札幌100マイル

爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

2013年07月 の投稿一覧

わくわく(湧く湧く)蟲ランド最前線。

いよいよ開催間近となってきました。
夏休み特別企画「わくわく(湧く湧く)蟲ランド」
http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/topics2-752.html

このイベントは「人間を含め哺乳類ばかりが主役顔して生きているけど、実際生態系を支えている動物の約85%はクモやムカデ、昆虫、ゴキブリといった蟲たちなんだぞ!」をスローガンに企画されました。

内容は45種を超える蟲たちの展示、節足動物や寄生虫の専門家を招いて毎週行われる講演、研究機関による最新の学術的知見のポスター展示、そして飼育員によるふれあいやスポットガイドとなっています。

それらを通して「生態系において重要な役割を担っているにも関わらず、嫌われがちで社会的にも日の目を浴びない蟲たちの魅力を伝える」ことがイベントの目的なのです。

現在たくさんの蟲たちが爬虫類両生類館のバックヤードにて控えております。
まあどこの動物園でもこういった仕事はたいてい爬虫類担当者の仕事と相場が決まっておりまして、僕も親身になってお世話させてもらっている次第です。

また今回の蟲たちは一般市民の方々が、このイベントのために提供してくださった個体も多く含まれております。
本当にありがとうございます。

では少しだけ、この蟲最前線の様子をお伝えしますね。

「閲覧注意」、美しい蟲達にとても失礼なのでこんな表現は使いたくはないのですが、様々な事情により今回はやむを得ず使います・・・
ここから先、苦手な方は「閲覧注意」です。



今回の主役のひとり、オオミスジコウガイビル(以下KGB)
20130728-08.jpg


「黒い殺し屋」という異名を持っていますが、意外と小さくて弱そうなヒヨケムシの仲間。



漆塗されたように美しい巨大クワガタ。



園内の森でひっそりと暮らしていた巨大クリーチャー。
でもこれ噂の外来種と思われます。北海道にも上陸してたんですね。
現在調査中。



メタリックに輝く世界一美しいとされるタランチュラ。



世界三大奇蟲(誰が言ったか知らないが)、3種とも控えております。



ヤスデリング。



毛ガニかと思ったら巨大タランチュラ。



ドキドキしますね。
開催までもうすぐです。
皆様、楽しみに待っていてくださいね。
ではまだまだ準備がありますので、今夜この辺で、おしマイケル。

狩野哲郎×本田直也 対談「動物たちの見えない地図」 

モエレ沼公園で7月26日から開催される「ガラスのピラミッド開館10 周年記念展 狩野哲郎 あいまいな地図、明確なテリトリー」の関連プログラムの中で、美術作家の狩野さんと対談させてもらうこととなりました。

狩野哲郎×本田直也 対談「動物たちの見えない地図」
http://www.sapporo-park.or.jp/blog_moere2/?p=1639

飼育員の視点から現代アートを語らせていだきます。
定員は80名で本日7月15日から受けつけ開始です。
皆様、是非ご近所ご親戚お誘いあわせの上ご参加ください。

開催日時
8月4日[日]14時~15時45分

参加費
無料

定員
先着80名 *要予約

会場
ガラスのピラミッド1Fスペース1、2Fスペース2

お申し込み
7月15日よりお申し込みフォームか電話(011-790-1231)、FAX(011-792-2595)で受付。
FAXの場合は、お名前、住所、電話番号、参加人数を明記の上お申し込みください。
*キャンセルの場合は必ずご連絡ください。

お問い合わせ
モエレ沼公園管理事務所 TEL: 011-790-1231

あのイベントが帰ってきた!円山スネークアート展5年ぶりに開催します!

円山スネークアート展は、動物園が様々なジャンルの作家さん達とコラボし、嫌われがちな爬虫両生類の魅力をARTの視点から伝えようというイベントです。
このヘビ年に、5年ぶりに復活することになりました。






詳細、申し込み用紙はこちらからダウンロードできます。
http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/topics2-753.html

過去2回の会場風景です。
陶芸、写真、イラスト、CG、、書道、木工、染物、俳句、模型、映像、版画など様々なジャンルの素敵な作品が400点以上も展示されてきました。











2008年度は札幌アリオさんでも開催。



爬虫類両生類がモチーフされた、様々な作品が一堂に会する素敵なアート展です。
今回もジャンルを問わず多数の応募をお待ちしております。

pageTop