札幌100マイル

RSS 爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

by zoohonda

zoohonda
プロフィール

本田 直也

◆ 1976年 札幌生まれ
◆ 1996年より円山動物園勤務
◆ 担当は爬虫類館と猛禽類のフリーフライト
◆ NPO法人日本放鷹協会認定 諏訪流鷹匠。

春から夏は爬虫類を求め、北海道、沖縄のフィールドワークへ、
秋から冬は愛鷹、愛犬と共に鷹狩りへと素敵な日々を送っている。

鷹やら犬やら爬虫類やらと山の方で暮らしている。


投稿したブログ数:395件

嵐の動物園にて。

いやー今日は最悪の天気でしたね。
園内もガラガラ、ほんと寂しい気分でしたよ。

まあそんな中、いつも通りコウモリ小屋の掃除をしてたんですね。
んでね、お客様の姿もなかったもんで、僕ったら歌を唄いながら作業してたんですよ。
ジュリーの「勝手にしやがれ」ね、しかもちょっとだけモノマネ気味に。

しばらく気持ち良く唄ってましてね。
気分も上々、ホウキでフンを集めるその動きも実に軽快だったわけですよ。
そしてね、サビも中盤に差し掛かった時ですよ。
ふと後ろに人の気配を感じましてね、さっと振り返るとそこにはお客様。
中年のご夫婦がにこやかな笑顔で、こちらを向いてたわけですよ。
アハ、ずっとご覧になってたんですね。僕のワンマンショーを。
もうね、びっくりしましたよ。ものまね王座で後ろからご本人登場みたいな感じでね。

「あっおはようございます・・・えへ」、2秒で顔真っ赤ですよ。
ほんとね、恥ずかしくて死にそうになりましたね。「恥ずかし死」寸前ですよ。
恥ずかしさのあまり目の前のコウモリを捕まえて、そのまま逃がしてしまおうかと思いましたからね。

とりあえず何が恥ずかしいってね、ちょっとモノマネ気味に唄ってたってことなんです。
しかもね、ちょっと似てるんですよ、僕のジュリーは。
そこがまた微妙に痛いんですね。
ほんとね、今思い出しただけでも胸をかきむしりたくなりますよ。
それくらいショックな出来事でしたね。

そしてご夫婦にきちんと謝罪できなかったことを後悔しております。
この場を借りてお詫び申し上げます。
本当に申し訳ありませんでした。



20080521-00.jpg

「我、関せず・・・・」

今夜は朝までふざけよう、ワンマンショーで。

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