札幌100マイル

爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

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2012年03月 の投稿一覧

お知らせ。

展示しているベーレンパイソン、食欲不良が続いているため一時バックヤードへ収容しております。



一度落ち着いた環境で管理し、検査、必要であれば治療を実施したいと思っています。
ファンの皆様、何卒ご理解程よろしくお願いします。




とりあえず彼が後釜になる予定です。


鳴かぬなら鳴かせてみせようヨウスコウワニ。



いやー実にエキサイティングでございました。
英国ロンドンZooではドアをドンッと強く締めて求愛誘起を行っているようです。
さすがに太鼓はないでしょうね。
たぶん初めての試みだったのではないでしょうか。

結果の詳細はこちらをご覧ください。
http://sapporo.100miles.jp/winter_pj/article/235

それにしても実験前に行われた茂呂さんのデモ、感動しましたね。
五臓六腑にしみわたりましたよ。
たぶん会場にいたほとんどの方が「実験は中止してこのまま演奏を聴いていたい」と思ったのではないでしょうか。
ええ、わかります。でもそうはいかないんです。
本場ガーナに留学し習得した技術、衝撃波と地響き、躍動感溢れる演奏でございました。
なんつっても僕が一番好きなチョコレートもガーナチョコですからね。
ほんと8秒くらいで1枚食ってしまいますよ。
ガーナあっぱれです。

ヨウスコウワニのペア、現状としては極めて弱い発情兆候が見られるって感じ。
はっきり言って全然ダメなんです。
そりゃそうです、環境が変わったのですからね。
新施設への順化、体内リズムの再確立、あと数年はかかると思います。
そんな状態でありながらも太鼓の刺激でメスは反応してくれましたね。
オスはいまいちでしたが、まあオスってのは本質的に神経質で弱い存在ですからね。
気長に待つしかありません。
ペアの条件さえ整えば絶対に効果は出ると思われます。
今後とも末長くお願いしますね。
ヨウスコウワニにはまだまだいろんな事が試せそうです。
鳴くまで待とうヨウスコウワニ。

求愛行動誘起実験行います。

明日5日午前11時よりヨウスコウワニ展示場前にて、求愛行動誘起実験を行います。
http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/topics2-580.html

円山動物園ではこれまで過去3回、ヨウスコウワニの繁殖に成功しております。
成功の大きな要因の一つとなっているのは、求愛行動を活発化させるために多用していた必殺の技「窓たたき」。

展示場のガラス面を叩くと鳴り響く大きな音と振動、これがワニ達が繁殖期に出す鳴き声にそっくりなんです。
それを聞いたワニ達も釣られて鳴き合いを開始、そしてどんどん盛り上がってそのまま交尾へと突入っていうのが一連の流れ。
これによっていつでも目の前で交尾が確認できるという夢のような技だったのです。

しかし新施設は建物の構造が異なるためこの技は使えません、だから当初より様々な方法を考えていたのです。
そこで手を貸してくれたのがAIR-Gさん。
旧施設においてのワニの声の録音とそれを使った実験、ヨウスコウワニ応援ソングの制作などこれまで多大なる支援と協力をいただいておりました。
そして今回実現したのが太鼓奏者、茂呂剛伸氏による太鼓音での求愛行動誘起作戦。
この太鼓音、ものすごくパワフルでワニの鳴き声に似ているんですから。
奇をてらった実験ではありますが、期待できますよね。

頼むぜベイベー達。


興味深い行動を目の当たりにできるかもしれませんよ。
では皆様、明日お会いしましょう。
レッツドラミング。




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