札幌100マイル

爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

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2011年07月 の投稿一覧

センターラボから。

現在、は虫類両生類館内センターラボでは小さなクリーチャー達が大騒ぎです。
まずはミツヅノコノハガエル。
毎日のように上陸個体が出現しております。



この光景、まさにペガサスファンタジー。
円山三大百景の一つです、一見の価値ありですよ。



そして子沢山の母親個体。
この貫禄、赤木春恵を彷彿とさせる母さんっぷりです。



そして円山三大百景2つ目はこちら。
上陸したてのマダラヤドクガエル。


1cmにも満たない仔ガエル。
よく目を凝らして観察してくださいね。

親御さんはこちら。
まさに宝石、7キャラットの輝きです。



これら美しき両生類、残念ながら世界中で激減しており、脊椎動物の中でも最も絶滅に瀕しております。
欧米の動物園では2007年の国際カエル年をきっかけにより積極的に両生類の繁殖に取り組んでおります。
円山動物園でも、今後もこの貴重で素敵な生き物達の繁殖を継続していくつもりです。
そしてこれら幼生の育成、変態の様子などはセンターラボにてタイムリーにご覧になれます。
是非貴重な瞬間を目の当たりにしてくださいね。
ではまた。

あ、三大百景の3つ目は思いついたらお知らせします。



そして3ヶ月。

こんばんは、本田☆直也です。
は虫類両生類館もオープンから3ヶ月がたちました。
オープニングスタッフとして臨時で働いてくれた渡邊飼育員も任期を終え、
現在は研修で来ている遠藤先生がコオロギ、ネズミを引き継ぎ、爬虫類、両生類は僕が切り盛りしております。
まだまだ余裕の無い日々でございまして、時折、無表情で黄昏てる事もございますが、今後ともよろしくお願いします。

今年は円山の他にも旭山動物園、静岡の日本平動物園でも爬虫類館がオープンしております。
いよいよ爬虫類の時代が来たかと、やっと大ブームが来るのかと、日々ドキドキしているのですが、これが意外と来てない感じでしてね。
とりあえずもう少しだけこの根拠のない勝手な盛り上がりを一人で維持していきたいと思っております。

現在、は虫類・両生類館ではメニュー板を設置し、それぞれの給餌時間をお知らせしております。


最初は手書きでイラストなんかも加えながら、こじゃれたカフェ風メニュー板でお知らせしたいと思ってたんですよ。
でもね、僕は側頭葉の異常が疑われるくらい字と絵が下手なんですね。
ほんと何回やってもダメなんです、ゴニョゴニョ書いているうちに、最後はロゼッタストーンみたくなってしまうんですよ。
これじゃあお客様も解読できません。
それで結局味気ないテプラー&マグネットとなってしまいました。
誠に遺憾ではございますが、皆様ご了承願います。

メニュー板は朝にセンターラボ前に設置(金土を除く)しておりますので、お越しの際は確認してくださいね。
普段はピクリともしないクリーチャー達が驚くほどの動きを見せてくれるのは、この給餌の時と、展示場のガラスを拭く際に嫌がって逃げる時だけです。
彼らの新たな一面を知ることができる機会になると思います、是非来てくださいね。

それでは最後は、なんだかダラダラしているうちに結局地デジ難民となってしまった吉田飼育員の困り顔でお別れです。


ではまた。

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