札幌100マイル

爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

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2013年05月 の投稿一覧

お知らせ。

えー昨日のアマガエルの件ですが、
http://sapporo.100miles.jp/zoo_honda/article/331

大変言い難いのですが、本日全個体の体色がグレーに戻っているのを確認いたしました。





昨日まであんなに澄んだペパーミントグリーンだったのに、今はもう煮物みたいな色になってます。
ほんと、はかないものです。あっという間です。
もしグリーンのカエルを期待して来られた方がいましたら、本当にすいません。

擬岩の圧力に完敗です。
これも生命の神秘です、どうぞご了承願います。

ニホンアマガエル。

苦節2年と半年、灰色だったニホンアマガエルがやっと緑色になってくれました。


ここの展示場の背景は灰色の擬岩。
アマガエルは保護色の機能を持っていますから、その灰色に合わせて体色を変えてしまうんですね。

でも元々ここは緑色のかわいらしい個体の他に、青や黄色の美しい色彩変異個体たちも暮らす空間だったんです。
しかし、そんなことも束の間、数日後には全個体が見事灰色一色に・・・
あんなカラフルでキャラ弁みたいにファンシーだった空間が、あっという間におばあちゃんが作った煮物ばっかりの弁当みたいな空間に。


いやー無念でしたね。
当然植物もたくさん生えています。でも負けてしまうんです。
地面はコケで覆われ、シダが生い茂っているにも関わらずカエル達はいつも灰色。
擬岩恐るべし、カエルに対して主張が強すぎ。圧力かけすぎです。

そう、ここの中では日々「植物と擬岩」「グリーンとグレー」という壮絶な戦いが繰り広げられていたわけなんですよ。

しかし今春、リョウメンシダがこれまでになくグングン生い茂り、背景の半分近くを覆いました。
するとどうでしょう、あんなに地味だったカエルたちが美しいグリーンに。
まさに図鑑でよく見るアマガエルがそこにいたのです。
有機物が無機物に打ち勝った瞬間、念願の風景でした。

では皆様、是非この図鑑で見かけるようなアマガエルらしいアマガエルに会いにきてくださいね。
ちなみに2匹だけです。
あ、あと明日にはまたグレーに戻っているかもしれません。
野生動物の能力って本当に素晴らしい。
では。






春。

北海道ゾーンのヘビたち、冬眠期間を無事に終え、通常飼育に切り替えております。


今年はなんだか気温が低く、円山に生息している野生の爬虫類たちはまだ活動していないんですよね。
こちらは一足お先に覚醒です。

爬虫類館横の桜はもうすぐ満開。



モクレンはもうすぐかな。



やっと春が来ましたね、ヘビたちもいよいよ活動期に入りました。


とりあえず冬眠中と同様、動かずじっとしていますが、間違いなく起きております。
では皆様、冬とはさほど変わらないヘビたちの春の様子を是非ご堪能ください。

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