出産2。
Posted by zoohonda on 2009年10月22日(木) 00:25
こんばんは。
尊敬するブロガーは吉田飼育員です。
バックヤードで飼育中のシナワニトカゲ(Shinisaurus crocodilurus)が無事に出産しましたよ。
アルマジロトカゲと同様、この種も胎生種でございます。
出産日もほぼ予定通りで今回は4匹の赤ちゃんが誕生。
でもね、まだ腹に何匹か残っているんですよ。
これが自然界ならそのまま冬眠し、春にまた産み落とすのかもしれません。
リスクを減らすために出産時期をわざとずらしている可能性もあるわけです。
でもここでは温度を下げれないから出てこれなかった子達は生きていけないかもしれません。
母体に影響が出る前に早く出てきてくれればいいのですが、ちょっと不安ですね。
交尾は2月、この時期は皆さんお盛んでございましたよ。
でも結局出産にいたったのは1匹だけ。
他の♀達は未成熟卵の状態で排出してしまいました。
今回出産した個体。
これは8月の状態なんだけど、もう腹パンパンですね。
この個体、出産前の4ヶ月間は何も食べなかったんですよ。
まあこれだけパンパンなら入る余地はなさそうですね。
手のひらの上の赤ちゃん。
レッドヘッドでとても美しい、何とも言えない魅力を感じます。
あとこの赤ちゃんを見てすぐに感じたことがあるんですよ。
ニューギニアに生息しているアカメカブトトカゲの赤ちゃんとそっくりだなってね。
これがアカメカブトトカゲの赤ちゃん。
ね?そっくりでしょ?
系統的には異なる種なんだけど、暮らし方が少し似てるんですよね。
生態が似ていると、おのずから外見も似てくる。
こういうのを収斂進化(しゅうれんしんか)と言われております。
うん、たぶんそういうことだな。
無事に餌付けも終了、元気に暮らしておりますよ。
もうかわいすぎて頭がおかしくなりそう(吉田飼育員風)
じゃあ今夜はもう寝ようかな。
明日は会議があるんだよね(吉田飼育員風)