました。

円山の森。
雨が降ったあとの森は、若葉の匂いに満ち、
木々はどんどん、どんどんテントのように、枝を広げていくかのよう。
あんなに、森の中には、冬の間の落しものがいっぱいだったのに、
いまでは、緑の若芽や青い苔がおおいかくしてしまいました。




雨の動物園

5月12日 火曜日


本日は雨…。
でも、「外に行く~!」と、
子どもたちは力をもてあましぎみ。

じゃあ、行きたいところ、言ってみて、
とカズが提案。

「クマ」
「鳥」
「爬虫類」
「マントヒヒ」
「森」

それを一生懸命書きつけるHNA。

じゃあ、この順番でいこう。
順番、忘れないでね。呪文のようにくりかえし、くりかえし。
「クマ・とり・はちゅうるい・まんとひひ・森、クマとりはちゅうるいまんとひひ…」




雨だって、元気に飛び出す子どもたち。






と、そこへ飼育員さんの姿。
「そういえば、動物カードがあるはず!」
「飼育員さ~ん、動物カードありますか?」





カードをもっている飼育員さんでした!
「はい、1枚ずつね」
みんな、ごきげんです。
「これがカードだぁ~」
「ペンギンだ!」


クマを目指す前に、ゼニガタアザラシのところへやってきました。
ゼニガタアザラシがえさのおねがり?
ぐっと近づいてきました。
こんなに近くで見れるなんて…。




熱帯鳥類館に行ったり、途中、園内に咲いている花の香りを楽しんだり。







シラネアオイも、うすむらさきの花をひらき、
雨にゆれています。

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しばし、休憩のあと、今日はちょっと薄暗い森へおでかけ。
梢から、ぽたぽたっと落ちる大きなしずく。
森が揺れて、またまた、ぽたぽたぽたっ…。
MNOがみつけたカタツムリ。「写真とる」ととってくれました。

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あっちには緑の芽。あっちには、シラカバの金色の尾状花。
気になるものをみつけながら帰ります。


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雨の森って、不思議な静けさがありますね。





春の森は気持ちいいっ!

5月7日 木曜日

ゴールデンウィークも終わり、
円山動物園にやってくる途中。

たった1週間の間に、森がこんなに若い緑で光輝いていました。
円山には、もわもわっと、春の大気が漂っている!
やわらかいパステルカラーの円山にしばしうっとり…。






森のなかに入ると、
木漏れ日がキラキラ。
いままでチョコレート色だった森が、
いつのまに緑の春に早変わりしたのでしょうか!

あらゆるものが、一気に動き出す北国の春。
変身は、突然訪れます。
お見逃しなきよう…。






1週間ぶりの「ここいく」ですが、本日、新メンバー・MEIもくわわりました。
少し早めに来たので、時間まで、
「そうだ、ゼニガタアザラシの赤ちゃん、見てこよう!」
ということで、海獣舎へ。

ジージーとミサキの間にうまれた赤ちゃん。
4月21日に生まれたそうです。
お母さんにぴったりくっついています。
プールから陸にあがるとき、
なかなか上がれず、懸命に体をゆすって、
はいあがろうとする姿がなんともいえずカワイイ。










さあ、もどっておやつにしようか?
などといいながら、帰る途中、トビを連れた飼育員さんに遭遇!





本日は子ども4人、大人4人。
新しい子もいるから、まずは名前を覚えるゲームをしてからね!




さあ、今日はどこ行こう?
YSIはまっ先に「サル!」と提案。
めめは「アザラシの赤ちゃん!」
ということで、
まずはサル山へ。

「一番、やる気のないサルを探そう!」
と、しゅんちゃんからお題がだされ、
みんなでサルを見ていくと…。





こんなのやら、






隙間にはまりこんで微動だにしないものなど…。


サル舎の横の展望レストハウスの1階に、
子ども用のクライミングウォールがあります。
サルの真似をしながら、ホールド(突起物)をつかみ、
横へ横へと移動していきます。
サルの気分はいかが?





次は海獣舎へ。
なんと、ゼニガタアザラシ一家のお食事タイム。
お父さんのミサキが、飼育員さんのひざをバシバシたたいておねだり。
赤ちゃんの頭もちょこっと水面からのぞいています。

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飼育員さんが
「ゴマフアザラシにエサやってみる?」
と声をかけてくださり、
エサやりもすることができました!

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「ホッケを遠くになげてね。
泳がせて食べさせるから」
と飼育員さん。

「エサくれ~」という顔で
水面から顔をだすゴマフアザラシ。
エサやりでニコニコ顔のKEN。









今日は、オオカミ舎で、シンリンオオカミの遠吠えも見れました。






時間があと40分しかないけど、
円山に行こうよ!


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「あっ!穴にラワジ虫がいっぱいいる!」
といって、子どもたちはかけより、
わいわい。
そばで「ぎゃあ~っ!」(めめの声)

森の中は涼しくて明るい。
「わーい!」
思わず走りだしたくなる気分ですが、
「みんな、ちょっと静かに。
そっとこっちに来て」
としゅんちゃん。

ササやぶのねもとに、
なんとコガタスズメバチの女王バチ一匹。

「越冬から覚めたコガタスズメバチだよ。
まだ巣作りはこれからだけど、活動をはじめるからね。
不用意に突っついて刺激をしたり、ハチがきても、手で払ったりしないように。
そっと動かずにいて、去っていくのを待つんだ」

「それから、これから森のなかに行くときは、
ぼうしを忘れずにね。黒い色は攻撃されやすいよ。
長袖、白っぽい服装をすること」


「刺されると死ぬ?」
と不安そうなTAK。
スズメバチについて話を聞くときは
みんな真剣です。
「森は楽しいけれど、こういう危険もあるからね」
としゅんちゃんが教えてくれました。

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「おっと、次はこんなものがあるぞ」
今度は何?

ウルシです。
ツルツルの三枚葉っぱが特徴。
「みんな、これを覚えて。
これに触るとかぶれてかゆくなります。
近くによっただけでもかぶれる人がいるから、
きちんと覚えよう。
はい、これはウルシだけど、これは違う。
これは違うけど、これはウルシ。
みんなぼっこをもって、ウルシをあててくださあい!」

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「今日は先週より、先に行くよ!」
と、先週の小川までたどり着くと、
しゅんちゃんの眼がまたまたキラリ。

「しっ!
普段だってなかなか見れないヤブサメが来てるっ!
あっ! その後ろにはヒヨドリが水浴びしてる!
みんながお風呂に入るように、鳥だって水浴びするんだよ」


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くっきり白いアイライン。
尾っぽが短い、カワイイ野鳥・ヤブサメ。
「シーシーシーシー」
虫のような声が聞こえてきます。

今日も素敵な出会いがあったね!





ここいくスペシャル 円山登山(2)

4月30日 木曜日

4月最後の木曜日。
木曜日コースのここいくスペシャルです。

円山登山にGO!
ということで、本日集合した子どもは4名。
KEN、TAK、YSI、TRAです。
小1・小2・小5の男の子です。
すでに集合した時点で異様な?盛り上がり。




木を見れば登りたくなり…。




はい、集合して。
これからスペシャルゲスト・宮本さんから今日の予定を発表。

「今日は何をするか、わかってるかな?」

「登山!!!」
「ぜったい登山」
「え~。やだ」

おお、すでにチームの分裂?
男の子チーム、大丈夫か?

「では、行けるところまでいきます。
まず、リーダーを決めよう。
リーダーになりたい人?」

「はいっ!」

「では、全員リーダー。
だから、みんながみんなのいうことをきちんと聞くこと。」




では、次に係りを決め。
山でみつけたいろんなもの、気になったものを写真にとって
ほしいんだよね。
それを撮る写真係をKEH。

「ぼっこ係がいいなあ」といったのはTAK。
「じゃあ、山の中を歩くときに、ちょうどいいぼっこをみんなにみつけてやること!」

「安全係」とTRA。
「列の一番うしろについて、みんなが危ないところにいかないかどうか、
ちゃんと見ること!」

YSIは地図係。
地図を手がかりに山道を行きますが、どっちをいくのを決めるのはYSI。
先頭を行きます。

みんな地図をよくみて。





さあ、出発。
森の中は生まれたての緑の新芽でにぎやかになってきました。
いっせいに目を覚ましたかのように、小さな花たちも可憐で上品に
咲きはじめています。







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撮影隊も快調?


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おーい、何かいるぞ~。
とすでに、道をはずれ、好きなことをみんな勝手にしはじめ…。


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まあ、ちょっと先に行こうやと道を行き…。

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冷たい水に手を入れて、どれだけ我慢できるかな?


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大きな木がある!
なにかあるよ!

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おっと、気がつけば、もう帰る時間?
「さ、帰る」とYSI。
「ええっ~もう?」とTAKにKEH。
「登山してないし~」とTRA。

はい、寄り道?で終わった今日の一日。
いいんです、寄り道で。

だって、みんな楽しそうでしたよ。
この次はまた先へ行こう。


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