札幌100マイル

爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

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2013年01月 の投稿一覧

視点。

今日は「貴方の愛蛇写真展」の作品の中から特に印象に残った一枚を紹介したいと思います。
こちらです。


中国地方某県からの応募作品。

見ての通りどこにもヘビが写っていないのですよ。愛蛇展なのに。
たぶんここにいるんだろうなーってのはわかるのですが、ヘビの姿ははっきりとは見えません。
明らかに他の作品とはアングルが異なるんですね。

でもね、僕はこの写真を一目みて飼い主さんの心理に感銘を受けました。なぜなら僕と視点が一緒だからです。三度の飯やその他もろもろの次にヘビを愛してやまない僕と視点が一緒なのですから、この方は筋金入りの愛蛇家と想像できます。
 
察するところ、こちらの飼い主さんは飼育個体である「個」ではなく、それを取り巻いている「環境」と日々向かい合っているわけです。だからこのような写真になる。僕も昔っからそうなんです。これまで国内外あちこちの動物園に行っていますが、帰ってきて写真の整理をすると動物(個)が写っている写真がほとんどない。全体の飼育環境や周りの様子と、そこで飼育されている動物の「種名サイン」だけを撮影しているんですよ、無意識的にね。
だからこの写真を見て痛いほど飼い主さんの心理が理解できるんですね。
「おおー、同士よ!」ってな具合に。
偉そうに語ってしまいましたが、飼い主様、全然違っていたらごめんなさい。

では愛蛇展、徳田龍弘写真展も今週で終了です。
まだの方はぜひお早めに。


ではグッバイ。
ザ・グッパイ野村義男。

愛蛇展、感謝。

愛蛇展の応募締め切りました。



北海道〜沖縄まで多数の応募がありまして、展示スペースはほぼ埋まりました。
感無量です。

応募してくれた皆様、本当にありがとうございました。
最初は応募も少なく、これはヤバいぞと、これは完全に企画立案者の僕と獣医師高江洲二人の力不足が敗因だと、そのため僕は坊主に、そしてメガネ獣医師高江洲はメガネをコンタクトに変えてイメチェンを図る、という形で責任を取るしかないと思っていたのです。安心しました。
 
 今回の応募してくれた方々のメッセージを拝見すると、「俺のヘビを見てくれ!」という感じではなく「応募が少なく困っていると聞いたもので・・」的な応募が大多数でした。
 そう、北の方で困っている奴がいるぞということを知って「慈悲」の気持ちで応募してくれた方も多いのです。
皆さんの優しさにホロッときました、本当に感謝いたします。
日本に産まれて良かったです。

そして干支展期間中の日曜日に行っています、「2013北海道ヘビ詣」も毎週たくさんの方に来ていただき非常に好評です。
まだ来られていない方は、早めにヘビ詣を済ませてしまってくださいね。


先入観を捨て、実際にヘビに触れてみてください。
あなたの価値観がきっと大きく変わるはずです。
そうじゃなかったらごめんなさい。
では皆様、すてきな休日を。

緊急告知。

お知らせです。
http://www.sunpiazza-aquarium.com/contents/news/index.html
明日の14日、サンピアザ水族館にて15時からヘビの話をさせていただきます。
マリンガールのショーもありますので、是非遊びにきてくださいね。
ヘビの素晴らしさについて語らせていただきます。
ではレッツスネーキング。


ヘビノミクス。

皆様、あけましておめでとうございます。
本年も円山動物園をどうぞよろしくお願い致します。

正月3が日に配布しました「金運を呼び込む」というヘビ皮。


皆様はゲットできましたでしょうか?
一日1000枚限定で合計3000枚。
これが大人気でして、3日とも20分足らずで無くなってしまったようです。
たしかに世の中不景気ですからね。

このヘビ皮配布は円山動物園が打てる経済対策の中でも、最も効果が期待できるものでございまして、実は2009年にも円山流グリーンニューディール政策の一つ(二つ目は特になかった)として実行しているのですよ。
http://sapporo.100miles.jp/zoo_honda/article/163

しかしこの時はいかんせん枚数が少なかった・・市場を刺激するまでには至らなかったんですね。

でも今回は日銀もびっくりの3000枚。
この大量の公的ヘビ皮注入によって何かしらの効果は現れてくると思います。
そう、「アベノミクス」ならぬ「ヘビノミクス」です。
妙薬になるのか、劇薬になるのか、とにかく景気が上向くことを期待しております。
では皆様、2013年巳年はヘビ三昧でいきましょう。
じゃあ僕は仕事に戻ります。アデュ。

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